花粉症〜アレルギーの原因(その3)
前回、花粉症もアレルギーの症状の一つであってこの時期には、アレルギーが出やすいのだと。これらの根本的原因は、自律神経にあります。ちょっと難しいかもしれませんが、お付き合いください。自律神経とは、我々の体を自動的にコントロールしてくれている神経のことです。たとえば、心臓の心拍数なんてのを自分で決めてないでしょう?動けば心臓の心拍は、高くなります。「ドキドキ」するわけです。これは自分で意識しなくても、勝手になります。歩くとき、どちらの足から出すのかなんて考えないでしょ?オートマチックなんですね。つまり、自律しているわけです。それで、自律神経です。これは内臓や筋肉などを独自にコントロールしています。自律神経には、「交感神経系」と「副交感神経系」に分かれます。交感神経は、戦闘態勢の神経系であり緊張の神経です。たとえば、スポーツで体を激しく動かし、勝負しているときなどは、交感神経が優位に働いています。このとき、血圧や心拍数は高くなり、食べ物の消化活動は抑制されます。つまり、運動中には食事はあまりとれません。基本的に筋肉は緊張します。肩こりや腰痛の原因です。動脈は広がり末梢の血管は収縮します。つまり、血流は悪くなります。冷え性の原因です。免疫系では、白血球の一つである顆粒球が増えます。副交感神経は、休息の神経系といえます。たとえば、休んでいるとき、寝ているときなどはこの副交感神経が優位に働いています。このとき、血圧や心拍数は低くなり、消化活動は促進され末梢の血管は広がります。つまり、血流は良くなるのです。免疫系では、リンパ球が増えます。しかし、過剰になると気だるさややる気の喪失、アレルギーの原因になります。まず、この辺を理解してください。続く。