ヒーターユニットの再生③ 内面洗浄 | 淑女との戯れ ダットサン フェアレディ

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フェアレディSP311の再生記事を中心に、あれこれと気ままにつづっています。

穴をふさいだだけでは片手落ち・・・  ダヨネ~

 

あれから、床修理や内装作業を始めてしまったので、月日だけが流れてしまいました。

 

なぜかヒーターコアの内面洗浄について書いていなかったので今更ながらアップします。

 

旧車なんて元々は一般ユーザーに乗り継がれたクルマが大半です。

しかも、新車から今に至るまでディーラー並みの整備点検を受け続けたクルマなんて稀有なものです。

そのような個体ならまだしも、我が淑女のようなかなりいい加減な管理の元、複数オーナーによって弄ばれたり放置されたりして今に至るものも珍しくはなく、かなり水路が荒れているものも多いことでしょう。LLCを適正管理できれば良いですが、冷却水が減ってきたから水道水や川の水や汲み置きの雨水、不凍液代わりに焼酎なんて話も聞いたことがあります。実際に子供のころそんなものを注入している場面を見たことがあります。当時は水が入っていればいい、そんな感覚だったのでしょう。ですから、冷却水路内はいろんな堆積物がたまっています。それらは水路をふさぎ間違いなく冷却性能を悪化させます。

 

そこで今回は、ヒーターコアの水路洗浄をしましたので書いてみます。

 

取り外してあった「ヒーターコア」はカラカラに乾いていましたので、ちょっと叩いたり振ったりしただけで、このように茶色い堆積物が転げ落ちてきました。

 

水垢など様々なものが混じっているのでしょうが、赤錆はエンジンブロックなどの鉄製の水路で発生したものと推測されます。

このような状態で再び組み込んでも塩梅良いわけがありません。

 

とりあえずは、ホースを接続して水道水を流し込み現時点ではがれているものを流しだしましょう。

 

 

最初はドバっと茶色い液体が出てきましたが、流し続けると透明な水道水になりました。

念のため、大きい異物が引っ掛かっているといけないので逆側からも同様に流水作業をしました。

 

これだけでもよいのですが、多少なりとも水垢成分や赤錆の除去をしたいので、こちらを用意しました。

「クエン酸」です。

ポットの洗浄などでも使われるものですし、ジュースにも入っているおなじみのもの。

市販のラジエター洗浄剤にも含有されているようです。

 

 

これは100均で掃除用として以前購入したもの。

これを適量、結構濃いめに水で溶かしてコア内に注入し放置しました。

 

 

たまたまこのペットボトルで水溶液を作ったのですが、このアクエリアスにもクエン酸が入っているようです。

 

これなら、水分を含んで粘土状になった堆積物も溶解して排出されてくることでしょう。

 

しばらくして、一度排出しました。酸により錆などが黄色く変色しています。

さらにはがれた異物も混じっています。(写真は2回目のもの)

 

 

あまり長時間の放置は酸性の液体の影響もあり不安もあるので適宜数回行いました。

 

最後に酸性の成分が残らないように、流水を長めに行いました。

セスキ炭酸ソーダなどで中和したほうがよかったかもしれませんが、まあ大丈夫かな?

 

 

様々な作業の中で、再度の漏水も発見できなかったので、問題なく使えることでしょう。

(と願います)

 

念のために、水を満たして数日放置し漏れの確認をしました。

 

今回は、メンテナンスに近い作業でしたね。

これで、ヒーターユニットに関しての再生は終了です。

 

外観ピッカピカの自称レストア車でも、オーバーヒートに泣かされるようでは本末転倒。

こんなメンテナンスで本来の冷却機能を取り戻せるかもしれませんね。