看護師、やりたいんだったっけ? 自分史④ | ハッピーライフクリエイター ナースセラピストにゃおこのブログ

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みなさまこんにちはニコニコ

 

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自分史続きです

 

 

 

 

無我夢中の新人時代

 

コッソリと就職活動をし、無事看護師免許も取得でき、愛知県の大学病院で働くことになった私。

 

せっかくの大学病院なので、救命やりたい!ということは無く笑い泣き

 

私は実習先で症例を見ることが無かった難病系をみたい、と思いそちらを希望、無事希望の部署に配属されました。チュー

 

 

1年目はとにかく、仕事に慣れるのに必死。

 

今はどうかわかりませんが、(新人時代いつだっけ?と思ったら28年も前だわ~笑い泣き

 

その頃は大学病院も慢性期の病棟もあり、

 

難病系の珍しい症例の方は大学病院に入院されてることも多かったです。

 

 

今では有名なALSもその頃は殆ど知られていませんでした。

 

ALSは中枢性の神経から冒されていく病気なので、

 

カラダは動かなくなるけど、知能は保たれていることが多いです。

 

だから本人はしっかりしてるのに自分の意志で動いたりも出来ないし、

 

本来なら勝手にしてくれる呼吸が出来なくなっていく。

 

 

若いほど進行が速いと言われますが、

 

一度呼吸器を装着すると、知能はしっかりしてるのに動けない葛藤が長年続きます。

 

家族にとってもいつまでの闘病生活なのかわからないというのが実際です。

 

 

呼吸器をつけて存命されてる方もいましたし、

 

呼吸器装着を願わず、苦しくなってきたころには眠らせる方法をとってた方もいました。

 

 

呼吸器装着をした後は

 

ほんの少し動かせる指先だけでPC上に文字入力をして会話したり、

 

ほんの少し動かせる瞼を使って文字盤で会話したり、

 

 

ALS以外の他の症例の方でも

 

疾患が原因で痰が多く、でも自分で出すだけの力が無いので、気管切開をしているという方がいるんですが、

 

スピーチカニューレというのをつけると、気切部分を塞いで会話できるんですね。

 

それで会話を楽しんだり。(その後は痰が増えるので吸引します)

 

 

そんな病棟にいたせいか、

 

人生の最期をいかに生きるか

 

ということに興味がありました。

 

 

Quality Of Life (QOL)という言葉があります。

 

いかに人生の質を高めるか、

 

そしてQuality Of Dying (QOD)という言葉もあります。(End Of Life とも言います)

 

死にゆくまでの時間をいかに過ごすか、

 

 

そういうことを色々学んだ時期でした。

 

 

 

好きでこの病棟来たのに、1年3か月でVIP病棟に移動になってしまいます。

 

患者さんがVIPなだけで、疾患としては様々な人が来ます。

 

どちらかと言えば、消化器内科、消化器外科、循環器内科、のかたが多かったです。

 

 

外科系は未経験だったため覚えるまでは大変でしたが、

 

その後は、手術をして良くなって退院、という流れもあり、

 

それはそれで楽しい!と思うこともあったのですが、、、

 

 

 

 

本当にこれがやりたいことなのか

 

手術をして退院して、それで終わりかと思いきや、

 

また再入院してくる方もいますし、

 

手術をして再発無く終わり!という方ばかりでもなく、

 

これ、手術をすることに本当に意味があるのかな?というようなものもあったり、

 

悪くなったら入院して治療して、回復して退院するのに、また悪くなって入ってくる

 

いわば、悪くなったら病院行けばいい、という考え方の方もいたり、

 

 

反面

 

この頃は統合医療という考えも無かったので基本的には医師が進める治療法以外はさせてもらえないことが多いのですが

 

流石VIP病棟と言いますか、

 

民間療法をされている方もいて、

 

それは、へえ~!!なるほど!!そんな治療法もあるんだ~!!

 

と楽しかったです。

 

(枇杷の葉療法してた方がいて、こんにゃく温めて乗せてあげるとかしてた。一般病棟ではまず無い)

 

 

そんなこんなで急性期で手術バンバンして、ある程度で退院!という流れよりも

 

ターミナル期の方との時間を過ごす方が楽しい(語弊があるかもしれませんが)

 

ターミナルやりたい!と思うようになっていきます。

 

 

 

VIPは部屋が広く全個室のため、

 

一般病棟に比べると移動距離は多いのですが、人数は少ないため

 

比較的穏やかな人間関係でした。

 

一部の嫌な先輩はいましたが、とても良くしてくれる先輩の方が多かったです。

 

 

それでも、

 

やりたいこととの葛藤があって、

 

なんか違うんだよな~と悩むようになり

 

 

本当に看護師やりたかったんだっけ??と思うようになっていきました。

 

(あとは移動で来た新しい師長の考えと合わなかったのも大きかったと思います。

 

尊敬出来ない人の下で働きたくない、と生意気にも思っていました)

 

 

 

そもそも看護学校に進学したのも

 

親や先生に、「手に職をつけた方がいい」と言われ、

 

その頃看護師だけは嫌だな~って思ってたけど

 

公立の看護学校が一番学費が安い、という理由で決めた。

 

 

そのせいもあって、

 

仕事をして1年目2年目は無我夢中で、学ぶこともたくさんあったけど、

 

3年4年経って、少し余裕が出来たころに、

 

あれ??

 

これやりたいことだったっけ??

 

仕事ってそういうものなんだっけ??

 

となってしまいました。

 

 

 

 

3年目の壁を越えたけど

 

なんかもう、看護師(辞めて)いいかな~、、、と。

 

 

なんて言うか。。。

 

 

3年や4年働いたところで何がわかるのか、とか

 

生意気な、と思われるかもしれませんが。

 

 

 

病気が見つかったときに、

 

医者から与えられる選択肢が、

 

手術・化学療法・放射線療法、(この3つを三大療法といいます)というものが多く、

 

しかも緩和はもうほかの治療法はできないから、緩和を、、、みたいな流れでした。

 

 

本当は

 

三大療法と同じ時期に緩和を選んだっていいんです。

 

 

手術も、化学療法も、放射線療法も、

 

それだけで体力がかなり削がれます。

 

 

治療して思うような成績が得られなかった場合、衰弱するだけなんです。

 

 

それなら、体力のあるうちに痛みのコントロールだけして好きなことをできた方が良くないですか?

 

 

医者というのはどうしても、治療を優先させたがるんですが、

 

(医者からしたらそれが経験を積み重ねることにもなる)

 

その後の面倒を見るのは看護師です。

 

患者さんと一番近くにいるのは看護師です。

 

 

患者さんがあんまり治療に乗り気じゃないけど

 

医師がおっしゃるならとか、

 

本当はこれ(治療)したくないとか、

 

看護師に言ってきたときはもちろん、患者さんはこう思ってるようです、と伝えるのですが

 

結局は医師の前では言いなりになってしまう患者さんも多数いました。

 

患者さんの意志というより、周りの親族の意志で治療を進めるという流れもありました。

 


それに大学病院のVIP病棟は、医師に袖の下を渡す人も割といたりもしました。

 

 

患者さんに寄り添った看護をしたい、と思うのにできないジレンマや、

 

本当に必要な治療なのか??と感じることや、

 

緩和ケアよりは積極的な治療がメインな感じになんとなく、気持ちがついていかなくなってきたのです。

 

 

本当に、本人が望むことは何なのか?

 

看護師としてできることは何なのか?

 

そして看護師はそもそもが治療に関しては、医師の指示でしか動けない、そのことがとても悲しかったです。

 

 

そしてもっと患者さん側にも、自分のカラダのことなんだから、

 

医師に任せっぱなしにしないで!!と感じることも多々ありました。

 

 

長くなったので次回へ続きます。

 

 

 


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◇◇◇自分史◇◇◇
幸せだった幼少期 自分史①
暗黒の時代 自分史②
やっと解放された時代 自分史③


 

 

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