1 北小金 常磐快速下り線合流
こんにちは。
このところ全国各地で降雨による
災害発生のニュースが増えています。
被災された方々には心から
お見舞い申し上げます。
梅雨の末期は特に災害が起きやすい時期、
まだまだ油断できません。
自分は大丈夫、などと思わずに
心がまえも含めて準備が大切ですね。
では 前回に引き続き常磐線 武蔵野線の
ジャンクションについてご案内します。
2 ジャンクション
(今回も地図・航空写真は国土地理院の
閲覧システムを利用いたしました)
《北小金の分岐点》
常磐線 柏・我孫子方面からの分岐です。
まずは写真でご覧下さい。
3 4 5 常磐線→武蔵野線 貨物列車
常磐快速線の上りから武蔵野連絡線に
分岐して立体交差の勾配を上って行く。
6 分岐と立体交差
分岐側の制限速度は70km/hです。
武蔵野線は上り勾配、常磐線は下り勾配
プラス・マイナスで交差のクリアランス
をとりやすくなっています。
7 長いポイント
制限70の場合、標準は20番だそうです。
トングレールも長いのでたわまないよう
中間にもリンクがついています。
ポイント通過後、上り勾配になるため
高速型のポイントを採用しているのだと
思います。
EF81は武蔵野線→常磐線の貨物列車です。
本線への合流はホームの反対端のほう。
8 EH500-23
北小金北口跨線橋の上から見ています。
右から武蔵野連絡線、常磐快速線下り、
常磐快速線上り、常磐緩行線下りです。
跨線橋をくぐると本線に合流します。
9 EH500-1
今度は常磐快速上り線の真上から写真8
の反対側、柏方向を見たところです。
左は下り本線に連絡線が合流する部分。
こちらは徐行で進入するため
普通のポイントです。
北小金は複線から複線で分岐するため、
一ヶ所 交差が発生します。
そのため常磐快速上り線から南流山方面
の線路は高架橋に上っていきます。
では高架橋を見にいきましょう。
10 高架橋立ち上がり部分
ここから撮影すると4本の線路のうち
3本が後追いになるので良くない。
(緩行線下りのみ前から来ます)
11 北小金方向を見る
高架橋がぐんぐん上ってくるように
見えますが、実は本線も下っているので
一気にクリアランスをかせげています。
手前から常磐緩行線上り、緩行線下り、
快速線上り、武蔵野連絡線。
架線柱やケーブルが支障して高架橋を
上る列車は撮れません。
12 13 踊り子
185系踊り子も過去の列車になりました。
踊り子の後追い最後尾のところ、
ここから快速線下りは高架下へ潜ります。
高架橋はここがピークになります。
高架の向こう側を見てみましょう。
14 415系 常磐快速下り線
手前から、武蔵野連絡線 柏方向、
快速線下り、武蔵野連絡線 南流山方向。
15 EF80 常磐快速下り線
高架橋の下をくぐった直後です。
EF80引退記念列車。(ひどい雨だった)
16 高台から交差部を遠望する
高架と手前の線路が右へそれていきます。
高架を潜り左へカーブするのは快速下り線。
ここもケーブル類が密集して撮れません。
さてここからは、建設直後の写真で
ご覧ください。
(現在は建て込んで見えないので)
17 常磐線と分かれる部分
並行する部分では常磐線の築堤上に高架
がありましたが、分かれた地点から
高架橋は平地上に飛び出すため
高さが2倍になります。
18 ひたち
田んぼは埋立てられ区画整理を待つ状態。
南流山方向の高架は高度を下げてきます。
19 試験列車
高度を下げてきた高架は柏方向と高さが
そろい、流山線と新坂川を越えて
高架橋から築堤にかわります。
(高架をくぐる流山線が見えます)
20 流山線との交差
この写真は北小金からの高架と流山線が
交差するところを撮ったものですが、
おもしろい航空写真を発見しました。
《流山線との接続》
21 昭和45年4月23日
22 昭和46年4月23日
23 昭和47年12月17日
まず21の写真を見ていただくと、何やら
線路的な微妙なカーブが見えます。
北小金からの線路と並行部分はまだで、
新坂川にはフタがされているようです。
続いて22の写真では…
北小金からと馬橋からの線が交差する
手前に分岐があり新坂川を渡り流山線に
接続しているように見えます。
そして23では跡かたも無く消えました。
おそらく工事用の車両や資材の搬入用の
仮設の線路だと思いますが、流山線を
経由していた時期があったというのは
興味深いですね。
24 流山線の分岐付近
私が見に行った時(47年の春休み)には
すでに撤去され 道路が通っていました。
どんな車両が通過したのか想像すると
楽しいですね。
《馬橋の分岐》
こんどは馬橋に向かって
連絡線をたどっていきましょう。
25 南流山から馬橋への連絡線
新松戸への本線との交差の下から
南流山方向を見たところです。
原っぱの中に忽然と線路があり、
まだ柵などなにも無い状態だったので
ちょっとのぞいてみました。(ごめんなさい)
左奥の白いコンクリの所が北小金からの
線路との立体交差です。
26 航空写真
左上の交差部分が前の写真を撮った
位置です。
黄色の点線は流山線。
27 28 現在の様子
写真25の内側です。
本線を潜った線路は徐々に築堤を上り、
北小金からの線路と合流します。
また、この位置から後ろの方向へ
本線を馬橋方向に潜り抜けた付近から
複線は1本に収束し単線になります。
29 新坂川に沿った区間
新坂川を渡ったところから流山線との
交差の手前まで短い距離ですが
見通しが利く区間があります。
30 流山線との交差
この辺も現在は家が建て込んで
もう見えないので古い写真で。
31 常磐快速下り線との交差
ここも今は見えません。
32 跨線橋から
流山線2号踏切の跨線橋から新松戸方向
を見たところです。
常磐快速下り線と交差し、上下線の間に
高架を下ってきました。
33 馬橋方向
同じ場所から馬橋方向を見たところ。
もう間もなく地上におります。
34 EF64 37
高架から下ってきました。
常磐快速線の上下線の間になります。
流山線の馬橋駅から撮った写真です。
南流山・北小金・馬橋とジャンクション
の連絡線を巡ってきたわけですが…
この区間を列車で通行するには
JR貨物の機関士になるしかない、かと
思いましたがもう一つ方法あります。
それはここを経由する臨時列車に乗ること。
しかし遠くからくる列車がほとんどで
けっこうハードルは高いです。
ところがこんな列車がありました。
35 36 貨物線を走行の旅
上野から首都圏の貨物線を巡って
両国の低いホームに至るマニアックな旅。
ときどきブログにも登場する鉄友の
SUNちゃんが乗車したときの資料です。
(彼は乗り鉄と模型鉄です)
駅名をたどると本当にディープな世界。
こういうツアーが成り立つのですね。
《撮影した列車たち》
これでひととおり線路をめぐりました。
この後は成田山詣をはじめ臨時列車や
懐かしい列車をご覧ください。
37 38 レインボー
常磐快速下り線を直進しました。
39 40 サロン佐渡
目の前の渡り線で武蔵野連絡線(3本目)
に転線しました。
ちょうど機関車どうしがすれ違うところ
対向列車(快速上り線)が気になります。
41 EF5889+白樺
成田へ参詣客を送り届けた回送です。
この日は西口の跨線橋の下にマイカー
(自転車)を置いておき、パック撮影後
江戸川鉄橋へかけつけました。
42 サロン佐渡
南流山で十数分停車したので追い越して
もう一度チャンスがありました。
43 EF62 46
信越線経由のお客様 サロンEXP東京
44 EF5861+白樺
この日はパックでなくロクイチだった。
いま思えばとても楽しい日々だったかも。
(仕事は閑散期で有休を使いまくった)
45 連絡線の終端
北松戸の競輪場付近で常磐線に合流します。
常磐快速上り線の信号待ちで停車する列車
を見かけますが、その間に馬橋の渡り線
からは武蔵野連絡線に進入可能です。
46 EF65 2091
47 シキ801
線路沿いの道から停車中の列車が見える。
見慣れない列車もたまに停まってました。
48 みちのく
工事中の新松戸駅ホームの鉄骨が
奥の方 列車の上にチラと見えている。
49 103系1000番台
写真48と同じ位置で後ろを見る。
複々線化は昭和46年4月に完了。
新松戸駅開業より2年早かった。
50 51 夢空間
写真49の103系1000の右の森部分を走る。
背景がビルの森になった。
52 EF58 89+12系(北小金)
53 ナコ座
54 パノラマアルプス
55 ゆう
56 EH500-901
57 6000系
複々線開業時から乗入れてきました。
当初は5000系も乗入れてきた。
58 103系 1000番台(馬橋)
自宅から一番近い国鉄~JRの路線は
常磐線なので古い写真を掘り出すと
キリが無いです。
きょうはここまでにしておきましょう。
本日もご乗車ありがとうございました。
左奥に鉄道用品㈱で解体中の
スユが見えます。