浜松の中古レコード店【アビーロード】が19日より全品25%オフセールをやる、との情報を聞き、僕も20日に嬉々と足を運んでみました。ひとり時間を頂き家族に感謝。
いつもはガラガラの駐車場が、この日はほぼいっぱいでした。店内は若い人も多くいて、みんな手にレコードを抱えながら箱を漁ってらっしゃった。僕はCDばかりですけど、レコード人気高まってますね。
入り口は開け放しで換気もされてました。アルコール消毒も今では当たり前のようにどこでも置いてある。僕らの手洗い癖もずいぶん板についてきた気がします。
僕のこの日の戦利品はこれ
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昨年(2020年)に発売された栗コーダーカルテットの25周年記念のベストアルバムです。ヨシタケシンスケのイラストジャケットが脱力するほど可愛い。
これ、出た時からこの初回盤(CD三枚組)が気になっていて、けどお値段もなかなかエクスペンシヴでしたので、中古で安く出ないかしら、とずっと探してたのです。見つけた瞬間、脊髄反射で手が伸びました。
中古値段から、ちょい擦り傷ありの値引き+さらに25%オフ、計算すると、おそらくどの中古通販サイトに出てるものより安い。即決。この日はこれだけ買ってお店をあとにしました。
(もちろん一通り棚は吟味した後で)
生演奏の音楽に触れられないガス抜きを、中古CD巡りで晴らす。こんなんでも、音楽に触れているなって思える。で、やってるうちに歌を作りたくなってくる。家でじっとしてることが懸命なご時世と承知してる、重々ワカルけど、月イチで本屋とCD屋くらい行かないと息が詰まっちまうぜ。
アビーロードの物色が案外早く済んだので、リコーダーの可愛い音のエモい演奏を車で聴きながら、帰り道にあるブックオフへ立ち寄りました。
(リコーダーの奏でる「東風」「サウスポー」「ボヘミアン・ラプソディー」やべぇ)
そこで欲しかったマンガ発見(半額)。

『映画大好きポンポさん』これ、最近ネットで無料のところだけ読んで、えらく気に入ってしまったヤツです。今年の六月に映画化されたらしくて、その時の映画の感想レヴューがどれもとても褒めていたこともあって、全部読んでみたいと思っていたのです。
普通に本屋で探してたんだけど、どこ行っても三巻(最終巻)しか置いてない。これも見つけた瞬間《あるじゃーん》と寺田心のように叫びそうになりました。
(ブックオフCMの寺田心君の喋りはなんかイラッとします)
ポンポさん、もともとはネットで発表されたマンガが話題になって書籍化されたらしいですね。絵柄とかは最初ちょっと抵抗あったけど、すぐ気にならなくなる。読み終えた時、実は軽く感動しました。映画が好きな人、物造りが好きな人にはこれ、堪らないんじゃないでしょうか。僕は映画は詳しくないですけど、映画っていいな、ってつい思っちゃいましたもの。
ポンポさんで僕が好きなシーンは、B級映画ばかり撮るポンポさん(映画プロデューサー)に、アシスタントの “目に光がない” ジーン君が質問するところ。
「ポンポさんはB級映画が好きなんですか?」
と聞かれたポンポさん、別にこだわってないよ、と答えつつ、ニヤリと笑い、
「泣かせ映画で感動させるより、おバカ映画で感動させるほうが格好いいでしょ?」
これ、わかる。楽しさで共感させるのって、悲しいで共感させることの何倍も難しいのです。悲しいツライって簡単に共感を生みますからね。
そもそも、泣かせるを売りにした映画とか本って、僕はあんまり興味を持てません。泣ける、とか、誰々の心を代弁する、なんて、作り手が意識しちゃいけないものです。音楽も一緒だと思う。それを判断するのは聴いた人観た人ですもの。
こういったポンポさんの台詞が格言の如くカッコイイ。物造り全てに通じる真理をビシッと言い放ってくれるのです。映画大好きポンポさんの映画も(紛らわしい)観たかった。そのうちBlu-rayで出るでしょう。レンタルにあったら借りて観よう。
「自分の直感を信じないで、何を頼りに映画を撮りゃいいのよ」
ポンポさん2(二巻)の方も面白かった。でも、後書きで作者が書いているように、一巻で完結してるものを一生懸命続編を作ったって感じは確かにあります。出だしの内容もいきなり《映画の続編ってどう思う?》ですものね。
でも、二巻もちゃんと読んで最後にカタルシスがある。一巻の方がとてもキレイにお話が進むけど、カタルシスだけなら二巻の方がデカいかも。これは好きになったら三巻まで行っちゃうな。このマンガの登場人物のみんなにまた会いたい。近日中に間違いなく買っちゃうでしょうね。スピンオフ作品も行ってしまうかも。
マシス