温度変化が、5度を超えると寒冷ストレスとなり

身体に大きな変化をもたらします。

詳しくは、前回のブログを参照してください。

ところで、厚着や寝具を分厚くしても寒冷ストレスによる体調の悪化は

止められないと書きました。

一番良い方法は、部屋の温度を適正にすることや、マスクをすることです。


何故でしょう???


それは、鼻の内部の温度を保てるからです。

鼻の内部は、粘膜で出来ており非常に敏感です。

ゆえに、鼻炎なども起こります。

加えて、鼻の奥は「脳」に最も近く骨の薄い壁一枚で隔てられているだけです。

ここが呼吸によって吸い込まれた吸気の温度が低いと非常に「脳」に影響を与えてしまいます。

ですから、寝るときは暖房器具を切らないで部屋の温度を上げることが重要となります。

北海道に転勤していた姪っ子夫婦が、

「奈良より北海道の方が暖かかった。」

などど言っていました。

これは寒冷地においては暖房器具が強力で半端ではなく、夜になったら暖房を切るなどと言う

事もないためです。

外に行くときは、防寒用のジャケットなどを着ますからそれほど寒くはないのでしょう。

免疫学的には、意外に大阪や奈良、京都より長生きの方が多いのと関係があります。

就寝時の暖房。

自律神経の問題で症状を呈している方は、是非試してください。

これは、いつも治療室で患者さんにアドバイスしている事です。

次回は、暖房器具について。