『弥生時代』
イントロ
弥生時代と言えば「稲作・土器・金属(鉄)」が三大要素です。
しかし、近年「そうではないのではないのか?」という説が有力になってきました。
科学分析が進化し、弥生時代になってこれら三大要素が出揃ったというわけではないということが定説になりつつあります。
そして「弥生時代」というものの定義と時期が変わろうとしています。
これまで通説は、弥生時代の始まりは紀元前5世紀~紀元前3世紀頃となっていました。
そもそも弥生時代とは、「弥生土器が使われている時代」という意味でした。ところが、土器に米(コメ)が付着することに注目されてくると、弥生時代とは水稲農耕による社会であって、前段階である縄文時代(狩猟採集社会)とはこの点で区別されるべきだとする考え方が主流になっていきました。 判断基準が「土器」から「稲作」に変わってきたのです。
さらに、今まで行われてきた考古学的な検討に加え、「科学的な」分析が重視されるようになりました。
その結果、「稲作の開始が、従来より500年ほど遡って(さかのぼって:古くなって)、紀元前10世紀後半頃」という説が出されました。500年も遡れば、縄文時代晩期が弥生時代早期になります。
議論は続いていますが、弥生時代の始まりはおおむね紀元前10世紀~前8世紀で学会の評価はかたまりつつあります。
(年代設定には諸説あります)
<目次>
(担当H)
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