七夕といえばガヴァドンです。言い切ります。織姫彦星よりガヴァドンです。詳しくはウルトラマンの15話「恐怖の宇宙線」をご覧くださいませ。

七夕の日が雨だとガヴァドンに会えない、と、ここの日記で毎年のようにしつこく書いてきました。で、2021年7月7日、今年も七夕は雨でした。
これ、毎年書いてるので余計思うのですが、七夕に雨って本当に多いですね。最近は夜に散歩もしているので、もし晴れてたら夜空の写メでも撮ってきたところだけど、残念。

だからどうした、って話ですが、きっと来年も7月7日に同じような日記を書くことでしょう。もう、毎年の天候記録のようなものです。


最近はNHKでウルトラQとウルトラセブンが再放送してて、毎週楽しみに観てるのですが、どうせならウルトラマンも観たいと思ってしまいます。ウルトラマン放送してくれないかな。

↓愛読書
ウルトラマンシリーズは昭和、平成、令和と数あれど、僕はやはり初代ウルトラマンが一番好きです。それとウルトラセブンですね。シリーズ全てはとても観れてないですけど、マンとセブンは話が丁寧で面白い。あとティガ。ティガはよく出来てた。

ちなみに、ウルトラマンのデザインの造形では、レオが一番好きです(話の出来はトホホな回もありますが)。そしてまだ観たことないのですけど、メビウスはいつか観てみたい。YouTubeでオススメで流れてきたのをチラッと観て、かなり気になってます。面白そうでした。



ウルトラマンから急に話が変わりますが、

最近話題のマリトッツォを食べてみました。
イオンで140円のを買ってみた。

美味しかったですよ。

でもこれ、高いやつはもっと美味しいのかしら。安いのをお試しで食べたけど、これが世間で話題になってる標準の味なのかどうか、安さゆえに不安です。美味しかったですけどね。マリトッツォ、名前覚えにくいな。

いよいよ今週末、10日の土曜日、19時半より袋井市のライブ喫茶マムゼルにて、フリーダムフォーク集会です。
第175回フリーダムフォーク集会
【日時】2021年7月10日(土)19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle
袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440
http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】
一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)
・高田佳子
・砂風金
・Pearl Moon
・Hiraide!
・大川忠人
・弾夢弦気
 
(途中で換気休憩あり。二次会の飛び入りコーナーはお休み)

出演者の皆さんよろしくお願いいたします❗

当日マムゼルに遊びに来られるお客様は、事前に僕かお店に、もしくは出演者のどなたかに連絡くださいませ。参加者の人数を把握したいのでどうぞご協力お願いします🙇


 

 マシス

昨日からのひどい雨は警報が出るほどでしたが、今日は一日なんとか降られずに済みました。今のところ、僕の生活圏では幸いにして災害はなく、いくつかご心配の連絡をいただきましたが、平穏に過ごせております(ご心配ありがとうございました)。

連れ合いは気圧が下がると頭痛がするとのことで、最近はずっと浮かない様子。梅雨は難儀なものです。連れ合いが辛そうにしてると、なんだか僕まで一緒に雨病みしそうな気がしてくる。こういう感覚は無神経なままでいたかった。

最近は毎日この歌の気分。手前味噌。

 「雨の惑星」マシス



今日はそんな雨の合間に、フリーダムフォーク集会でPAをやってくれているよしひろさんに会って来ました。場所はいつもの袋井市のライブ喫茶マムゼルです。
PA機材のセッティングのやり方をレクチャーしてもらったのです。

僕はこれまでPA機材に近寄らず来ちゃったけど、よしひろさんがもし急に来れない時とかに慌てないよう、マムゼルでやる際の手順を超簡単に教えてもらいました。

10分くらいでレクチャーは済んじゃったので、その後は珈琲飲んでちょっとお喋りして解散。よしひろさんありがとうございました。マスターお店を急に使わせてもらってありがとうございました。来週末の7月フリーダムよろしくお願いします。
第175回フリーダムフォーク集会
【日時】2021年7月10日(土)19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle
袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440
http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】
一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)
・高田佳子
・砂風金
・Pearl Moon
・Hiraide!
・大川忠人
・弾夢弦気
 
(途中で換気休憩あり。二次会の飛び入りコーナーはお休み)

出演者の皆さんよろしくお願いいたします❗

当日マムゼルに遊びに来られるお客様は、事前に僕かお店に、もしくは出演者のどなたかに連絡くださいませ。参加者の人数を把握したいのでどうぞご協力お願いします🙇


さて、本日7月3日はドアーズのジム・モリスンの命日なのだそうです。

偶然にも先日、ジム・モリスンが亡くなった後に残ったメンバーで出したアルバムをAmazonで手に入れたところだったので、ならば今日はドアーズ祭りだな、と意気込みました。
『アザー・ヴォイセズ』『フル・サークル』の二枚がワンパッケージとなっているCDです。これらのアルバムの存在は知っていましたが、ジム・モリスンのいないドアーズはなぁ、と、今まで手が伸びずにいたのです。

今回、無性に聴きたい衝動に駆られて購入してみたのですが、聴いたら予想以上に良かった。僕はこの二枚、好きです。特に『アザー・ヴォイセズ』がいい。

音が、当たり前だけどドアーズのメンバーの音だし、楽曲がいいです。ヴォーカルも、ロビー・クリーガーかレイ・マンザレクかわからないけど、ドアーズとして聴いて違和感は(僕には)それほどなかった。ちょっとジムっぽくも聴こえた。ジムの影響かジムに寄せたのか。

ドアーズ=ジム・モリスンってつい思っちゃうけど、《ドアーズらしさ》ってのは決してジム・モリスンだけで成り立ってなかったのだなぁ、と改めて思いました。

なんかね、残った三人が頑張ってドアーズやってて、絶対にジムがいた頃と比べられてキツイのに、それでもバンドを継続させようと思って、よほど気合い入れて作ったと思いますよ。なんとかしなきゃって、その気持ちが演奏と楽曲に現れているようで、グッとくるのです。もちろん、つまらない音楽だったらいくらなんでもだけど、ちゃんとカッコいいから。

ジム・モリスンがいた頃の強烈なアクはないけど、ギターとオルガンとドラムのドロッとしたグルーヴはドアーズそのものというか、ジムがいた頃と遜色ない迫力で、むしろ、カリスマがいなくなった分、広く大衆向けになった?ともいえるんじゃないでしょうか。


ちょっと、フジファブリックの三人とドアーズの残った三人がイメージ重なりましたね。フロントマンが亡くなった後に、残ったメンバーがバンドを在続させる物語は、ファンもメンバーもどちらもなかなか複雑な思いがあることでしょう。

ドアーズは結局解散しちゃうけど、『アザー・ヴォイセズ』『フル・サークル』は紛れもなくドアーズのアルバムで、ジム・モリスンが歌うアルバムと並べて聴いても普通に聴ける。物語はちゃんと繋がってる。

ドアーズの1stと2ndはやはり大好き。昔は2nd派だったけど、もうどちらが優れてるとか比べられない。二枚ともドアーズの最高傑作で、《最高》は世にいくつあってもいい。

3rdと4thも僕は好き。1stと2ndがあまりに良すぎるので割りを食ってるけど十分楽しい。軽快な楽曲でもジム・モリスンは色っぽいです。

5th、6thと尻上がりにテンションが上がってきて、ウワーって盛り上がる。僕はドアーズこんなに好きだったのだな、と改めて感じ入りました。6th『L.A.ウーマン』でのジム・モリスンの叫びは2nd『まぼろしの世界』と通じるような気がしてます。


どれかの解説に、ドアーズみたいなバンドって今後二度と出ないだろう、ってあったけど、本当にそうだなって思います。


余談ですが、エコー・ザ・バーニーメンの評判が《ドアーズっぽい》というのを先に聞いてしまったせいで、僕はいまだにエコー・ザ・バーニーメンは聴けてないです。本当にそうかはともかく、ドアーズはドアーズだけでいい。

ジム・モリスンの死後にでた『アメリカン・プレイヤー』は、僕はいまだ聴いてません。まだしばらく手がでそうにないかな。


マシス 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


かつて、IT起業家のスティーブ・ウォズニアックは、私財を投じてUSフェスティバルを実現したと聞きます。お金持ちはうらやましい。いや、そこまで大規模でなくとも、もし自分の好きなミュージシャンを、例えば身近なライブハウスに呼べるとしたら、と僕も夢想します。夢想妄想、よくやってます。

 

例えばマムゼルで、もしくは浜松POPSCLUBで、エスケリータ68で、今、誰を観たい?誰に来て欲しい? うーん、実際、行けるものなら好きな人、片っ端から観たいですよ。コンサートツアーの中止中止中止で、生演奏を目の当たりにすることに餓えてます。

 

唯一、自分で開催しているマムゼルのフリーダムフォーク集会で、最近は参加者の皆さんの演奏がやたら染みます。決して巧みな演奏でなくてもジーンとしちゃう。生演奏ってこんなに良いものなのか、と。これは配信では決して味わえない。

 

生演奏を浴びるって、音楽のもっとも原初の行為、音楽の根源なのだなーと実感します。

 

 

唐突ですが、僕がただただ観てみたいと思う、《夢の弾き語り3マン》を妄想してみました。

 

演奏時間はそう、一人50分くらいで、アンコールは三人の共演で30分。トータル約3時間半のイベントになるでしょう。プチフェス規模ですね。

 

ブッキングの人選は、もう何年も前から決まってるんです。僕が実際にライブハウスで観たことのあるプロのミュージシャン、大好きな三人で、お金を払ってステージを観る価値がある、観て満足してお釣りがくる、と思わせてくれる三人。これですよ。

・平井正也

 

・佐木伸誘

 

・原マスミ

 

三者三様、それぞれが素晴らしいソングライターで、それぞれワンマンライブに行きたくなる四番バッター級実力者です。実際にライブハウスで目の当たりにして、《これはとんでもない》と僕がシビレた三人。もしこの三人を一夜で観れたなら、いったいどんなに凄い夜になることか。想像するだに興奮してしまう。


 

一番手に登場するのは年齢順で、いちばん若い平井正也君から。

「嘘の地球儀」平井くんの歌はすぐ観客に伝わる。詞の伝達力が尋常じゃなく速いのです。


僕の大好きなバンド、マーガレットズロースのフロントマン(なのにマーガレットズロースはまだ観たことない)。僕は初めて平井君を生で観た時に、怖れ多くも前座をやらせてもらってしまって、ファンでしたから、そりゃあ舞い上がりました。

 

エレキギターをかき鳴らしての熱唱は本当に楽しそうで、これをやってないと死んでしまうってくらい切羽詰まっていて、弾き語りなのにロックンロール。静かな曲でもエモーショナル。観ていない人にはぜひ平井君の底抜けに楽しいステージを体験してほしいです。絶対に損はしない。

 

 

二番手に続くは、僕がずっと、デビューの頃よりファンな佐木伸誘さん。

「Sachi」イントロといい歌声といい、ライブでこれを聴いてしびれました。


佐木さんはとにかくこの声。天からもらったこの喉がロック。若い頃から衰え知らずのスターな声を持つヴォーカリストです。そして紡いでいくポップなメロディセンス。どの曲もマァ美しいこと。その上で、ギターがとんでもなく上手い。


佐木さんのステージを体験すると、まず声の迫力にブッ飛ばされます。同時にギターのテクニックに、え、どうやって弾いてんの?!ってひっくり返ります(なんと終始ノーマルチューニングであれをやってる。とんでもねぇ)。

 

良い声、良い曲、良い演奏と、ハッタリなしの正攻法で、木戸銭を払って観に来たお客さんに、キッチリと芸を見せて満足させる。これぞ真の実力者。予備知識は要りません。佐木さんのステージは万人に問答無用で体験してほしい。絶対に損はしないです。


 

トリは絶対にこの人でしょう。原マスミさん。

「1986」長い歌だけど最後まで聴いて欲しい。すっごいことになりますから。弾き語りでもバンドでもこの歌はヤバいです。


 原さんは作る楽曲もブッ飛んでますが、レコードよりもライブでさらに凄みを爆発させる人です。原さんのステージときたら、このとびきり素敵で、愛らしくて、摩訶不思議な音楽世界をもし知らずにいたとしたら、人生のどれだけ損失だったことか。


CDで聴いてきた歌たちが、実際に原さんに目の前で歌われる時、その瞬間からアニメーションのように物語の情景が立ち上がってきます。この人も生歌の伝達力は半端なくて、次はこの話、その次はあの話と、吟遊詩人はめくるめく歌世界を僕たちに語り倒してくれるのです。


そのステージを観た人は、この人は異星人か、もしくは妖精なのではないか、と感じるんじゃないでしょうか。その声が特別で、紡がれる言葉もメロディも、爪弾かれるギターも、原マスミのそれでしかない。絶対に観て損はしません。



ああなんて素晴らしいメンツ。コロナが終わったら誰か、この三人でブッキングしてくれないかしら。本気で観たい。一人ずつでもいいから呼んで欲しい。


 

 この三人に、山田稔明くんを加えてもいい。僕がいま日本一好きな音楽を創ってくれるミュージシャン。ああ、山田くんのステージ観たいなー。 

 「一角獣とホライズン」これを収録したアルバム『新しい青の時代』は世紀の名盤ですよ。

 


別口で、3マン妄想追加。


弾き語りの歌世界といえば、谷山浩子さんをやはり呼びたい。谷山さんも、叶うなら何度でもステージを観たい。

 「海の時間」。この歌は原マスミの「1986」を聴き比べると面白いかも。どちらも時空間を越える体験させてくれます。ちなみに「海の時間」は谷山浩子のファン投票で常に一位の人気曲です。

 

 谷山さんに加えて、僕の音楽の両横綱、友部正人と早川義夫も呼べたら、凄いことになるだろうな。【早川義夫・友部正人・谷山浩子】なんて正に夢の3マンだな。


それだけのメンツが1日フェスをやったら、絶対に行きたいですよ。かぶりつきで聴きますよ。でも、コロナの今はダメですね。今はもしこんなの開催されたら、逆に行けない運命を恨んじまう。



 

いろいろなコンサートの開催がままならない昨今です。静岡県は他県と比べたらいろいろと緩い方でしょうけど、それでも観たいコンサートは来ない。もちろん自分の演奏もやれてない。

 

プロもアマチュアも、少しずつ有人のコンサートの動きは見え始めて来ているようです。でも、仮に好きなミュージシャンが来ても、どんなに観たくても、今はさすがに行けませんね。


歌いませんか、ってお誘いもありがたいことに頂いてますが、残念だけど今年は我慢です。マムゼルのフリーダムフォーク集会だけはやらせてもらってますが、とりあえずそれが今の精一杯。


外に遊びに行けん分、新しい歌を創り貯めよう。元春の歌の言葉通り、夢を節約しておこうぜ。



来月のフリーダムフォーク集会は7月10日(土)開催です。来られる皆さん、第二週の土曜日なので気をつけてくださいね。
第175回フリーダムフォーク集会
【日時】2021年7月10日(土)19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle
袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440
http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】
一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)
・高田佳子
・砂風金
・Pearl Moon
・Hiraide!
・大川忠人
・弾夢弦気
 
(途中で換気休憩あり。二次会の飛び入りコーナーはお休み)

出演者の皆さんよろしくお願いいたします❗

当日マムゼルに遊びに来られるお客様は、事前に僕かお店に、もしくは出演者のどなたかに連絡くださいませ。参加者の人数を把握したいのでどうぞご協力お願いします🙇


 

 マシス

来月のフリーダムフォーク集会は7月10日(土)開催です。来られる皆さん、第二週の土曜日なので気をつけてくださいね。
第175回フリーダムフォーク集会
【日時】2021年7月10日(土)19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle
袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440
http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】
一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)
・高田佳子
・砂風金
・Pearl Moon
・Hiraide!
・大川忠人
・弾夢弦気
 
(途中で換気休憩あり。二次会の飛び入りコーナーはお休み)

出演者の皆さんよろしくお願いいたします❗

当日マムゼルに遊びに来られるお客様は、事前に僕かお店に、もしくは出演者のどなたかに連絡くださいませ。参加者の人数を把握したいのでどうぞご協力お願いします🙇



日曜日、買い物ついでに久しぶりにUNIQLOに寄ったら、村上春樹のTシャツがあるのを見つけました。
おお、村上ラジオTシャツじゃん、と嬉しくなりました。ちょっと見ではただのレコードTシャツなのですけど、これは面白い。UNIQLOはこういったコラボ企画のデザインがいっぱいあるのですね。

値段も安い。どうしようか、ネタのつもりで一枚買っちゃうか、と考えてたら、連れ合いが《あっちに春樹Tシャツいっぱいある》と見つけてきた。案内してもらうと、あるわあるわ。これはいいな!と一気にテンションが上がりました。

↑「ダンス・ダンス・ダンス」の表紙が背中にプリントされてます。佐々木マキのイラスト大好き。「ダンス・ダンス・ダンス」は僕の大好きな本です。

前側はこんな感じ
とってもシンプル。前から見たら一見普通の白Tシャツです。

氏の代表作「ノルウェイの森」↓
赤と緑の色は、いかにもノルウェイの森といった感じです。

「1973年のピンボール」柄。
これも本の表紙のまんまで、すぐ村上春樹とわかる。

他にも「スプートニクの恋人」「1Q84」「海辺のカフカ」などのTシャツは、本を独自のイメージでデザインしてあったりして、とても良かった。連れ合いもカフカTシャツを手にとって《カフカ良いなぁ》と言ってました。

どうしよう、うっかり全種類買いたくなった、と呟くと、《買えばいいじゃん》と連れ合いに軽く言われた。いくら父の日でもさすがに全部はどうか、と冷静に考え、迷ったあげく「1973年のピンボール」柄のだけ購入。

あと、ギブソンのギターTシャツもいっぱいあって、それからも一枚買いました。
タグも洒落てて捨てられない。春樹TシャツとギブソンTシャツ、こっそりまた買っちゃうかもしれません。


実は僕、普段はあまり服を買いません。ショッピングセンターに行ってもCD屋と本屋と楽器屋しか入らないので、服にお金を使いたいという発想をずっとして来なかったのです。

ヨレヨレになった服を平気で来ている僕を見て、家族が呆れながら《いい加減に新しい服を買いな》と進言してくれて、ようやく重い腰を上げる。それでも自分から服屋に入ることをあまりしてこない人生だったから、服屋は敷居が高い気がします。

オシャレのセンスは今も昔もないけど、連れ合いが《これ似合うよ》と選んでくれたのを着てるうちに、僕も影響を受けました。今は前よりは服に興味を持つようになったし、服屋もたまには覗いてみたりするようになった。進歩です。



マシス 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ギルバート・オサリバンが僕は大好きで(何度も日記に書いてますが)、一時はそれこそ、ここまで自分の心を揺する音楽って他にあるだろうか、と錯覚するほどに心酔してました。本当に《宝物を見つけてしまった》と思ったものです。


昨年の5月30日、東京国際フォーラムに来日公演を観に行く予定でしたが、コロナのためチケットを払い戻ししてしまいました。今年の全く同日、5月30日に振替公演が予定されてたけど、果たしてやれたのかしら。ぜんぜんニュースが入らないからわからないのですが。オサリバンが元気なうちになんとかもう一回生で観たいものです。

(調べたら再度延期となったらしいです。2022年こそは観れるだろうか)



僕がオサリバンを知ったのは来生たかお経由でしたが、そのオサリバンの1991年のアルバム『SOUNDS OF THE LOOP(あの日の僕を探して)』では、なんと、来生たかお作曲の楽曲が収録されています。

日本盤のみではあれど、ギルバート・オサリバンが自分の曲以外の楽曲を歌うのも、アルバムに自作以外の楽曲を収録するのもこれ一回きりのことらしいですね。

来生たかおも、ギルバート・オサリバンに曲を提供するという話をもらって、大ファンのオサリバンにおそれ多くも歌ってもらう曲を、ということで、作曲するのにとても悩んだそうです。それはそうでしょうよ。

その楽曲が「What A Way(To Show I Love You)」作曲が来生たかお、作詞はギルバート・オサリバン。

 今聴くとけっこうカッコイイ。最初この歌を聴いた時は《地味だなー》と正直なところ思いました。メロディがシンプル過ぎる、と。来生たかおってもっとオサリバンみたいな凝った曲作れるじゃん、どうしてこれを良しとして提出した?と、疑問に思ったものでした。


後から調べたら、来生たかおはこの時に四曲提出して、オサリバンがその中から《これでいこう》と選んだらしい。オサリバンが良いと思ったならいいのか。むしろオサリバンが作らないタイプの曲、という意味でオサリバンが気に入ったのかもしれない。 


不思議なことに、聴くほどに、当初は地味だと思っていたこの歌がしみじみと良くなってくる。今聴き返すとけっこうお気に入りだったりするのです。



 来生たかお自身もシングルとしてこの歌を発表しています。「出会えてよかった」作詞はもちろん、来生えつこお姉さん。

 来生ヴァージョンを聴くと、もろ来生たかおだなーって感じですね。このメロディは日本語歌詞の方が相性良いかな、という気もしてきます。「出会えてよかった」は来生たかおのアルバム『ラビリンスⅡ』に収録されてます。



もう一つ特筆したいのは、アルバム『あの日の僕を探して』では、アルバムのラストに収録された「Can't Think Straight(君と僕とのラブソング)」で、来生たかおとオサリバンがデュエットしています。このメロディは実は最高。美しく愛らしくて、壮大なスケールと言うことなし。90年代に限らずオサリバンのキャリアを通しての傑作の一つだと思います。

アルバムでは、歌のイントロでオサリバンと掛け合う小芝居があるのですが、そこも来生たかおが登場します。


電話でオサリバンが《あのー、メリーさんは居ますか?》との問いに来生たかおが《いいえ》と返事をするだけ。NO、の一言の台詞、頑張っています。


この歌の英語バージョン、オリジナルでは、デュエット相手になんとペギー・リーを召喚してるのです。冒頭の電話の相手もペギー・リー。

 

僕は来生たかお大好きですし、オサリバンも大好きで、二人の競作は夢の共演といえるのですが、正直、来生たかおの曲がオサリバンのアルバムに入ると聞いた時、それはどうなんだろう?と、ちょっと思っていました。

来生たかおは自分から《競作させて》とは言わなさそうだし、オサリバンが望んだのか、レコード会社のごり押しだったか。いくら日本盤だけの企画とはいえ、日本ファンへの話題作りに無理言ったんじゃないの?オサリバンに何を承諾させてんの?って。僕はオサリバンと来生たかおのアルバム共演にはわりと否定的だったのです。

どうせならオサリバンの楽曲で統一されたオリジナル盤を日本でも出して欲しかったし、聴いてみたかった。なまじ良いアルバムだけに、来生たかお抜きだったらどうだったんだろう、と、ずっと思っていました。


後年、ネットでCDを注文出来るようになると、このアルバムのことを思い出して、探した結果、Amazonで輸入盤を手に入れることができました。
ジャケットがまず違う。これ、当時未発表アルバムだった『Little Album』と一緒のジャケットなのです。ややこしい。
↑これですね。一緒でしょ?本国では『Little Album』出てないのかも。

そして、曲順も違う。びっくりするくらいシャッフルしてある。曲順が違うとアルバムの印象も当然変わってきます。
輸入盤では「What A Way(To Show I Love You)」の代わりに「Are You Happy?」が収録されてます。しかもこれ、一曲目。


輸入盤を手にいれた時は、それはそれは嬉しくて飛び上がったんですけど、聴いてみると、これが複雑なことに、日本盤の方がぜんぜん良いのです。もちろん僕がそう感じるだけのことですが、曲順も含めて、日本盤圧勝なのですね。

「Can't Think Straight」はペギー・リーのバージョンが手に入って良かったですよ。こちらは来生たかおよりも英語の方がシックリきます。でも、やはりアルバム最後にこの曲が来ないと《違うー》って思っちゃう。感動がぜんぜん違います。同様に、一曲目は「Are You Happy?」でなく「The Best Love I Never Had」でなければダメですよ。日本盤の曲順こそバッチリなのです。

今はどちらのバージョンもなかなかCD屋の店頭には見つからないですけど、興味を持たれた方は是非とも聴いてもらいたいアルバムです。名曲揃いですよ。


この土日も僕はおうちでおとなしく休んでおりました。最近はイベントが復活してきて、プロでもアマチュアでも、思わず観てみたくなる面白そうな企画をちらほら見かけます。まだまだ僕は遊びに行けそうにないのですけど、皆さんが頑張ってらっしゃるのは嬉しい。早く遊びに行けるようになりたい。



マシス

眠い眠い眠い。腰をおろしてフゥやれやれ、と思ったとたん、ファーっと睡魔がくる。場所を許せば気を失うように寝てしまいます。この土日でいったい僕は何時間寝たんだろう。


休みになって、まるで身体が疲れてることを思い出したかのように、身体を起こしているのが億劫になってしまってました。寝ても寝ても寝足りた気がしなくて、参った。


もともと寝付きの悪いのに加えて、先週はやたらと寝が浅くて、ようやく寝ても三時間ほどで目が覚めてしまってた。一週間ほどずっと軽く興奮状態にいるみたいでした。仕事がキツかったせいか、夜勤が続いたのが堪えたのか。おそらくはその反動が来た。


寝溜め食い溜めって実はできないものだよ、と教わったことがありますが、いっぱい眠れるととりあえずホッとします。ああ良かった眠れた、と。眠れるって素晴らしい。眠れて食えてりゃ大丈夫。


平日になった今も、家に帰ると眠くなる。気だるさは抜けないけど、手足に力が入りやすくなった感があります。しっかり休むって大事です。



そんなわけで、遅ればせながら日曜日の配信の報告をさせてください。

先の日曜日は前日記で書いた通り、 チグリスさんの配信企画、チグフェスVol.4に参加させてもらいました。僕にとって三回目の自宅配信です。上写真↑の散らかった部屋よりお送りしました。

最初の配信の時は、それこそ虚空に向かって歌ってるような気持ちにもなったけど、今回はチグリスさんをはじめ、視聴してくださってる方たちからのコメントを読みつつ、ああ、ちゃんと流れてんだな、と思えるようになりました。コメントをくれた皆さんありがとう。

Facebookの上でやったので、Facebookをやってない人には何のこっちゃな話でしょうが、このリンクからなら見れるかな。良ければチェックしてみてください

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=958817564885778&id=100022726304675


https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=958817564885778&id=100022726304675

2021/06/06(sun)
チグフェスVol.4 マシス
【演目】
05:40 私ができること
12:45 シジフォス
21:00 物語を待っている
29:10 雨の惑星

今回の演目、「雨の惑星」以外の三曲は、過去のライブであまり演奏したことがない、そういう歌ばかり選んでみました。

後からアーカイブで確認して苦笑してしまったのですが、どの歌も慣れてないせいか、エライしかめっ面で歌ってます。ゆとりが何もないってバレバレです。これは反省点。

先月に歌詞を発表した「物語を待っている」が初演です。歌うことだけで精一杯って感じです。もっと演り込まないと。

せっかく佐野元春特集のswitchを買ったのに、読んでるとすぐ眠くなる悲しさ。

デビュー40周年記念の特集というと、正直どの雑誌も似たか寄ったかの内容になり勝ちですが、本書での片寄明人のインタビューは独特な切り口で面白かったです。元春愛に溢れてる片寄さんは優れた元春評論家といえそうです。


マシス

 




チグリスさんのお誘いを受けて、週末に自宅配信で歌うことになりました。チグリスさんお声かけありがとうございます。
チグフェスvol.4 
2021年6月6日(日)13時スタート
(12:50オープイング配信)
各アーティストがFacebookライブ配信を数珠つなぎで
バトンを渡して音楽ライブを配信
12:50 オープニング:チグリス
https://www.facebook.com/keiji.gokai
13:00(30分枠) Pearl Moon 
https://www.facebook.com/yas525
13:30(30分枠) マシス
https://www.facebook.com/profile.php?id=100022726304675 
14:00(15分枠) ゆき 
https://www.facebook.com/yuki.fujimoto.9256
14:15(15分枠) 聖なる葉っぱ 
https://www.facebook.com/akira.itoh.92351
14:30(15分枠) K1R
https://www.facebook.com/k1rsuz
14:45(15分枠) よっしぃ
https://www.facebook.com/ccloudstreet
15:00(30分枠)X
https://www.facebook.com/keiji.gokai
 
 
マシスの出番は午後の13時半からの30分、13時【Pearl Moon】さんよりバトンを受けて、14時の【ゆき】さんに引き継ぐ形です。日曜日の午後、良かったらチェックしてみてくださいね。
 
チグフェスは今回がVo4とのこと。前回Vo3は僕は不参加でしたが、Vo1とVo2は出させてもらってるので、皆勤賞は逃したものの、3/4出てる。ありがたいことです。
 
前の二回、慣れない配信をやってみて、自分の演奏が映像記録として残せるのは、後で反省するのには助かるな、と感じました。トチりや不手際も後に残っちゃうのでライブ動画は恥ずかしいけど、恥をかくのも練習というか、何でもやってみるものです。
 
今回は何を歌おうと迷っていますが、先日作った「物語を待っている」は、演ってみようと思っています。果たして歌えるかしら。他は、まだ配信で演っていないレパートリーから選んでみたい。
 
 
余談ですが、髪が伸び放題になってて、頭がでかすぎて帽子が被れないので、昨日散髪して来ました。これで帽子を被って歌えます。人前で歌ってないと、身の回りに気を遣わなくなってしまっていけない。
 
 
 
チグリスさんにはこれと別に僕のYouTubeチャンネルを紹介して頂けるとのこと。お世話になりっぱなしだ。
「第3回シンガーソングライターYoutubeチャンネル紹介」
2021年6月19日(土)22時スタート
「DIY音楽活動チャンネル」↓でライブ配信します。
https://www.youtube.com/channel/UCUQXVaiBeQOcHHn07dNWyzQ
3組のチャンネル紹介
予習・復習はこちらのチャンネルをごらんください。
01「名倉智侑子」チャンネル(空色のくれよん)
https://www.youtube.com/channel/UCUZInMaafJShBJgreGtz8pw
02「マシス」チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UChorcbPjsiq2QcD2MpdBqqA
03 「畑中摩美Mami Hatanaka」チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCM852NXeAJhHP8PE8twwfuA
 
 
実は僕のチャンネルは今年始めたばかりなので、動画もそんなにない。せめてもと、昨年のライブから二曲、急いで挙げてみました。

 

自分の反省用に撮った動画で、公開するつもりではなかったけど、どちらの歌も新曲、ライブ初演なので、こういう形で残してもいいかと思いました。

 
 
さて、雨の金曜日、準夜勤前にふと思い立って、自室にてポリス祭り開催と相成りました。
 
↑4thアルバム『ゴースト・イン・ザ・マシーン』ジャケットのデジタル模様、メンバーの顔なのだと今気づいた。真ん中がスティングで、左がアンディサマーズ、右がスチュワートコープランドなのですね。

久しぶりにポリス聴いたけど、アルバム五枚、どれもいい。昔アホみたいに聴いた『シンクロニシティ』はもちろん、一番聴いてなかった『ゴースト・イン・ザ・マシーン』もすごくいい。今聴くと本当にいいです。ポリスのアルバムは外れがない。お見事です。

 
 
マシス
ヴァン・モリスンの新作アルバム『レイテスト・レコード・プロジェクトvol1』は、なんと全28曲二枚組。すべてヴァン書き下ろしの新曲です。ヴァンの創作の泉は尽きることがないのか。
この二枚組を、とっかえひっかえ部屋で聴いてます。休みとか、天気の良い日に窓を開けて、部屋に風を入れてかけてるとモウご機嫌。心地好いこと心地好いこと。
ひょっとしてJ-POPしか聴き馴染んでいない耳だと、こういう音楽は《メロディに起伏が少なくてつまんない》《聴きどころがつかめない》とか思うのかも。いやいや、そこはヴァンの声とバンドの音をただダラダラ聴いてればいい。近年のディランよりははるかにメロディに愛嬌があって聴き易いと思いますよ。Disc2の《なんでFacebookやってんの?》って歌とか、まさかヴァンの口からFacebook?って出るなんて面白いじゃないですか。

ヴァン・モリスンはもともと多作で、その上このコロナ禍の中、ライブができないものだから、ひたすら新曲を作ってレコーディングに明け暮れていたとか。もう、ミュージシャンの鏡。私は当たり前のことをしたまでだ、とヴァンの無愛想な声が聞こえてきそうですが、誰でも出来ることじゃない。

ディランも昨年に新譜『ラフ・アンド・ローディ・ウェイズ』を出してましたね。あれだって二枚組みたいなもので、こちらも素晴らしい出来でした。ディランもヴァンも逆境に燃えるタイプなのかも。逆境好きというか、不満や怒りをパワーにするタイプだと思う。

好きなミュージシャンが、二枚組もしくは三枚組のアルバムを出す、と聞くと、ちょっとワクワクするものがあります。やった!新曲をたくさん聴けるじゃん、って嬉しくなる。

これがライブアルバムとかベスト盤だと、わりとよくある企画だし、既発曲が入るでしょうし、嬉しいけどありがたみが違う。すべて知らない曲をスタジオ録音した、新曲ばかりの二枚組ってのがいいんです。

実際、二枚組のアルバムって名作も多いです。ウッカリ何かの拍子で二枚組になっちゃったなんてことはあり得ない。《作りたい》《出したい》って確固たる気持ちがあればこそ二枚作っちゃう訳だから、内容も充実して当然か。

発売するレコード会社側とすると、よほど売れてるミュージシャンでも、二枚組、三枚組は躊躇するらしいですね。時間も制作費用もかかれば、当然CDの値段も高くなる。値段が高いと買い手も手を出しにくいので、売るのが難しい。いろいろとリスクが大きいのでしょう。


ダウンロードで音楽を聞く今の時代では、アルバムの概念も、当然二枚組を作るって発想も意味合いも何もなくなってきてる。僕は二枚組の名作って今後も出てきて欲しいと思うのですけどね。


オール新曲の二枚組アルバム、って聞くと、ビートルズのホワイトアルバムをまず思い出します。もしかしたらこれが世界で一枚有名な二枚組アルバムかもしれない。
のちのちのミュージシャンはみんなこれに憧れて、いつかは二枚組を出してみたい、と思ったんじゃないでしょうか。

ジョージがビートルズ解散後に出した『オール・シングス・マスト・パス』は三枚組。これも《発表したい!》が溢れてたんだろうな。

《新作が二枚組!》で世間を驚かせたアルバムというなら、『ブロンド・オン・ブロンド』も多くの人が挙げるでしょう。

邦楽だと、サザンは《二枚組を出してやるぞ》って強い意志を持って二枚組を出した印象があります。
『Kamakura』は人気絶頂期のものだけど、『キラーストリート』はサザン人気が既に大御所感を持った頃だったから、よくモチベーションを保てたな、よくぞ作ったなって思います。

僕の世代だと、省吾の『J-BOY』は二枚組アルバムの絶対のマストです。
省吾もサザンと同様《二枚組を作るぞ》って意志があっただろうと思います。省吾も桑田もビートルズ大好きですからね。

尾崎の『誕生』は、きっと、また別の意志。
例の事件の後、初めて出すアルバムということで、絶対に二枚組、そして一位にならねば、とプレッシャーを自ら課して作っていたらしいです。実際に『誕生』はオリコン一位を取って、プロデューサーの須藤晃と抱き合って喜んだとか。

二枚組というと、個人的には僕、HARRYの『狼煙』がとても好きなんです。
バンドとソロのキャリアを積んだ後に、ここへきて新しいソングライティングにチャレンジしてるのがスゴい。スライダーズにはない日本語の生々しさ、楽曲の面白さを二枚組で繰り出す意欲には大いに感動したものです。

自分のCD棚をちょっと見ただけでも、二枚組三枚組の名作はいっぱいありました。ひとつひとつは語り切れません。以下はジャケット写真で失礼。








ああ、もう写真も上限いっぱいで貼れない。ストーンズの「メインストリートのならず者」とか、マナサスの1stや、ジミヘンのELLとか。でも、こう見ると男ばかりですね。女性ミュージシャンは二枚組を作ることに興味ないのかしら。


マシス


 


子供の頃に映画をテレビでちらと観たことあった、横溝正史の長編小説「病院坂の首縊りの家」を読み終えました。連休前よりチマチマ読んでいて、やっと終わった。上下巻二冊読んで、お腹いっぱい。面白かったです。
僕は金田一耕助シリーズ中、「病院坂~」だけは読むのは後回しにしよう、と思って、あえて買わないようにしていた作品です。なぜなら、これは“名探偵”金田一耕助の手掛けた最後の事件、という設定の物語だからです。そう言われたらなるたけ最後の方に読みたくなるじゃないですか。

「病院坂の首縊りの家」ってタイトル、いかにも横溝正史ミステリーといったもの。横溝ミステリーはタイトルがどれも秀越ですね。「犬神家の一族」「獄門島」「悪魔の手鞠歌」「八ツ墓村」などなど、タイトルを見るだけでもう、どんなスゲェ話なんだ、とワクワクさせてくれます。

今年になって、ブックオフで「病院坂~」を見つけまして、さすがにもうそろそろ読んでもいいかな、と思って購入。ワクワクしながら読み始めました。が、これがどうにも読み進められなくて苦戦しました。横溝正史の名作は昔いくつも読んで好きだったのに。

なにせ上巻では、キャラクターの人間関係の説明が延々と続いて、上巻の3分の2辺りまで事件が起きない。そこまでが長い長い。上下巻合わせて三日もあれば読めるだろう、とたかをくくってましたが、物語が頭に入ってこなくて進まないのです。

ちなみに、上巻の事件の舞台は昭和28年で、下巻はその20年後の昭和48年が舞台。下巻では20年前の事件のモヤモヤしてた真相を解き明かす、ざっくり言うとそういう骨格の話です(下巻でも新たな事件が起こるけど、20年前の事件と因果関係がある)。


読みにくかったのは多分、台詞の言い回しのセンスの古さ、そこがまず気になってしまったから。当時の若者言葉らしきものを果敢にも出してくるのだけど、残念だけど使えてない。これって今風でしょ?って感が上滑りしてるように感じて、覚めてしまったのです。

ジャズバンドのメンバーの通称もキツイです。テキサス野郎のビンちゃんとか、マイアミまあちゃんとか、そんな名前で呼ばれても嬉しくないでしょ。物語の重要キャラなのに、ネーミングセンスがエースのジョー的な代物で苦笑しちゃう。
(これが今じゃなく発行当時に読んでたなら、ここまでダサく感じなかったかも?)


GWの時、他の本は一切読まず、休み中に絶対読み終わろう、と気合いを入れていたけど、止まっちゃ読んで、読んじゃ止まっての繰り返し。結局上巻を読むだけに一ヶ月以上かかってしまった(GW終わっちゃってた)。写真の上巻のカバーがボロボロになってるのはそれだけ長く持ち歩いてたからです。

でも下巻に入ってからは早かった。後半の金田一耕助が謎解きを始めてからは手が止まらず、速攻で読めました。

本の帯にある森村誠一の煽り文句《横溝正史の集大成》という感じ、それは分かります。壮絶な殺人現場、ドロドロな人間関係、その複雑な人物相関図、常軌を逸した犯行の動機、と、横溝正史っぽさが満載です。

そりゃ無理があるわー、って説明も、当然ある。犯人が被害者の首を切る理由とかね。作者が生首出したいだけじゃんって笑っちゃう。けど横溝ミステリーはそこが味とも言える。

娯楽読み物としては、登場人物多すぎな感もありますね。上下巻合わせて80人近いキャラクターが入り乱れてる。

ブログで手書きの家系図を公開してる強者もいらっしゃいました。
誰の娘が誰と誰で、その娘がこういう性格で誰とくっついて、その息子がこういうことやらかしてあっちの娘と、、その孫が、、って。途中何度も中断しながらの読んだら、余計に訳が分かんなくなった。

この話の肝って《人間関係の業》なのに、謎解きされても、誰が誰だっけ?になっちゃって、ハーそうなんだ、くらいにしか思わなかった。四世代分の人数だと、説明されてもつい読み飛ばしちゃいます。

まぁ、そこを丁寧に根気よく内容を追えていたなら、別の感慨があったかも。

ネタバレに気をつけて詳しくは書きませんが、トリック解明シーンは素直に面白かったです。メインのトリックはぜんぜんバレてんだけど、なぜお前があいつを?の点が印象的だし、あと下巻の同窓会場面でのあれのトリックとか、考えてんなぁって思った。



「病院坂~」以外にも、“探偵の最後の事件” を描いた作品は海外国内にいくつかあります。

シャーロック・ホームズなら「最後の事件」/コナン・ドイル

エルキュール・ポアロの「カーテン」/アガサ・クリスティ

神津恭介シリーズの「七福神殺人事件」/高木彬光

などなど

ホームズや神津恭介はその後も何度も復活してますね。でも、どの作品も作者の分身ともいえる探偵の退場劇ですから、ショボい事件には出来ないぞ、って作者の気合いを感じます。

アガサ・クリスティは元気なうちにポワロの退場劇を書いておいて、自分の死後に発表した。自分の預かり知らぬところで、他の作家の手によってポワロが書かれるのを許さない、という意志です。

その意味では「病院坂~」は「カーテン」の影響は間違いなく受けていると思いますね。その後も「悪霊島」まで金田一シリーズは続けられましたが、どれも「病院坂」以前の事件、という設定なのです。だから「病院坂」は正しく《金田一耕助最後の事件》。でも、この事件で金田一が引退しちゃう理由、あんま説得力なくない?


「病院坂~」は世間的には小説より、市川崑監督の映画の方が認知度は高いかもしれません。僕は観たことあるはずなのに全く内容を忘れてます。この内容をどうやって二時間の映画に収めたのだろう?と思ってたら、なんと映画では下巻のエピソード全削除で、上巻のうちに事件を解決してしまってるらしい。一度ちゃんと映画も観てみたいです。


そんなことを思ってたら、なんと来月、六月のWOWOWで市川崑の金田一シリーズが全部やるらしい。なんてタイミングのいいこと。一応全部録画しておこう。


追記 : この日記を書いたら、茶木みやこさんの歌のことをコメントくださった方がいました。以前にエスケリータ68の後藤さんが《茶木みやこのような世界》とラフレシアのことを評してくださったのを思い出しました。テレビの横溝正史シリーズの挿入歌として、怪しい雰囲気を醸し出してましたね。マムゼルにも以前、茶木さんはライブに来たことあるんだそうです。コロナ騒ぎが落ち着いたらまた来て欲しいですね。


マシス 




 

 

 

 

 



梅雨入りして、日に日にムシムシと暑くなってきました。昨年は夏の野良作業中に貧血で倒れたので、今年は鉄分サプリを取って乗り切れないものかと思ってます。はたして効くのでしょうか。やってみないと分からない。

 

夏の暑い日、ペットボトルのスポーツドリンクをゴクゴク飲んだらさぞ美味しいだろうけど、ちょっと前にニュースで【ペットボトル症候群】の話題を聞いてから、僕は喉が渇いた時にジュースを飲むのに気が引けるようになりました。野良仕事とかソフトボールとか、多量に汗をかく時には水かお茶、が定番になった(常識か)。

 

ペットボトル症候群って、要は急性の【糖尿病】。スポーツドリンクを飲んで、その後に汗を多量にかくと、スポーツドリンクに含まれる糖分だけが身体に残って、血中の糖分濃度がいきなり上昇して発症しちゃうってヤツ。糖尿病って完治するのが本当に大変な病気らしいので、なかなか怖い話なのでした。

 

僕のオヤジも、インシュリン注射を打つほどではないけど、薬を飲みつつ食事制限やってるので、他人事じゃあない。またオヤジが(僕も)、酒はそれほどでもないけど甘い物が大好きで、こっそり饅頭とか買ってきて食べてて、おふくろに見つかってよく怒られてます。


70を過ぎて好きなモノを食えないのは可哀想だけど、身体は労わっていただきたい。

(食べたいもの我慢してまで長生きしたいか、というとまた難しい問題になりますが)

 

 

よく歌手がコンサートで、曲の合間にドリンクを手にする姿をよく見ますが、あれは何を飲んでるのだろう、と思ったことがあります。まさかジュースってことはないでしょうし。山下達郎は何とかの天然水を飲んでるってラジオで言ってましたっけ。

 

汗をかくことを思えば、やはりステージドリンクも水かお茶が良いのでは、と想像するのですが、お茶はステージドリンクにはあまり適さないらしいですね。特に烏龍茶。喉の油分を取っちゃうらしいので、烏龍茶は歌う時には極力飲まない方がいいんですって。

(そういえば寺内タケシはギター弾く前にお茶で手を洗うって言ってたな。手の油が取れるからって)

 

もちろん緑茶や烏龍茶を飲んで絶好調で歌える人もいるでしょう。カラオケなんか行ったらジュース飲みながらみんな歌ってますものね。本人が良ければなんでもいいっちゃいい。でも牛乳は止めた方がいいと思う。

 


で、マシスはどうかというと、僕はそんな長いステージはめったにやらないので、ドリンク飲むこともそんなにないのです。たまに持って上がっても、飲むのを忘れて終わっちゃったりするくらいで。でも、30分以上のステージの時には意識して途中に水分を口にするようにしてます。今はヨーグリーナを持っていくことが多いです。

 

何が自分に合ってるかは、いちおういろいろ試しました。とにかく味が濃いのはアウト。ハチミツのドリンクとか喉に良さげですけど、口の中に味が残るのがダメで、後味が気にならないモノ、ということで最終的にヨーグリーナに落ち着きました。ヨーグリーナが無い時は常温の水にしてます。

 

最近、音楽友達の杉田さんの影響で、僕もオクラ水を飲むようになりました。身体にとても良いんですって。GWに自分でオクラ買ってきて飲みだしたので、もう二週間くらいになります。

オクラのヘタを切って、水に八~十時間ほど浸けたものですが、味もほぼ無味で僕は嫌じゃない。普通に飲めます。

再来週あたり、かかりつけのお医者さんで血を取られる予定なので、血液の数値の結果がちょっと楽しみなのです。オクラ水の効果出てるかしら。出てるといいな。杉田さん教えてくれてありがとう。

 

 

 

マシス