私の防災・その397 「そのまま食べられる」が「そのままでは食べられない」から
父の緊急受診に振り回されて2日程寝込みましたが、しっかり眠れたのでまだ少々引きずってはいますがほぼ回復しました
主婦が寝込んだ時に一番心配なのが子どもの食事の支度ではないでしょうか。
我が家は私が体調を崩すと旦那がもえもえの食事の支度をしてくれます。
非常にありがたい
作り置きなど自宅にあるものを組み合わせて出してくれることもありますが、手っ取り早く買ってきたものを出すことも。
今回はパン各種をもえもえと自分用に買ってきてました(写真はその一部)
災害時に最初に配られる支援物資はこういった「そのまま食べられる」個包装のパンやおにぎり等だと思います。
ですが
もえもえの様な摂食に課題がある場合「そのままでは食べられない」わけで
時折あれこれと買ってきてはもえもえの食べやすい物はどれかとか、簡単に食べやすく出来る方法を確認しています。
そうそう、昨日の記事にも書きましたけど、ピーナッツアレルギーもあるのでその辺もチェック。
パンの場合は具材次第ですがキッチンバサミで小さくカットしてお湯や牛乳、豆乳等でふやかしてやわらかくすれば大抵食べられます。
味によりますがデザート系のパンなら紅茶等でも美味しい
もえもえとの外出時にいつも持ち歩くリュックや非常持ち出しリュックにはキッチンバサミをはじめとしたもえもえ用の食事セットを入れているのでカットするのもふやかすのも大丈夫
汚れ物を出さない様にポリ袋の中で加工するとより防災的にもGOOD
もえもえは多少感覚過敏なところがあるのと温かい方がやわらかくなるので、お湯や温めた牛乳等を使った方が食べやすい様です。
非常持ち出しリュックには加熱調理グッズのモーリアンヒートパックとアルミボトルの保存水も入れているのでお湯を用意することも出来るはず。
おにぎりの場合もポリ袋にほぐして入れてお湯やお茶等でお茶漬けか雑炊風にすれば食べられます。
おにぎりの場合はお茶とセットで配布されることが多そう(←単なる思い込みの可能性あり)だと思って色んなお茶で試しましたが、無糖のお茶ならどれも案外美味しかったです。
ただ、もえもえにとってはパン以上に加熱できるかどうかで食べやすさが変わってきます。
可能な限り温めて食べさせたいと思っています。
もえもえの場合は摂食機能の問題ですが、その他にも例えば障害の特性で食事にこだわりがあると食べられるものの幅が狭くて支援物資の食料が食べられないこともあるかと思います。
障害の特性ですとなかなか難しいかもしれませんが、少しずつでもこだわりを減らして食べられるものを増やしておかないと被災した時に食べられるものが無い状況になりかねません。
普段は食の安全を意識して手作りの食事にこだわっているご家庭でも、時には市販品を食べてみることも必要な防災訓練だと思います。
乳幼児ならレトルトの離乳食や液体ミルク等もそうですね。
お子さんの場合、食べたことがないものは初見では食べられないことも多いです。
「食べられるものを備蓄」しておくのとあわせて
「食べられる物の種類を増やす」
ことも小さいお子さんや障害児のいる家族の防災ポイントかもしれません。
勿論、アレルギーがある場合は間違っても「アレルゲンを食べて慣らすは絶対NG」です。
そして「お子さんの食事の支度はお母さんだけしか出来ない」状況も危険です。
お母さんもお父さんも、出来れば叔父叔母や家族ぐるみで付き合っている友人等にも、ある程度の情報を共有してお子さんの食べられる食事の支度を頼めるようにしておいてくださいね。
特に一緒に暮らす家族が当たり前に準備できるようにしておけば、災害時は勿論任せられますし、今回の私のようにメインの介護者が体調不良になっても何の問題も不安も無く寝ていることが出来ます
お子さんの食事の備え、しておいてくださいね。
直前に体調を崩しましたが、昨日は節分でしたので「これから一年間の」無病息災を願って豆撒きしました
前日に通っている施設でも豆まきしていたからか、もえもえも進んで豆まきして「上手でしょ」と見事などや顔
夕食は恵方巻とこちら
賞味期限間近のイワシの醤油煮と五目豆。
もえもえも食べやすい骨までやわらかイワシとやわらか介護食の五目豆なのでもえもえも喜んで完食です
行事食も防災備蓄で美味しく手軽に楽しんで上手にローリングストックです