常磐線 武蔵野線の交差点 | きゅうの鉄道写真館

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きゅうの休憩室から鉄道関係を移設しました。
ドールに興味のない方はこちらで。


1 府中本町行き

こんにちは。
流山線の途中ですがちょっと寄り道。
資料整理中に武蔵野線の古い写真が
大量に出てきた結果、なつかしくて
つい興味が移ってしまいました。
流山線ってちょっと地味ですし…
流山線にはこのあとまた戻ります。


常磐線と武蔵野線の交差する地点には
武蔵野線開業にあわせて乗換駅として
新松戸駅ができました。
なお、今回は写真の枚数が多いので
説明のためナンバーをふってあります。




《新松戸》


2 常磐線
快速線にはホームがなく、通過です。
緩行線のみ停車します。



3 武蔵野線 西船橋行き
開業時は101系の中古を防炎加工のうえ
使用していました。(1000番台)
写真の2・3両目線路間に見える
ガードの下が常磐線になります。


4 新松戸駅正面
事務所や出改札、その他設備も含めて
すべて武蔵野線の高架下にあります。
駅名と両線が交差する様子を合わせて
撮りたいところですが、全体が
見える

場所はありません。


5 ストリートビューより
(この画像の権利はgoogle streetviewに帰属します)


見える場所がないか探してみましたが
このくらいがせいいっぱいの感じです。
今思えば、駅前に何もなかったときに
1枚くらい撮っておけばよかった。
しょうがないので航空写真と地図で
ご覧いただきましょう。
(以下の航空写真・地図は、すべて国土
 地理院閲覧用から引用・加工しました)


6 新松戸駅 R1.6.17
ご覧のとおりビルが密集しています。
そもそも駅正面が高架下ですし…
流山線を黄色の点線でいれましたが
こちらも線路際まで建て込んでいます。



ところで列車は直角には曲がれないので
前後の駅(北小金・南流山・馬橋)から
分岐して連絡線で結ぶことになります。
隣接駅との位置関係と連絡線のルートの
航空写真と地図を調べてみました。


7 ジャンクション


8 航空写真 S.45.4.23


9航空写真 S.47.12.17


8の写真では新松戸駅も馬橋方面の
線路もできていません。
9では新松戸駅が完成し、
馬橋方面の線路もつながったようです。
田んぼも埋立てられ区画整理が始まって
いるように見えます。 武蔵野線開業は
S48.4.1なので4ヶ月前ですね。




《試運転 始まる》

10 架線試験列車
新松戸駅西側で待機する試験列車です。
開業の1年くらい前だと思います。
当時、都内東の外れの下町に住んでいて
ニュースか何かで試運転が始まったのを
知り、同級生と自転車で見に行きました。
着いたとき、ちょうど運よく試験列車が
ここに停まっていました。
持っていった父のカメラに残っていた
カラーフィルムの最後の1コマです。
以下モノクロになるのはお小遣いの都合。
動いている姿も撮りたくて先回りします。


11 新松戸を遠望
列車は築堤と高架の境目付近にいます。
高架のどん詰まりが新松戸です。


12 架線試験列車
編成を見ていくとEF15に続き トラ70000
試験電車、DE10、EF15と連なります。
EF15のナンバーは読み取れません。
DE10は電源が落ちたとき用でしょうか。


13 クモヤ493


14 クモヤ492
2両のクモヤは元は交直流電車の試作車で
1960年にクモハ51を種車に誕生しました。
1964年 再改造されて架線試験車に
生まれかわったものです。


15 DE10 534


16



17
試験列車はゆっくりと(たぶん)
通過していきました。 というか…
撮影は夢中で何も覚えてない。
もう○十年も前の中学生の頃のこと。


しかしいくら撮影のためとはいえ、こんな
ぐちょぐちょ沼のような場所(放置された
田んぼ跡)によく入って行ったと思います。
16、17の列車下の地上の白いコンクリは
道路(アンダーパス)の擁壁です。
線路と同時に作らないと後では大変なので。

こうして見ると本当に何もない広ーい場所に

自由に線路を敷いた様子がよくわかります。

まさに模型的ですね。


18 撮影地の航空写真
丸印の場所から試験列車を撮りました。
あぜ道の角度やアンダーパスの見え方、
変電所の位置からこの辺だと思います。



《南流山の分岐点》
今回は南流山から常磐線への分岐を
ご覧いただくことにします。


19



20 線路配置
国土地理院の地図は最大倍率にすると
線路配置まで見えます。


ここからは その後の様子です。
その後と言っても15年くらい前、
旧国鉄型が消えはじめたころです。
カラフルでバラエティ いっぱいで
撮っていて楽しかったな。



21 22

新松戸方面への本線です。
写真11の築堤と高架の境目のところです。
写真18では右下の矢印付近です。
すっかり建て込んでいます。


23 カーブの反対側から
写真17のカーブを曲がりきった所です。
写真18では左上の矢印付近になります。
線路が4本見えますが、右から順に
・南流山方面 本線
・同 常磐線からの連絡線
・新松戸方面 本線
・常磐線への連絡線
103系は南流山方面の本線を走行中です。


24 常磐線から来た「ゆう」


25 両渡りから本線へ


26 南流山を望む
奥の103系は南流山を発車した直後です。
3本ある線の真ん中は待避線で折返しや
追い抜かれるときに入ります。
地上子の付近が新松戸・常磐線方面への
停止位置になります。


線路の向こう側から見ると…


27 新松戸方面行き
後方奥のほうに停車中の貨物が見えます。


28 EF651038
中線で退避していた列車です。
渡り線で列車が屈折しています。


29 EF5861


30 夢空間
渡り線から直接本線へ進入しました。
大回り一周の団体貸切だったと思います。


大体はこの辺を通る臨時列車はディズニー
関連か正月には成田山が多かったです。
ゴタクばかり並べても疲れてしまうので
ここからは写真中心でご覧ください。





31 32 33 34
写真34は 修学旅行 と表示しています。
行先はもちろん夢の国でしょうね。



35 36 サザンクロス
はるばる九州からやって来ました。
折返し運転の都合で前後に機関車が
連結されています。


37 シルフィード
新潟からです。



38 東武日光乗入れ用カラー


39 モントレー色


40 あずさ・かいじ色



41 42 水戸・土浦から夢の国行き



この界隈は旧国鉄型特急電車が

最後に活躍した路線でもありました。


43 489系


44 ドリーム号


45 ムーンライト



46 47 旧国鉄型のフォルム
489系のヘッドマークは「臨時」
だったのでちょっと残念でした。




《現代の試験車》
開業時には写真の架線試験車とは別に
軌道試験車、建築限界測定車も走らせ、
全般的な検査を実施したはずです。
現代はこれらの検査をまとめて一発で
可能にする優れた車両が登場しています。




48 49 50 イースト アイ
デビュー直後の Easti-E です。




51 記念券
昭和48年4月1日、真っ暗なうちに
新松戸まで自転車をこいで来て
(まだ電車が動いてない)
開業初日の初発電車に乗りました。
(当日はとくにセレモニーなどはなかった)
府中本町まで往復した車窓風景の感想は、
「ずーっと田畑ばっかり」 でした。
(手前の硬券についてはまた後で)


52 クモヤ493


53 クモヤ492
形式図は誠文堂新光社のガイドブック
からお借りしました。
図の反対側(非公式側)の窓・扉は
ほぼ種車クモハ51 そのままです。


ちょっと息抜き、のつもりで書きはじめ

ましたがかなり息苦しくなってきました。

まだ北小金と馬橋も残ってるし、
このネタもどつぼにはまった感じです。
もっと気軽に書けるといいのだけど…


(続く)





本日もご乗車ありがとうございました。