熱海市伊豆山土石流災害
現地レスキュー活動ダイジェスト動画
2021年09月03日～05日
以降活動継続中
(by kishimoto/09:55)
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熱海市伊豆山土石流災害
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以下、メンバーコメント
9月に入り、急に涼しくなり、活動には助かりますが、雨が気になります。
ご相談案件の捜索はまだまだあります。
前週、2ヶ月ぶりに飼い主さん家族と再会したクロちゃん、希望はまだあります。
9月3日は発災から2ヶ月です。
しかし、節目とは言えない熱海市伊豆山です。
小雨が降ったり止んだりの中、仕事後に熱海へ向かいました。
NPO法人くすのきさんに到着したのは日付が変わる頃でした。
くすのきさんの皆さんはこの時間も猫たちのケアなど、毎日深夜まで続けているそうです。
シェルターボランティアさんが不足しています。
是非お手伝いしたい！
そんな方は是非くすのきさんにご連絡を宜しくお願いします。
スポットではなく定期的に来てくださる方を募集しています。
前週、一斉TNRがあり、捕獲器をくすのきさんに託していたので捕獲器を受け取り、設置準備をして伊豆山に向かいました。
捕獲器と監視カメラを設置、翌朝は隊長が湯河原の拠点で今月行われる自治会や防災関係の方々向けのオンラインセミナーのリハーサルがあり、終了後に伊豆山へ、引き続き捕獲器と監視カメラの設置、聴き込みで歩きました。
自治会長さんや住民の皆さま、いつもありがとうございます。
犬のチョコちゃんには相変わらず吠えられています💦
しかし、今回は仲良くなろうとオヤツを忍ばせて来たのだ。
吠えながらでも食べてくれました。
午後はくすのきさんのシェルターに行き、熱海駅近くにある物資倉庫から重たくてなかなか運べない物資を車2台で4往復して運びました。
この日は湯河原のKさん、横浜のボランティア仲間のiさん、そして中井町の亀さんがお手伝いに来られていました。
亀さんとはやっとお会い出来て嬉しかったです。
今回の災害では神奈川のみんなが様々な分野でご尽力してくださっています。
涼しい1日でしたが、みんな汗だくで頑張りました。
物資の搬送を終えて再び伊豆山へ、捕獲器のチェックや餌交換。
1箇所目、2台の捕獲器を設置している場所、1台の捕獲器に猫が入ってる。
しかし、耳カットされた地域の子でした。
その場でリターンしました。
探しているしまこちゃん宅周辺には5台の捕獲器を設置、1台の捕獲器にハチワレちゃんが入ってました。
耳カットはありません。
後に監視カメラをチェックしたら捕獲器の扉が閉まった瞬間はビックリしてましたが、落ち着いて捕獲器の中のご飯を食べていました。
よっぽどお腹が空いていたのか？
飼い猫だった可能性大です。
くすのきさんに搬送しました。
探しているしまこちゃんのお宅周辺の状況が良くなり、自宅内部の確認にやっと行けました。
そこには泥まみれのケージの骨組みやトイレ、
しまこちゃんは何処かに身を潜めていないか？
浴室を確認したら・・・
そこには首輪をして横たわる生き絶えたしまこちゃんの姿・・・
発災から2ヶ月、その時は生きていた。
遺体の状態は死後数週間だろうと思います。
何故浴槽、湯船の中で亡くなっていたのか？
様々な想像が出来ますが、土砂に埋まった家の一階の壁は無くなっていて出入りをしていたのだと思います。
最後はこの場所で・・・
飼い主さんのご希望で避難先のホテルにしまこちゃんを連れて行き、しまこちゃんとご家族は再会を果たしました。
くすのきさんが後日火葬に行ってくださり、しまこちゃんの遺骨は家族の元へ帰ります。
捕獲器だけでなく、お母さんからしまこちゃんを呼び掛ける音声を頂き、お宅付近で流しながら歩いたりしましたが、もっと出来ることがあったと思います。
私たちの力不足です。
飼い主さまご家族にはただただ申し訳ない気持ちでおかけする言葉もありません。
これでしまこちゃん宅周辺に仕掛けた5台の捕獲器は撤収しました。
翌朝、他の場所の捕獲器には誰も入らず撤収、くすのきさんに戻り、捕獲器の洗浄をして熱海を後にしました。
なかなか発見情報の無い子達の捜索、作戦を練り直し、今夜から活動に向かいます。
今回もくすのきさんの皆さま、ボランティア仲間のみんな、湯河原のKさん、物資倉庫で1日猫の爪研ぎをダンボールで作ってくれたKさんの子供たち、皆さま、本当にありがとうございました。
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