こんばんは、Renです。
入社以来、自動車部品関係の生産技術に携わっています。
従来は客先と直接接触する機会はありませんでしたが、新規製品のため
工作部門の代理として、昨年はドイツに行くことがありました。
従来は客先と直接接触する機会はありませんでしたが、新規製品のため
工作部門の代理として、昨年はドイツに行くことがありました。
日本では客先の要求スペックに対して、
「こんな高トルクほんまに必要か?」
「なんで車にこんな耐水性がいんねん!」
とぼやいていましたが、百聞は一見にしかず、とはよく言ったもの。
「こんな高トルクほんまに必要か?」
「なんで車にこんな耐水性がいんねん!」
とぼやいていましたが、百聞は一見にしかず、とはよく言ったもの。
アウトバーンでキャンピングカーを牽引して150km/hでぶっ飛ばし、湖畔に車ごと
突っ込む様子に唖然とし、納得してしまいました。
出張が長引いたお陰でできた週末の休みには、ポルシェミュージアムを見学。
そこで出会ったのが写真の「EV(電気自動車)」でした。
そこで出会ったのが写真の「EV(電気自動車)」でした。
自動車の黎明期、ガソリン車が主流となる前に、ポルシェ博士が電気自動車を
開発したことは有名ですが、現物を目の当たりにし、感無量!
開発したことは有名ですが、現物を目の当たりにし、感無量!
いわゆるインホイールモータ(駆動する車輪にモータを仕込んでいる)で、ステータは
手曲げで作ったであろう分布巻コイル、そして表面に磁石を固定したロータの軸部は
なんと木製!
手曲げで作ったであろう分布巻コイル、そして表面に磁石を固定したロータの軸部は
なんと木製!
エンジニアと技術と、職人の技能が結実した画期的な製品であり、ゲルマンの
マイスター魂を見せ付けられた思いです。
マイスター魂を見せ付けられた思いです。
100年経ってもモータの原理はなんら変わっておらず、しかし一時は内燃機関に
完全に受け渡した自動車の心臓部を、今、再び取り返そうとしている技術の革新に
携わっていることに、喜びと責任を痛感しました。
完全に受け渡した自動車の心臓部を、今、再び取り返そうとしている技術の革新に
携わっていることに、喜びと責任を痛感しました。
その後は、1970年代生まれのスーパーカー世代には懐かしい935に萌え、
高嶺の花のコクピットの感触に興奮して、ミニカーのお土産で我慢をしたのでした・・。
高嶺の花のコクピットの感触に興奮して、ミニカーのお土産で我慢をしたのでした・・。


