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メンバーは11日（土）休日出勤が決まり、12日（日）も仕事の可能性が・・・、
隊長は単身熱海へ。
ワクチンの副反応があるにも関わらず、隊長と一緒に活動してくれた愛ちゃん、ありがとうございました。
今回の活動は、未だ行方不明で全く情報が無いロクちゃんとにゃーこちゃんの情報収集が主な目的です。
隊長と愛ちゃんは土曜日、伊豆山でボランティアの方からロクちゃん宅が土石流の被害に遭った際の家屋状況を改めて確認。
土石流に流されて橋に引っ掛かり、その後、一週間くらいの間に解体されたとのこと。
解体されたときに外に出されていれば生存確率は高い。
土石流は二方向に分かれて流れ出している。
そのため、国道135号線から伊豆港の付近まで捜索。
全く猫ちゃんの気配がない・・・
途中で出会ったホテルの従業員の方は保護猫13匹と暮らしているそうで、仕事が無ければお手伝いしたいくらいだと仰ってくださった。
発災から二ヶ月以上が経過し、夕方になると家の明かりが灯るお宅が増えてきた。
伊豆港から戻り、明かりを頼りに周辺に聞き込みを行う。
すると、近くの商店に閉店時間が近づくと一匹の猫が姿を現すとのこと。
白黒の猫ということで携帯に保存されていた写メを確認するが暗くてわかりづらい。
こちらの商店に捕獲器設置の了解を頂き、お店が閉まる頃を待ちながら再度周辺をヒアリング。
すると、道路反対側の斜面から1匹の猫ちゃんが降りてきてゴミ箱の周辺を歩いている。
お腹を空かせているようだったのでパウチを与えると3パックあっという間にたいらげた。
いったいどこから下りてきたのか・・・
耳カットされていた猫ちゃん・・・
餌やりさんに何かあったのか・・・
捕獲器設置の時間になったので2台の捕獲器を商店に設置し初日の活動を終える。
その頃、仕事だったメンバーは翌日の日曜日の出勤が無くなり、仕事から帰宅後、急いで準備、駐車場で捕獲器の仕込みも済ませ熱海へ。
午前0時半頃、伊豆山に到着、3台の捕獲器を設置してNPO法人くすのきさんへ。
こんな時間でもくすのきさんのメンバーさんたちは猫ちゃんたちのお世話に追われていました。
メンバーは活動予定の打合せを行い、コンビニの駐車場で仮眠。
朝方、捕獲器のチェック、隊長、愛ちゃんの2人が仕掛けた捕獲器にキジシロちゃんが入ってました。
前日の夕方、パウチを3パック与えましたが捕獲器に入るほどお腹を空かせていた。
餌やりさんが被災されて避難しているのか？
隊長たちと合流して、この子はリターンはせず、くすのきさんのシェルターへ搬送。
朝、全ての捕獲器を撤収、先週の活動時に自宅の浴槽内で亡くなっていたしまこちゃん、先週月曜日にくすのきさんが火葬に連れて行ってくださったので、遺骨を飼い主さんご家族にお届けしました。
前日の仕事中にメンバーが作った写真立てとお花と一緒に・・・
1組目は熱海の土石流災害の活動初日に保護をした親子猫の依頼者様ご夫妻です。
お母さん猫ちゃんは不妊手術後にリターンをしましたが、仔猫たちはシェルターにいます。
お世話をされていたご夫婦、ちゅ～るとオモチャを持参されて二度目の面会です。
2組目は行方がわからなくなってしまった飼い猫を探されている方です。
4匹の内の1匹は白黒のハチワレちゃんで、物怖じしない性格・・・
お話を伺っていると1匹の猫ちゃんが頭に浮かぶ・・・
先週保護した白黒のハチワレちゃんです。
監視カメラで捕獲器に入る姿が映し出されていましたが、扉が閉まっても暴れることなくご飯を食べ続ける姿、
シェルターで初めての人でも抱っこができちゃう。
場所的にも近い！
飼い猫だなぁ〜、と思っていましたが、やはり飼い猫でした。
飼い主さんは災害の犠牲になり、お亡くなりになってしまい、ご遺族の方がお見えになりました。
携帯に保存されていた画像と現在の姿を比較すると、この2か月でかなり痩せていました。
それでも「みーちゃん」と名前を呼ばれると、顔つきが変わり表情が生き返りました。
今まで動じなかった「みーちゃん」が、名前を呼ばれて初めて鳴き声を発しました。
2か月以上振りのご家族との再会を果たしました。
メンバーは活動途中、睡魔に襲われていました。
発災後、毎週末の活動、心身ともに疲れがピークになっていますが、そんなことは言ってられません。
土石流災害により飼い主さんと離れ離れになってしまった子たち・・・
飼い主さんが土石流に巻き込まれ捜してもらえない子たち・・・
メンバーと共に頑張るのみです！
くすのきさんの皆さま、ボランティアの皆さま、住民の方々、ボランティアセンターの皆さま、この度も大変お世話になりました。
当会はまだまだ諦めずに走ります。
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