いやー、めまぐるしく忙しい毎日を過ごしている、ちーたんです。

長期出張に入り、ろくに家に帰れず、さらにそこから出張…(単なる愚痴)

まあ、そんなことはさておき、表題の家電ですが、わが家で使用していてニッチなものだなーとか、使ってみて意外によかったと思うものを3つあげてみます。そこに技術士的観点も含めてざっくり考察しようと思います。
(個人的な感想や思いつきです)

1つめは電動歯ブラシ。
もう私も、歯もがたつく40過ぎということで、何年か前から使っています。
歯磨き粉を使わず、力を入れないで使用するところがポイント。かなり磨けますし、個人的に歯周病予防?になっているかななんて思っています。(歯医者にもよく磨けていますなんて言われることもありました)
替えブラシが高いのが難点ですが、重宝しています。

2つめは頭皮洗髪マッサージャー(正式名はよくわかりませんが)、要は手の代わりにシャンプーする機械です。
驚くほどきれいに洗え、頭皮もきれいになった気がします。実感としては髪がしっとりする感じです。

3つめは自動洗顔ブラシ。
これは妻が主体で使っていますが、たまに使わせてもらうとこれも肌がきれいになった気がします。
さっぱりするというか。
これも歯ブラシ同様、ブラシの替えコストが高いのが難点ですね。

さて、上記3つは2つの共通点があります。
1つめは防水。この防水機能がなければこれらは長期使用が難しいと思われます。
防水規格は保護等級ともに表記され”IP○○”と表記されます。
最初の○は人体・固形物に対する保護等級、2つめの○は防水等級となり、上記家電なんかはIP67とか68になります。(IP規格を詳しく知りたい人は自分で調べてください。あしからず)

2つめは充電式。歯ブラシは乾電池式もありますが、充電池の小型高性能化により家電を小型で長時間使用できることができます。
これはスマホの小型化競争も起因すると思いますが、充電池の小型軽量高性能(高容量)になってきたので、その技術を応用し、家電にも使用している部分も大きいと思います。
また非接触充電(充電器のコイルに電気を通すことにより家電側のコイルに電圧を発生させ発電する仕組み)により、家電本体内にコイルを設けておけば充電し、電極が露出しないことによって防水がより保てるというわけです。

また、マーケティング?の観点で言えば、取り上げた3つの家電で2つに共通点があります。
それは替えが必要ということです。歯ブラシと洗顔ブラシは一定期間使用することによってブラシを交換しなくてはなりません。
これによって本体の購入のほか、替えブラシでメーカーは商売できるということです。
(プリンター本体とプリンターの替えインクみたいな感じ)

頭皮マッサージャーはどうかというと、今まで手で洗浄していたものを機械化することによって新たな使い心地を提供する、ニッチなマーケティングといったところでしょうか。
私も手でやればいいじゃんと思っていましたが、ひょんなことから手にして使ってみたら”手じゃここまでは難しいな”と思ってしまいました。(メーカーの手先ではありませんよ!)

メーカーはいろいろな観点と長期的な収入を見込み上記のような商品を開発していると思います。

しかしながら、使用者が使ってみて良いもの・コストも見合うものでなければ、なかなか商品化も難しいところです。(世に出ている商品は開発者からみれば、ほんの数パーセントも行かないのかも知れませんね)

たまたま手にしたものをちょっと考察してい見ましたが、みなさんも身の回りを見たら新たな発見があるかも。

とりとめのない文章になってしまいましたが以上です。
ご無沙汰しています.久しぶりの投稿になりますmaguです.
 
小生も四十半ばになり中長期的な目標を考えている今日この頃・・・、10年後になにをメインにやっているかな?と・・・、サラリーマン?自営業?どこかの経営陣?まさかの無職!?・・・、いやいや、もちろんなにかはやっているはずですが、いまいち想像できないなと・・・.そんなに真剣ではないけれどもやっぱりどこかで意識していて、少なくとも成長していかなかればならないので、現状のままからさらに進展していることや予想もついてないような発展につなげることを目標にして・・・います・・・けど、それが与えられるものなのか、自分で切り開くものなのか?・・・、中年オヤジが呑みながらいろいろ考えているところです.
身近なところでも、エネルギ事情もにわかに電力インフラの発送電分離や自由化など変化しつつあり、農業のこともTPPを筆頭に米価暴落、就農者の高齢者問題など課題があり、一方で株価のよい兆し、工業産業の立ち直り、政治的なとこは詳しくないですがしばらく安定という方向?・・・と、この前までのお先真っ暗基調というところからは脱出しつつあるのかなと感じています・・・が、このまま所得向上につながれば、なおうれしいのですが・・・.地方の中小企業だとなかなか・・・という・・・感じでもう一杯と・・・酒が進むというところです.

さて、近所でバイオマス発電所が建設中なんですが、個人的に親しくしている方がそこの経営陣の一人として奮闘していて、個人的にも技術士であることから声をかけてもらっていて何かとふれることが多いのですが、そこでいろいろな専門家と話していると(ていうか呑んでいる?)すごく刺激になります.老若男女問わず入り乱れて話していると、それぞれの方々みんな専門外のことも含めて勉強家が多いなと.資源関係バイオマスは多岐にあるのですが、それぞれの地域・事情に合うシステムをこれほどの広範囲の視点から検討してるのか?と.すこし自分の無知なところもあるのでしょうけど、関心して聞いて(呑んで?)います.
自然エネルギもいろんな議論があるけれど、プロセスという観点からみると、ある意味必要なものもあるのかな?と.このスキームには外資系参入もあって外国事情の例もお国事情もあるのかもしれませんが固有技術としては非常に興味深い内容であり、最近は久しぶりに刺激を受けて忙しく満喫しているところです.
技術士登録してから、早や8年.今後を見据えて日々精進しなければ・・・と.さらなる発展をめざして・・・もう一杯だけ呑んで・・・寝ます(笑)
こんにちは。関東支部のhideです。

今年のゴールデンウィークは、業務上のクレームによる休日出勤から始まり、ツーリングに出かけてスピード違反で捕まり、挙句の果てには、部署のバーベキューで足を負傷して自宅療養する羽目になるという、非常にかっこ悪い黄金週間となってしまいました(T_T)。その話自体もひどい話なのですが、今回は、ひょんとしたことから、うっかり安請け合いをしてしまい、とんでもない大仕事となってしまった講演会の話を書きたいと思います。

私が技術士になったのは、2008年のことです。そのころの私は、技術士になったことで浮かれていました。名刺に技術士(機械部門)と書かれたことで、社内の知名度が上がり、周りからちやほやされたことで、大した実力も無いのにプライドだけがついてしまったという困った技術者になりつつあったと思います。そんな私が、ある日、技術士会の機械部会の合格祝賀会に出席することになりました。祝賀会は、部会長の乾杯の挨拶から始まり、皆、いい気分でビールを飲んでいたところ、会の幹部の方から、「新しい合格者の方は、紙飛行機を飛ばしてもらうので集まってください。」と声がかかり、私は、言われるがままに紙飛行機を飛ばしました。他の出席者の紙飛行機が順調に距離を伸ばす中、私の紙飛行機は、あっという間に地面に落ちてしまい、プレゼントをGETできずにその場を去ることになりました。

と、そこまでは、まったく普通の展開だったのですが、その後に信じられない言葉が幹事の方から発せられたのです。「今回、紙飛行機を飛ばしてくれた合格者の皆様には、機械部会で講演をやってもらうというプレゼントがあります。めったにない機会なのでぜひ、チャレンジして下さい。」私は、酔っぱらっていたせいもあり、「まあ、結婚式のスピーチの練習くらいになればよいかな。」という非常に浅はかな考えで、ぜひやらせてくださいと答えてしまったのです。これが悲劇(喜劇?)の始まりでした。しばらくは、何も連絡が無かったので、幹事さんも酔っぱらって勢いで話してくれただけなのかなと思っていたのですが、ある日、機械部会の幹事の方から知らせが届きました。内容は、「講演会講師一覧」だったと思います。詳しいことは忘れましたが、少なくとも私にとってはこのメールが講演会の最後通告となりました。

正直、一人で講演会なんてやったことありませんし、話すためのトピックも思い浮かびません。その時は、引き受けたのはいいけれど、どうしたらいいんだろうと頭を抱えてしまったのが本音でした。そのうち、機械部会から、講演のお題を送ってくれというメールが届きます。実は当時、私は17年間在籍した部署を転籍となり、新しく移った部署も2年足らずで異動になるという有様で、技術士会の重鎮さんの前で何を話していいかなんて考えつきもしなかったというのが正直なところだったのです。(当時の機械部会の皆様、ごめんなさいm(__)m。)とりあえず、お題は、17年間在籍していた交通関連のトピックを選んで、内容を練ることにしました。

私の講演は、2009年の6月の機械部会でした。しかし、ゴールデンウィークまで講演内容など何も決めていませんでした。結果として、今年と同じ最悪のゴールデンウィークを迎えることになりました。当時、パワーポイントは、会社のパソコンにしか入っていなかったので、プレゼン資料を作成するためには強制的に会社に行くことになります。当時の私の部署は、夏になると蚊が飛んでくるとてもナイスな環境で、汗を拭きながら内容を考えました。まずは、交通信号の歴史を語ってみようと考え、会社の年表を引っ張り出して何とか形を整えました。その後、交通システム全体の話から各機器の話題に持っていき、途中、私が取り扱っていた交通信号灯器の話題を取り上げて、最後は、交通信号の最新動向を紹介する内容で話をまとめました。会社の元上司に内容を確認してもらい、全て準備が整ったのは6月の頭でした。さあ、いよいよ講演です。

講演当日は、少し早めに会場に入って周りの雰囲気に慣れることにしました。しかし、いきなり、会場に入った私の目に飛び込んで来たのは、プレゼンを録画する装置です。講演が終わった後に、技術士会のホームページで講演内容を閲覧できるようになるという、私にとっては緊張を増幅させるありがたい知らせです。「ええっ!!この講演が、未来永劫、閲覧できるようになるの!!」後悔しても後の祭りです。もう仕方がないので覚悟を決めて始めることにしました。幸い?にも当日は、2部構成となっていて、最初に講演した方のプレゼンが素晴らしく、2番目にやることになった私にとんでもないプレッシャーが襲ってくることになりました。それから先は、あまり覚えておりません。まず、鈴を2回鳴らされて、はっと我に返って必要なことを話すことが出来なかったことが記憶にあります。他には、最後の質疑応答の際に出席者の方から、私の講演内容の間違いを指摘され、苦笑いをしながら対応したことも良い思い出となっています。今から考えると、当時、プレゼンに全く慣れていなかった私は、講演時間を稼ぐことだけに気を取られすぎて、聞き手に全く配慮できていなかったと思います。講演を初めて何分かすると寝始める人が出る始末で、この話一つ取っても、私がどれだけきちんと話が出来ていなかったのかを物語っています。

正直、ほろ苦い講演デビューとなりましたが、この経験によって得られたものがものすごく大きかったのも事実です。この講演の後、私は、プレゼンに慣れたせいか、人前で話す際に、ほとんどのシチュエーションにおいて無難に話ができるようになりました。今から思えば、あの紙飛行機は、私に試練を与えてくれた幸運の紙飛行機だったのかもしれません。また、蚊に刺されながらもがいたゴールデンウィークも今となっては良い思い出です。でも、今年の様に警察に捕まり、怪我までしてしまうようなケースは、もう御免ですが・・・。
でわ、次回またお会いしましょう!!
Net-P.E.Jp(ネッペ)では現在下記のような活動をしています。
(新規会員の方から問い合わせをいただいたので、こちらにも掲載しておきます。)
 
・年一回(毎年11月頃)ネッペ全国大会の開催(HPで告知、登録済みメールアドレスに案内を送信)
 
 
・書籍出版(技術士第一次機械部門、第二次機械部門、第一次基礎適性、技術本(トコトンシリーズなど))
 
・技術士受験セミナーの開催
 セミナー後に懇親会を行っているので、その場で情報交換などが可能です。
 
 
 本年度は現状近畿支部のみ活動しています。
 
・ネッペブログ(ネッペ会員によるリレーブログ、週一回更新)
 
・一日一問技術士第一次、第二次択一問題(ネッペ会員による投稿、一日一回更新)
 こんにちは。ふるけんです。

 40歳を過ぎた頃から血圧が上がってきて、4,5年前から血圧を
下げる薬を飲んでおります。ひところは毎朝血圧を測っていたのですが、
この一年ほどはサボっていました。それがふと思い立って血圧を測ったところ、
上が170、下が100近くあって驚きました。さすがに危機感があおられ、夜に
ウォーキングを始めることにしました。
 1時間歩くと翌朝の効果はてきめんなのですが、毎日1時間も歩くことはできず、
30分程度のウォーキングを続けています。それでも効果はあって、少しずつ血圧が
下がるようになってきました。ただ、一日でもサボると元の木阿弥に戻ってしまい、
それまでの効果が無かったことになってしまうのが、悲しいところです。
 ウォーキングの時は、ガラケーに入っていたアプリを使っています。それを使うと
歩いた距離・時間・歩くスピード・積算距離が分かるので、気に入っていました。
それが最近、画面の片隅にメッセージが表示されるようになり、「このアプリは
まもなく終了となります」との事です。
 そのアプリは「現在○人の人が走っています」というメッセージも出るので、それが
モチベーションの維持に役立っていました。そのため、ガラケーで使えなくなることは残念です。それと同時に、「そろそろスマホに替える時期なのかな。」とも思い始めています。
 先日の新聞で、まもなくガラケー(フィーチャーホン)の国内生産が終了することを知りました。ガラケーを愛用してきた身としては、ひとつの時代の幕引きをしみじみと感じています。

                                             (以上)



こんにちは、takaです。


先日マレーシアのペナン島に出張する機会がありました。ペナンと言うと、リゾート地と思う方も多いかもしれませんが、島の南東部は工業地帯になっていて、名だたる企業の工場が並んでいるようなところです。そんな工業地帯の一角にある自社の工場に行ってきたのですが、この時に一緒に仕事をしたマレーシア人の同僚と話をしていて、気づかされたこと・考えさせられたことがあったので、そのことについて簡単に触れたいと思います。


彼はマレーシア人なのですが、なぜか日本語がペラペラ。どうしてかと聞いたところ、日本に留学していたことがあるとのことでした。この留学制度は、マレーシアが工業化を成功させた日本に学ぼうと1980年代ごろから行われている国費留学プログラムとのことでした。マレーシアは比較的早くから工業化に成功したアジアの国と聞いたことがありましたが、このような国策と言うのも影響しているのでしょう。国レベルでしっかりとした方針を持って人材育成をした成功事例の一つではないかと感じました。


一方で日本の留学生の数は年々減っていると聞きますが、こんなんで世界と戦っていけるのかなと考えてしまいます。もっとも私の周囲には留学経験のある若いメンバーが多く、彼らは視野が広く自主性も高いなど、とても頼もしい限りです。国策などなくても自然と彼らのような人材が育ち、新たな成長を支えてくれるなら、より理想的な姿なのかもしれません。

なお、ペナン島とマレー半島は2本の橋でつながっているのですが、この橋が長い! ペナン大橋は13.5㎞、ペナン第2大橋は24㎞あるそうです。日本で最長の自動車用の橋はアクアブリッジで4,384 mのようですので、その長さに驚きます。調べてみたところ、残念ながらどちらも日本企業が作ったわけではなく、昨年完成した第2大橋は中国企業だったようです。こんなところでも中国に押されているのかな。がんばれ日本!



こんばんは、Renです。

入社以来、自動車部品関係の生産技術に携わっています。
従来は客先と直接接触する機会はありませんでしたが、新規製品のため
工作部門の代理として、昨年はドイツに行くことがありました。

日本では客先の要求スペックに対して、
「こんな高トルクほんまに必要か?」
「なんで車にこんな耐水性がいんねん!」
とぼやいていましたが、百聞は一見にしかず、とはよく言ったもの。

アウトバーンでキャンピングカーを牽引して150km/hでぶっ飛ばし、湖畔に車ごと
突っ込む様子に唖然とし、納得してしまいました。

出張が長引いたお陰でできた週末の休みには、ポルシェミュージアムを見学。
そこで出会ったのが写真の「EV(電気自動車)」でした。
自動車の黎明期、ガソリン車が主流となる前に、ポルシェ博士が電気自動車を
開発したことは有名ですが、現物を目の当たりにし、感無量!

いわゆるインホイールモータ(駆動する車輪にモータを仕込んでいる)で、ステータは
手曲げで作ったであろう分布巻コイル、そして表面に磁石を固定したロータの軸部は
なんと木製!

エンジニアと技術と、職人の技能が結実した画期的な製品であり、ゲルマンの
マイスター魂を見せ付けられた思いです。
100年経ってもモータの原理はなんら変わっておらず、しかし一時は内燃機関に
完全に受け渡した自動車の心臓部を、今、再び取り返そうとしている技術の革新に
携わっていることに、喜びと責任を痛感しました。

その後は、1970年代生まれのスーパーカー世代には懐かしい935に萌え、
高嶺の花のコクピットの感触に興奮して、ミニカーのお土産で我慢をしたのでした・・。

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こんばんは。フォレでございます。
先日、つくばに出張する機会があり、ちょっと早めにつくば入りしました。
理由は、、、筑波宇宙センターの見学に行くためです。
宇宙にロケット、って科学技術に携わるものにとってはロマンですよね。

さて、そこではちょうど小型衛星のパネル展示イベントやっていまして、説明員の方に質問しながら衛生について改めて勉強しました。
このブログをご覧の皆さんには当たり前かもしれないけど、なるほど!と思ったのは、「人工衛星の高度と速度」の関係です。
24時間で地球を一周する軌道の高度を知っていますか?約36,000kmだそうです。それよりも高いと周期は長くなり、それより低いと周期は短くなります。
興味深かったのは情報収集衛星。最近、日本でも「光学5号」が打ち上げられて話題になりましたよね。
機種に寄っては、通常500~600kmの高度で回っていますが、撮影分解能を10cmくらいに上げるために150kmくらいまで高度を下げて撮影し、再び通常高度まで上昇する、という運用をしているそうです。
10cmの分解能が必要な撮影対象は何か非常に気になるところですが、推進燃料を多く消費するため通常の人工衛星よりは寿命が短いそうな。
いろいろな意味で情報収集にはお金がかかりますね。

来週は「科学技術週間」で多くの施設で一般公開があります。筑波宇宙センターも4/18(土)に特別公開が行われます。
この機会に、遥かな宇宙に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

いつも大変お世話になっております。とも(#^.^#)です。


今回は本の執筆に触れてみたいと思います。本を執筆するなんて10年前は、夢のまた夢のようなものでした。多くの方が同じ思いなのかなと思います。技術士の受験を決意しNet-P.E.J.pの活動に参加するようになってその夢が実現することになりました。最初の本は「設計者のための機械工学(日刊工業新聞社)」と言うもので、当時現Net-P.E.J.p会長のMASAさんからのお声がけでSUGIさんと3名で執筆いたしました。本を書くことは注意点も多く色々と苦労がありましたが、書籍として本屋さんに並んでいるのを見ると感無量で、自分の成長を少し実感できた瞬間でした。


その後、Marchinさんを中心に活動している技術士の試験対策本の執筆に参画させて頂き、改訂を含め4冊の本に関与させて頂きました。最近では、技術士試験の変更に伴う改訂版として「技術士二次試験 機械部門 完全対策&キーワード100(日刊工業新聞社)の執筆に参画させて頂き、324日に発売されております。興味のある方はぜひ本屋さんなどで見ていただければ幸いです。


 今思い返すと、自分が本を書くなんて「むり~」と考えていてチャンスを逃していたことが多かったかなと感じます。Net-P.E.J.pの活動の中には多くの執筆のチャンスが眠っています。活動に参加してぜひ、自分は無理だと思わずに執筆活動に積極的にチャレンジして頂ければと思います。自分の関与した本が出版される喜びを皆さんにも味わってもらいたいです~(#^.^#)
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最近、「人工臓器はいま」という本を読み返した。

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7~8年前に技術士試験で、遠心ポンプについての業務体験論文を準備している際に、将来展望で書くことが全く思いつかなかった。そして私は苦し紛れにポンプを人工心臓に適用させて、業務体験の将来展望としたのだ。

その時に医療関係の技術者として活躍されている先輩技術士に紹介して頂いたのが、この「人工臓器はいま」である。この本をおおいに活用させて頂いて、なんとか業務体験論文を書き上げることができた。

今では、山中教授や小保方晴子さんで再生医療が注目されているが、そちらは主に生物工学や分子工学などのテリトリーなので、機械屋の我々にはちょっと縁薄い世界である。

ところが、この「人工臓器はいま」にでてくる人工臓器たちは、電気で駆動したり、流体工学が適用されたり、比較的柔らかい材料達が使われる、まさに機械の世界であった。流体工学の私にとっては、心臓=ポンプ、心臓弁=バルブ、血管=パイプであったのだ。

その時は、試験に必死で人工心臓の項以外は全く読まずに、書庫の奥で眠っていた。それを先日、最初から最後まで読み通すと、これがまた面白い。心臓、関節、皮膚、肝臓・・・全て、精密にできた柔らかい機械達なのだ。

詳しい内容は割愛するが、印象的な部分を3ヶ所ほど抜粋する。
①眼鏡は人工臓器?衣服も人工毛皮・皮膚?
②「人工臓器の研究者になるにはどうしたらよいでしょうか?」私は必ず「工学部の機械系学科や電気工学科、化学系学科に行きなさい」と答える
③色々な立場から・・・(中略)・・・人類に貢献できるライフワーク

「機械工学部を卒業=メーカーに就職」っていう考えしか無かった私には、機械技術者にも医療に携わるという道があるのかと目に鱗。そして、もし私がそちらの道に進んでいたら・・・などと、少し妄想したのも楽しかった。

以上