陽光眩しい週末となった7月18日(日)の午後、チグリスさんのオンラインイベント【チグフェスVol.5】に参加させてもらいました。

イベントに参加、といっても、自分ちの自分の部屋で、自分の時間になったらひとりで歌うだけ。お手軽なのです。

要はFacebookの上で演者がそれぞれ決まった時間に配信を行い、リレーのように演奏をつないでいく企画です。コロナの御時世にとても参加しやすいイベントで、こういうのとてもありがたい。

今回がVol.5、僕は5回中、4回参加させてもらったことになります。チグリスさんいつもお世話さまありがとうございます。
前回同様、僕の私物置き部屋から配信をお届けしました。この部屋、ずっと空調がぶっ壊れてまして、夏場ここで歌うのはサウナで歌うのにも等しい行為(サウナで歌った経験はないけど)。実際、練習で事前に歌ってみたら暑かった暑かった。昨日はおよそ30分間、水分を取りつつ汗をかきつつ歌いました。
(練習の音出しの時点で大汗をかいて着替えて、配信後にも着替えました)

以下のリンクからアーカイブをご覧いただけると思います。良かったらチェックしてみてくださいね。

チグフェスVol.5  2021/07/18(SUN)
【マシス 13:30 ~ 14:00】

05:45  光の渦
10:30  花屋とライブハウス
18:25  駱駝
27:16  星の番人


部屋の暑さにも負けず、楽しんで演奏させてもらいました。

作ったばかりの「駱駝」もここで初演奏。当然ですが、自分でもこの歌を通しで聴いたことないから、アーカイブで見返して《こんな風に聴こえんだ》と客観的に思えた。新鮮でした。

梅雨明けのニュースを聞いて、久しく歌ってなかった「光の渦」を虫干ししてみました。この歌はあすとらのCDに収録してるけど、あすとらでは一回もライブで演奏してない曲なのです。歌自体は気に入ってるので、マシスとして以前二回くらい歌ったことがある。


演奏はミスいっぱいで結構やらかしました。まったく要反省&精進なのですが、そんなでも今回は四回目にしてナゼか、人前で歌った時に近い手応えがあった。手前味噌ですけど、アーカイブを自分で観返しても、今回のはわりと観れる。何が前と違うのか?まったく勉強になります。



動画を発信することについて思うこと。

アーカイブとして映像を後に残す、ということは、本番一発勝負イエーイってノリだけでなく、再視聴に耐えるものを送り出すのが理想的です。

例えどんな素敵な内容に仕上がった動画でも、どんな仲の良い人の投稿でも、その人にとってそれほど興味のない動画って、なかなか観れるものじゃない、と思うのです。配信30分間って、演る側には短く、観る側にはとても長い。

僕自身、流れてくるオススメ動画をすぐスルーしちゃうから、スルーする側の気持ちはよく分かります。好きなのは一時間だって観れるけど、そうでなきゃ10秒も観れない。

僕の配信も、これまで飛ばさず観てくれた方がいらっしゃったら、それは感謝しかないのですが。いわば垂れ流しみたいなものですから、マシスに興味ない人の目に、たまたま留まったとしても、秒でスルーされるのがほとんどと思ってます。そらそうでしょうよ。


僕が昨年まで、演奏動画の発表をずっと渋ってたのは、そこの勝ち目がぜんぜん見えないコンテンツだと思ったからです。バズるって狙えるものじゃないし、かといって、やりたくないことまでやりたくないですからね。

でも、このコロナの御時世にて、配信のお誘いをいただいて、動画を考える良い機会をもらったと思ったのです。勝ち筋はぜんぜん見えないけど、手を出す良い機会だろうと。


地道にコツコツと《自分だったらコレ観たい》《私だったらこれを買う》ってものを、提供できるようになりたい。30分間にうち、チラッと観てくれて、そこで、あれ、面白いかも?と思ってもらいたいです。

配信でBGMを流したり、ホワイトボードを使ったりしてるのは、僕が他人の動画を観て《空白時間にBGMあったらいいのに》《演奏している曲のタイトルが出てたらいいのに》とずっと思ってたから、やってみてるのですね。


そんなこんなで、また配信はやらせてもらうやも知れません。8月、9月の配信はさすがに今回の部屋じゃなく、空調の効いた部屋に移動してるかも。



今日の月曜日の朝、ボブ・ディランの配信を無事リアルタイムで視聴できました。それについては次の日記で触れます。



マシス