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プロムナード

古いこと、新しいこと
いつでも、どこでも
思いつくまま、気の向くまま

川崎市多摩区生田に明治大学の生田キャンパスがある。そこはかつて旧日本帝国陸軍極秘の登戸研究所があったところだ。

 

小生が学生の頃には全く知らされていなかったというか、そもそもその存在自体が極秘扱いとして表には全く出ていなかったので、キャンパスにいてもその存在自体を知る術もなかったのだが、それでも、登戸研究所の弾薬庫だったらしいということが最近判明したという建物は、うっそうと茂る雑草の中にひっそりと佇むアヤシイ建物として記憶があり、当時小生らはそれをお化け屋敷とかなんとか、そんな風に呼んでいた。

 

農学部第一校舎1号館付近にある弾薬庫跡


現在、その登戸研究所の中の第二科研究室が生田キャンパス36号棟、平和教育登戸研究所資料館となっており、研究所の全容や研究内容、研究成果などが無料で閲覧できるようになっている。資料によると、旧日本軍の研究施設をそのまま保存して資料館としている例は他にないそうなので、そういう点からも興味深い資料館でもある。ちなみに、この2科というのは「農作物を枯らす細菌兵器の開発棟」だったらしい。ちなみに現在、そこは同大学の農学部の敷地となっている。

 

明治大学平和教育登戸研究所


以前ここを訪問した時は館内撮影禁止となっていたのだが、2016年以降、著作権などに抵触しないものについては撮影許可となった。また、SNSへの掲載も、自己責任にてということで許可されている。何しろこの研究所やその研究内容などは極秘扱いだったために現存する資料も極めて限定的であることや、生き証人もだんだん減ってくることから、なんとか今のうちに色々な情報を集めたいという趣旨もあってだろうか、むしろSNSでの拡散を推進している様にも見受けられる。


更に今回再訪した際には、弾薬庫も係の人に依頼すれば鍵を開けて中へ入れてもらえるようになった。もちろん中には何もないコンクリートの「箱」なのだが、かつては遠くから見るだけだったそこに入れるようになったことは、新たな試みだ。

 

以前は立ち入り禁止となっていた弾薬庫跡。

整備されているので、係の人に鍵を開けてもらえれば入室可となっている。


最近まで花卉園芸部の部室として使用されていたという弾薬庫跡。

ここも係の人に鍵を開けてもらえれば入室可となっている。


その他、具体的な展示品や掲示資料についてここでくどくど書くよりも、是非現地を訪問して実際に見て頂きたいし、資料館入口にて無償でもらえる30ページに及ぶ資料(ガイドブック)に、研究所の全容や研究内容などの詳細情報がまとまっているので、そちらも大いに参考になる。

 

明治大学平和教育登戸研究所資料館ガイドブック

 

とにかくこの研究所での研究内容は、牛疫ウィルスをばらまく生物兵器を搭載させた風船爆弾や人体攻撃用電波兵器の開発、スパイ活動用の秘密インキ、秘密カメラなどの開発、毒物合成、食用植物に被害を与える細菌やカビの研究、更には敵国の経済を混乱させる偽札製造等々、秘密戦の四大要素である、防諜(スパイ防止)、諜報(スパイ活動)、調略(破壊、攪乱活動、暗殺)、宣伝(人心の誘導)といった水面下で行われる戦いの粋と云える様な研究であり、ここは、そうした真っ暗な黒研究の巣窟だった様だ。

 

研究所の研究目的展示の一部


まさに「良い子は、絶対に真似してはいけません」的な反道徳的な研究が行われていたということにもなるのだが、それこそ戦争がもたらす非日常的、非道徳的な負の活動なのだろう。

これらの中で、小生が最も興味を持っている研究が、その名も怪力光線(マジメな正式名称らしい)という電磁波兵器。「く号兵器」と呼ばれていたそうだが、この「く」というのは「くゎいりき(怪力)」の「く」だそうで、本気で怪力という名前だったようだ。

 

電波兵器の紹介パネル


そもそも、この登戸研究所は電波の研究所から開始されたそうだが、この殆ど漫画に出てくる様なネーミングの兵器、実際はマイクロ波を人体に照射して殺傷するという恐ろしい秘密兵器で、早い話電子レンジで発生する電磁波を人体に浴びせて熱々にするという仕組みらしいのだが、小生、ここしばらくは高周波から遠ざかっているものの、電子技術に携わるエンジニアの端くれでもあるので、この兵器の威力規模はもとより、どの様な回路構成になっているのか、実験設備は、測定方法は、測定結果は、兵器としての費用対効果の計算方法は、等々、まさに興味津々なのであるが、終戦直後に資料が敵に渡ることなどを恐れて廃棄されたらしく、残念ながら現在は殆ど現存していないという。

従ってガイドブックにも記載は殆どないのだが、僅かに残された資料や証言によると、実際の威力は「数メートル離れたところにいる小動物を攻撃できる」程度だったそうだ。

怪力光線がどの程度離れたところにいる敵を殺戮させる予定だったのかは定かではないが、電磁波は周波数にもよるが大気中の酸素分子と結合して減衰する場合もあるし、レーザーの様なコヒーレンス性がない場合には干渉しあって減衰したり拡散するので、少なくとも数百メートルかそれ以上の距離を想定するのであればそれなりに大電力供給が必要だろうし、しかも各種発電所の様に運転開始してから段々と出力が上がる様な電力供給方法では、瞬時に照射を行うことができないのでまともな兵器にならない。つまり常にタービンを回し続けている発電機や超大型の蓄電池が横にないと使用できない兵器だったということは推測できる。

 

そもそも電子レンジの500Wというのは、中に入れたものを温めるための定格高周波出力のことであり、機器としてはそれ以外にも電力を消費させているので実際には500W以上の電力を消費している。つまり、電磁波を発生させて照射させるためには電磁波送信以外にも多くの電力を必要とするのだ。

更に究極的には、本土へ飛来してくる爆撃機B29へマイクロ波を照射し、電気系統に故障を起こさせてエンジンをストップさせるとか、操縦者を殺傷するという構想もあったらしく、その場合のターゲット照射距離はキロメートルオーダーとなるだろう。いきおい、兵器を駆動させるには火力発電所規模の設備が必要となる。あるいは遠くの火力や水力発電所から送電を受けて電磁波を放出させようと考えていたのかもしれない。そのための送電インフラの建設コストは莫大なものとなろう。しかも当時の技術では変換効率は相当低かっただろうし、費用対効果についてどの様な計算に基づいて設計されていたのか、きわめて興味深い。いずれにせよ、完成の暁には大掛かりな兵器になっただろうことは想像に難くない。

ところで、この怪力光線もそうだが、先に紹介した毒物や生物兵器なども、開発に携わった研究者たちは、真実を解明するという科学心や、これまでにない技術を開発するチャレンジ精神を満たしたいという気持ちと殺戮兵器を開発しているという事実の間で、悩み苦しんだことだろうと思う。

科学的解明や技術開発と、道徳倫理。これは時に相反する。

世の中には研究や開発をしてはいけないことやモノがある。道徳的な理性を超えても開発してみたくなるところがあるとすれば、その人は研究心を持つ科学者ではなく、単に利己主義で悪の誘惑に弱い人間なのだと定義すべきだろう。

 

古いところではノーベルのダイナマイトの様に、生活の安定や文化の発展に貢献する一方、爆弾という殺戮兵器にも変貌するものがある。どう使うかは人間次第だ。両刃の刃なのだ。科学の探求によって得た技術は、生活向上にも戦争にも使える。「銃は人を殺さない」というのは全米ライフル協会(NRA)の常套句であるが、間違ってはいない。すべて、その「道具」を使用する人間の倫理道徳観に委ねられる。

 

しかし、どう考えても殺戮以外に使い道のない技術も存在するのだ。記憶に新しいところではサリンガスなどがその一つだろう。この自然界には存在しない物質を製造する目的は殺戮以外にない。他の使い方はないのだ。こういうものを製造することは、その方面の科学者や技術者にとっては、自分の能力を試すということも含め、チェレンジ精神を大いに刺激することだろうし、小生も技術者の端くれなので製造してみたいという気持ちはよくわかる。しかし、チャレンジしてはいけないこともあるのだ。それを理性でコントロールできない人は、技術開発に携わってはいけない。

戦争という状態は異常な状態だ。食うか食われるか。殺戮兵器を一刻も早く完成させないと食われる。そんな状態にあって、道徳倫理を説かれたところで、それで自分や自分の愛する人が守れるのですが、という問いへの答えは難しい。しかし、説かれる以前に、「自分は開発に携わらない」という意思を持つこと、それが人間としての尊厳だろうと考える。

 

先に紹介した怪力光線の研究開発過程で現在の電子レンジのマグネトロンが開発され、結果的に後年、人々の生活を向上させる発明に貢献したといわれているそうだ。それはそれで素晴らしいことなのだが、果たして、殺戮を目的とした怪力光線の開発中に、その兵器開発によって家庭の調理用具に使われ、人々の生活向上に貢献する様になると考えた人は幾人いたのだろう。結果的に民用へと転用ができたのは、ある意味「不幸中の幸い」であって、当初からそれが見えない場合は、やはり開発してはいけない技術なのであり、それが見えるまでは塩漬けにしておくというのが正しい選択だろう。

 

戦争の兵器を開発することは悪かどうか。傍若無人な国から自国を防御すること、それは国際法でも認めらえている。しかし、殺戮のみを目的とする兵器の開発も認められているのか?不毛な議論は永遠に続く。

ふと、欅坂46の「不協和音」の歌詞が頭に浮かんだ。一部を記しておく(歌詞:秋元康)。

僕はYes と言わない
首を縦に振らない
まわりの誰もが頷いたとしても
僕はYes と言わない
絶対 沈黙しない
最後の最後まで抵抗し続ける

(略)

君はYes と言うのか
軍門に下るのか
理不尽なこととわかっているだろう
君はYes と言うのか
プライドさえも捨てるか
反論することに何を怯えるんだ?

僕は嫌だ!

最近、乃木坂46の生駒里奈卒業コンサートが開催された。小生は現地ではなく、ライブビューイングに参戦した。その具体的内容については、ともに参戦した小生知り合いの方のブログによくまとまっているので、小生はコンサートの開催方法についてメモっておく。

http://blog.livedoor.jp/makuramot/archives/53055555.html

 

 

 

「乃木坂46 生駒里奈卒業コンサート」於武道館


写真はライブビューイングに行く前に、武道館へ様子を見に行った時の写真である。

このコンサート、今の乃木坂46の人気にあって武道館程度の規模で1日だけ、しかも日曜日の開催とあってはチケット抽選に当たることのほうが不思議であり、その倍率は30倍だったという。ちなみに小生も、もちろん落選だったのだが、

 

特筆すべきは、今回、運営はこのコンサートで初めてライブビューイングという手法を用いたことだ。

かつて、このブログで小生は神宮球場での「音漏れ参戦」について述べたことがあった。

https://ameblo.jp/millimeter-wave/entry-12289601891.html

このように大人しく聞いていればいいのに、昨年11月の東京ドームの時には、この音漏れ参戦者たちが暴徒化したらしく、ネガティブな社会現象にまでなってしまったという苦い経験からか、今回ライブビューイングが開催されたのかもしれない。小生は東京ドームに関するブログで音漏れ参戦者救済としてのライブビューイングの必然性についても述べた。

https://ameblo.jp/millimeter-wave/entry-12328322502.html

この投稿の中で、音漏れ参戦者たちを救済することは、すなわちそのまま運営にとっても収益増大となるのでWin-Winになると述べたのだが、今回のライブにおいても、武道館チケット料金8800円に対し、ライブビューイングは3600円とはいえ、全部で6万席分のライビュビューイング席料金が売れたというので、武道館ライブだけの収益に比べれば、売り上げとして大いに貢献したことだろう。

 

小生はこのライブビューイングに参戦したわけだ。

 

 

 

上映映画及びライブビューイング標識


会場は衛星もしくは専用回線でライブ中継を可能とするさいたま市にある映画館の一つで、一部屋315人の集客が可能な部屋だった。投影プロジェクタは一台だったので解像度は標準であるが、いずれプロジェクタを4台用いて高画質での描画を売りとする会場が出てくると、臨場感は更に高まる。ちなみに、解像度が高まるほど立体感も高まり、偏向やシャッター式眼鏡を用いる現在の3D映画とは異なる本当の3D映像が楽しめるようになるだろう。

開演時間が近づくにつれて満席となり、ライブ会場よろしく、各々サイリウムなどの準備が始まる。とはいえ、座席から立ち上がってサイリウムを振りながら大声で歓声を上げるといった行動が認可されるか疑問だったのだが、スクリーン上に「ここはライブ会場と同じです。立ち上がってサイリウム振って盛り上がりましょう!」てなことが映し出され、心の準備も完璧に整うというもの。

そして開演時間となりOvertureが場内に響き渡るやいなや、観客のボルテージは一気に上昇した。それから先のことに関する始終については、先に紹介したブログの記述が秀逸なので、詳細な進行状況やライブビューイング会場の様子についてはこちらを参照されたい。

http://blog.livedoor.jp/makuramot/archives/53055555.html


今回初めてライブビューイングに参戦して気づいたことで、リップシンクのずれがあった。リップシンクというのは、ギョーカイ用語としては口パクのことらしいが、映像機器での技術用語としては、ビデオ映像と音声信号のデータ処理の時間差が生じることをいう。


人間は音のほうが光よりも遅いことを体で理解しているから、逆だと違和感を感じる。
 

光は1秒間におよそ30万㎞、音はわずか340m。この差は大きく、野球の応援などをスタンドでみていて太鼓の音がずれて後から聞こえることで経験している人も多いだろう。これが逆、つまり音が先に到達するということは、自然界ではありえないのである。人間はそれを本能的に知っているのだ。だから、音が後から聞こえることに対しては、多少のずれは気にならないのだが、音が先に聞こえるということは極めて不自然な感覚を覚えるということなのである。

このずれは最初からわかっている値なので、音声再生時に遅延を入れれば同期がとれるだろう。あるいは、ライブでの配信の場合などは画質よりも臨場感や大音量が醍醐味なのだから、あれこれと映像上の化粧をすることなく、そのまま回線に流し込んでしまってもよいのではないだろうか。


今後はそのような改善を望みたいところである。


小生思うに、今回のライブビューイングはまずまず成功だったと考える。ライブ会場の音席(経験はないが)よりもいいのではないかと思う。


ライブへの参戦というのは、要するに臨場感や没入感を楽しむのが目的だから、たとえバーチャルなものであったとしても、その感覚が味わえればよいのである。今後もこのようなイベントを期待しよう。

 

京成電鉄の「幻の駅」として、現在は営業停止となっている博物館動物園駅を2016年10月16日に投稿した。

https://ameblo.jp/millimeter-wave/entry-12209117486.html

この時、解体工事によって当該駅のある場所が更地化され、既に駅舎の痕跡が消滅していることを伝えたが、最近そこを通ったところ、その場所でコンビニ店が営業開始していることが分かった。

この変遷を写真で紹介する。今後は現状が維持されていくと考えられるが、かつてここに駅があったことを後世にも伝えておきたいものだと思う。別に覚えておかなくてはならないことではないかもしれないが、忘れなくてはならないことではない。

 

Webにある資料から(昭和10年頃)

 

2015年8月7日

 

2016年9月10日

 

2016年11月4日

 

2018年4月21日

JR西日暮里駅近くに、比較的最近できた『美香(メイシャン)』という麺屋がある。今回そこへ行ってみたのだが、これが大正解だった。このブログでメシに就いて書くことは殆どなかったが、今回は特別である。

 



元々、西日暮里は小生の生まれ故郷なので大体の店は把握しているのだが、美香はビルの地下にあることと、入口が判り難いことからノーマークだった。

 

 


この美香は、四川省発祥の麻辣湯(マーラータン)をベースに、

1.コンビニでよく見かけるような冷蔵棚に並んでいる具材、即ちパクチー、うずら卵、羊肉、きくらげ、魚の団子、鳥皮、エビ団子、牛筋、ワンタン、砂肝、ソーセージ、水餃子、センマイ、豚肉、ネギ、羊肉、ブロッコリー、キャベツ、小松菜、イカゲソ、ホタテ、アサリ、エノキ、あさり、豚ミミなどの50種類以上の具材から5種類を選ぶ。それ以上を希望する場合は個別に100円で追加可能だ。

 


2.麺を春雨(太)、春雨(細)、ラーメン、刀削麺の4種類から選ぶ。

3.辛さを白湯から激辛までの5段階から選ぶ。


というオーダーメイド中華麺を提供するお店である。

そもそもスープが山椒とラー油をベースとした本場の麻(しびれ)と辣(からさ)のスープ麺で、八角、胡椒、辛子、山椒、五香粉、クコ、大蒜などの20種類以上の漢方薬膳スパイスがたっぷり。要は「火鍋に薬膳入り」って感じなんだけど、日本人向けにローカライズしていないので、高得点。食べながら舌が痺れるのが心地く、汗もたっぷりだ。

写真は今回試してみたもので、黒キクラゲ、牛筋、パクチー、魚介、もやしをトッピングとしてピックアップし、麺はラーメン、辛さは中辛、というコンビネーションによるもの。

 


四川省は行ったことがないから知らないが、美香での味は深圳や東莞で食べた火鍋よりもずっと美味く、好印象だった。しかも漢方薬膳がウリなので、美味いだけじゃなく体にも良さそうだ。

ところで、50種類から5種類を選ぶということは、50c5 = 2,118,760通りの組み合わせとなる。麺が4種類だから、それぞれで試すと8,475,040通り。更に辛さを5種類で試せば、全部で42,375,200通り。一日三食これを喰ったとすれば、38,699年で全組み合わせを制覇できる計算になるので、人間の生涯からすれば無限の組み合わせとなる。

店員は中華系の女子で、店の規模は小さいものの奇麗である。かなりオススメ度は高い店だ。

顔平均というソフトがある。昔からあることは知っていたが、アプリとして手に入ることはつい最近知った。

 

かつてこれを用いて作成した画像がYouTubeに上がっていたので、ここで紹介したことがあった。

 

https://ameblo.jp/millimeter-wave/entry-11261483410.html

 

その後、もしこのソフトが入手できるのであれば是非試してみたいと思っていたのだが、簡単に入手できる上、価格も150円とちょー安いこともわかり、早速入手してまずは乃木坂46の平均顔を作成してみた。それがこれだ。

 

 

使い方は簡単で、目鼻、口といった顔構成要素のそれぞれの特徴点、つまり瞳孔の位置や唇の先端などの位置と顔の輪郭を定めて足しこむだけ。重ね合わせながら平均されていく様子が画像として見れるので作業中もかなり楽しいが、もう少し丁寧にやれば重ね合わせの誤差が減るため、ボケはもう少し減少すると思われる。

 

ところで、平均の算出方法だが、実は平均の取り方というのは相当に間違えやすい。

 

やり方を間違えると結果が異なってしまい、本当の平均の値ではない数字になってしまうのだ。

 

前回のブログでは、平均化ということが自然であることや、整った顔というのは即ち平均化された顔に他ならないということに就いて述べたが、今回は平均値を求めるうプロセスについて書いておく。

 

一般的に良く知られている様に、平均値を求めるには総ての数字を足してその数字の個数で割って求める(相加平均)。例えば1,2,3,4の平均は1+2+3+4の合計である10を個数の4で割り、つまり10/4=2.5と算出する。

 

(1+2+3+4)/4=2.5

 

アタリマエのことだ。

 

これは、もう一つの方法でも導くことが出来る。

 

(1+2)と(3+4)の、それぞれの平均値を平均するという方法だ。

 

(1+2)/2=1.5

(3+4)/2=3.5

(1.5+3.5)/2=2.5

 

これも良く使われる方法である。

 

ところが、これを最初の2つで平均をとり、それと次の数字との平均を取るという具合に端からやろうとすると正しい平均値とはならない。これ、結構間違えることが多いのだ。例えば、平均点が70点のクラスに、新たに90点を取った人が加わった時の平均点を求めると行った時に、平均点70と90を足して2で割る、といったミスをしがちなのだ。これに就いて説明しておこう。

 

先に示した1,2,3,4の平均を求めるとした場合に、間違えた方法で算出すると事実と異なってしまう。正しい平均値は2.5である。

 

(1+2)/2=1.5 

(1.5+3)/2=2.25   ←1,2,3の平均なので実際は2であるべき

(2.25+4)/2=3.125 ←1,2,3,4の平均なので実際は2.5であるべき

 

この様に、平均値よりも大きな値になってしまうのだ。これは、足していく数字の重みが大きいことに起因する。つまり上の例で言えば、3は2.5であるべきだし、4は3であるべきなのだ。これを適用すると次のように正しい数字が算出できる。

 

(1+2)/2=1.5

(1.5+2.5)/2=2

(2+3)/2=2.5

 

この方法を数式で表すとこうなる。

 

新しい数字が加わった平均値=(加わる前の平均値+(1+新しい数字/2))2

 

更にこれを一般化させると次のようになる。

 

a: これまでの平均値

b: 新たに加える数字

n: 平均をとる総ての個数

 

新たな平均値=a+(b-a)/n   …(1)

 

こうすれば、加える数字を弄る必要はない。

 

例えば、2,5,3,7,3の平均は(2+5+3+7+3)/5=4であるが、これを(1)に示す順次方式で平均を取ると、

 

(2+5)/2=3.5

3.5+(3-3.5)/3=10/3

10/3+(7-10/3)/4=4.25

4.25+(3-4.25)/5=4

 

となり、値は等しくなる。

 

この様に、平均値へ新たな数字を加えて新たな平均を求める場合は、この順次方式を用いる必要があるのだ。こうすることによって、当たらに加わる数字の重みが軽減され、すべての数字を足しこんでから全体の個数で割った平均、即ち本来の相加平均値が算出できるわけだ。

 

平均点が70点のクラスに、新たに90点を取った人が加わった時の平均点を求めるといった場合には、70点という平均点は何人の平均なのかを知る事が必要で、つまり、5人の平均なのか、それとも50人の平均なのかといった様な情報であり、それを知って上の式を適応すれば、正しい平均値が求まることになる。

 

さて、話を戻して顔平均を見てみると、このアプリは平均過程を確かめられる様に順次足しこむ方法となっている。もしも先に述べた様に、単に平均の値に新しい値を加えて二分すると、足しこむ数、つまり新しい顔の要素が強く現れてしまうのだが、このソフトはその辺りもきちんと計算されている様なので、安心して足しこむことが出来る。

 

 

最初に足しこんだ三名は生田絵梨花、斎藤ちはる、久保史織里の三人である。確かに足して割った感がある。

 

今後、色々と試してみよう。

 

「100均で売っている乾電池一本で白色LEDを光らせるスリムライトは、ヘタった乾電池でも使える」という話を聞き、早速買ってきて試してみたところ、確かに捨てる電池としてまとめてある電池の殆どを光らせることが出来た。これは驚きであると同時に、簡単には古くなった電池を捨てられくなったという意味で、結構悩ませる商品でもある。

 


さて、このライトであるが、電池がヘタっても使えるということで当然想像がつくのは、良く知られているジュールシーフ回路を用いたものだが、トロイダルコイルなどが必須となり、それなりの大きさと原価がかかるので、それよりはかなり効率の良いコンバータが内蔵されている様なのだが、いずれにしてもどんな構成になっているのか興味あったので早速分解してみた。

 


分解してみると構造は簡単で、LED以外にはICと思しきパーツとインダクタのみ。回路図へ落とす作業も簡単だった。



ここにある「Ha7m1」というのが恐らく昇圧コンバータだろう。実際の動きを探るべく、オシロで波形を観測してみた。

 


この様に、IC内部で発振させて4V近い電圧を発生させている様だ。また、残像でちらつきが判らないところまでデューティ比を落としてある。

このICの素性をぐぐってみたのだが、残念ながら見付からなかった。ただし、「LEDを1.5Vで光らせる」的に検索かけてみると、よく使われているICとしてCL0117という名前がヒットする。これをよく見てみると、パッケージの違いこそあれ同じ使用法であることが分かった。というか、同じだ。
データシートに書かれている参考回路も、全く同じ構成となっている。ただし、インダクタの値が異なっているので、コンパチブルではないかもしれないが、つかみは可能である。

一方、どのくらい電圧降下しても発光するかを確認するために、今度は定電圧電源を用いて測定してみた。その結果は次の通り。ご覧の様に、0.6~0.7Vぐらいから発光が可能であり、その後のIV特性はほぼリニアであった。



 


こうやってみると、このICを用いた本LEDライトは、他のライトなどでは消耗して使えなくなった電池の使用が可能だし、しかも安価ということで、相当使い勝手の良い優れモノだということがわかった。非常時用として各部屋に置いておくのに最適なので、その後数本を買い足した次第。

尤も、言わずもがなではあるが、消耗した電池は液漏れを起こすリスクがあるため、古い電池の再利用はご法度だし、定期的に取り出してチェックする作業は必要である。

とにかく、こういう庶民の味方商品は有難い。
 

最近、よく川栄李奈という女優がドラマやCMに出るようになったが、川栄は、数年前まではAKB48のおバカキャラとして「活躍」していた子であり、現在でもGooなどで統計しているおバカキャラランキングでは20位以内に入る常連組のタレントである。

特に、2013年に放映された「めちゃxめちゃ2イケてるッ!」という番組に於ける学力テストでは、当時のAKB48メンバーなどの出演者の中で最下位となり、その後バカセンターとして逆に視聴者に見つけてもらって大ブレークした経緯を持つ特異な経歴を持つ子でもある。

 


「めちゃxめちゃ2イケてるッ!」に於ける抱腹絶倒なこの回は、あの大島優子にこんなことを叫ばせる永久保存版的な放映となった。

 

 

ところで、この川栄という子、実は長いセリフをそつなく覚えることが出来たり、一時間でAKBメンバーの誕生日をすべて覚えるという企画をやってのけたりと、常人の域を超えた記憶力を持つ子でもあって、舞台監督を過去に例のない圧倒的な記憶力だと驚かす才能を持つ子なのだそうだ。

すると、バカっていったい何だろうと思う。

先の「めちゃxめちゃ2イケてるッ!」では確かに常軌を逸した非常識ぶりを披露したために、川栄転じて「バカ栄」とまで呼ばれていたのだが、類い稀な才能を持っていることを鑑みると、単に常識とされることを知らないだけなことをバカというのは如何なものかと思うのだ。

かの探偵シャーロックホームズは、様々な駅の階段の数はきちんと記憶しているが、太陽は地球の周りをまわっていると信じているという。これは極端な話なのだが、そういう意味でいえば小生も不得意な分野に就いては殆ど非常識人と化してバカ丸出し状態だ。ひょっとすると、日本史の知識などは中学生以下かもしれない。

川栄の場合、なぜバカセンターだったかというと、彼女の頭の回転が遅いとかそういうことではなく、単に知識がないということだけであって、頭脳の中身は極めて優秀だったのだ。

これに気付いたスタッフは車線を大きく変更し、彼女を別の道へと導いた。本人も希望していたという女優の道だ。その結果が今の川栄の立ち位置となった。最近彼女を知った人は、かつてバカキャラで売っていたなんて知る由もないだろう。

そういえば川栄、昨年の総選挙(AKB総選挙じゃない、本物の選挙)では参選呼びかけのポスターに登場した。かつてのバカキャラからすれば大抜擢である。

 


川栄は、かつて握手会で暴漢に襲われ、頭や手に傷を負ったことがあった。そのトラウマから人前に出ることに抵抗があるのではないかと懸念していたが、克服した様でなによりである。

世の中バカと言われる人や、そう呼ぶ人がたくさんいるが、机に向かって勉強する時間や意欲がないことから知識として身についていないだけであり、実はとんでもない潜在能力を持つ人はたくさんいると思う。才能を見出して育てることが大切だ。
 

100均のタンブラスイッチ付きLED常夜灯、ナイトライト。定格100V、0.5Wである。

 

 

 

かつてナツメ球を分解してみたことがあったが、常夜灯の方はスイッチも付いているし、これが100円で販売できる理由が知りたくなったので分解してみることにした。次いで(勢いで)回路図に落としてSpiceでシミュレーションし、さらに実機をテスターとオシロスコープで観測。また、動作の過渡状態をビデオで撮影してみた。

 

外装的には問題のない作りだ。PSEマーク入りで、裏蓋を外すと100V端子がむき出しになるので簡単に外せない様にねじ止めとなっている。

 

 

 

内部には、写真の様にスイッチと小さなプリント基板が見える。部品点数も少ないので早速解読に取り掛かる。回路図に落とすと次のようになっていた。

 

半波整流して抵抗を挟んで降圧、次いでに電流制御してLEDを駆動。駆動に当たってはフリッカーが出ない様にコンデンサで平滑。まさにそれだけ。なるほど、これだっ100均たら安くできるわけだ。

 

と、どうせならSPICEでシミュレーションしてみよう。SPICEにする時のLEDの型名が不明なので適当に選んだのだが、シミュレーション結果を見ると白色LEDにしては2.8Vとかなり低い。なので、実際にオシロで実測してみたところ、実際に2.75Vだった。

 

 

 

実際のオシロによる観測波形は次の通り。

 

 

また、Spiceでは「ズルズルっと立ち上がって光る」とシミュレーションされるので、点灯状態をビデオで撮って比較してみた。

 

https://www.youtube.com/watch?v=Qr5Ka2zuyAM

 

それと、スイッチをオフにしてもコンデンサが放電するまでなかなか電位が落ちない状態も分かった。ビデオを駒送りして調べたところ、2.45Vぐらいに落ちるまでの2.47秒間光っている。これ、実物で見ると眩しい上に残像で認識が難しいところだ。

 

ところで、回路図で見て気付く通り、これは電源オフ時に整流ダイオードの逆回復電流によってLEDへのバイアスがかかることを防ぐ保護ダイオードとして使用している様だ。実際このダイオードを外してSpice通してみても変化は見られなかった。

 

と、今回も色々勉強になった。前述の様にPSEも入っているし、ネジ式分解が可能だったので再び元に戻して実際に使用することにした。

 

 

注: 本投稿はその後改訂版があるので、2021年3月21日の最新版もご参照ください。最新版ではRGBWタイプの評価データも併せて記載してあります。

 

 

 

ミュージックライブ会場の必携品といえば、ペンライト。サイリウムと呼ばれることも多いが、乾電池駆動によるLED発光方式のものはペンライトという言い方が正しい様だ。ただ、英語でペンライトという言い方はなく、もっぱら「Stick Light」と呼ばれているらしい。

さてこのペンライト、ライブ参戦者にとってはまさに「ライトサーベル」なのだが、実際のライブ参戦でそれが点灯しなかったり、或いは点灯していても途中で力尽きることがある。それに伴って、持ち主本人も灯りと一緒にしょんぼりしているのを見ることもしばしば。ライブのだいご味は、やはりステージとの一体感にあるので、所持していても使えないという無念さは察して余りあるものがある。旅行先でカメラが故障するのと同様だ。

そこで、ライブ参戦に先んじたペンライトのメインテナンス方法及び心掛けをメモっておく。

1. 電池の交換は、必ず総て新しい電池に交換すること(古い電池を混ぜないこと)
2. 乾電池と接触するペンライト側の電極は、電池を入れる前に洗浄しておくこと
3. 新品の予備電池を用意しておくこと(現地の暗がりで交換作業を行うと乾電池を落下させることがあるので、先に包装紙から出しておくこと)
3. 暗闇でも電池の交換が出来る様に電池ボックスの開閉方法や電池の挿入向きを事前確認しておき、目を閉じて電池を交換する訓練をしておくこと


以前、下記のページにLED各色別電流値のグラフを投稿したことがあった。

 

https://ameblo.jp/millimeter-wave/entry-12147675144.html
 

この測定に用いたペンライトは(株)ルミカ製のLUMICA-2というペンライト。単四乾電池3本を入れて使用するもので、ボタンによってレッド、ホワイト、チェリーピンク、ピンク、パッションピンク、バイオレット、グリーン、エメラルドグリーン、ブルー、パッションブルー、イエロー、オレンジの12種の色を発光出来る逸品である。

この測定条件としては、新品乾電池が装着されているという仮定で電源電圧を4.5V(1.5V x 3本)としたことと、乾電池の場合には使用時間が経過すると内部抵抗が増加し、それに伴う電圧降下によってそれぞれの色の測定条件、つまり電源電圧の値がバラバラになってしまうのだが、総ての色の電源電圧値を合わせるために定電圧電源を用いたことだ。

このグラフを再度掲載しておく。

 

ペンライト色別電流値


グラフに表されている値は、各色ごとの電池の持続時間を相対的に表すとみていい。

 

図からRGBという光の三原色は単体発光だけとなるので消費電力が小さく、RGBすべてをフルに点灯させた混色で得られる白色は消費電力が大きいということなどが読み取れる。

ここで表されているグラフは飽くまでも相対値であるので、実戦での電池消耗に伴う電圧降下による消灯の閾値は分からない。そこで次に、会場でペンライトをずっと点灯し続けた場合という仮定で、電池の消耗に伴う電圧降下による電流変動を調べてみた。ここでも電源は定電流電源を用いた。

光の三原色以外の光はすべてRGBの混色で作成されているので電圧降下が生じると電流が減少し、RGBのうち、どれかの光が暗くなると混色の色は変化する。我々はライブ会場での使用経験から、白色は電池のヘタリに伴って赤くなって来るし、紫色はピンク色へと変化する事を知っている。今回の測定は、これを実際に電圧値で確かめようというというものだ。この結果を以て、色の変化を確認すれば電池のヘタリ具合を目視で確認できる様になる。

実際に測定してみると2.2Vが最低電圧値で、それを下回るどの色も発光しなくなることがわかった。これがLUMICA-2に於ける閾値となる。そこでこの値を最小値とし、三本の乾電池の合計電圧である4.5V(1.5V x 3)、これが最大電圧となるわけだが、この2.2Vと4.5Vの間に於ける電圧別の電流値を0.1V毎に測定してグラフ化したものが次の図である。通常このような電圧毎の電流グラフをV-I曲線、またはV-I特性といい、被試験物の特性評価に用いられる。



色別電圧電流特性(V-I特性)


ここでは実際の電圧降下を時間軸での経過としてイメージできるように、横軸の値を反転させて左端の値を大きくして表した。測定に当たっては、ここでも電流値の計測時の電圧を一定に保つために定電圧電源を用いた。

このグラフには12色総てを表してあるが、数値が重なる部分があって見難いため、これらの中からRGBのみ抜き出したグラフを次に示す。

 

これを見ると、我々が経験的に知っている事実、即ちライブも終盤に近付くとペンライトの白色が赤っぽくなることや、電池がヘタると青が点灯しなくなる理由なども、この図から読み取る事が出来る。

 

 

RGB電圧電流特性(V-I特性)


実際にこの計測データが直接役に立つということではないとは思うが、各色の特性を理解しておけば、「残念なこと」に遭遇するリスクは軽減出来るだろう。

さて、実戦での最も具体的な懸念事項は実践に臨んでの電池の持ち時間だろう。次はそれを測定した。

測定に際し、この場合は実際の場面を想定して市販の乾電池にて時間経過による電圧電流の変動を測定した。使用した乾電池は、一般に最も安価で入手できる百均ダイソーの単四電池。もちろん新品だ。使用期限は、推奨期限7年と書いてある通り、2023年12月となっている。

 

ダイソー乾電池


測定した色は、最も電流値の大きい「白」とした。これで測定しておくと、その他の色であればこの時間より長持ちすることが先のデータから明かである。

乃木坂46の今年最大のイベントであった東京ドームライブ最終日のアンコール時に、運営によるライブ前の「合図によって客席のペンライトをすべて消し、椅子に印のある方はペンライトを白色にして下さい」というメッセージに基づいて、ステージ上にいるメンバーたちへ人文字による「乃木坂46 アリガトウ」というメッセージを送り、メンバー達を号泣させた瞬間は、まさにステージと客席が一つになった乃木坂46歴史に残るイベントであったと思う。因みにこの文字の、向かって右上にある「6」の文字の一番右上端は小生のペンライトだ。

 

乃木坂46真夏の全国ツアー2017 Final! 東京ドームライブ最終日


このイベントに及んで、ペンライトが白く光らず焦った輩も多いのではないだろうか。無理もない、3時間半のライブに於ける最後のイベントだったため、、新品ではない電池が使用されている場合には、電池も相当ヘタってていたことだろう。

 

小生、このライブイベントの前にSNSを通じて上記のメインテナンスの注意事項を呼びかけておいたので、それを見た人は留意頂いているものと思うが(実際、その投稿を確認したという方もたくさんいた)、そうでない人はクライマックスに及んで辛酸を舐めたことと思う。

 

その意味、乾電池の消耗データを頭に入れておけば、早めの電池交換によって楽しくライトサーベルを振る事が出来るようになるはずだ。それによって、心残りのないライブを楽しめる。そこで、具体的な乾電池の寿命を測定することにした。


ところで、この電池寿命測定を行うためには4.5V以下という低電圧での測定を行う必要があり、新たに電圧電流計を作成した。この電圧電流計は0~100V、0~10Aの測定結果を表示する中華製のLEDパネルを用いたものであるが、パネルを光らせるためには5V以上が必要となる。パネル表示電圧を被測定電圧から取れば簡単に作成可能なのだがパネル表示電圧が被測定電圧に支配されてしまうため、自ずから被測定電圧は5Vが最小値となってしまうので、今回はパネル表示用の電圧を被測定電圧から取らずに外部から供給するように作成した。

 

自作簡易型電圧電流計

 

測定に当たっては、最も電流値の大きい「白」を発光させた。これで測定しておくと、その他の色であればこの測定時間より長持ちすることになる。

この測定器を用いて時間軸による白色の電圧電流変動を測定した結果を次に示す。なにしろ簡易型の測定器なので、大体の値として理解しておいた方がよさそうだが、傾向は読める。

 

時間経過電圧電流特性(Time-I/V特性)


この図と、先に示したV-I特性とを見比べてみると、使用開始から5時間半の経過で乾電池の電圧が2.5Vまで降下し、RGBの混色によって作られる白色のうち、青が消灯して赤と緑のみの点灯となり、いきおい高電圧時には白色であったペンライトのLEDが赤と緑の混色である黄色に変わってしまうことや、6時間15分経つと更に緑も消灯し、LEDの光が赤に変わるという色の変化が分かる。そして、

 

6時間30分が経過すると、すべての色が消灯する。これが即ち、このペンライトの最大持ち時間であるということを表している。

もちろん、これは白色を連続点灯させた場合の時間を表すものなので、それ以外の色での点灯であれば、電池は6時間半以上持つだろう。また、途中で消灯させれば電池の復帰が起きるので、更に電池寿命は延びるはずだ。


従ってこの値を最も過酷な状態使用での持ち時間として考えればよい。また、乾電池に就いても長時間使用を謳っている電池も市販されている様なので、それを用いれば時間は延びると思う。

これらのデータがライブでの電池寿命を予測するためのアドバイスとなれば幸いだ。というか、自分のためでもあるのだが。


 

11月7日と8日、東京ドームにて「乃木坂46真夏の全国ツアー 2017 Final!」というライブが開催され、小生はその最終日である8日に参戦したのだが、本ライブ、乃木坂46のみならずAKB48等々のライブへの参戦した中では、これまでにない素晴らしい感動をもらった最高のライブだったと思う。

乃木坂46というグループがAKB48と著しく異なる点の一つは、AKB48 に於けるかつての前田敦子、大島優子、高橋みなみ等々の様な絶対的センターやリーダーというポジションがなく、メンバーの誰かがスポットを浴びる「xxとその他」という構造になっていないということである。いきおい、今回のライブに於いても、飽くまでも「箱」として演出されていた点が大きな特徴となっていた。また、妙に奇をてらう様な演出がなかったことや、後々引きずるサプライズが無かったこと、更に観客が一体となってメンバーに送るサプライズが用意されていたことなど、安心して参戦出来るライブに仕上がっていたことも、今回のライブで特記される事柄だろう。

ライブとは元々ステージ側と観客との一体感を感じることと、現場でしか体験できない臨場感や没入感が得られる事が最大の楽しみだろう。今回、小生の席からの景色はこんな具合のところ(場内は基本的に撮影禁止であるが、公演終了後、スクリーン上にQRコードが映し出され、運営側から写メするように促された時に退席しながら撮影したもの)。

 



当初チケットを受け取った時には、自分の席が二階の壁際席だったのでちょっと残念に思ったのだが、「アリーナ席で前にいる人が大男である場合に比べればいいか」と自分に言い聞かせていた。ところが実際に現地で座ってみると、この席はステージの殆ど正面であり、双眼鏡を携帯していたのでメンバーが均等に見えるし、更に観客のペンライトをすべて見渡せるという天空席、いわば管制塔の様なロケーションだったのだ。これは幸運だったと思う。

さて、二日間で11万人の大歓声の下、ライブは大成功に終了したのだが、二つのイタイ事件が起きた。一つは撮影用の40kgにもなるという業務カメラの落下で観客が軽症を負ったこと、もう一つは場外にいる音漏れ観戦者経ちのマナーが悪かったことがある。

カメラの件は、とにかく開催側の安全管理を徹底してもらう以外に防ぎようがないことであり、少しでも落下点がずれていたら最悪死亡事故となってしまっても可笑しくない状況だったそうだ。これはまさしく人的ミスによる事故であり今後管理徹底を願うのみであるが、一方の音漏聴衆者のマナー問題はファン側の問題だ。

場外音漏れ観戦とは、場外で最も音量が大きく聞こえる場所にチケット落選者やライトなファンが来て音を楽しむことであるが、今回マスコミでも報道されたのは、その時のマナーである。

実はこの場所、小生がかつてAKB48の「1830m」、いわゆる前田敦子ラストライブの時に見付けた場所だった。その時の事はここで紹介した。2012年8月の事だ。


https://ameblo.jp/millimeter-wave/archive1-201208.html

 

今回のライブ初日に、その場所を確認しに行くと同様な音漏れが聴こえることが分かったのでSNSでその旨情報提供したところ、書き込みを見たという人から挨拶を受けた様に、その情報を基に集まった人も多くいた。

 



漏れ音としては、オープンスタジオである神宮球場の方がはるかに優れており、以前紹介したところに比べると相当に音がくぐもるが、それでも東京ドームの音漏れとしてはここが一番音が大きい。神宮に就いてはここで紹介した。

 

https://ameblo.jp/millimeter-wave/entry-12289601891.html

 

今回の東京ドームの現場では、ペンライトを振っている輩も数人ほどいたものの、小生がいた初日は騒ぎもなく、大人しく聞いている人ばかりだったのだが、報道によると二日目は係員との小競り合いなどもあって相当酷いものだったらしい。小生にはこの騒ぎの責任はないのだが、「ここは良く聞こえるよ」と情報発信した立場からすると、この騒ぎを未然に防ぐ方法に就いて考えざるを得ない。

小生的にはこう考える。

まず、この場外での音漏れ参戦は、縄でも張って規制すれば簡単に排除できる。しかし音漏れ参戦者、少なくともペンライトまで携帯してくる強者は、場内参戦者と同様な臨場感や没入感が欲しくてやっているわけだから、運営としても何処かで発散させてあげる必要はあろう。

 

そこで最善策は、ライブビューを開催することだと考える。彼らが発散できる場を提供し、回線でスクリーン映像と音声を伝送して大型ビジョンに描画させればいいのだ。


また、自宅がライブ会場から遠いために参戦を諦めている人を救出することにもなるだろう。

 

そもそも場内にいたところでステージにいるメンバーの顔まで見える人はほんの一握りなのだから、ビジョンでの観戦で問題はない。運営にとっても、チケット落選者からも収益を上げあれるわけだから、まさに「Win-Win」が成り立つ。

今後、運営にはこうした計らいを期待したい。

最近、運営はチケットの転売を防ぐ策を打ち出した。こういう対策はファンを守ることとして高い評価となる。ファンを切り捨てるようなことをすると必ずしっぺ返しがくる。逆にファンを救えば、ずっとついて行くものだ。