産後7日目の続きです
それより前のお話しは
脳梗塞の診断が出るまでのお話し
脳梗塞の原因のお話し
主治医は全部の検査結果が出てから
ちゃんと説明をと言う事でしたが
氣になって主治医の先生ともう一人の先生がそれぞれ
病室に来るたびにいろいろ突っ込んで聞いちゃいました
話しを聞くと
この日に撮った胸のCT画像で分かったらしいのですが
どうやら私の胸の血管に異常があるように見えるそうで
その病気があると脳梗塞になりやすいんだそうです
脳梗塞なのに胸??え??意味わかんないんですけど…
お腹切らなきゃいけないの??
とかめちゃ突っ込んで聞いてました
主治医の先生はめっちゃ優しくて(私より若い感じの先生)
息子の入院費などの事も気にかけてくれて
原因も分かったので明後日の金曜日に
病状の詳しい説明と一緒に退院にしましょう
と言ってくれました
そして産後9日目、延長していた入院の退院日
主治医が退院の日に胸のCT画像を見せてくれながら
脳梗塞の原因の説明をしてくれました
私には画像では良く分からなかったんですが
左の肺の血管異常が写っていると
(かすかに右と違いもやもやくっついたところが見えます)
先生が
「10万人に1人くらいの珍しい病気で…」と
は!?
何ですかそれ??今、なんて言いました???
いや~私またしても軽くパニックです(笑)
て言うか
ありえない数字を聞いて笑うしかない感じでした
先生の話を超簡単にまとめると
肺動静脈瘻(はいどうじょうみゃくろう)や肺動静脈奇形と言われる生まれた時からある先天性の血管異常の病気だった
手術をしないと治らない(次脳梗塞になったら結構危ないと思うと言われました)
手術は大学病院で行うので紹介状出します(今の病院では出来ない)
でした。
詳しく書くと
通常、血栓などが血管内に出来ても
肺の毛細血管がフィルターしてくれて
脳に血栓が飛んでいかないようになってるらしいんですが
この病気は毛細血管がなく
静脈と動脈が直接くっついているためフィルターがなく
ひょんなタイミングで血栓が心臓から脳まで
行きやすい血管構造になってしまっているそうです
言葉だと分かりずらいので絵を書いてみました
めっちゃ簡単な感じですがこんな感じ
上が正常は肺の動脈静脈の図
下が肺動静脈ろう・肺動静脈奇形の血管の図
です
治療方法は毛細血管がない奇形血管をふさぐ方法しかなく
手術はカテーテルでおこなうそうです
繋がっている血管を塞いでしまえば今後
同じ原因で脳梗塞になる可能性はずいぶん減る
と言われました
脳梗塞に続き
産まれた時からの病気…
先生曰く10万人に1人くらい珍しい先天性の血管異常って…
産まれた時から全然自覚症状なかったんですけど…
と言う事で…
手術は必須となりました…
大学病院なんてどうやって予約して行けばいいんだろう??
と悩んでいたら
退院直前、ほんと「ありがとうございました~」って
病棟を出ようとする直前に呼び止められ
病院が直接大学病院の予約を取ってくれることになり
後日、無事に大学病院に行く日も確定しました
思いのほかシリーズが長くなってしまいました…
次は大学病院編です