来年1月のフリーダムフォーク集会の出演者が決まりました。

第177回フリーダムフォーク集会
【日時】2022年1月15日(土)
    19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle
袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440
http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】
一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)
・砂風金
・ハートウォームカンパニー
・てぃあーず
・Akisa
・小栗祐司朗
・楳津洋行(初)


以上六組の演者さんがエントリーしてくれました。1月は、実は僕が家の都合でフリーダム欠席なのです。行けなくて聴けなくてスミマセンが、みなさんよろしくお願いします。ハートウォームの夢華さんに当日の進行をお願いしてあります。哲也さんや大石さんには転換のお手伝いをお願いしてます。みなさん夢華さんのゆーことをよく聞いてくださいね。

それと、まだ先の話ですが、この次の3月のフリーダム、第二土曜日の開催となります。2022年3月12日(土)開催予定です。こちらはマシスもきっと伺います。また期日が近づいたらアナウンスしますが、来年3月フリーダムは第2土曜日とご承知くださいませ。


年末です。この季節、僕はシュトーレンというパン(お菓子)が好物で、毎年楽しみにしています。これが僕にとって一番のクリスマスイベントかもしれない。
シュトーレン、うちの家族も食べますけど、僕は自分用にひとつ買っておくぐらい好きでして、毎年一人でバクバク食ってます。お酒は弱いけど、お酒を使ったお菓子は大好き。ラムレーズンのアイスとかチョコとか最高。

シュトーレンって、日を置くほどに味が変化するお菓子ということですが、でも僕はその変化は分かった試しがない。たいていクリスマス前に食べ終えてしまいます。美味しいので手が止まらないから、変化を待ち切れないのです。


めったに行かない街のCD屋さんで、CD(旧譜)の20%オフセールをやってた。自分への早めのクリスマスプレゼントにと、とりあえず持ってないCDを掴んでみました。
三枚トータルで1300円なり。

ドクターフィールグッド、恥ずかしながら実は聴いたことなかったけど、聴いてみたらオイオイ何これ最高なのか。僕はブルースロックはあまり聴いてこなかったけど、3コードでもぜんぜん曲が退屈じゃないし、オリジナル曲がリズムが跳ねてなくて、前に前にグイグイ来るのがご機嫌。これは有名なアルバム『殺人病棟』も聴いてみなければならんと思いました。

マディ・ウォーターズはタイトルの『フォーク・シンガー』を見て、マディがフォーク?と思って手に取りましたが、聴けば普っ通にマディ・ウォーターズでした。どこを切ってもマディのブルースです。

ボスのファーストアルバムは今さらというか、本当にようやく聴けた、って感じです。今がきっと聴くタイミングだった、と思おう。リマスタリングされたこのCD、噂に聞いていたほどにボスの他のアルバムと比べて特にダメだとは思いませんでした。リマスタリングする前の音は聴いていないので比べようもないですけど、セカンドの『青春の叫び』と音が似てるかなって印象。安く買えて良い音を聴けて良かったですよ。

違うジャンル三枚を掴んだつもりが、ブルース三枚(?)と言えなくもないセレクトでした。あの20%オフは年内にもう一回くらいのぞいてみたい。


追記。今夜は家でWOWOWの矢沢永吉武道館を観ようか、と思いながら、クリスマスの約束2019の再放送を観てます。昨年中止だったクリスマスの約束も今年は放送されるそうで、楽しみです。


マシス
昨日12月8日はジョン・レノンの命日でした。とはいっても、命日ということは今年はすっかり忘れていました。情の薄いファンです。近いうちにビートルズかジョンのソロをしっぽり聴きたい。

でも、今は折坂悠太のアルバムがプレイヤーから出せません。新しいアルバム『心理』が気に入ってしまって、ここのところずっとエンドレスでリピート中なのです。
前作のアルバム『平成』が音楽雑誌の年間ベストアルバムのランキングに入るなどと話題になり、近年ではドラマ主題歌「朝顔」で注目を浴びた折坂悠太の、待望の新譜です。

前作の『平成』はとても楽しませてもらったので、さて新作は、と期待したけど、軽く越えてきましたね。僕の好みでは『心理』は『平成』より好きです。おそらくは2021年度に出たアルバムの中で、個人的にナンバーワンになりそう。そもそも新譜って(昔に比べて)ぜんぜん買わなくなったったけど、こんなにシビレた新譜は七尾旅人の『ストレイ・ドッグス』以来かも。

(こんなにハマるんなら特典映像付きの初回盤を買えば良かったと後悔中)


『心理』折坂悠太
1. 爆発
2. 心
3. トーチ
4. 悪魔
5. nyunen
6. 春
7. 鯱
8. 荼毘
9. 炎 feat. Sam Gendel
10. 星屑
11. kohei
12. 윤슬(ユンスル) feat. イ・ラン
13. 鯨

一曲目の「爆発」から「心」へ、そして「トーチ」への並びが堪りません。「悪魔」「鯱」の不穏な躍動感と歪んだギター、「春」「荼毘」「炎」のねっとりした歌いっぷりも堪らん。どの歌も、ちょっとしたフレーズが耳に残って離れません。

윤슬(ユンスル)」の韓国語の朗読詞《もしもし、聞こえますか / 私はよく悲しくなる人ですが / 悲しくない人が好きです / 私は悲しくない人になりたいです》この寂寥感がまた堪らない。ちなみにユンスルとは水面に光がキラキラ反射してる様子のことだそうです。

どこか懐かしくて、でも、何にも似ていない。

別に不思議なことをしてるでもないのに、この得体の知れなさはなんだろう。聴くほどに、僕には折坂悠太がある種の化け物に見えてしまう。若者だけど化け物。

ドラマでヒットした「朝顔」だけを取り上げれば、なーんかちょっといい感じなバラードを歌う人、って思えなくもない。「朝顔」の《ここにー、ねがうー、ねがうー》のキャッチーさは、折坂悠太の化け物感を薄めて一般人に浸透させる戦略だったのでは、とさえ思えてきます。

「朝顔」で興味を持った一般の音楽ファンが、アルバム出たじゃーんって『心理』を聴くと、あれ、なんか思ってたのと違うぞ、こんな音楽聴いたことない、と戸惑いつつも折坂ワールドにハマっていく図式が想像できます。


折坂悠太はとにかく《歌声》の人。削ぎ落としてスカスカな音のアレンジでも、意味不可思議な歌詞も、あの声あってこそ成立してるってところがある。本人もそれをよく判ってて、確信犯で自分の音楽をやってると思います。

《目がイッチャッてる》という表現を借りれば、彼はまさに歌声がイッチャッてる。うかつにちょっかいかけたら危なそう。うわ、コイツやばいぞ、何やらかすかわからんぞって、歌を聴けばすぐそれと伝わってくる。

例えば、「朝顔」を誰かが弾き語りでカバーしようとしても、《良い歌だから歌ってみました》って上澄み解釈でしか演れないでしょうね。いくら歌が上手い人が歌おうが、あの歌の味(狂気)は本人じゃなきゃ微塵もにじみ出てこないと思います。


僕は『平成』をジャケット買いして折坂悠太を知ったクチですが、その時は《なんだこれは》と訳も分からず聴いてました。当時の日記で確か、《久しぶりに一緒に大声で歌いたくなる音楽を見つけた》と感想を書いたような覚えがあります。
この面構えを見て、ジャケット買いしました。不敵な目付きしてますね。

なんか折坂悠太って、若いのにチャラチャラせず、不思議な風格があります。音楽なら私、誰にも負けませんよと言わんばかりに、横綱相撲の貫禄というか、最初っから老成してる印象です。若いのに不思議ですね。


折坂悠太の音楽はジャンル分けすると何でしょう。まぁポップスでしょうけど、いわゆる普通のJポップとか、洋楽を土台に発展進化した邦楽に馴染んでしまってる人には、折坂悠太はものすごくキワモノに聴こえるんじゃないかしら。

僕の第一印象では、日本語なのに異国感があるところとか、沖縄音楽を聴いた時の異質感にちょっと通じるかなーとも思ったのですけどね。『平成』を聴いた時は、もしかして戦後のレトロな昭和歌謡がルーツかしら、とも思ったけど、『心理』を聴いてると、もう、ジャンルとかどうでもいいやって気になってきます。

それと、打ち込みの音が一切入っていない音楽って、最近は珍しい。人が身体を使って鳴らした音100%で作られた音楽って、聴いてて身体が音に自然と反応しますね。耳が喜んでるのが判りますよ。


ボスのノーニュークス・コンサートも折坂悠太と一緒に買えました。躍動感というなら、ステージの上を疲れ知らずに弾け飛んで叫ぶボスは躍動感そのもの。あまりに痛快で見てるだけでこっちもエネルギーがチャージされそうです。



マシス
《来年の3月までマシスはお外でのイベント参加を遠慮させてもらってます(フリーダムフォーク集会を別として)》とアナウンスさせてもらってきて今現在なのですが、先日、来年の4月のイベントへのお誘いメッセージを頂きました。嬉しい。4月なら出る気満々です。ありがたく承諾のメッセージを返しました。

来年の4月、まだまだ先の話です。先の話でも、外に出る予定を入れられたってのは嬉しい。本当に嬉しい。ようやくだ。あと4ヶ月ほど引きこもれば、外へのお誘いにOKと答えられる日々が戻ってくる(かもしれない)。

オミクロン株とやらがまた世界で流行り出していて、まったく油断ならないのですけど、4月からは少しずつ外でのイベントにも行けるようになると信じたい。僕自身、休んでいて鈍ってる身体を徐々に慣らしていくよう、少しずつ、と考えています。少しずつで十分だよ。

僕は元々がインドア派ですので、自粛と言いつつも家での自粛を楽しんでたところもあります。しがらみの面倒くさい付き合いをやらずに家に居れたのはラッキーだったし、コロナ以前の日常が帰ってきたら、おそらく自粛期間を懐かしく思うに違いないのです。早く自粛は明けて欲しいけれども。


そんな中、いくつかお誘いは頂いてまして、観たいライブ、出たいイベントはここ二年でたくさんありました。どれも本当に行きたかったし観たかった。行けなかったイベントは二度と取り返せないけれど、参加しないと決めたのは自分だから、潔く、くよくよしない。未来に期待します。自粛中は歌も何曲か作れたし、配信ライブも経験できた。どんな時間も無駄なものはないと思おう。


あと4ヶ月、4月になれば。

April She Comes Well、の動画をここに貼ろうとしたけど、出来なかった。


この二年の間に、佐野元春が40周年ライブをやってくれました。通常ならば名古屋公演にきっと行っていたでしょう。佐藤奈々子さんのエスケリータ公演も観たかった。伊藤銀次のビスケットタイムも行きたかった。みんなコロナの中、頑張って活動してくれてて、とても逞しいことです。


先週、佐野元春がWOWOWの番組【invitation】に出てたのが放送されたのですけど、それがとても格好良くって、何度も観返しています。
先月は武道館公演の模様も放送されましたが、この番組は別の意味で興奮しました。すごくカメラワークが丁寧で、ギターソロに加え、ドラムとかピアノとかベースとか、演奏の聞き処に合わせてプレイヤーをバシッと追ってくれてた。主役の元春は近年のテレビ出演にないほど格好良く撮ってもらえてたと思う。ファンとしては満足な番組でした。

久しぶりのテレビ出演で、テレビ的には「サムデイ」や「約束の橋」をやってくれませんかって言われそうなものを、新しい曲中心の選曲を受け入れた番組サイドの懐は深い。サザンの桑田佳祐とかなら新曲ばかり歌うのも許されそうですが、こういった新しい曲を当たり前に演奏する姿勢こそ、この世代の他のミュージシャンと元春が決定的に違うところでしょう。たいていはみんな懐メロ大会になっちゃいますものね。

「愛が分母」を歌う元春のなんと楽しそうなこと。両手を腰に当てる決めポーズがチャーミングで、そこのフレーズをつい待ち望んでしまう。元春は自分を演出することに長けてます。スカパラホーンズが吹くリフがご機嫌なこの歌は、聴くほどに好きになっていきます。

イントロのホーンのリフがとにかくキャッチーなのですが、このフレーズは元春が考えたらしい。このセンスはもっともっと評価されていいと思う。


それと、元春には珍しくカバー曲も披露してくれて、この「コリーナ・コリーナ」の演奏が出色。元春のヴォーカルが色っぽいこと。ブルースは僕はあまり詳しくないですが、歳を経てこそ味が深まる音楽ってあるのです。


「銀の月」は一番新しい新曲。モーグのフレーズがTHE WHOみたいで格好良かった。聴けて嬉しい。早くライブで生で聴きたい。

司会進行の古舘伊知郎って、《その人のスゴイところを挙げて感心する》ってあの芸風、どうも太鼓持ちに見えちゃうのですけど(それこそ夜ヒットの頃から)、こういう具合に丁寧に《偉業!》って挙げてくれると、元春ビギナーのためにはとても親切なんだろうなって思います。

この番組を観て、佐野元春カッコイイって思う視聴者がいっぱい出てくれたらいいなと願いますよ。

余談 : BSのテレビで、小説の一説を入力すると、AIがそこから続きのストーリーを新たに書いてくれるって技術を放送していまして、すげぇなと思いました。それを観て、そのうち《メロディに勝手に歌詞を付けてくれるAI技術とかできるんじゃないか》と思ったりしました。今作っている歌詞がなかなか煮詰まっているもので。人頼みしたくなります。でも、出来はどうなんでしょう。結局は自分でやらないものは納得できないってオチでしょうね。



マシス

少し前に受けた人間ドックの結果、便に血がついてましたよー、とのことで(ビロウな話ですみません)、悲しいかな要再検査となりまして、今日、仕事をお休みして病院に行って来ました。


大腸検査です。数年前にも一度やりました。お医者さんが言うには《五年に一度、大腸カメラでチェックすると大病予防に万全です》との話ですけど、前にやってから五年も経ってない。なら、大したことなかろうと思いつつ、念のためお願いすることにしたのです。



予約をする際に、病院側より二日前にPCR検査を受けてくださいと言われまして、検査の二日前、唾液を病院に提出してきました。

巷で噂のPCR検査です。オレもいよいよ受ける時がきたか、と思いましたね。唾液を集めるのは特に苦労することもなくて、なんだ楽勝じゃんと安心しました。口に棒を突っ込まれる方の検査はツライと聞くので、こちらで良かった。

もしPCRが陽性となると再検査は受けられなくなるところでしたが、今日無事に診てもらえたので、陰性だったようです。良かった良かった。

ワクチン受けたからといって、どこでウイルスをもらってきてもおかしくないご時世。とりあえず今現在は自分はコロナに感染していない、とハッキリ判ったのは嬉しいですね。


肝心の大腸ですが、診た感じはポリープとか癌はなかったようで、ホッとしました。じゃあ、なんで血が?と思ったけど、入り口の近くの壁で一ヶ所、赤くなった箇所があった。これは何だ?

お医者さん曰く

《痔かな》


切れ痔でした。


《痛みが出るようなら肛門科に相談してください》


まぁ、痔くらいで済んで良かったですよ。


今回が人生二回目の大腸検査でした。前日よりの食事制限はわりと平気。午前中はひたすら下剤飲んでお腹を空にするのですが、これも初めての時よりは今回ぜんぜん余裕でした。ただ、何回もトイレに行くので、終盤はお尻が痛くて参った。ティッシュをあてがうのも激痛だし、椅子に座るのもツライ。これは慣れませんね。肝心のカメラも、腸のカーブをカメラが通過する時がなかなか苦しい。これも慣れるものじゃありません。

でも今回、カメラされながら大腸カメラの映像を自分でもモニターで視るように意識してました。自分の腹の中はめったに視れないだろう、という思いと、気をまぎらわせる思い半々で、結構キレイじゃんと思いながら視てました。

緊張したけど、大事なく終って良かった。これで大腸は少なくとも五年は大丈夫そうです。検査でヘトヘトですが、健康が一番。元気に音楽していくためにも、身体には気をつけねばなりませんね。


前日は食事制限、おやつはカステラならOKというので買ってきたけど、食べきれなかった。

今日の検査中、時間潰しに本を二冊持っていったけど、午前に下剤が終ってからカメラまで二時間近く待って、おかげで二冊ともほぼ読んでしまいました(しまいには待ち疲れて居眠りしてた)。
ノーナリーヴスの西寺郷太著「プリンス論」と、ニック・ホーンビィ著「ソング・ブック」です。音楽への愛に溢れた著書を読む時間ほど早く過ぎるもので、どちらも素晴らしい時間潰しとなりました。

ニック・ホーンビィは人生で最も聴いた曲として、ブルース・スプリングスティーンの「涙のサンダー・ロード」を挙げていて、初めて聴いた時から25年、1500回以上は聴いている、と書いてます。僕は一曲をそんなに繰り返し聴いたって経験はあるだろうか、と自問したけど、とても思いつきません。

友部正人はまさにこの本を読んだ感想で、自分は人生で一番聴いたのはボブ・ディランの「ライク・ア・ローリングストーン」だと書いてました(それでも「サンダーロード」の1500回にはとても及ばないとも)。

何度も繰り返し聴けば、普通は飽きてしまうものです。それはニック・ホーンビィもそう書いてます。聴いて隅々まで覚えてしまえば、その曲をもっと知りたいという新鮮味は無くなってしまうと。それでも自分が「サンダーロード」を聴いてしまう理由を筆者は本書で分析しています。

この分析を踏まえたなら、僕が一番繰り返し聴いた一曲は、佐野元春の「ヤングブラッズ」がそうかなって気がしました。ニック・ホーンビィにとっての「サンダーロード」同様、僕にとって「ヤングブラッズ」における元春のヴォーカルのビブラートの神々しさ(日本人と思えない気品と逞しさがある)、メロディと歌詞の妙、楽器の音やコーラスの胸踊るインパクトは、いまだ魔法を含んでいると感じるのです。

そういえば、ブルース・スプリングスティーンの今月出たノーニュークスのライブアルバムを欲しいと思ってたのですが、病院の後に寄ったCD屋さんには売ってなくてガッカリしました。検査に頑張った自分へのご褒美と思ってたのに。なら折坂悠太の新譜を、と思ったけど、それも置いてなくて、このお店ダメじゃん、と気落ちしながら帰路に着いたのです。


帰ってテレビをチェックしたら、今日WOWOWで映画「カセットテープ・ダイアリーズ」がやってたのに録画し忘れたのに気づいた。スプリングスティーンに振られ放しな一日です。再放送に期待。

今週末はWOWOWの音楽番組「invitation」のゲストが佐野元春なので、そちらは絶対観る。観逃すものか。


マシス




昨夜、11月20日は袋井市のライブ喫茶【マムゼル】にて、奇数月第三土曜日恒例のフリーダムフォーク集会が開催されました。
7月以来のフリーダムです。9月はコロナの影響で残念ながら中止とさせてもらいましたが、今回、9月にエントリーしてくれた演者さんが全員再エントリーしてくださった。ありがたや。皆さんお待たせしました。

飛沫防止シートにマスクカバーの使用、そしてお客さんのマスク姿と、感染対策をしつつの進行です。最初の頃は煩しく思った感染対策も、もう皆さん自然にスッとやってくれる。換気の時は近くの人がササッと窓を開けてくれたりして、大変助かります。

この夜の演者さんは以下の通りです。

【ぷらっとふぉーむ】
毎回いろいろなタイプの曲を演奏してくれる、ぷらっとふぉーむのお二人。この日は「さらばシベリア鉄道」「遠くで汽笛を聞きながら」「俺たちの旅」etc、旅にまつわる選曲で客席を楽しませてくれました。

【高田要比古】
前日の19日がユニット【ランコントル】でのワンマンライブだった高田さん、二日連チャンのライブとなったこの日はソロで登場。足元のギターシンセサイザーという機材を駆使しての演奏にみんな釘付けでした。映画「ひまわり」のテーマのマァ素敵なこと。

【Setha & Joey】
山本(砂風金)先生のお子さん達が久しぶりに出てくれました。今回シャーナはお休みで、ジョーイとセサのデュエット。ジョーイ君の歌は初めて聴けたけど、初ステージと思えぬほど堂々としてて、とても良い声をしてた。お姉ちゃんのセサは相変わらずギター上手いし声も抜群。今度は三人の演奏も聴いてみたい。

二人の演奏をほんのちょっとだけ動画でどうぞ。

余談。ステージ後にセサに《今の誰の曲?》って聞いたんですが、セサの発音が良すぎて聞き取れなんだ(聞き返す勇気はなかった)。


ここで前半三組を終え、換気休憩。後半は大川さんから。

【大川忠人】
7月に引き続きエントリーしてくれた大川さん。かぐや姫の「この秋に」は僕初めて聴いたけど、とても良い曲ですね。チューリップ「青春の影」にアリス「秋止符」と、相変わらずの良い声と落ち着いた演奏で名曲を披露してくれました。

【HASSY】
HASSYはフリーダム初期からの常連さん。《ぜんぜん練習してない》って言いながら何を仰る素晴らしい演奏。この日のステージはMCも含めてあまりに良くって、聞きながらジーンとしてしまいました。オリジナル曲「マイフレンド」が聴けて嬉しかった。

【砂風金】
この夜のトリはお馴染み砂風金。この日も前回と同じくギブソンとマーティンのギターを使い分けて、音の違いを楽しませてくれました。阿呆鳥「物語」の熱唱。最後はGAROの「時の魔法」(カッコいい曲)で盛り上がりました。



この夜は、PAのよしひろさんが急に来れなくなって、マシスがPAをやりました。準備から本番、片付けまで、皆さんのご協力を頂き、なんとか大きなトラブルもなく終えることが出来た。ああ緊張した。次にもし僕がPAやる時があったら、もうちょい落ち着いてやりたい。良い経験をさせてもらいました。

準備していた時、僕の持ってったシールドが状態が良くないのに気づいて、そしたらHASSYが《僕のを使う?》ってスッと貸してくれました。HASSYありがとう。シールドはマメに確認しなきゃダメだ。新しいヤツを買って準備しときます。


演者の皆さん、お客さん、そしてマムゼルの皆さん、ありがとうございました!

次回のフリーダムフォーク集会は来年、2022年1月15日(土)です。ありがたいことに出演希望も来はじめてます。皆さん次回(来年)もフリーダムをよろしくお願いいたします。


この日、テーブルに瓦版の100号記念盤を置かせてもらいました。
アンケート内容は9月の時点でSNSで公開しましたが、ちゃんと印刷したヤツを頑張ってせっせと作りました。アンケートにご協力頂いた皆さん、改めまして、ありがとうございました。

刷って、閉じて、出来たーと思ったフリーダム当日に印刷ミスを見つけて、家を出る直前に急いで紙を貼って修正たりして。やー慌てた。PAの件もいきなり聞いたから、ツープラトンで慌てて動揺しまくりました。膝が震えましたもの。無事終って良かったですよ。
昨夜のフリーダムの時にいらした皆さんに配らせてもらいました。

本来なら、アンケートに回答してくださった皆さん全員には、印刷した瓦版をお渡するべきですけど、瓦版を手に取るのはフリーダムフォーク集会の参加者特権としたく、そこは何卒ご理解くださいませ。内容は以前日記で公開したものと同じですので、読みたい方はマシスの9月の日記をチェックしてみてくださいね。



100号記念盤は今後も持って行くようにしますので、欲しい方はフリーダムの時にマシスにお声かけください。できれば、数がちゃんと足りるよう、前もってお取り置き願いの連絡を僕にしてもらえたら助かります。欲しいって人があまりに多い場合は、増刷もちょっと考えてみます(今度はミスプリントのないように)。



マシス

先日は娘と一緒に、受験希望の学校へオープンスクール(見学&説明会)に行って来ました。すでに夏くらいより、いくつかの学校へ行っていたのですが、これまでは連れ合いが娘に付き添ってて、今回は僕が付いて行きました。


学校紹介の説明と、実際の授業の見学。そして部活動の見学と、半日たっぷり見せてもらいました。僕はこうした学校見学って初めての経験で、なかなか興味深いものでした。


真面目な感想を言えば、進学校ってスゴいなーって印象。授業の様子も、設備も、先生たちの気合いも、僕の学生時代とはマァ違いましたね。


でも、進学校だからって、生徒さんたちがガリ勉一色な雰囲気でもなくて、真面目に授業を受けてる姿と別に、部活動では凄く無邪気な顔でイキイキしてたのが良かったです。


ダンス部とか、みんな可愛いくて楽しそうでしたし、演劇部も短いお芝居を頑張って披露してくれた。合唱部や軽音部、パソコン部に文芸部と、限られた時間で見れたのは部活動のほんの触りくらいでしたけど、ああ、ちゃんと青春してんな、いいなぁって思いました。娘も楽しかったようです。


それにしても、僕の学生の頃は、こんなオープンスクールなんてなかった気がする。在学中に受験生が見学に来たって覚えもない。連れ合いは《私ん時は学校見学あったよ》と言ってましたけど、時代の差か、うちの親がそういうのに無頓着だったか、よくわかりません


受験勉強もいよいよ佳境。勉強は大変だけど、良い結果が出るよう頑張って欲しいです。それくらいしか言えませんね。


学生時代、娘はこれから始まるもので、僕らにとっては決して戻れないけど確かに通り過ぎて来た時間。願わくば彼女にとって充実したものでありますように。



帰り道に書店で、雑誌とマンガを購入。

紙面で鈴木茂さんが、はっぴぃえんどの全曲解説をやってます。前に出した茂さんの自伝でも全曲解説やってたけど、つい買ってしまいました。こういうのを読むと当然はっぴぃえんど聴きたくなります。

「はいからはくち」「花いちもんめ」「氷雨色のスケッチ」のスコアが載ってて、弾けないまでもタブ譜を見ながらギターを触るのは楽しかった。久しぶりにタブ譜なんて見ましたね。目が悪くなったせいか、指板の数字の判別がしんどい(字が小さすぎる)。でも「氷雨色のスケッチ」は大好きで歌ってみたかったから、コードと弾き方がわかって嬉しいです。

「氷雨色のスケッチ」ホントに素敵な楽曲。これは僕の思う《こんな歌が作れたらどんなにいいか》リストの常連曲です。サビの《ねえ / もうやめようよ / こんな淋しい話》の歌詞とメロディのハマり具合ときたら、天下一品でしょう。あの《やーめーようよー》はホントに止めて欲しそうですものね。《はーなーシィー》の裏声も最高。はっぴぃえんどのファンであそこにグッとこない人はいない。いるわけない。

 



そして、ブルージャイアントのアメリカ編の四巻。
アメリカ編に入ってからは、大のプレイが現地で受け入れられずに苦戦している最中で、正直、読んでいてもどかしいです。これまでの日本、ドイツ編と比べると、アメリカ編はさらに高い壁、試練がありそう。そんなんでも、読めば相変わらずのこの面白さ。早くアメリカで成功して観客をガツンとやっつけて欲しい。

アニメ映画化が決まり、さて、大のサックスは誰が演奏するんだろうと、今から興味津々ですよ。マンガでは音が出ないけど、アニメ映画は実際に鳴りますからね。サントラとか絶対買っちゃいそう。

いよいよ来週、もう今週か。9月に中止したフリーダムフォーク集会、いよいよ再開です。2021年最後のフリーダムですよ。

第176回フリーダムフォーク集会
【日時】2021年11月20日(土)
    19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle
袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440
http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】
一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)
・高田要比古
・HASSY
・砂風金
・Setha, Seanna & Joey 
・大川忠人
・ぷらっとふぉーむ

演者の皆さんよろしくお願いいたします!

フリーダムに遊びに来られる方は、僕かお店の方に、もしくは出演者のどなたかに前もって来店人数を教えてくださいませ。あまり多くなった場合は入場をお断りするかもしれませぬ。何卒ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。


マシス



ずいぶん前、おそらく十年以上前に作った歌を、書き直してみました。新曲ではなく書き直し、です。一度は完成した歌に、改めて手を加えてみたのです。

作った当時に、二回か三回、新曲として人前で歌ったことがあったけど、十年以上前のことですから、元の歌を覚えてる人はマァいないでしょう。十年前には上手く言い表せなかったことも、今なら別の言い方で書けるかも、と思い立ったのです。

元の歌詞が散文でデタラメな内容だったので、もうちょっと意味の通るようにとブラッシュアップしたら、これが思わぬ大手術になった。歌詞だけ替えるつもりが、新しいメロディも付け加えたりして、おかげで、元歌では見えなかったテーマが前に出たかと思います。

この歌のきっかけはそれこそ十数年前、掛川の某広場での思い出によるものですが、今年の夏に久しぶりにそこを訪れた時、お土産屋さんの入り口にお客様ノート(訪れた人が自由に書き込める)が置いてあって、タイトルの「落書きノート(仮)」はそこから頂きました。

マシスはなかなかお外に歌いに行けませんが、歌は作っています。いっぱい作って、外で歌うため準備をしておきます。来年の春までは。

(写真はネットの拾い物です)
「落書きノート(仮)」

そぞろ歩きで
どこ吹く風なら
まだ見ぬ退屈は
選りすぐり
鼻歌の足取りで
わけもなく あてどなく
僕らみな 通りすがり

路地を歩いた
広場を眺めた
誰かが歌声を響かせた
この街の偶然が
いつだって僕らには
嬉しかった

お互いをよく知らず
お互いに何も聞かず
落書きの自由帳に
日付けを記す

もしも、とか 例えば、の
話が尽きたら
そろそろこの退屈も潮時
僕らはまた
それぞれの場所で
鼻息を荒げるさ
何枚も何枚も
自由帳に
ここに訪れた、と記す
ここに訪れた、と記す


2009~
2021/11/08/22:10


【もう何年前のことか、掛川のこだわりっぱ広場に、
毎月、第一日曜日に集って演奏した音楽仲間と、
足を停めてくださったお客さんを思い出して】



マシス
第176回フリーダムフォーク集会
【日時】2021年11月20日(土)
    19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle
袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440
http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】
一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)
・高田要比古
・HASSY
・砂風金
・Setha, Seanna & Joey 
・大川忠人
・ぷらっとふぉーむ


演者の皆さんよろしくお願いいたします!

フリーダムに遊びに来られる方は、僕かお店の方に、もしくは出演者のどなたかに前もって来店人数を教えてくださいませ。あまり多くなった場合は入場をお断りするかもしれませぬ。何卒ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。




似鳥鶏の小説《市立高校シリーズ》という文庫本を、ここのところずっと読んでいました。

ブックオフで時々、創元推理文庫の読んだことない100円本を手に取るのですが、ある時、掛川店の棚にこの似鳥鶏がゴソッとあって、何か読みたくなった時のためにちょうどいいや、と、シリーズまとめて買っておいたのです。

安値で本が買えてラッキー、と思ってたけど、こんな風に、なんとなーく安いから買ってみた、って本は、案外すぐに読み出さないもので。似鳥鶏もしばらく枕元に積まれっぱなしでした。

で、ようやく数日前より手を付けまして、最後の一冊「家庭用事件」を昨日、読了しました。どれも面白かった。シリーズ一気読みを楽しませてもらいました。


読んだ本は以下の七冊。

「理由あって冬に出る」
「さよならの次にくる(卒業式編)」
「さよならの次にくる(新学期編)」
「まもなく電車が出現します」
「いわゆる天使の文化祭」
「昨日まで不思議の校舎」
「家庭用事件」

表紙の絵柄から、米澤穂信の「氷菓」シリーズのような学園物ミステリーなのだろうな、と想像してたのですが、確かに「氷菓」と通じる雰囲気もあるけど、ぜんぜん別物でしたね。米澤穂信と比べると、まず、読みにくかった。シリーズ一冊目「理由あって冬に出る」が、いきなりもう、序盤に話が頭に入ってこなくて苦戦しました。

マンガみたいな軽い会話が飛び交ってるのですけど、状況説明のしつこい描写と登場人物たちの会話のテンションに馴染めず、なかなかすんなりと読み進められない。似鳥鶏って読みにくいなー、と思いましたよ。

でも、読み終えた時は、オーやるなぁと感心しました。まさか、こういう余韻で終わるとは思わなかった。さすが創元推理文庫というか、記念すべきシリーズ一冊目、一癖も二癖もある面白本となってました。
主人公の葉山くんの一生懸命な奮闘っぷり、柳瀬さんの元気な愛らしさ、三野くんのヤンチャな男気、伊神さんのエキセントリックな探偵っぷりは、この後のシリーズを通じてどんどん親しめるものになっていきます。キャラクターがどんどん肉付けされていって、読むほどに彼らが好きになってくる。そして内容もテンポ良く面白くなっていくのです。

四作目「まもなく電車が出現します」まではまだ《頑張って》読み進めようとしていました。が、後半の三冊はウソのように読みやすくなった(感じ方には個人差があるでしょうが)。ページをめくるのをやめられない止まらない状態でした。

「いわゆる天使の文化祭」は、頭からとびきり面白い謎が飛び出して、その謎ひとつで一気にラストまで持っていかれた。次の「昨日まで不思議の校舎」はシリーズ集大成。序盤からエンジン全開で途中でスピードが全く落ちることなく、最後のページまで面白いまま駆け抜けてくれました。「家庭用事件」は短編集なのですが、シリーズの登場人物に馴染んだおかげもあってか、これがまた粒ぞろいの外れなし。ラストには短編なのにこれまでの設定をひっくり返すかのビックリな謎解明(カミングアウト?)があって、えーって度肝を抜かれました。
学園ミステリー、というと、殺人事件とかポンポン起こるわけじゃない。この《市立高校シリーズ》も、稀に刑事事件もあるけど、ほとんど謎そのものは日常のちょっとした不可解な出来事、といった話が多いです。だからってこのシリーズを、推理小説として物足りないとか、謎解きが弱い、と評価するのはどうなのか、って僕は思います。

謎解きが弱い云々、ってのは、確かにそれはその通りかもしれませんけど、学園ミステリーって枠組みの中で、登場人物が普通に学校に通ってて、そこで起こる事件の謎解きなんです。金田一少年やコナンのように、行った先で殺人事件にバンバン遭遇するわけじゃない。

ある時は校庭で、ある時は部活の部室で、ある時は文化祭で起こった不思議を、ここまでアクロバットに面白く読ませてくれたら、僕は物足りなくなんてない。存分にご機嫌ですね。



ちなみに、これは特筆しときたい(!)。作者の似鳥鶏は、どの本にも巻末に後書き文章を寄せていますが、これが、読者への嫌がらせかってくらい読みにくい内容なんです。僕には読めません。こんなにも読者を突き放した後書きは世界中探してもないと思う。僕は本でも音楽でも、感想で悪口は書きたくないですが、これは似鳥鶏、絶対にわざとやってます。でなきゃ、どの本にもこれってあり得ないですよ。

おそらくは似鳥鶏、後書きで作者がアレコレ語るのを潔しとせず、書きたいことは本文に書いた後書きはもう内容に触れたくないもんね、って思ってふざけてるか、単に、地の文を書いて自分を晒すのが照れくさいか、書きたくないけど担当者に《書け書け》と強要されて、嫌がらせでこんな風に書いてる、とか邪推してしまいますよ。

まぁ、この後書きの文章を読んでもらえたら、シリーズ最初の方で僕がどれだけ読むのに苦労したか、なんとなくわかってもらえるんじゃないかしら。こういう文章も書ける作者なんです。この文をちょこちょこ物語に挟まれたら、そりゃあ読みにくいったらない。


実は、このシリーズを読んでる途中、今年、シリーズ新刊が出たんです。 

 

シリーズ新刊、まだ買ってないのですが、近いうちに読むかもしれません。すでに僕は葉山くんや柳瀬さん達に会いたくて仕方ないですよ。



余談。親父が犬の散歩してる時、道でアケビを採ってきました。

うちの誰も食べないというので、僕がぜんぶ頂きました。種を捨てるのが面倒だったので、庭で食べて、種はペッぺと土に還しました。ほんのり甘くて美味しいものでした。

そのうち芽が出て庭がアケビの森になったら、アケビ農家をやる(ウソ)。


これまた余談ですが、アケビっていうと、藤子不二雄Fの「T.Pぼん」ってマンガの一巻で、主人公が山でアケビを採って食べるシーンがあったのを思い出します。何気なく描かれてますが、野に咲いたアケビを躊躇わず採って食べる主人公の姿は、藤子不二雄F先生が子供の頃にそうやって食べてたんだろうな、と思わされるものでした。

今の子供ってアケビを見つけられるのかしら。



マシス


好きなミュージシャンのアルバムで、とても欲しいけど手に入らない、そんなCDはいくつもあります。もう廃盤で売ってなくて買えない、ってCDも多いのですけど、ハナっからCD化がされてないアルバムもある(手に入らないと思うと余計に欲しくなる心理あるある)。

うっかり買う時期を逸して、ずーっと再発されないってアルバムの筆頭は、原田真二のセカンドアルバム『Natural High』。これがネットだといつも高額で、ずーっと僕にとって幻のアルバムです。

 

他のアルバムはわりと容易に手に入ったのに『Natural High』だけ、ここまで再発されないってことは、原田真二本人が出したがってない、乗り気じゃないってことでしょうね。


一応、数年前に公式で出たボックスセットにようやく入ったのですが、そのボックスセットだって二万円強したので、買うのを躊躇してしまったのです。うーん、どうかバラで再発してもらえないでしょうか。

友川カズキの『復讐バーボン』も、欲しい。狂おしいほど欲しい。CD屋で手に取ったこともあったのに、あの時なんで買っておかなかったんだろう。こちらは原田真二と違い、友川カズキ本人が《良い出来》とコメントしているのに、肝心のブツがないものだから、やはり値段が高騰してしまいました。友川さん『復讐バーボン』どうぞ再発してください。買いたがっているファンはいっぱいいますよ。
でも、これらのアルバムは、お高いけど、金にモノをいわせれば一応は買えるのです(買わないけど)。悩ましいのが、もともとCD化されてないアルバムは買いようがないってこと。欲しけりゃ中古のLPを探せってか、なんでCD化してくれないの?って、本気で思う作品があります。さだまさしの『随想録』はようやくCD化されましたけど、『随想録』もずいぶん永いことCD化されなくて、なんで?!って思ってましたね。


ここから本題。《なぜかCD化されないアルバム》のリストの中で、僕がトップランクで欲しいと夢見てたアルバム、トニー・コジネクの3rdアルバム『コンシダー・ザ・ハート』(1973)が、今年なんとCD化されてたのです。これは物凄い事件です。
ネットで見つけた時、自分の目を疑いました。え、CD化された?本当に?って。ソッコーで連れ合いに《amazonでこれ買って!》と頼んだところ、翌日には届いてしまった。連れ合いはamazonプライムに入ってるので、こういう時にありがたい(お金は連れ合いにちゃんと払いました。プライム会員は送料無料なので頼むと安い)。

今、実際に現物を手にしていてるのが信じられない。ウソみたいな気分です。浅川マキの『灯ともし頃』のCDを手にした時以来の興奮です。


CD、聴きました。実は、YouTubeで数年前よりこのアルバムはそっくりアップされていて、おかげで内容は聴いて知ってはいたのです。でも、自分の部屋のオーディオにCDをセットして聴くと、これは感慨ありましたね。《ようやく聴ける》という思い込みのヴァイアスも込みで、良かった。この音に、声に、次々と場面変化するメロディに、ああトニー・コジネクだと身が震える想いがしました。本国ではトニー・コジネクの一番人気なアルバム、ついに手に入れてしまいましたよ。

トニー・コジネクはカナダのシンガーソングライターで、決してビッグネームではないですけど、僕はずっと好きなミュージシャンです。

かのL⇔Rの黒沢健一が2ndアルバム『バッド・ガール・ソングス』(1970)をフェイヴァリットに挙げていて、黒沢くんのオススメなら良さそう、と興味を持ったのが知るきっかけでした。
この、ジャケットのイラストが印象的な『バッド・ガール・ソングス』だけは、廃盤にならないみたい。他のアルバムが買えない時も、これだけはいわゆる名作扱いで、ずっと売られ続けているようです。

トニー・コジネクはちょっと摩訶不思議なセンスの曲を作る人で、ポップでとても心踊るんだけど、少し難解で、鼻歌で口ずさむには覚え難いメロディ。その奇妙な味が慣れるとクセになります。覚え難いってことは飽きないのです。

『バッド・ガール・ソングス』の一曲目。いきなりつかみどころのない歌メロディと、途中でテンポがいきなり変わるトリッキーさにオッとなった。ギターとピアノと歌を基本にしたシンプルなアレンジなので、奇妙だけどスッと聴けて、ナイーブなのになんか可愛い、愛嬌ある音楽だなと思ったものでした。

 トニー・コジネクはとにかく、日本で紹介されたアルバムが『バッド・ガール・ソングス』と『コンシダー・ザ・ハート』だけ、って時期が永くて。なのに『コンシダー~』はCD化されないんだから、『バッド・ガール~』はまさに虎の子の一枚だったのです。


実は『バッドガール~』の次にCD化されたトニーのアルバムは1stの『プロセス』(1969)なのですが、僕がそれを手に入れたのはずいぶん後のことでした。


他のアルバムも聴いてみたいなーと思っても、昔は今みたいにネット通販もないし、情報を知る術もなかった。そんな時、『オールモスト・プリティ』(1978)と『パッサー・バイ』(1985)の二枚が同時に世界初CD化されました(実現させたのは日本のヴィヴィッドサウンドの宮木さんの尽力によるものと解説参照)。それが今から22年前、1999年のことでした。嬉しかったですね。

 

『オールモスト・プリティ』が僕、トニーのアルバムで一番好きかもしれません。とは言え、これ、実はマジの未発表作品だったらしくて、CD化どころか、テストプレスはされたものの、発売されなかった幻のアルバムなんだそうです。曲順もジャケットも、このCD化の際に決まったらしい。

これが聴いてみたら、素晴らしく楽しい。今ではこのアルバムがもっとも手に入り難いようで。もったいない。音も曲もこんなにポップでご機嫌なのに。ポップスファンには一家に一枚のアルバムですよ。

 一曲目の「エニー・アザー・ウェイ」からもう、このアルバム最高って無敵感があります。テストプレス盤では全然曲順が違って、「ミステリー」が一曲目だったらしいけど、絶対に「エニー・アザー・ウェイ」でしょう。ヴィヴィッドサウンド宮木さんナイス曲順ですグッジョブ。


事実上、現在トニー・コジネクのラストアルバムでもある『パッサー・バイ』は、いかにも80年代というAORなサウンド。これはBGMとなりうる唯一のトニー・コジネク・アルバムといえそうです。『バッド・ガール・ソングス』が好きな人には慣れない音かも知れないけど、これも良いアルバムだと思います。

もし、もしもですが、トニー・コジネクがこの先もアルバムを出していたら、『パッサー・バイ』のような作品をいっぱい作ったんじゃないか、って夢想します。あくまで夢想で、希望です。

オーバープロデュースということで、トニー自身が不満も多いという1stアルバム『プロセス』。ライナーの解説でもアレンジに対して文句たらたら書いて可笑しいすが、ちゃんと聴けば、そんなにクサすほど悪いアルバムだとは思いません。

トニー・コジネクの歌は、ちょい聴き流すってBGMには向かなくて、どんな気持ちいい曲でもその個性がゴツゴツと耳にぶつかって来る。メロディの隅々までトニーの《これでなけりゃ》って意志がヒシヒシ伝わってくる。

トニーの曲に《なんとなくのメロディ》はひとつもなく、すべてにこだわって作られてると感じるのです。僕の思い込みではありますが、トニー・コジネクを聴いているとシンパシーを感じます。なれるものなら、僕はトニー・コジネクみたいになりたかった。


『コンシダー~』のライナーには、トニー本人の長文のコメントが掲載されてます。七十歳を過ぎているはずのトニー・コジネクのその言葉は、音楽への情熱をいまだ穏やかに燃やしているかのようでした。今、もし、ニューアルバムとか出してくれたら、嬉しいのになぁ。



マシス
昨夜WOWOWにて、今年の3月13日に行われた佐野元春の武道館公演の模様が放映されました。

コロナで観に行くことが叶わなかったファンも、物理的に武道館は行けねーと諦めたファンも、みんな狂喜してこの放送日を待っていたことでしょう。僕もリアルタイムでテレビ前に鎮座して、存分に鑑賞しました。

コロナ禍の状況において、デビュー40周年記念と称して開催されたこのライブは、この武道館と、一ヶ月後の大阪城ホール公演の二夜のみ。昨夜の放送されたのは武道館と大阪城ホール公演の両方からの映像が使われていたようでした。
 
いやあ、観れて嬉しかった。完全盤でなくいくつか曲がカットされたのは残念でしたが、それでも、このご時世に行われた元春の有観客コンサートということで、大いに興奮しました。

「ハートビート」とか最高でしたね。歌い方もハーモニカも映画『Film NO DAMEGE』の時の演奏を意識したかのようで、曲と歌詞の美しさが際立ってました。「ロックンロール・ナイト」の雄叫びもシビレタ。

元春のMCで印象的だったのが、

《良かったら一緒に歌ってください。心の中で》

そう、観客は声を出せないコンサート。感染防止のため歓声も大合唱もない、その代わり、拍手が熱い。拍手に応える演奏も熱い。
 

事前にネットで、このコンサートに実際に参加したファンの感想をいくつか読んでましたが、《セトリ最高!元春最高!》という声と、逆に《40周年記念コンサートなのにこのセトリはヒドイ》と嘆く声と両方あった。悲しんでる人はおそらく、新しい曲より昔の人気曲がもっともっと聴きたかったぜ、ということでしょうね。
 
今回のセトリに関しては、ちゃんとノスタルジックなファンへのサービスもやってくれてたと僕は思いますけどね。近年の元春のライブなんて、アンコールまで昔の曲ほっとんどやってませんもの。それを思うとこの日は懐かしい要素の多い選曲ですよ(元春にしては)。

「ハートビート」「ロックンロール・ナイト」「悲しきレディオ」を一晩で聴けるなんて、ボスの「ジャングルランド」と「レーシング・イン・ザ・ストリート」と「ロザリータ」を一晩で聴けるようなお得感じゃないですか。


昨夜の放送を観た上で、僕は《セトリ最高!》の意見に一票入れたいです。だって、新しい曲、ライブでメチャメチャ良かったから。「愛が分母」なんて、もし会場でこのイントロの音を聴いたら無条件に身体が跳ねますよ。実際に客だって嬉しそうに踊り狂ってましたしね。(ソーシャルディスタンスが取られてるから広くて踊り易そうだった)。「愛が分母」は間違いなくこの放送のベストショットです。

「エンターテイメント!」も良かったな。コヨーテバンドと作ったナンバーを歌う元春は実に生き生きとしてて楽しそうです。もっと新しい曲を観たかった。この日の「合言葉」の演奏をカットされたのは本当に残念!「純恋」も。観たかった。

 

 

 

↑「合言葉」こそ、このコロナ禍の状況に希望をリラックスを歌ってくれてるナンバー。放送してほしかった。

 

 

今回は元春ライブが久しぶりのテレビ放送ということで、僕は雑誌「Player」を参考に、元春が使用するギターに注目しながら観てました。
 
実は僕、ギターを見てもとっさに名称がわかりません。ギターの形と名前が、本当に覚えられないのです。SGとかリッケンバッカーみたいに個性的な形のギターだったら、これはSGだねってすぐ言えるのだけど(ちなみに車の車種とかも覚えられません)。せめて元春のギターくらいから覚えていきたい。
 
元春のトレードマークといえば、赤のストラトキャスター。元春が赤いギターを担いだら、ストラトきたー!って分かる。形でなく色で覚えてるのが情けないですね。
 
昨夜の放送でも、ストラトは何回か担いでました。
 
近年はこの黒いギターもよく弾いてるのを見ます。
グレッチのPS6128 Duo Jetというギターだそうです。雑誌のインタビューで、元春はこのギターを《ロックジェット》と呼んでました。
背面は前オーナーがピンクに塗ってしまったのだそうです。

グレッチというと、ブランキー・ジェット・シティのベンジーを思い出す人も多いでしょう。《ベンジーあたしをグレッチでぶって「丸の内サディスティック」椎名林檎》、のグレッチがこのギターなんですね。
 
このギターはマーチンのD-28でしょうか。ロゴがなんとなく見えるし、雑誌にも載ってます。
 
最後はギブソンのES-335TD。チェリーサンバーストの色がキレイ。
 これは僕、ギターの形が好き。格好良いルックスのギターだと思う。
弦を留めてるブリッジ部がグレッチと似てます。元春が弾いてればどれもギターの名前は言えそうだけど、もし楽器屋に飾ってあるのを通目で見て判別できるかは自信がないですね。
 
 
ギターの種類なんて僕、興味を持ったのはここ10年くらいのことなのです。弾き語りをやるわりに、ギターなんて弾き易いのがベストで、見てくれは二の次と思っていました。

そこはやはり、どこぞの誰が弾いてるあのギターがカッコいい、って憧れの視点を持てないと、興味が湧くものじゃないですね。僕はずっと楽器のルックスへの興味がそういう意味で今まで希薄でした。でも、興味を持とうとすれば面白いもので。ギターを見て《カッコいい!》って思えるのは楽しいですよ。
 

放送日の前日、10月22日には新曲「銀の月」が配信で発売されました。僕は配信音源は買わないので未聴ですけど、プロモーションフィルムでは格好良さそうな曲でしたね。 元春の新曲がずっと格好良いってのは何より嬉しい。

 

 
今日は朝、選挙に投票に行って、エアコンのフィルターの掃除をして、あとはCDを聴いて本を読んだり、録画してあったテレビ番組を観たり、家の犬と遊んで、ちょこっとギター弾いて、WOWOWの元春ライブも気になるシーンを見返したりしました。良き休日でした。