もともと我が家インドア派で、連休でも外にホイホイ遊びに出たがらないのですけど、家に居なきゃいけない、と思うと不思議なことに窮屈に感じるものです。蔓延防止うんぬんの外圧をヒシヒシ感じつつ、この夏休みも昨年同様、家でおとなしくしておりました。


それでも週の始めは、まだマンボーも近隣に迫ってなかったので、娘に誘われていた映画だけは観に行って来ました。
娘の大好きなマンガ「僕のヒーローアカデミア」の劇場版アニメ第三弾を観てきました。これは僕、自分だったら観ようとはきっと思ってない。娘がいたからこそ観れた映画です。

映画は面白かった。娘に付き合って観たけど本当に面白かったです。前回観た劇場版の時よりも、マンガの予備知識があったってのも楽しめた理由だろうけど、映画の話自体とても良かった。

今回の映画のために出てくるキャラクターのロディ・ソウルが、めちゃめちゃ良くて、映画の内容はほぼ、主人公の緑谷くんとロディの物語。いや、緑谷くんを食っちゃうくらいにロディの存在がおいしい映画だと思いました。

笑われるから教えたくない、とロディが言う彼の個性(異能力)は、ちょっと予想の斜め上を行くもので、途中で、ああ、あれが個性だろうなと僕も予想したけど、それは半分正解。わかった時はジワッと鳥肌が立ちましたね。確かに、それは何の役に立たない力だけれど、登場人物の誰よりも優しい個性なんじゃないか。

あんまりロディが良いので、娘と、マンガの本編にも出てきて欲しいねー、と感想を言い合いました。本当に、いつか出てくるんじゃないかと思う。

いつもお馴染みの他の登場キャラは、今作は脇に徹していて(爆豪と轟には見せ場あります)、物語がスッキリとキレイで分かりやすかった。娘の推しキャラ(天喰くん)もチラッと出たので、娘は悶えて喜んでおりました。ちなみに僕は耳郎響香ちゃんが好きです。


八月といえば森ほたる。昨年同様に今年もコンサートはありませんでしたが、その代わり、森町の三木ホールにて森ほたる15周年を記念した展示会が開かれています。
森ほたる15年の歴史がポスターと写真で飾られていて、森ほたる出演者としては嬉しい催しです。この催しは森ほたるの期間中、8月15日までやってるそうです。

森ほたる見にイベントの写真もたくさん。

↓マシスも何枚か映っておりました。ありがとうございます。



↓これは見にイベントの出演者一覧表。
最多出場は、キエロスさんの20回。続くは橋本薫さんと弾夢弦気さんの18回だそうです。森ほたるは15周年、年に2ステージ以上出てくださった証拠ですね。

僕も自分が森ほたるに何回出してもらったか記憶にありませんでしたが、マシスは12回となってました。ラフレシアは5回だそうです。



会場入り口に記帳ノートが置いてあって、訪れた大勢の人がコメントを書き込んでました。たくさんのあったかいコメントを読んでほっこりしました。本当に、来年こそは開催できるといいですね。コロナ騒ぎの終息を切に願います。


他、夏休みにやれたこと↓

・部屋と、着てない服を片付けた。

・マンガ「ハイキュー」を全巻読了できた。

・スティーリー・ダンの伝記本も読めた。

・夕飯にパスタ作った(今日はカレーを作る約束)。

雨続きで今一つ体調がすぐれない夏休みでしたが、のんびりグータラして身体を休めることはできました。もうお休みも終わりだ。早いとこお日さまを拝みたい。

Emon DenikerさんのCDも夏休みのうちに買えて良かった。



マシス
ミュージシャンのことを書いた本は大好きです。本人が筆を取った自叙伝でも、評論家の解説本でも、あたかもその音楽を聴いているように楽しい。本を読んでいると音楽を聴きたくなって堪らなくなってきます。

休みになって台風が来ていて、昨日今日と家で部屋の片付けをしつつ、ずっとゴロゴロしていました。気圧が下がって頭が痛いこんな日は、本を読みながら音楽を聴いてるのがいい。いや、結局いつも同じことをしてるのだけど、こういうのこそ良い休日。
「スティーリー・ダン・ストーリー」はタイトルのまんま、スティーリー・ダンの伝記本です。数年前に名古屋のジュンク堂書店で買って、あまりに分厚いので、読んでる手が痺れそうになるから、時間がある時にゆっくり読もう、とよけておいたら、うっかり忘れてしまってた一冊。

おお、こんなの買ってたっけな、と先々週から読み始めて、ようやく先ほど読み終えました。もう、面白くて面白くて。

スティーリー・ダンはずっと好きでした。特にドナルド・フェイゲンは僕が世界一好きな歌声の持ち主で(世界一の歌声は何人いてもいいのです)、今でもしょっちゅう聴きたくなる。

今回、この本を読みながらBGMにスティーリー・ダンのアルバムを時系列で聴いてたのですけど、最っっ高に気持ち良かった。アルバム全曲のレコーディングエピソード、聞き所のポイントを解説付きで聴くようなものですから、どのアルバムも面白いったらない(途中、早く『Aja』の話になれ!と、もどかしかった)。

スティーリー・ダンの全アルバムに加えて、ウォルター・ベッカーのソロ2枚、ドナルド・フェイゲンのソロも4枚を押さえて語ってくれてるのが嬉しい(フェイゲンの『サンケン・コンドズ』(2012)だけ曲ごとの解説はなし)。おかげでこの本を読んでいた二週間はスティーリー・ダンとドナルド・フェイゲンのアルバムにドップリ浸かってしまいました。なんて素晴らしい夏でしょう。


数々の傑作アルバムを残し、80年代に突然活動を停止したスティーリー・ダンこと、ドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーのコンビは、僕にとって長いこと生ける伝説のような存在でした。どんなに一目見たくても、どんなに新作が聴きたいと恋い焦がれても、決して叶うことのない、幻のようなグループだったのです。

飽くなき音の求道者。妥協を許さない完璧主義者。そのアレンジの緻密さ、楽曲と演奏の素晴らしさから、ファンはもちろん同業者からも一目を置かれるようになります。

レコーディングに予算と時間を湯水のように使い、曲ごとに有名ミュージシャンをとっかえひっかえ、高額のギャラで散々弾かせて、結局ほんのワンフレーズしか採用しなかったとか、贅沢な武勇伝はこれまでいくつも伝わってきてました。
(それでもミュージシャンにとって《スティーリー・ダンのレコーディングに呼ばれた!》というのがステイタスになってたってのも凄いですね)

アルバム『ガウチョ』(1980)を最後に、スティーリー・ダンはなぜ活動を停止したのか。本を読んで納得した気がします。『Aja』の桁外れのヒットの後、完璧主義者の二人にのし掛かった次作へのプレッシャーは相当だったことでしょう。

次第に、ミュージシャンがどんなに素晴らしい演奏をしても、二人には納得出来ないようになってしまったとか。それは消耗しますよ。もはや神経症ですもの。

フェイゲンは何を作っても自分で納得出来なくなり、傑作ソロアルバム『ナイト・フライ』のあと、長い長いライターズブロック(曲が書けない病)になってしまうわけです。80年代の空白は当然と言えば当然だったのです。


まさか90年代に入って、スティーリー・ダンが復活するなんて夢にも思わなかったし、来日公演のチケットを取って生のスティーリー・ダンを観ることができるなんて、夢のまた夢でした。名古屋勤労会館で観れた時は、それは嬉しかったなぁ。


この本、2017年にウォルター・ベッカーが亡くなった後に加筆されていて、スティーリー・ダンの終焉を本当の意味で書ききった形となっています。もちろん、今後ドナルド・フェイゲンが一人でスティーリー・ダンを名乗る可能性もゼロとは言わないけど、ウォルター・ベッカーが居ないスティーリー・ダンは、フェイゲンこそ認めない気がしますね。

ドナルド・フェイゲンがメインボーカルで、とりわけフェイゲンのソロアルバム『ナイト・フライ』が素晴らしかったがゆえに、ウォルター・ベッカーはドナルド・フェイゲンの添え物みたいに思っている人もいるみたいですが、この本を読むと、それがとんでもない間違いと分かる。

あの活動停止中でさえ、二人は決して喧嘩別れではなかった。変わり者同士のこの二人の仲の良さは、読んでいてちょっと感動的ですらあります。どれだけお互いの感性を信用していたか、フェイゲンが曲作りにおいてどれほどベッカーを頼りにしていたか。二人ともぜんぜん社交的じゃないのに、なんて不思議な絆なのだろうと思いましたね。


そんなわけで、ここんとこずっとスティーリー・ダンばかり聴いていました。時系列でスティーリー・ダンを聴くなんて、これまでやったことなかったけど、これはとても楽しい時間、発見の連続でした。

スティーリー・ダンに駄作なし、の噂通り、個人的な好みはあるでしょうけれど、どれも聴いて決して損はしない。
1stアルバム『キャント・バイ・ア・スリル』(1972)はとても好きなんです。大傑作『Aja』よりも僕が繰り返し聴いた一枚。冒頭の「ドゥ・イット・アゲイン」が大好きなのもあるけど、なぜか無性に聴きたくなるアルバムです。

3rdアルバム『プレッツェル・ロジック』(1974)は僕にとってのスティーリー・ダンのベストワン。曲が短くてメロディのポップな曲が多いのがツボで、特にA面の頭から4曲の流れが最高。とっても優れたポップス曲の見本市のよう。音もこの頃はまだバンドっぽい生々しさがあって良いんです。

2nd『エクスタシー』(1973)と4th『うそつきケティ』(1975)は、掛川の老舗レンタル屋リキが閉店する時に、中古セールで買いました。世間のアルバム評であんまり騒がれてない二枚ですが、繰り返し聴き返してみるほどに良い。演奏もカッコいいし名曲揃いです。この二枚の良さは今回の再発見でした。

5th『幻想の摩天楼』(1976)は正直、聴く回数の少なかったアルバム。聴いてみたらもちろん、これもいいですよ。人気曲「緑のイヤリング」だけじゃなく、「アルタミラの洞窟の警告」とかカッコいい曲が多い。

6th『エイジャ Aja』(1977)は、わざわざ言うまでもなく傑作。傑作過ぎて一発で満足しちゃって、実はあまり聴いてない感もあるけど、今回聴いたらどれもイントロの音だけで昇天しそうになった。タイトル曲の「Aja」のピアノの音の美しいこと。歌メロディと《丘の上に~》で始まる歌詞の素晴らしいことよ。

『ガウチョ』(1980)はもう、緊張感を通り越した穏やかさというか、恐ろしく計算された凪って印象。「バビロン・シスターズ」はインパクト強いけど、アルバム通してトータルで一曲って感じ。これも『幻想の摩天楼』と同じく聴き返す回数は少なかったけど、間違いない大傑作ですね。聴いてなかったのは何か悪いわけじゃもちろんなくて、一回聴くとお腹いっぱいになるほどスゴイってこと。

(今回の聴き直しでもっともハマったのは『ガウチョ』でした。今後も聴けば聴くほどに発見がありそう)


そして、時系列通り、この後はちゃんとドナルド・フェイゲンの『ナイト・フライ』(1982)を聴いて、その11年後に出た『カマキリアド』(1993)を聴きました。

『カマキリアド』は懐かしかった。購入した当時の興奮は覚えています。ドナルド・フェイゲンの11年ぶりの新譜ですもの。期待しかなかったですよ。『ナイト・フライ』と比べたら酷だよな、とか生意気にも思ったけど、嬉しくてよく聴きましたよ。

『カマキリアド』の後に出たウォルター・ベッカーのソロアルバム『11の心象』(1994)も当時買いました。評判は《『カマキリアド』よりも素晴らしい》とか書いてあるのを読んだけど、僕は一度か二度しか聴かなくて、何年か前に手離してしまいました(ベッカーの2ndソロ『サーカス・マネー』(2008)と一緒に)。ちょっと後悔してます。いまスゲー聴き直してみたい。

そして、まさかまさかのスティーリー・ダン復活です。ライブアルバム『アライブ・イン・アメリカ』(1995)が出て、その5年後には『ガウチョ』から20年ぶりのスタジオアルバムが遂に出る。

『トゥ・アゲインスト・ネイチャー』(2000)は、フェイゲンの『カマキリアド』と印象が似てるように思えます。音がクリア過ぎて、耳に尖って聴こえました。けど、『カマキリアド』よりスティーリー・ダンのがぜんぜん好きだと思いましたね。二人で作ると曲が格好良くなるってことでしょう。

その3年後に出た『エヴリシング・マスト・ゴー』(2003)は僕は大好き。この本の筆者は不満があるみたいだったけど、どの曲もキュッとコンパクトでチャーミング。これは買った当時も今もずっと好きだな。「ピクセリーン」とかこれぞスティーリー・ダン!って感じで堪らないです。


ドナルド・フェイゲンは今73歳でしたか?。もう体力的にレコーディングもライブパフォーマンスもキツイだろうけど、いつまでも元気で、できれば新作を聴かせて欲しいという夢があります。来日公演もして欲しい。

ちょうど、こんな本を読んでるタイミングで、今年2021年9月にドナルド・フェイゲンのライブアルバムが出るらしい、というニュースを見ました。なんと『ナイト・フライ』の全曲再現ライブとか。買うしかないでしょう。期待しかないですよ。なんたってドナルド・フェイゲンですもの。

 


さて、今日からは、フェイゲンの『モーフ・ザ・キャット』(2006)と『サンケン・コンドズ』(2012)を聴くのです。まだまだ記憶に新しいこの二枚、はっきり言ってどちらも大好きです。最高にヒップなこの二枚で、僕のスティーリー・ダン夏祭りは終了です。



マシス

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






 

 

 

 

 

 

 

8月1日の日曜日は再び、自分の部屋より、チグリスさん主宰のオンラインイベント《チグフェスVol.6》のリレー配信に参加させてもらいました。

コロナ感染者の増えている中、どこにも行かず自宅でイベントに参加できるのはとてもありがたいです。チグリスさんいつもお世話になっております。
余談ですが、このガブラ人形、地元森町のフリーマーケットで数年前に100円で買いました(ザビタンとイビルはいなかった)。ギターは300円のガチャで取ったものです。ちゃんと弦が六本張ってあります。

↑アーカイブは上のリンクより観れると思います。良かったらチェックしてみてくださいね。

チグフェス Vol.6 2021/08/01 (SUN)
【マシス 13:00~13:30】

06:25  言葉よ集まれ
14:20  情けない週末/ 佐野元春(リクエスト)
21:55  アリストテレスの夢
30:50  垣根のない世界


視聴してくださった皆さんありがとうございました。本番中に書き込んで頂いたコメントに励まされました。

誰が観てくれなくてもがんばろう、と挑む配信ですが、誰か観てくれてると思うとやる気がそりゃあ増します。ありがたいことです。お忙しい中、チグリスさん、るびぃさん、浩子さん、ユンヤオさん、公美さん、聡美さん、白岩さん、コメントありがとうございました!

ずっと、配信はアーカイブに残るから、とガチガチになってたのが、前回くらいから、ガチガチで失敗するくらいならノビノビやろう、って気になってきて、そしたら人前で歌うのと同じような気分で歌えるようになりました。で、めちゃめちゃ失敗したのは反省。でも楽しかったです。

閉めきった部屋が暑くて、今回も汗をかきながら歌ったのですけど、暑い方が声は出るみたい。歌うのは楽でした。


今回は配信中に、るびぃさんより「情けない週末」へのリクエスト書き込みを頂きました。「情けない週末」大好きな歌ですので、これはできるだろう、と思って歌い出したらコードがわかんなくて、全くお粗末さまでした。るびぃさんリクエストありがとう。良かったらまたリクエストくださいね。


以下、答えきれなかったいくつかのコメントへ。

チグリスさんより
どんな文庫本を持っているだろう

>ドイル、クリスティ、クイーンといった海外の古典ミステリーの名作と呼ばれるものから、島田荘司、横溝正史、乱歩、北村薫、米澤穂信などの日本ミステリーなど。村上春樹や上橋菜穂子、椎名誠などの小説、手塚治虫のマンガや音楽の本とマンガなどなどが本棚の見えるところに収まっています。とてもすべてはリストアップできません。

聡美さんより
虫取りに行けそうなお洋服!

>部屋の空調が壊れていまして、それで閉めきってますので暑いのです。前回もすごく暑かったから、今回は薄着(タンクトップ)で失礼しました。


公美さんより
今だから歌える歌、今だから観られるライヴ、改めて様々な音楽のカタチを感じました。30分やと足りひんね笑
もっと聴きたかったです😄

>コロナのおかげで自宅でやれることを頑張ってみました。30分じゃ足りないって言ってもらえたのはすごく嬉しいです。観てる側の人の30分って長いでしょう?お付き合いくださって嬉しいです。


白岩さんより
マシスさん、チグリスさんの配信聞きました‼️とてもとても素敵でした‼️😀💕ライブで、聞きたくなりました‼️なかなか現状では、ライブ難しいでしょうが、連絡いただければ、嬉しいです😆🎵🎵

>白岩さんはいつもライブハウスにお運び頂いて感謝にたえません。こんなご時世ですが、人前でまた歌うようになったら必ず告知させていただきます。よろしくお願いします。観てくださってありがとうございました。


余談。部屋にいる人形たち。
アストラとガチャギター

魔女とガチャギター。

配信はいまだ不安なところがあって、途中で映像が止まったり音が切れたりの事故はおっかない。自分じゃそれらのトラブルに対処が出来るかわからないのも不安なところです。

もしも最初の頃にトラブルをくらってたら、僕はきっと《もう配信こりごり》って思っちゃってたかもしれない。とりあえず、これまで大きな事故なくやれてるのはただただ運が良かった。

お客さんを前にした生の演奏が一番やりたいけど、また機会をいただけたら、配信もトライしてみたいです。その際、よろしければぜひお付き合いくださいませ。



マシス

チグリスさんのオンラインフェス、チグフェスVol.6が8月1日(日)の午後にあります。先々週に引き続き、午後1時よりマシスがまたまたFacebookの上で歌います。

↑写真の時刻、マシスが13時半、となってますが、13時のトップです。写真の顔ぶれがそれぞれの時刻となったら、それぞれの場所から配信を開始する、リレー配信のイベントです。良かったらチェックしてみてくださいね。

前回の7月18日の配信よりあんまり日が空いていませんが、8月はおそらくここが都合良かったのでしょう。チグリスさんいつもご苦労様、お世話様です。よろしくお願いします。


毎回選曲は思いつきで決めてるので、もしリクエストがあったらセットリストに取り入れたいです。良かったらリクエストください。なかったらいつも通りで。

メッセージでも、本番中の書き込みでもいいので、

《あれ歌え》

《誰それをなんか演れ》

などとお伝えくださると、マシスが歌うやも知れません。

遠慮なく無責任にいただけると嬉しいです。連絡が急でスミマセン。マシスの歌でも人の歌でも何でもOK。無茶ぶり上等。リクエストには僕が歌詞を覚えている範囲で応えます。

そもそも客席からのリクエストにサッと応えるって、僕は憧れがあるのです。谷山浩子さんとか友部正人さんとかがやってるみたいに。

僕も僭越ながら、過去のライブで時々、客席からのリクエストに応えたこともありました(カバー曲が多かった)。もちろん知らない歌は歌えませんが、知ってる歌ならできるだけ応えたい。

いきなりリクエストもらうのって、演奏する側としてもドキドキするのです。頑張ってみたいです。


ちなみに、過去に客席からのいきなりのリクエストでマシスが歌った曲は以下の通り。
Keep on “Keepin' on” / 永井真理子
NO END SUMMER / 角松敏生
Holly & Bright / godiego
Thank You Baby / godiego
胡桃の日 /さだまさし
天までとどけ / さだまさし
まほろば / さだまさし
バルセロナの夜 / 佐野元春
SACHIKO / ばんばひろふみ
世情 / 中島みゆき
Time Goes Around / 長渕剛

悪びれず はばからず / あすとら


忘れてるのもありますが、上記の歌は確かに演りました。前準備や歌詞カードなしの、正真正銘ぶっつけリクエストです。といっても、長渕をなんかやれ、とかアバウトなものもありましたし、1コーラスでお茶を濁したことも多い。コードも適当だし、ユルいものです。

ついでに、歌詞を覚えてなくてせっかくのリクエストに応えられなかった曲たち
夢唄 / さだまさし
おしゃべりなカラス / 友部正人
BLUE SKY BLUE / 西城秀樹


演奏できなかった歌こそよく覚えています。誰にリクエストをもらったかまで覚えてる。忘れられないものですよ。応えられないと悔しいですから。

コロナのワクチン、ついに僕にもお知らせが届きました。まだまだ来ないだろうと思ってたけど、いきなり対象年齢が下がりましたね。通知が来たその日のうちに予約もとれたので、8月になったら一回目の注射が受けられそうです。

副反応のこともありますが、そもそも注射はキライでドキドキします。大人なので頑張ってきますが、大人だって注射はイヤなものですよ。



マシス

先日、家族で書店に立ち寄りました。親子で本が好きなので、書店に居ると時間を忘れるほどのんびりしてしまいます。本棚を眺めているだけで楽しい。


娘は読書感想文の宿題に読む本で、何にしようかと本棚を往復しながら悩んでいました。図書館で借りてきた本も含めて、読んだ上でどれで書くか決めるみたいです。


もう娘は僕よりもはるかにたくさん小説を読んでいるので、好みもしっかり確立しています。なので聞かれない限りは、これがいいよ、なんてアドバイスはしません。時々彼女が《これ面白そうー》と表紙を見せてくれるのに対して、《そのタイトルでは読書感想文に向かないかもねぇ》《ですよねー》とやりとりをするくらい。


こんな時、連れ合いは我が家一番の読書家なので、本に関する信用度は僕よりも上。読書感想文に向く本も二人一緒に選んでました。


ちなみに娘、小学生の時に湊かなえの「告白」で読書感想文を書いてます。エグくて面白い話が好きらしい。どんな内容を書いたかは見せてもらえませんでしたけど、「告白」で感想文を書く小学生はちょっと珍しいんじゃないでしょうか。マジか?と僕は笑いましたよ。



僕が子供の頃、宿題で出る読書感想文ってのがキライでした。本を読むこと自体は好きだけど、そもそも宿題がキライですし、その上、当時は学校で勧めるような本でしか感想文を書いちゃいけないみたいな空気があって、読みたくない本を読むのが苦痛で苦痛で、イヤだったのです。



今だったらきっと、読書感想文は楽しく挑んだであろう、と思いますね。娘も数ある宿題のうち、読書感想文は楽しそうにしています。本が好きで良かったね、という感じ。



僕が読んだ本で、ここ数年のうちでダントツで面白かった本の紹介。

「真実の10メートル手前」/ 米澤穂信(創元推理文庫)

これは本当に素敵な一冊でした。「さよなら妖精」「王とサーカス」に続く太刀洗万智のシリーズ。読後にこれほど《これは良いわー》って心から思えたことって、近年あったかしら、ってくらい良かった。

僕が短編小説が好きなこともあるけれど、ミステリーの短編はかくあるべき!と言いたくなる、謎解きも話も美しい、短編ミステリーの見本市のような良作です。

興味を持たれた方は、かなうなら「さよなら妖精」と「王とサーカス」を先に読むことをオススメします。「真実の~」からいきなり読んでも十分に楽しめますが、読んだ方が主人公の太刀洗万智がより好きになります。

心に残った、という意味では、間違いなくこの本もそう↓
「芸能人寛容論」/ 武田砂鉄

《ナンシー関の後継者》という前評判に釣られて読みました。確かに、武田砂鉄という人はこの本で知りましたが、この本に限って後継者という評判は、まぁわかります。テレビに出てる芸能人について思うことを書いたコラムですから。

この人の芸能人評はなかなかねちっこくて、面白いけど、その容赦の無さは読んでいてちょっとゲンナリします。けど、こういうことを書く人は絶対に居なくちゃだめで、どんな意見も黙ることは決してしなくていい。

でも、これだけ辛口批評しても、おそらくナンシー関ほどの影響力はないだろうな、とも想像します。

ナンシー関は批評した相手から時に本気で煙たがれてましたが、それはただ痛いところを突いてたからだけでなく、相手の身に覚えのある(言われても仕方ない)滑稽なポイントを見つけるのに長けてたからだと思います。本当に面白いコラムの書き手だったからこそ人気があったし、笑われた相手は怒ったし、読者の共感も影響力もそこにあった。

武田砂鉄の批評は読んでいてニヤリとはしません。ただ、彼の見ている景色は武田砂鉄だけのもので、武田砂鉄が指摘しなければ気づけなかったことが多い。よくぞ言ってくれてるなと思いました。


ナンシー関がもし今の世の中を見たら、果たしてどんなコラムを書いてくれただろう?と思うことがよくあります。ナンシー関の意見を聞きたいことばかり起こる世の中です。


書店でこの日、僕が買った本↓

これ、単行本で持ってますが、今回の文庫化でインタビューが新たに7つも追加されてたら、買うしかないでしょう。ちょっとした時間にいつでも読めるし、どこを読んでも面白すぎて手放せない。



ここ何ヵ月かで、音楽イベントへのお誘いをいくつか頂きました。今はコロナのこともあって、泣く泣くお断りさせてもらいましたけど、本当にどれも《出てぇー》と心から思う素敵な内容で、参加できず地団駄踏みました。それらの機会にマシスを誘っていただけたのが光栄で、身震いするほど嬉しくありがたい。

コロナに腐ることなくしっかりエネルギー貯めていつでも動けるようにしとかにゃなりません。



マシス

《以下、ボブ・ディランの配信【shadow kingdom】のネタばれ感想を書いています。配信内容を知りたくない方は御注意ください》
 
 
2021年7月、日本時間19日の早朝に、ボブ・ディランのライブ映像【Shadow Kingdom】が全世界に配信されました。朝5時より待機して、リアルタイムで視聴しましたよ。
10分ほど前よりカウントダウンが始まり、6時10分頃スタート。本番前からコメント欄に世界中のファンからメッセージが書き込まれて(日本語に瞬時に訳されて表示される)、ファンの愛溢れるはしゃぎっぷりを眺めてニヤニヤしてました。
 
カウントが0になると画面は場末の酒場の場面へ。バンドの演奏と共にタイトル【Shadow Kingdom】の文字が浮かび、《The Early Songs Of BOB DYLAN》の文字が出て、本編スタートです。
 
一曲目は「マスターピース」。映像はモノクロで、曲が変わるごとに、スタジオ、酒場と、場面が替わっていきます。
 
01 When I Paint My Masterpiece
 
02 Most Likely You Go Way
 
03 Queen Jane
 
04 I'll Be Your Baby Tonight
 
05 Just Like Tom Thumb's Blues
 
06 Tombstone Blues
 
07 To Be Alone With You
 
08 What Was It You Wanted?
 
09 Forever Young
 
10 Pledging My Time
 
11 The Wickecl Messenger
 
12 Watching The River Flow
 
13 It's All Over Now Baby Blue
 
 
これはなかなか良い選曲ではないでしょうか。昨年出た新譜から一曲も聴けなかったのはちょっと残念だけど、冒頭に出た《Early Songs》の通り、昔の代表曲をいっぱいやってくれて、そしてちょっと珍しい歌も嬉しい。
 
モノクロ画面に浮かぶ、ディランの立ち姿のシルエットがシュッとしてて、なんとも格好良い。ディラン以外のバンドメンバーがみんなマスクして演奏してるのが今だなぁって感じです。
 
どの場面でも、わりと俯瞰でカメラが撮ってて、たまにバンドメンバーにカメラは寄るけど、ディランにはなぜかカメラが寄らない。
 
俺をアップにするな、とか、ディランが言ったのかもしれん。
 
ディランの顔が良く見えたのは、I'll Be Your Baby Tonightの時だけでした。
美女に挟まれても表情を変えないディラン。
 
全13曲。ノンストップの50分間。一曲終わるとストリングスの音が次の曲へつながるようなフレーズを奏でて、50分の組曲のごとく流れるような構成でした。
 
演奏はどれも本当に良かった。声が良く出ていたし、どの歌も原型をそれほど崩さず歌ってくれて、何を歌ってるか結構ちゃんとわかった。「クイーン・ジェーン」とか今の声にぴったりで良かったなぁ。いや、「親指トムのブルースのように」も、「いつまでも若く」も、とにかく全部良い。近年でこんなに朗々と自分の歌を歌ってるディラン観たことない。

今、三回目を観てるけど、この音源がライブアルバムになるなら欲しいですもの(映像を発売してくれって書き込みもありましたね)。

 
一曲目以外は曲の始めにタイトルが出たので、知らない曲もタイトルが知れて良かった。一曲毎に、おおお!と心で歓声を挙げてしまいました。
 
配信のコメント欄に誰かが書いてたけど、コロナでライブが出来ないことがディランの良い休養になった、と。確かにそうかも知れません。ライブが出来なくてショボくれるどころか、鬱憤を晴らさんばかりのパフォーマンスでした。
 
いやいや、あっという間の50分間でした。コメント欄でも

《短すぎる》

《アンコール》

の文字が飛び交ってました。

《至福の50分間》という声もあれば、

《ぼったくり》《これはひどい》の書き込みもあった。

ディランのファンは愛ゆえに厳しいことも言う。
 
25ドルで13曲パフォーマンスを観れたのだから、僕は結構満足。これは良い配信だと思いましたよ。前の日記にも書きましたが、映像作品として視聴者を飽きさせず惹き付けておける時間って、この50分はちょうどいい案配なんじゃないでしょうか。
 
個人的にはプラスここに、新しいアルバムから「キー・ウエスト」、もしくは「最も卑劣な殺人」あたりを最後にガツンと決めてくれてたら言うことなしだったけどな。
 
でも、新しいアルバムから全曲パフォーマンスって配信よりも、今回の選曲の方がファンは嬉しいでしょうよ。僕は両方観たいけど、今回はこれで。ディランがすべてをくれると思ってはいけません。
 
 
アーカイブの期限(21日)いっぱいまで、この映像を何度か見返そうと思っています。昨年の来日公演が中止になったけど、こんなギフトだってあるから、何が起こるかわからないものですね。

(現在23日だけど、まだアーカイブが観れる不思議。嬉しいけどどうなってる?まふまふみたいに、コロナ終わるまで公開しててくれたらいいのに)
 
 
追記。アーカイブで観返すほど、ディランの名演、名歌唱にしびれます。このライブはもし生で観られたら、と想像すると、客の喝采、興奮が目に浮かぶようです。こんなに丁寧に自分の歌を歌うディランを待ってました!ってそのツアーは大評判になってたと思いますよ。
 
 
 
おかげでディランが凄く聴きたいスイッチが入り、名盤を取り出してみました。

『Blond On Blond』は誰もが認める大傑作でしょうけど、僕は聴く頻度としたらそれほどでもない(長いので終盤で集中力が切れるのです)。だから今こそはと聴いてみた。今回の配信でも「我が道を行くMost Likely You Go Way」と「プレッジング・マイ・タイムPledging My Time」を演奏してくれて、格好良かった。
 
僕が一番好きなディランアルバムは、その時の気分にもよるけど、かなりの確率でこれです

『OH MARCY』。純粋にちょっと聴き返すならこれ。つい聴きたくなっちまう。
 
今回の配信では、なんと「What Was It You Wanted?」をやってくれてビックリ。僕はやたら『オー・マーシー』が好きなので、何度聴いても飽きないし、どの曲も好き。
 
 
 
 
マシス 

 

 

 

陽光眩しい週末となった7月18日(日)の午後、チグリスさんのオンラインイベント【チグフェスVol.5】に参加させてもらいました。

イベントに参加、といっても、自分ちの自分の部屋で、自分の時間になったらひとりで歌うだけ。お手軽なのです。

要はFacebookの上で演者がそれぞれ決まった時間に配信を行い、リレーのように演奏をつないでいく企画です。コロナの御時世にとても参加しやすいイベントで、こういうのとてもありがたい。

今回がVol.5、僕は5回中、4回参加させてもらったことになります。チグリスさんいつもお世話さまありがとうございます。
前回同様、僕の私物置き部屋から配信をお届けしました。この部屋、ずっと空調がぶっ壊れてまして、夏場ここで歌うのはサウナで歌うのにも等しい行為(サウナで歌った経験はないけど)。実際、練習で事前に歌ってみたら暑かった暑かった。昨日はおよそ30分間、水分を取りつつ汗をかきつつ歌いました。
(練習の音出しの時点で大汗をかいて着替えて、配信後にも着替えました)

以下のリンクからアーカイブをご覧いただけると思います。良かったらチェックしてみてくださいね。

チグフェスVol.5  2021/07/18(SUN)
【マシス 13:30 ~ 14:00】

05:45  光の渦
10:30  花屋とライブハウス
18:25  駱駝
27:16  星の番人


部屋の暑さにも負けず、楽しんで演奏させてもらいました。

作ったばかりの「駱駝」もここで初演奏。当然ですが、自分でもこの歌を通しで聴いたことないから、アーカイブで見返して《こんな風に聴こえんだ》と客観的に思えた。新鮮でした。

梅雨明けのニュースを聞いて、久しく歌ってなかった「光の渦」を虫干ししてみました。この歌はあすとらのCDに収録してるけど、あすとらでは一回もライブで演奏してない曲なのです。歌自体は気に入ってるので、マシスとして以前二回くらい歌ったことがある。


演奏はミスいっぱいで結構やらかしました。まったく要反省&精進なのですが、そんなでも今回は四回目にしてナゼか、人前で歌った時に近い手応えがあった。手前味噌ですけど、アーカイブを自分で観返しても、今回のはわりと観れる。何が前と違うのか?まったく勉強になります。



動画を発信することについて思うこと。

アーカイブとして映像を後に残す、ということは、本番一発勝負イエーイってノリだけでなく、再視聴に耐えるものを送り出すのが理想的です。

例えどんな素敵な内容に仕上がった動画でも、どんな仲の良い人の投稿でも、その人にとってそれほど興味のない動画って、なかなか観れるものじゃない、と思うのです。配信30分間って、演る側には短く、観る側にはとても長い。

僕自身、流れてくるオススメ動画をすぐスルーしちゃうから、スルーする側の気持ちはよく分かります。好きなのは一時間だって観れるけど、そうでなきゃ10秒も観れない。

僕の配信も、これまで飛ばさず観てくれた方がいらっしゃったら、それは感謝しかないのですが。いわば垂れ流しみたいなものですから、マシスに興味ない人の目に、たまたま留まったとしても、秒でスルーされるのがほとんどと思ってます。そらそうでしょうよ。


僕が昨年まで、演奏動画の発表をずっと渋ってたのは、そこの勝ち目がぜんぜん見えないコンテンツだと思ったからです。バズるって狙えるものじゃないし、かといって、やりたくないことまでやりたくないですからね。

でも、このコロナの御時世にて、配信のお誘いをいただいて、動画を考える良い機会をもらったと思ったのです。勝ち筋はぜんぜん見えないけど、手を出す良い機会だろうと。


地道にコツコツと《自分だったらコレ観たい》《私だったらこれを買う》ってものを、提供できるようになりたい。30分間にうち、チラッと観てくれて、そこで、あれ、面白いかも?と思ってもらいたいです。

配信でBGMを流したり、ホワイトボードを使ったりしてるのは、僕が他人の動画を観て《空白時間にBGMあったらいいのに》《演奏している曲のタイトルが出てたらいいのに》とずっと思ってたから、やってみてるのですね。


そんなこんなで、また配信はやらせてもらうやも知れません。8月、9月の配信はさすがに今回の部屋じゃなく、空調の効いた部屋に移動してるかも。



今日の月曜日の朝、ボブ・ディランの配信を無事リアルタイムで視聴できました。それについては次の日記で触れます。



マシス

 ボブ・ディランが配信ライブをやると知って、数日前に視聴チケットを購入しました。ドルでチケットを買うなんて初めてのことで、結構ドキドキしました。(海外サイトから不当な請求が来るのではと不安だった)

 視聴チケットの値段が25ドル。手数料も含めたら、日本円で3100円くらい。ディランの今の歌う姿が観れるなら、高い値段じゃないと思う。購入手続きもスムーズにやれて良かったです。

(ソニーのディランのサイトから購入サイトへ飛べます)


YouTubeでごまんと観れるファン隠し撮りのライブ映像じゃない、ディラン本人が《配信やってもいいよ》と公認した配信ですから、ちょっと期待してしまいます。


配信ライブなんて、生のライブと比べるものじゃない。そりゃあ生のライブがいいに決まってる。けれど、これはこれで。山下達郎もそうだけど、今のディランが歌う姿の映像なんて、コロナがなかったら絶対に観れなかったものです。めったにないチャンス!と思って、ちゃんと楽しもう。


日本時間ですと、今度の月曜日の朝に観れるらしい。ちょうど僕は準夜勤の週なので、朝のんびりと観れる。今から楽しみです。無事に観れるといいな。アーカイブも三日間くらい残るらしいので、期間内はいっぱい観てやるぞ。25ドルの元を軽く取ってやる。外でライブに行けないんだから、これくらいは楽しむ。



以下、ディランのサイトより転載

 

Bob Dylanのコンサート配信が、日本時間7月19日に実施されることが急遽決定した。「Shadow Kingdom」と題されたDylanによるこの新しいコンサートは、Veepsというプラットフォームで限定配信されるもので、放送でのパフォーマンスはおよそ30年ぶりとなる。チケットはすでに25ドルで販売開始されており、日本時間7月21日午後12時まで購入可能となっている。配信は日本時間7月19日午前6時から開始され、アーカイヴは7月21日午後3時59分までとなる。


Dylanのコンサートは、コロナの世界的大流行により、予定されていたツアーがすべてキャンセルされていたため、2019年12月以来。そして、2020年にオリジナル楽曲による新作としては8年ぶりとなった『Rough And Rowdy Ways』を発表以降、初のパフォーマンスになる。果たして、この新作からの曲を演奏するのか、セットリストはどうなるのか、どのようなメンバーとステージに立つのか、「Shadow Kingdom」とは何を意味するのか、興味が尽きないコンサート配信だ。

 

▼配信情報
「Shadow Kingdom」
日本時間7月19日(月)6:00~ 配信開始
アーカイヴ:~7月21日(水)15:59

 

 

 
 ディランの配信の話題のあとに自分の配信のことを言うのはおこがましい。チグリスさん主宰のFacebook配信イベント、チグフェスです。
 こちらは日曜日の午後からです。マシスは13時半から歌ってますので、良かったらFacebookをチェックしてみてくださいね。

前の日記の新しい歌「駱駝」も、披露するつもり。アーカイブも残すので、機会があったらそちらからでも観てもらえたら嬉しいです。
  
あとに残す、と思うと、丁寧に演奏しなければって気にもなるけど、そこはやり直しのきかない生の一発配信、トチっても事故っても醍醐味と楽しみます。だって、てめえが好きでやってんだから、気負わず気楽に、楽しまなきゃ損。これも今だからこそ出来ること。今じゃなければ多分やってなかったこと。貴重な機会です。



マシス


前にやった配信のアーカイブです↓




僕は歌を創る際、歌詞のない曲がどんどん貯まっていく傾向にあります。作詞が遅すぎて、曲の出来る速さに追いつけてない訳です。悲しき文才の無さ。

なので毎日、なにかしらの歌詞を考えながら生活しているような状態です。いつだって宿題はある(なかったためしがない)。大抵は何曲か同時進行で、悩みつつも頭の中のパズルで常にフンフンと遊んでます。

でも、ここのところ新しい曲をあまり作ってないので、歌詞付け待ちの曲の在庫そのものが減ってきました。僕としたら過去にないくらい、急ぎ仕事のない状態(誰にも急かされてないけど)。

曲を書いてないのはスランプとは思ってなくて、原因ははっきりしてます。生の音楽の現場に触れる機会が減ったからです。

僕は今現在、イベントはフリーダムフォーク集会のみ参加させてもらってますけど、フリーダムをやった直後は歌がサクサク出来るのです。面白いほど作業が進む。なるほど、誰かの演奏を直に聴いて、もしくは自分がステージに立って刺激をもらうことが、少なからず創作にも影響してたのだなー、とコロナで改めて認識しました。


先日のフリーダムフォーク集会の直後も、家に帰ってから一気にガーッっと書けて、作りかけの歌がひとつ出来た。やった。

この歌、メロディは一昨年に静岡のセノバで買い物中に浮かんで、とっさにその場でガラケーに小っさく歌って録音しておいたものです。いま歌ってると、その時のセノバのエスカレーターを降りていく風景が脳裏に蘇ってきます。
「駱駝」

針の目を
心はすり抜ける
遠くまで僕たちは
脚を運ぶだろう
覚えていなくても
太陽が生まれた時間を
旅して来たことを
出会えたつながりを
数えている
数えながら
月が昇る丘を
いつもラクダの背に
いつもラクダの背に
揺られてる

お金持ちが悪い人ではなく
良い人が天国に行けるって
だからなに
心は変わらない
だからこそこうして
懲りずにまた
砂丘の入り口を
目指してゆくのだろう
意固地だから
意固地のまま
飲み水を気にして
いつもラクダの背に
いつもラクダの背に
揺られてる

意味のないことを
している時も
意味はある
馬鹿を見ると知ってて
馬鹿を見る
頭のイカれてる音楽を
鳴らせば鳴らしただけ
針の目を
心はすり抜ける
何度でも僕たちは
ここに集うだろう
言葉にしなくても
太陽が生まれた時間を
また旅してゆくだろう
夢見てしまうだろう
歳月を秤にかけ
飲み水を片手に
いつもラクダの背に
いつもラクダの背に
揺られてる


2021/06/28/10:03
2021/07/12 11:40


マシス
今日は暑かった。いや、昨日からか、いきなり暑い。雨ばかり続くと思ってたら、いきなりの夏日が来た。予想気温32度ですって?バテそうです。

昨夜は奇数月の第三、じゃなく、第二土曜日の7月10日(土)。袋井市のライブ喫茶マムゼルにて、第175回フリーダムフォーク集会が開催されました。

フリーダムはいつもは奇数月の第三土曜日にやってるのですけど、7月は事情により、第二土曜日の開催となりました。気のせいか、一週早いだけで前回からの期間が短く感じますね(9月はちゃんと第三土曜日にやりますよ)。
この夜も、客席の皆さんの素晴らしいマナーのもと、スムーズに進行することができました。ありがとうございました。この日は僕、家にタブレットを忘れてきたため、写真はガラケーで撮ったものです。画素が荒くて失敬。

7月の一次会エントリーは以下の通り(じゃんけん結果)です。
いつもの顔、初登場の方、お久しぶりの方が揃い、皆さんそこはかとなく夏歌を意識して選曲してくれた?それぞれの楽しい演奏を聴かせていただきました。

トップは【弾夢弦気】さん。
フリーダムの創設メンバーであり超常連。地元袋井が生んだ素晴らしいシンガーで、フリーダムの心強きアドバイザーでもある弾夢さん。浜省からTUBEまで、この夜も男前な歌声で一番手をバシッと決めてくれました。

二番は【高田佳子】さん。
これまでも何度かマムゼルでお会いしてたのに、こうしてちゃんと歌を聴いたのは初めてかも。5月に出てくれた高田要比古さんの奥様で、バンドのキーボードも担当されてる佳子さん。見事な声量の美しい声にビックリ!堂々とした演奏に聞き入りました。

三番手は【大川忠人】さん。
井上陽水、小椋佳(中村雅俊)、グレープと、これぞフォーク集会って選曲が逆に新鮮(!)。こういう直球が来るとジーンと胸に染みます。張りのある歌声と安定した演奏で楽しませてくれました。

ここで前半三組が終了。換気休憩を挟み、後半スタート。

四番手はフリーダム初登場【Pearl Moon】のお二人。
県内外のイベントで精力的に活動されているお二人。僕も何度か別イベントでご一緒させてもらって、今回ようやくフリーダムに来てもらえました。この日の選曲に、壁際で聴いていた一部のアイドル好きが喜んでましたよ。仲良しオーラでフリーダムを盛り上げてくれました。

五番手は【Hiraide!】さん。
マイマイク持参のHiraide!さん。この夜はサザン四連発。柔らかい歌声とギターストロークで聴くサザンは、メロディの美しさがとても良く伝わってきました。サザンは今の季節にぴったり。オレンジ色のギターもカッコいい。素敵なステージでした。

六番手、この日のトリは【砂風金】さん。
こちらも超常連の砂風金さん。いつもありがとうございます。この日は買ったばかりのギブソンギター初披露。途中のギター交換で音の違いも楽しませてくれました。選曲はGAROのムッシュかまやつナンバー、かぐや姫の山田パンダナンバーとマニアックに来て、最後にあの名曲で締めるのがニクい。


皆さんお疲れ様でした。マムゼルのマスターお世話になりました。こんな御時世の中、生の演奏を浴びる楽しさが身に染みます。客席の皆さんからも昨夜そのような声をたくさんいただき、嬉しく思いました。音楽はいいですねー。

次回のフリーダムフォーク集会は9月18日(土)開催予定です。次回はなんと、すでに出演者六組、決まっております。昨夜のフリーダム会場にいらした方たちより《次回出たいよ!》との申し出をトントントンともらって、あっという間に枠が埋まってしまいました。なんとありがたいことか。9月に出たかった方、もしいらしたらごめんなさい。皆さん9月よろしくお願いいたします。無事に9月も開催できますように。


マシス