

マシス


マシス
「雨の惑星」マシス



かつて、IT起業家のスティーブ・ウォズニアックは、私財を投じてUSフェスティバルを実現したと聞きます。お金持ちはうらやましい。いや、そこまで大規模でなくとも、もし自分の好きなミュージシャンを、例えば身近なライブハウスに呼べるとしたら、と僕も夢想します。夢想妄想、よくやってます。
例えばマムゼルで、もしくは浜松POPSCLUBで、エスケリータ68で、今、誰を観たい?誰に来て欲しい? うーん、実際、行けるものなら好きな人、片っ端から観たいですよ。コンサートツアーの中止中止中止で、生演奏を目の当たりにすることに餓えてます。
唯一、自分で開催しているマムゼルのフリーダムフォーク集会で、最近は参加者の皆さんの演奏がやたら染みます。決して巧みな演奏でなくてもジーンとしちゃう。生演奏ってこんなに良いものなのか、と。これは配信では決して味わえない。
生演奏を浴びるって、音楽のもっとも原初の行為、音楽の根源なのだなーと実感します。
唐突ですが、僕がただただ観てみたいと思う、《夢の弾き語り3マン》を妄想してみました。
演奏時間はそう、一人50分くらいで、アンコールは三人の共演で30分。トータル約3時間半のイベントになるでしょう。プチフェス規模ですね。
ブッキングの人選は、もう何年も前から決まってるんです。僕が実際にライブハウスで観たことのあるプロのミュージシャン、大好きな三人で、お金を払ってステージを観る価値がある、観て満足してお釣りがくる、と思わせてくれる三人。これですよ。
↓
・平井正也
・佐木伸誘
・原マスミ
三者三様、それぞれが素晴らしいソングライターで、それぞれワンマンライブに行きたくなる四番バッター級実力者です。実際にライブハウスで目の当たりにして、《これはとんでもない》と僕がシビレた三人。もしこの三人を一夜で観れたなら、いったいどんなに凄い夜になることか。想像するだに興奮してしまう。
一番手に登場するのは年齢順で、いちばん若い平井正也君から。
「嘘の地球儀」平井くんの歌はすぐ観客に伝わる。詞の伝達力が尋常じゃなく速いのです。
僕の大好きなバンド、マーガレットズロースのフロントマン(なのにマーガレットズロースはまだ観たことない)。僕は初めて平井君を生で観た時に、怖れ多くも前座をやらせてもらってしまって、ファンでしたから、そりゃあ舞い上がりました。
エレキギターをかき鳴らしての熱唱は本当に楽しそうで、これをやってないと死んでしまうってくらい切羽詰まっていて、弾き語りなのにロックンロール。静かな曲でもエモーショナル。観ていない人にはぜひ平井君の底抜けに楽しいステージを体験してほしいです。絶対に損はしない。
二番手に続くは、僕がずっと、デビューの頃よりファンな佐木伸誘さん。
「Sachi」イントロといい歌声といい、ライブでこれを聴いてしびれました。
佐木さんはとにかくこの声。天からもらったこの喉がロック。若い頃から衰え知らずのスターな声を持つヴォーカリストです。そして紡いでいくポップなメロディセンス。どの曲もマァ美しいこと。その上で、ギターがとんでもなく上手い。
佐木さんのステージを体験すると、まず声の迫力にブッ飛ばされます。同時にギターのテクニックに、え、どうやって弾いてんの?!ってひっくり返ります(なんと終始ノーマルチューニングであれをやってる。とんでもねぇ)。
良い声、良い曲、良い演奏と、ハッタリなしの正攻法で、木戸銭を払って観に来たお客さんに、キッチリと芸を見せて満足させる。これぞ真の実力者。予備知識は要りません。佐木さんのステージは万人に問答無用で体験してほしい。絶対に損はしないです。
トリは絶対にこの人でしょう。原マスミさん。
「1986」長い歌だけど最後まで聴いて欲しい。すっごいことになりますから。弾き語りでもバンドでもこの歌はヤバいです。
原さんは作る楽曲もブッ飛んでますが、レコードよりもライブでさらに凄みを爆発させる人です。原さんのステージときたら、このとびきり素敵で、愛らしくて、摩訶不思議な音楽世界をもし知らずにいたとしたら、人生のどれだけ損失だったことか。
CDで聴いてきた歌たちが、実際に原さんに目の前で歌われる時、その瞬間からアニメーションのように物語の情景が立ち上がってきます。この人も生歌の伝達力は半端なくて、次はこの話、その次はあの話と、吟遊詩人はめくるめく歌世界を僕たちに語り倒してくれるのです。
そのステージを観た人は、この人は異星人か、もしくは妖精なのではないか、と感じるんじゃないでしょうか。その声が特別で、紡がれる言葉もメロディも、爪弾かれるギターも、原マスミのそれでしかない。絶対に観て損はしません。
ああなんて素晴らしいメンツ。コロナが終わったら誰か、この三人でブッキングしてくれないかしら。本気で観たい。一人ずつでもいいから呼んで欲しい。
この三人に、山田稔明くんを加えてもいい。僕がいま日本一好きな音楽を創ってくれるミュージシャン。ああ、山田くんのステージ観たいなー。
「一角獣とホライズン」これを収録したアルバム『新しい青の時代』は世紀の名盤ですよ。
別口で、3マン妄想追加。
弾き語りの歌世界といえば、谷山浩子さんをやはり呼びたい。谷山さんも、叶うなら何度でもステージを観たい。
「海の時間」。この歌は原マスミの「1986」を聴き比べると面白いかも。どちらも時空間を越える体験させてくれます。ちなみに「海の時間」は谷山浩子のファン投票で常に一位の人気曲です。
谷山さんに加えて、僕の音楽の両横綱、友部正人と早川義夫も呼べたら、凄いことになるだろうな。【早川義夫・友部正人・谷山浩子】なんて正に夢の3マンだな。
それだけのメンツが1日フェスをやったら、絶対に行きたいですよ。かぶりつきで聴きますよ。でも、コロナの今はダメですね。今はもしこんなの開催されたら、逆に行けない運命を恨んじまう。
いろいろなコンサートの開催がままならない昨今です。静岡県は他県と比べたらいろいろと緩い方でしょうけど、それでも観たいコンサートは来ない。もちろん自分の演奏もやれてない。
プロもアマチュアも、少しずつ有人のコンサートの動きは見え始めて来ているようです。でも、仮に好きなミュージシャンが来ても、どんなに観たくても、今はさすがに行けませんね。
歌いませんか、ってお誘いもありがたいことに頂いてますが、残念だけど今年は我慢です。マムゼルのフリーダムフォーク集会だけはやらせてもらってますが、とりあえずそれが今の精一杯。
外に遊びに行けん分、新しい歌を創り貯めよう。元春の歌の言葉通り、夢を節約しておこうぜ。
マシス


ギルバート・オサリバンが僕は大好きで(何度も日記に書いてますが)、一時はそれこそ、ここまで自分の心を揺する音楽って他にあるだろうか、と錯覚するほどに心酔してました。本当に《宝物を見つけてしまった》と思ったものです。
昨年の5月30日、東京国際フォーラムに来日公演を観に行く予定でしたが、コロナのためチケットを払い戻ししてしまいました。今年の全く同日、5月30日に振替公演が予定されてたけど、果たしてやれたのかしら。ぜんぜんニュースが入らないからわからないのですが。オサリバンが元気なうちになんとかもう一回生で観たいものです。
(調べたら再度延期となったらしいです。2022年こそは観れるだろうか)
僕がオサリバンを知ったのは来生たかお経由でしたが、そのオサリバンの1991年のアルバム『SOUNDS OF THE LOOP(あの日の僕を探して)』では、なんと、来生たかお作曲の楽曲が収録されています。

今聴くとけっこうカッコイイ。最初この歌を聴いた時は《地味だなー》と正直なところ思いました。メロディがシンプル過ぎる、と。来生たかおってもっとオサリバンみたいな凝った曲作れるじゃん、どうしてこれを良しとして提出した?と、疑問に思ったものでした。
後から調べたら、来生たかおはこの時に四曲提出して、オサリバンがその中から《これでいこう》と選んだらしい。オサリバンが良いと思ったならいいのか。むしろオサリバンが作らないタイプの曲、という意味でオサリバンが気に入ったのかもしれない。
不思議なことに、聴くほどに、当初は地味だと思っていたこの歌がしみじみと良くなってくる。今聴き返すとけっこうお気に入りだったりするのです。
来生たかお自身もシングルとしてこの歌を発表しています。「出会えてよかった」作詞はもちろん、来生えつこお姉さん。
来生ヴァージョンを聴くと、もろ来生たかおだなーって感じですね。このメロディは日本語歌詞の方が相性良いかな、という気もしてきます。「出会えてよかった」は来生たかおのアルバム『ラビリンスⅡ』に収録されてます。
もう一つ特筆したいのは、アルバム『あの日の僕を探して』では、アルバムのラストに収録された「Can't Think Straight(君と僕とのラブソング)」で、来生たかおとオサリバンがデュエットしています。このメロディは実は最高。美しく愛らしくて、壮大なスケールと言うことなし。90年代に限らずオサリバンのキャリアを通しての傑作の一つだと思います。
アルバムでは、歌のイントロでオサリバンと掛け合う小芝居があるのですが、そこも来生たかおが登場します。
電話でオサリバンが《あのー、メリーさんは居ますか?》との問いに来生たかおが《いいえ》と返事をするだけ。NO、の一言の台詞、頑張っています。
眠い眠い眠い。腰をおろしてフゥやれやれ、と思ったとたん、ファーっと睡魔がくる。場所を許せば気を失うように寝てしまいます。この土日でいったい僕は何時間寝たんだろう。
休みになって、まるで身体が疲れてることを思い出したかのように、身体を起こしているのが億劫になってしまってました。寝ても寝ても寝足りた気がしなくて、参った。
もともと寝付きの悪いのに加えて、先週はやたらと寝が浅くて、ようやく寝ても三時間ほどで目が覚めてしまってた。一週間ほどずっと軽く興奮状態にいるみたいでした。仕事がキツかったせいか、夜勤が続いたのが堪えたのか。おそらくはその反動が来た。
寝溜め食い溜めって実はできないものだよ、と教わったことがありますが、いっぱい眠れるととりあえずホッとします。ああ良かった眠れた、と。眠れるって素晴らしい。眠れて食えてりゃ大丈夫。
平日になった今も、家に帰ると眠くなる。気だるさは抜けないけど、手足に力が入りやすくなった感があります。しっかり休むって大事です。
そんなわけで、遅ればせながら日曜日の配信の報告をさせてください。
Facebookの上でやったので、Facebookをやってない人には何のこっちゃな話でしょうが、このリンクからなら見れるかな。良ければチェックしてみてください
↓
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=958817564885778&id=100022726304675
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=958817564885778&id=100022726304675



自分の反省用に撮った動画で、公開するつもりではなかったけど、どちらの歌も新曲、ライブ初演なので、こういう形で残してもいいかと思いました。





梅雨入りして、日に日にムシムシと暑くなってきました。昨年は夏の野良作業中に貧血で倒れたので、今年は鉄分サプリを取って乗り切れないものかと思ってます。はたして効くのでしょうか。やってみないと分からない。
夏の暑い日、ペットボトルのスポーツドリンクをゴクゴク飲んだらさぞ美味しいだろうけど、ちょっと前にニュースで【ペットボトル症候群】の話題を聞いてから、僕は喉が渇いた時にジュースを飲むのに気が引けるようになりました。野良仕事とかソフトボールとか、多量に汗をかく時には水かお茶、が定番になった(常識か)。
ペットボトル症候群って、要は急性の【糖尿病】。スポーツドリンクを飲んで、その後に汗を多量にかくと、スポーツドリンクに含まれる糖分だけが身体に残って、血中の糖分濃度がいきなり上昇して発症しちゃうってヤツ。糖尿病って完治するのが本当に大変な病気らしいので、なかなか怖い話なのでした。
僕のオヤジも、インシュリン注射を打つほどではないけど、薬を飲みつつ食事制限やってるので、他人事じゃあない。またオヤジが(僕も)、酒はそれほどでもないけど甘い物が大好きで、こっそり饅頭とか買ってきて食べてて、おふくろに見つかってよく怒られてます。
70を過ぎて好きなモノを食えないのは可哀想だけど、身体は労わっていただきたい。
(食べたいもの我慢してまで長生きしたいか、というとまた難しい問題になりますが)
よく歌手がコンサートで、曲の合間にドリンクを手にする姿をよく見ますが、あれは何を飲んでるのだろう、と思ったことがあります。まさかジュースってことはないでしょうし。山下達郎は何とかの天然水を飲んでるってラジオで言ってましたっけ。
汗をかくことを思えば、やはりステージドリンクも水かお茶が良いのでは、と想像するのですが、お茶はステージドリンクにはあまり適さないらしいですね。特に烏龍茶。喉の油分を取っちゃうらしいので、烏龍茶は歌う時には極力飲まない方がいいんですって。
(そういえば寺内タケシはギター弾く前にお茶で手を洗うって言ってたな。手の油が取れるからって)
もちろん緑茶や烏龍茶を飲んで絶好調で歌える人もいるでしょう。カラオケなんか行ったらジュース飲みながらみんな歌ってますものね。本人が良ければなんでもいいっちゃいい。でも牛乳は止めた方がいいと思う。
で、マシスはどうかというと、僕はそんな長いステージはめったにやらないので、ドリンク飲むこともそんなにないのです。たまに持って上がっても、飲むのを忘れて終わっちゃったりするくらいで。でも、30分以上のステージの時には意識して途中に水分を口にするようにしてます。今はヨーグリーナを持っていくことが多いです。
何が自分に合ってるかは、いちおういろいろ試しました。とにかく味が濃いのはアウト。ハチミツのドリンクとか喉に良さげですけど、口の中に味が残るのがダメで、後味が気にならないモノ、ということで最終的にヨーグリーナに落ち着きました。ヨーグリーナが無い時は常温の水にしてます。

マシス