100均のLEDナイトライトの分解 - 基本に忠実だからこそ安い | プロムナード

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100均のタンブラスイッチ付きLED常夜灯、ナイトライト。定格100V、0.5Wである。

 

 

 

かつてナツメ球を分解してみたことがあったが、常夜灯の方はスイッチも付いているし、これが100円で販売できる理由が知りたくなったので分解してみることにした。次いで(勢いで)回路図に落としてSpiceでシミュレーションし、さらに実機をテスターとオシロスコープで観測。また、動作の過渡状態をビデオで撮影してみた。

 

外装的には問題のない作りだ。PSEマーク入りで、裏蓋を外すと100V端子がむき出しになるので簡単に外せない様にねじ止めとなっている。

 

 

 

内部には、写真の様にスイッチと小さなプリント基板が見える。部品点数も少ないので早速解読に取り掛かる。回路図に落とすと次のようになっていた。

 

半波整流して抵抗を挟んで降圧、次いでに電流制御してLEDを駆動。駆動に当たってはフリッカーが出ない様にコンデンサで平滑。まさにそれだけ。なるほど、これだっ100均たら安くできるわけだ。

 

と、どうせならSPICEでシミュレーションしてみよう。SPICEにする時のLEDの型名が不明なので適当に選んだのだが、シミュレーション結果を見ると白色LEDにしては2.8Vとかなり低い。なので、実際にオシロで実測してみたところ、実際に2.75Vだった。

 

 

 

実際のオシロによる観測波形は次の通り。

 

 

また、Spiceでは「ズルズルっと立ち上がって光る」とシミュレーションされるので、点灯状態をビデオで撮って比較してみた。

 

https://www.youtube.com/watch?v=Qr5Ka2zuyAM

 

それと、スイッチをオフにしてもコンデンサが放電するまでなかなか電位が落ちない状態も分かった。ビデオを駒送りして調べたところ、2.45Vぐらいに落ちるまでの2.47秒間光っている。これ、実物で見ると眩しい上に残像で認識が難しいところだ。

 

ところで、回路図で見て気付く通り、これは電源オフ時に整流ダイオードの逆回復電流によってLEDへのバイアスがかかることを防ぐ保護ダイオードとして使用している様だ。実際このダイオードを外してSpice通してみても変化は見られなかった。

 

と、今回も色々勉強になった。前述の様にPSEも入っているし、ネジ式分解が可能だったので再び元に戻して実際に使用することにした。