こんにちは。
今回は最初の停車駅 幸谷です。
設備等概要図
幸谷駅はJR新松戸駅との
乗換駅になります。
武蔵野線開業時にできた新駅(新松戸)
との乗換に便利なように移転しました。
その様子はまた後ほど。
幸谷駅
幸谷駅はマンションの1階にあります。
区画整理によって供出した旧駅の
代替地じゃないかと想像できます。
高層住宅と武蔵野線の高架に囲まれた
穴ぐらの奥のような駅になっています。
新松戸駅
改札を出て正面の鳥居を潜り抜けると
横断歩道の向うにハンバーガー屋があり…
路地の突き当たり
ハンバーガー屋の脇の路地の奥に
幸谷駅の看板が見えます。
幸谷駅
路地の奥まで進むとマンションの下に
ホームが見えてきます。
ここまで約150m・2分です。
(横断歩道が赤信号だと3分)
独立した駅舎は無く、出改札や事務所は
マンションの1階にあり、ホームは建物
の外側に沿って造られています。
昔の様子
この写真の頃はまだ駅らしい風情があり、
ひさしには駅名の看板がついていました。
踏切からエントランスへ
再び高架下をくぐり、踏切を渡ると
駅の入口になります。
流山側の踏切から
後追いになりますが電車を正面から
間近に見られます。
踏切が開いて歩き始める人の流れが
おもしろく、好きな撮影ポイントです。
安全確認する駅員の姿も印象的です。
(プライバシーには要注意)
では、一旦 馬橋に戻り、幸谷までの
途中の様子を見てみましょう。
馬橋停車中
隣の常磐線に比べると少々貧弱な線路。
最初の踏切
常磐線と分かれるところに最初の踏切と
跨線橋があります。
2号踏切
踏切は流山線のみ、跨線橋は常磐線も
一気に渡れます。
中央が一段高くなっているのは武蔵野
連絡線が勾配にかかっているためです。
最初の踏切が2号とはこれいかに?
1号は馬橋駅構内の外れにありましたが
常磐線の踏切が廃止されたとき、一緒に
廃止されました。
ちなみに常磐線の国電区間(上野~取手)
には北千住と日暮里~三河島間の2ヶ所
に踏切が残っています。(他路線の立体
交差があり道路の立体化ができなかった)
跨線橋から
流山線が分かれていく様子がわかります。
運がよければ貨物列車も撮れます。
ここでは子どもに電車を見せに来ている
ママ鉄の姿をときどき見かけます。
男の子は電車が好き
最近はジェンダーレスですが…
この後は民家の間を抜けると左車窓に
新坂川の桜並木が続きます。
(以前の回の記事をご覧ください)
桜並木が終わるところで 先ほど登って
いった武蔵野連絡線が交差します。
この付近は建て込んでいて撮りようが
ないので昔の写真でご覧ください。
立体交差
モハ1001
1つ前の写真と同じ場所です。
クハ52
モハ1101+クハ53
モハ1101
モハ1001
クハ53
旧幸谷駅跡から馬橋方向
立体交差の先も建て込んでいて
現在は撮影は無理です。
ここで幸谷駅の誕生から移転の話を…
なお、以下5枚の地図と航空写真は
国土地理院の閲覧用から借用し
書き込み・加工しています。
また開業や移転の日付は流鉄の
ホームページの年表を参照しました。
開業時の駅の配置
赤く塗った駅だけがありました。
大正5年(1916年)3月14日開業。
当然、武蔵野線・TXもありません。
中間期
赤城駅が開業(S8.4.1)
大谷口(おおやぐち)駅が廃止され
小金城趾駅が開業(S28.12.24)
幸谷駅が開業(S36.2.3)
小金城趾、幸谷の2駅は
現在地よりも馬橋寄りでした。
(赤丸の場所。白丸のところには
この時点では駅はありません)
現在
小金城趾、幸谷は流山寄りに移転し
現在地に落ち着きました。
小金城趾駅の移転はS42.4.30、
幸谷駅の移転はS57.1.10です。
幸谷付近(S36年)
常磐線を越えた東側が幸谷の集落です。
幸谷付近(S41年)
武蔵野線が迫ってきました。
5年前に比べ ずいぶん家が増えました。
流山線との交差部分に幸谷駅が、
常磐線との交差部分に新松戸駅が
それぞれ設置されます。
このころから区画整理用地になる田畑は
放置され 幸谷 変じて荒野になりました。
旧幸谷駅
停車中の電車はクハ53です。
ホームと後背地との境界はなく
自然に原っぱになっていました。
現在の様子
有料駐車場の奥からのぞいてみると…
なんと青いアパートと手前のブロック塀
が(補修されて)残っていました!
庭木も伸びましたね。
旧駅の跡地は区画整理に吸収されて
ビルが建ちコンビニになっています。
旧幸谷駅付近
この先も住宅やビルが迫り撮れません。
新松戸駅前の踏切
駅前ロータリーから西に延びる都計道で
流経大やマンション群に続く大通りです。
武蔵野線のホームから
西行きホームの先端から見た写真です。
現在は踏切のカドにもビルが建ち、
視野は狭くなりました。
建設中の武蔵野線
前の写真の書店の向かい側あたりから
撮った写真です。
インフラ工事が終わり試験列車が走り
はじめた頃。右端に新松戸駅のホームと
屋根の赤い支柱が見えます。
同じ写真のトリミング
EF15は新坂川の橋梁の上、
クモヤは流山線の交差上にいます。
高架の脚の隙間奥に常磐線も見えます。
現在の同じ場所
同じ角度では撮れっこなくて
前述の踏切からビルの隙間越しに
覗き込むのが精一杯でした。
幸谷駅到着
我が電車も再び幸谷駅のホームに
すべりこみました。
今回はここまで…
本日もご乗車ありがとうございました。