NAVI彦とまわる神社めぐり vol.1 | NAVI彦 ~つつがなき神さまめぐり~

NAVI彦 ~つつがなき神さまめぐり~

神社めぐりをしています。
その土地ならではのお話も、
さくっとまとめてます。

NAVI彦として、
神社案内をさせていただきました!!



第1回目は、
ぼくも大好きな
下鴨(しもがも)神社
上賀茂(かみがも)神社です。

朝10時に
出町柳駅を出発して、


まずは

賀茂大橋(かもおおはし)から
鴨川(かもがわ)デルタを

ご紹介です。



高野川(たかのがわ)と
鴨川(かもがわ)の
合流点は

1000年以上前、
平安京造営にむけて
意図的に造られたものであり、

二葉葵(ふたばあおい)に模した
分岐点であること、

平安京の
鬼門守護であること
などをお話ししました。



それから、
糺の森(ただすのもり)へと

はいってゆき、

 


河合(かわい)神社

ご紹介です。

 

ここは、
川合(かわあい)にある
神社であり、

初代・神武(じんむ)天皇の
母・玉依姫(たまよりひめ)を
祀っているのですが、

珠のように美しいかったことから
可愛い(かわいい)にも
かかっています。



ここはそんな玉依姫の
実家であり、

本殿と向かい建つ
三井(みつい)神社は
玉依姫とその両親を
祀ってあることをお話しました。

 



いまでも
美人守護の神徳が

あるといいますから、

カリンのエキスを
森に湧く御神水で割った
「美人水」をいただきます。



さて、

本殿へ向かう途中、
古代祭祀場跡では、
カラスが出迎えてくれました。

この地に祀られる、

賀茂氏の御祖(みおや)の
賀茂建角身(かもたけつのみ)は


八咫烏(やたがらす)とも
いわれますから、

賀茂(かも)氏の
鴨とあわせて
とても縁のふかい鳥です。



それでは、

楼門をくぐって

下鴨神社の境内へと

はいってゆきます。

 


本殿では

神域を同じくする
印璽社(いんじしゃ)
ご紹介しました。

ここに祀られる
印璽(をして)大神は、
おそらく

神代文字である
ヲシテ文字の「ヲシテ」
であり、

教える人(手)から
転化した
平定する者の「ヲシテ」
でしょう。

現在では
契約の社として
大切な契約の際に
参拝するといいそうです。

 

さらに今回は、
大炊殿(おおいどの)も
拝観させていただきました。



神への御饌(みけ)を
つくる場所だといいます。

 

京都では竈(かまど)を

「おくどさん」というそうです。

火を使うので、

神社ではめずらしい

瓦屋根だそうです。

 

 

お隣は井戸ですね。


大炊殿には、

ほかにもたくさんの

資料が展示されていました。

 



なかでも面白かったのは、
下鴨神社に由来のある
みたらし団子の解説です。

 



むかしはこうした
扇状の串に
刺さっていたのでしょうか?

またここには、
神が降臨したという
磐座ものこっていました。

 



ところで、

今回の神社めぐりは、

裏テーマとして

 

ホツマツタヱの編者である

オオタタネコが、

下鴨神社で奏上した歌を

実際に詠ってみる、

というのを考えていました。

 



まさにその

歌を詠うのに最適な場所に、

 

大炊殿へつづく浦の回廊が

案内してくれたのです。

 

そこは、

本殿の真裏から参拝できる

とても密やかな場所でした。

 

これも天啓だとおもって、

オオタタネコの歌を

奏上しました。


あめつちの
みよのさかえを
いわはるる
めをのみおやの
かみぞたふとき


(天地の
御世の栄えを
祝はるる
男女の御祖の
神ぞ尊き)

神聖な場所に
ことばの音韻が
沁みてゆく悦び、
 

なににも代えがたい
清澄な時間が流れます。

みれば本殿の配置も、
敷かれた白石も、
二葉葵を模していました。



下鴨神社の参拝をおえて、
加茂みたらし茶屋を
訪れました。

 



こちらが
現在のみたらし団子です。

団子はやや小さく、
弾力もあるのですが、

餡はさっぱりしていて
とても食べやすく美味しいです。

さらに
夏越しの祓を明日に控え
水無月(みなづき)も頂きました。



京都では
水無月という和菓子をたべて、
夏越しの祓いを迎えるといいます。

下地はういろうで、
うえに小豆が乗っています。

三角形なのは、
氷室の氷のかけらを
あらわしていて、

小豆は
邪気祓いだそうです、

むかしは暑気払いに
氷を食べていたそうですが、
 

氷室の氷は

たいへん高価だったので、
かわりにお菓子で
模したのだといいます。

こちらもとても

美味しかったです爆  笑



さあ、一服をしてから、
上賀茂神社へ向かいました。


今回の参加者は、
すでに上賀茂神社を

参拝されていた方ばかりだったので、

表参道ではなく、
旧参道である
明神川の東側から
はいってゆきました。

 

 

はいってすくの

梶田(かじた)社には、


祓戸の大神として
瀬織津姫(せおりつひめ)さま
祀ってあります。

 

こちらも心ときめく

末社です。

参道を抜けると、
上賀茂名物である
立砂(たてすな)がありました。



男と女、
火と水、
陽と陰

賀茂と秦、
愛宕山と比叡山

その形は、

神体山の神山だけでなく、
なんにでも
例えられそうです。



こちらも楼門をくぐって

本殿へ参拝します。



国宝だという

2つの本殿は、

二葉葵の配置を

模しているといいます。

 



この本殿のうらには、
一般客は参拝不可の
若宮(わかみや)神社

あるといいます。

どなたを祀り、
なんのためにあるのか、
まるでわからない謎の社です。



ホツマツタヱの編者
オオタタネコは、

 

上賀茂神社にも

歌を奏上していましたから、

 

ひと通りも少ない
新宮(にいみや)神社

遥拝所から、
詠ってみました。


ひとぐさを
わけいかづちの
まもるゆえ
みよはをさまる
かものかんかぜ


(人草を
別雷の
守るゆえ
御世は治まる
賀茂の神風)

これを3度詠うと、
にわかに風が吹き荒れ、
肌をやさしく撫でてゆきました。

参加者の方々とともに、
しばし木の葉擦れの音に
耳を傾けました。

 



さて、
上賀茂神社には、
多くの磐座があります。

 



そこではいまだに
祭祀が行われており

どうやら、本殿ではなく、
隣接する片岡山(かたおかやま)
を称えているようなのです。



片岡山をはさんで
本殿と対極に位置する、
二葉姫(ふたばひめ)稲荷

片岡山の頂にもっとも
近づけます。



そこにもたくさんの

磐座が祀られています。

しかもご祭神は、
龍神や

天之斑馬(あめのふちこま)、
金毘羅(こんぴら)など

神の乗り物と

いわれる方々ばかりです。

ここはとおく宇宙へと
思いを馳せられるような
場所なのでした。

最後にまわったのは

境内末社の藤田社です。



瀬織津姫さまを祀る
このお社は、
樹齢500年という楠の
たもとにあります。

ここも神気に満ちていて、

ぼんやりと長居していたく

なる場所なのです。

それに、ここに祀られる
瀬織津姫さまは、
祓戸の大神ではなく、

天照大神の正室としての
瀬織津姫のようで、
すっかり癒されてしまします。

参拝を終えると、

くつろぎの時間です。

 

 

神聖幾何学の照明が

素敵な雰囲気をかもす

カフェへとやってきました。

 

 

本日の体験を

シェアしたり、

談笑したり、

 

ゆるやかな時間が

流れてゆきます。

今回参加された方は、
「心地の良い休日を

過ごすことができました」と
大変満足していただけたようです。

 

 

ありがとうございますラブ

 

これからもご案内を

続けてゆこうと思います。

 

 

NAVI彦とまわる神社めぐり vol.1 ~終~

 

 

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