キユニの製作 | きゅうの鉄道写真館

きゅうの鉄道写真館

きゅうの休憩室から鉄道関係を移設しました。
ドールに興味のない方はこちらで。

  キハ23

 

新しい年になり当鉄道の工場でも
新年らしく何か新しい工作を… と思い
またまた仕掛品を増やすことになりました。
あの、言い訳になりますが、
いろいろ手をつけて飽きて投げ出す、
というのではなく順ぐりにまわしていって
いずれは完成に至る(予定)んです。

 


《初夢 →今年最初の妄想?》

 

オユ10
これも十数年前になりますが、
佐倉のK先輩から、「トミーの完成品を
買ったのでもういらない」ということで
譲り受けたものです。
当鉄道でもトミーのプラ製品を配置済み
ですので、そのまま組むつもりはなくて
荷電にでもしようかと思っていました。

 

クモハ123
このタイプの前面を組み合わせれば、
比較的簡単にクモユニ82ができそうです。
115系スカ色に連結すれば無動力でも
中央線風に仕立てられます。

 

キユ25と比較
側面のレイアウトはそっくりです。
じつは未着手のキットにキユニ17があって
処遇に困っていたのですが…

 

 

キユニを含む編成
ご覧のようにキユニを組み込むには
編成両数を有る程度 多くつながなければ
サマになりません。
キハ×2+キユニなんて最小編成では
荷物車の割合が大きすぎる気がします。
それよりは合造車で キハユニ+キハ
みたいな方が似合いそうですしね。
(実はキハユニ26も組立を待っている)

 

荷物気動車 2連
キユニ(キニ)が2両あればこんな編成も
可能なわけで、ここは「キユニでいこう」
と決定しました。

 

 

 

キハ23の図面に重ねてみる
車体を正面図に立ててみると…
なんと車体断面がピタリと合いました。
デッキとは反対側に運転室を設けると
ほぼほぼ「車体裾の絞りがないキユ25」
になりそうです。
しかしそれではキユ25の代用品にしか
ならないし、運転室をデッキ側にすれば
屋根も利用できて工作が簡単になります。
(デッキを運転室に改造→キユニ化)
という訳でデザインが概ね決まりました。

 


《工作開始》

 

ケガキ
0.4mm真鍮板に罫書いたところ。

 

外周を切り離す
窓の切抜きなど細かい作業での取り回し
がしやすいよう先に外周を切離しました。
ここで最初の難関、車体カドの折り曲げ
の検討をしておきます。

 

折り曲げ用治具
片方のカドを丸めてあるのがミソです。
1.3Rくらいになってます。

 

テストピース
前面と同じ真鍮板(厚さ0.4mm)の端材で
試しに曲げてみました。
右が直接アングルで挟んで曲げたもの。
左はボール紙1枚を一緒に挟んだ場合。
ボール紙は0.5mm弱の厚さです。
理屈では 1.3R+t0.5+t0.4 → 2.2R
となりそうですが、
曲げた後に素材の弾力で若干戻るため
テンプレートをあてて比べてみると
結果、2.5Rくらいになりました。
図面によると実車のカドは200Rなので
200÷80=2.5 OKです!

 

 

穴開け後
右は貫通扉とホロ枠をケガいたもの。

 

扉とホロ枠は先に中を切り抜かないと
持つところがなくなります。

 

切り離し後

 


さて、いよいよ前面の折り曲げです。

 

治具にセットしたところ
ボール紙を挟んで手前のアングルのカド
と折曲線を合せます。
下辺とアングルが直角になるように
とくに注意しなければなりません。
テストピースを曲げた結果、
折曲線は側面の外ツラから1mm強 内側に
きたので、車体外幅が35mmになるよう
折曲線の間隔は33mmでケガキました。
このあと左手の親指も添えてグイーっと
曲げて最後は体重をかける位な感じです。
ここで失敗すると3日間の苦労が水の泡。
緊張の一瞬です。

 

曲げたところ

 

ひっくり返して反対側も曲げる
はい、なんとかクリアできたみたいです。

 

 

車体と合せてみる
なんとなく雰囲気がでてきました。


次の難関はおでこのカドですが…
1.切込みを入れて曲げ、半田を盛る
2.厚板で裏打ちしてガリガリ削る
さてどちらにしましょうか。
わりと平面的な前面なので2案のほうが
簡単にできるかな?
では今日はここまで。


本日もご乗車ありがとうございました。

 

 

 

 

 

キハ45