簡単にやった方が好成績か!?
さて、ワイパーピボットをグリスアップするにあたり、一番の問題点は、アーム取り付け部の “カシメ” である。
今回はこれを解かずにグリスアップしてみたことを書いていきます。
試行は二種の方法をやってみました。
① グリスニップルを用いての方法。
注入を試みる箇所は、軸を固定する「Cリング」の隙間です。
軸とボディの隙間にこの「Cリング」の隙間から注入できないかというものです。
「Cリング」を外すことができればまだたやすいかもしれませんが、そのまま行ってみました。
そのために、簡単な治具を用意しました。
・耐油ホースの切れ端に、注入用の穴をあけたもの。
・塩ビ管キャップにグリスニップルを取り付けたもの。
・ホース固定用の針金
・グリスガン
まずは、ホースをピボットにかぶせて、注入用の穴の位置を合わせ、上部を針金で固定します。
(写真は針金固定前です。穴も見えませんがイメージでお願いします。)
その上に、ピボット付きの塩ビキャップを嵌め込みます。
キャップ下部がホースに密着し密閉が保たれますので、グリスガンを押し当てて注入していきます。
で、うまくいくはずが、ムニュムニュ~とグリスが素直に入らず溢れ出てきます。
実際グリスガンは、結構な力でニップル正面に押し付けながらじゃないと使えないものなので多少は仕方ないかなと思ったのですが、キャップを外してみると、中でもあふれていました。
さらに残念なことに、思うほど軸受けには注入されていませんでした。
ピボットを回した感触では、入っているかもしれない程度のものでした。
結果として、軸受けからの注入は厳しいです。
これが可能なら、車載のままグリスアップできたかもしれませんが、ダメなので次を試します。
② 横穴による方法
これは、ボディに横から穴をあけて軸に到達させ、そこからグリス注入しようというものです。
ボディにドリルで穴をあけます。
深さを探りながら、穴をあけていき、軸に到達するところでやめます。
切削カスを軸に巻き込まないように掃除します。
注射器にグリスを詰めて「グリスガン」として、穴に差し込み注入していきます。
この時に、注射器を立てて上からピボットを押し込みながらピボット軸を手回しの鉛筆削り器のようにグルグルと回しながら注入するとスムースでした。
この通り、上下からグリスが溢れ出てきましたので、グリスアップは成功です。
回す感触もグリスが利いていてよい感じです。
上記の二通りを試しましたが、間違いなく「横穴方式」がよいでしょう。
結果として、簡単安直に行った方が好成績を上げました。
時間だって、ものの数分・・・
ただ、ボディに穴をあけてしまわなければならないのは考えるところもあるのですが、傷んだ部品の機能復帰ということでよいのではないでしょうか。
次回は、車体に実装されているピボットを取り外してグリスアップを実施していきます。
ボディ接触面の破損部分もフォローします。
※ 因みに、新しい耐油ホースは、通常のビニールホースに比べて、柔軟性に富み、しなやかで作業がしやすいです。
更に、油にも強い。






















































