あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いします。
本日は年末までの工作台の様子を
ご覧いただきましょう。
《クモハ54+クハニ67》
3扉半流旧国2連のキット
これは30年くらい前にフェニックスの
バーゲンで購入したものです。
「半端物だけど半田づけの練習用にどう?」
と店主さんに勧められたものなんですが…
今さらですが何とかしないと不燃ゴミに
なってしまいそうなのでね。
どちらもパーツ類はそろってなくて
とくにクモハのパンタ位置はエラー、
(そのため100円安くて1700円だった)
ベンチレーターやヘッドライトは欠品、
シル、ヘッダーや床板も無しでした。
一袋にごちゃっと入ってた状態。
クハの全パーツ
連結面寄りの屋根端パーツが無い!
側面客窓(800mm)は余分に有ますが
前面(700mm)、連結面(600mm)の窓枠
は入ってません。
手持ちのパーツで何とかしましょう。
1100mm荷物ドア
なんとなく買って持っていたパーツ
ところで、飯田線タイプの旧国2連は
カトー製品を塗り替えたものが既に有る
ので、そのまま組んだのではつまらない。
クモハのほうはノーシル・ノーヘッダーの
クモハ54(クモハ60からの改造車)として、
クハのほうはドア1ヶ所を荷物扉に交換して
クハニ67として組もうと考えています。
(クハニの荷物扉は実車は片開きだけど)
カトー製品を塗替えたもの
ご覧のとおり、キットをそのまま
クハ+クモハに組んだのでは精密さで
絶対にかないっこありません。
それに、製品と何か違いを表現しなければ
「わざわざキットを組立てる意味がない」
と思うのですが…?
(工作の楽しみ、はあるけどね)
前面の工作 前・後
のっぺら坊がこのように変化する。
買い置きの700mm窓枠と行先板枠を
半田付け後、雨樋を付けるところ。
雨樋は大まかにカーブを曲げてから
セロテープでお面に仮固定し、
まずおでこ中央部を半田付け、
ヤットコで形を整えながら
少しづつ左右に半田付けを進めていく。
雨樋は事前に焼きなましておく
ガス火で赤熱させて水にジュッと浸ける。
雨樋の素材が太いのでよくナマさないと
うまく曲がってくれません。
車体に合せてみた
カドのクイッと曲がった部分が難しい。
先に車体とお面を付けたほうが接合部を
仕上げやすいですが、車体と合体する前
お面だけのほうが雨樋は付けやすいです。
どちらを先にするかは一長一短ですね。
運転席上の通風口と列車番号窓
列車番号表示窓はパーツがないので、
0.3mmを四角く切って半田付けしてから…
その後、中を切り抜く
手すり、ワイパー、尾灯を付ける
手すりとワイパーは0.4mm真鍮線です。
ワイパーは長いまま半田付けしてから
所定の長さにニッパーで切ると簡単です。
連結面側の工作
妻窓(600mm)のパーツの手持ちが無か
ったので幅広のパーツを短縮します。
パンタ位置の修正
ちょうど16mmずれていたので、
前寄りの穴2個を埋め、連結面側に2個
追加しました。
1.2mmパンビスの下穴で0.9mmだったので
うまい具合に0.9mm真鍮線も手持ちがあり
簡単に埋められてよかったです。
内側から見たところ
まず妻板を付けてから
屋根端パーツを付けるのですが…
板厚分くらい大きい
妻板側はほぼOK
前方の曲げ、高さ長さの修正(すり合せ)
をしっかりやっておかないと…
後で半田を盛ったり削ったりの修正で
大変な苦労をすることになります。
運転席カドの手すり
車体と合体前にもう一つやっておくこと
があります。 車体とドッキング後では
作業しづらいので穴を開けておきます。
お面と扉(0.4mm+0.4mm)2枚重ねに
ピンバイスで0.5mmの穴を開ける、
半分は丸いカドの部分だし…
なんかウンザリですね。
カドで丸いためケガキもできないので
メンディングテープに描いて貼ったけど
こちらはうまくいきました。
車体とドッキング
合体後、雨樋を付けたところ。
製品と並べてもだいぶ変化をつけられた
と思いますがいかがでしょうか?
手すりが付いてない部分は
塗装のマスキングに支障するから。
塗装後に接着剤でつけます。
現状
年末までの状態です。
この後、縦樋や屋根上などを工作。
クハニも飽きないうちにやらなきゃな。
ブログの記事を書いていて、
改めて思ったのですが・・・
「自分ってなんて飽きっぽいんだろう」
ということ。
ひとつの車両を一気に仕上げることが
できなくて、あっちをかじり、
こっちに手をつけたり、と
仕掛品の山はいっこうに無くならない。
でも長い目で見れば進んではいるので
(完成した車両もそれなりには有る)
今年もめげずに続けたいと思います。
(あーっ!キハ17の仲間もやらなきゃぁ)
ブログもぼちぼちと書いていきますので
気長にご覧くださいね。
製品を飯田線風に塗替えただけ
本日もご乗車ありがとうございました
伊那松島にて