以前、アメリカのあるカイロプラクティックドクターと

お話をしていたとき、アレルギーについて話題が上りました。

私 :「日本では、春になると花粉情報が、テレビの天気予報で頻繁に報じられます。」

某Dr.:「それはなぜですか?」

私 :「もちろん花粉症のためでしょう。」

某Dr.:「なるほど。しかし、アレルギーは花粉症だけではないでしょう?」

彼が言いたいことは分かります。

春になると、アレルギー自体が起こりやすくなるのです。

だから、「なぜ、花粉症だけに注目が集まるのか??」

と言っているのです。

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、等の症状は

花粉だけでなく、食物のアレルギーでも起こっている可能性があります。

ですから、花粉だけに注目するのはどうかということです。

たしかに、花粉症がひどい方は血液検査では花粉の反応は出るでしょう。

しかし、他にもアレルゲンは検出されているはずです。
(※アレルゲンとは、アレルギー反応を起こす原因物質のことです。)


春になると、アレルギー反応自体がでやすくなるので

アレルゲンに注目するならば、

花粉だけでなく、他のアレルゲンも問題にしなくてはなりません。

昔、重篤な小児喘息であった男性の話ですが

アレルゲンの検査をしたら、ハウスダスト、セイタカアワダチソウ、ブタクサ、

羊毛、スギ花粉 など20種類ぐらい出ました。

しかし、18歳の時に発作が出てから、もう喘息になることは

ありませんでした。

しかし、ここで疑問が生じます。

この世界には、まだ、自分が陽性反応を示したアレルゲンは存在します。

減ってもいません。

では、なぜ治ったのでしょう?

それが大きな問題です。

続く。