この度の熱海市土石流災害により被害に遭われた皆さまには心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い日常と心の復興が進みますことをお祈り申し上げます。
2022年1月、土石流災害より半年が経過しました。
未だに行方がわからない猫ちゃんのポスターを貼らせていただいたり、餌やりさんからの情報を待っておりますが、有力な手掛かりが得られない状況です。
行方不明の子達がすべて無事に飼い主さんやご遺族の方のもとへ戻ることが当会の願いですが、情報がないまま活動を継続することは難しく、一旦今回の活動をもって区切りを付けさせていただきたいと思います。
行方がわからない子たちがいる状況で活動に区切りをつけるという判断はとても厳しく、あの子たちを想うと胸が苦しくなりますが、誰かが判断をしなければなりません。
当会の熱海市伊豆山地区での今後の活動につきましては、災害発生から一年となる7月いっぱいまでは貼紙を継続させていただくことになり、くわえて、熱海市の有志の方々で立ち上げたNPO法人「テンカラセン」様からもイベント時にポスター配布のお申し出を頂きましたので、餌やりさんからの情報と合わせて、情報が入り次第現地対応させていただく予定でおります。
今後、警戒区域が設定された災害現場では、公費による解体費用の助成に伴い、家屋の解体が進められていくそうです。
そのため、災害ボランティアセンターから復興ボランティアセンターとして名称が変わったボランティアセンターの皆さまが家財道具の搬出の等のお手伝いで第一と第三の週末に現場に入られます。
家財道具の搬出や家屋の解体により、被災家屋に身を潜めていた子たちが動き出す可能性があります。
行方不明の子達が無事な姿を現してくれると信じて待ちたいと思います。
今日まで熱海市土石流災害現場での活動を支えてくださった皆さま、
ご寄付を託して頂いたり、預かりのお申し出を頂いたり、資料作成や身体を休める場所を提供して頂いたりと、感謝してもしきれません。
全国から応援に来られ警備にあたっていた方にもアドバイスやサポートをいただき、どれだけ切れそうになった気持ちをつなぎとめることができたかわかりません。
厳しい暑さの中、捕獲器を持って800段を越える階段を昇り降りしながら活動に取り組んでくださったボランティアの皆さま
その上、警戒区域という線で線引きされた活動は、心にも体にも今までにない負担であったと思います。
お力をお貸しくださった全ての皆さまへ
この場をお借りして心より感謝申し上げます。
無事に保護でき、飼い主さんのもとへ帰ることができた子
発見前に交通事故で命を落としてしまった子
警戒区域の中で飼い主さんを待って亡くなっていた子
保護後、病院で亡くなってしまった子
伊豆山地区の子達への想いは尽きません・・・。
未だ行方がわからない子たちが
どうか無事に見つかりますように。。。
熱海市伊豆山土石流災害