年始の職場は休み気分も吹っ飛ぶ忙しさ。すっかり日常が戻って来ました。来週は新年一発目のフリーダムフォーク集会もあります。感染が増えてきて気がかりですが、皆さんどうぞ気をつけてよろしくお願いいたします。

 

フリーダム瓦版の新年のアンケートは、毎年恒例の前年を振り返る企画、


【2021年に印象に残った音楽】です。


皆さんのアンケート回答はまだお待ちしております。新旧関係なく、コメント欄やメッセージに皆さんの昨年のオススメをお寄せくださるとありがたいです。よろしくどうぞ。

 

僕の2021年のお気に入りは、と考えてみると、コロナのここ二年あまり、中古のネット通販で旧譜アルバムばかり買ってた気がします。手に入れたCDが2021年の新譜が少なくて、ジャクソン・ブラウンもプリンスもポール・ウェラーも気になったわりに買いそびれた。

 

その代わりというか、やはり前年(2020年発売)に買いそびれてたCDを中古になってから買ったりして、定価で買えよ!と叱られそう。すっかりケチになってしまった。ゆえに音楽情報が一年遅れてる感がある。YouTubeの音楽動画はいっぱい観てましたが。

 

ホントに純粋に、昨年僕が一番聴いた曲はなんだろう、と考えたところ、YouTubeの動画で知った曲が何曲かあります。


以下三曲は昨年の新譜ばかりでないですけど、昨年によく観た歌動画。

 

「My landscape」/ BiSH

「暴動チャイル」 / ザ・クロマニヨンズ

「みらいのうた」 / 吉井和哉

 

ひとつの動画を繰り返し観た、というなら、BiSHの「My landscape」代々木体育館のライブ映像がダントツです。

このライブはWOWOWでも放送されましたが、これは本当に何回も観ちゃいますね。ピアノとストリングスを多用した静かなアレンジに、前衛舞踊のように舞い歌うメンバー。後半のエレキギターがギューンってうなるとこ(4:35あたり)は何度観てもゾクゾクします。このカタルシスたるや!歌声を聴いてちょっと泣きそうになる。

 

で、代々木体育館を観たら、次に幕張メッセの「My landscape」を観たくなるという、永遠のループ。

僕は「My landscape」って歌が好きで、どんなヴァージョンも観たくなっちゃうのですが、この幕張メッセの映像はファンも《最高の「My landscape」》と呼び声の高い演奏とか。この曲で僕はすっかりアイナ・ジ・エンドさんのヴォーカルのファンになりました。

 

BiSHは2023年に解散する、と発表したニュースがまだ耳新しいのですが、この歌をメンバー全員で歌う姿が観れなくなると思うと、つくづく惜しい。「My~」はアイナさんの魅力が炸裂してる歌ではあるのだけども、アイナ一人で歌っても、それはやはり何か違う気がするのです。

 

 
クロマニヨンズの「暴動チャイル」も、2020年の暮れの発売ですが、大いに興奮しましたね。

こんなにカッコいい歌をキャリアのここで出せるなんて凄いですよ。歌詞も曲も演奏も全てがカッコいい。ヒロトの2000年代の最高傑作でしょう。
 
これが聴けてすごく嬉しかったし、ヒロト最高ーって思ったけど、この曲を今の若いバンドが新曲として出してたらもっと嬉しかったかな、と、ちょっと思いました。ロックンロールは若者の音楽のはずが、演奏するクロマニヨンズのメンバーが五十代って、若者よ頑張ってくれよと思ってしまう。
 
人気のロックバンドといえばバンプもラッドも好きだけど、ロックンロールって「暴動チャイル」みたいな音楽でしょ。あれを真正面からやる若手バンドが出てきて欲しいんですよ。僕が不勉強で既にちゃんと居るのかもしれませんが、もっともっとメインチャートで暴れてほしい。エレカシを観て、銀杏を観て、コレクターズや怒髪天やサンボマスターを観て、10代20代のバンドマンが《我も続け!》ってなって欲しいのです。
 
 

吉井和哉は、素直に感動したのですね。何も新しくはないのだけど、こういう歌詞をストレートに、奇をてらわずにまっすぐ歌われるとジンときます。特にこのご時世には。

 《心の形に溜まっていく吸い殻》って、なんて上手い歌詞でしょう。


ネットといえば、まふまふの東京ドーム生配信ライブを家族で鑑賞したのも思い出深いです。まふ君のハンサムな素顔を拝めたし、歌もヤバかった。藤井風くんの雨の日産スタジアム生配信も良かったですね。両方ともYouTubeでアーカイブを観れるのが嬉しい。おっと、ボブ・ディランの配信も忘れてはいけません。あの時のボブの歌いっぷりは《これだよ!》と思いましたっけ。


 

この日記を書いている今は、ボスのノーニュークスコンサートの映像を観ています。

 
 はつらつと動き歌うボスの姿は、躍動感炸裂これぞロックンロール!とすべてが最高なのですが、これって過去の映像の蔵出しってのが、僕の興奮にほんの少しだけ水を差すのです。ブルース・スプリングスティーンはロックンロールの未来、と称された人なのに。これはロックンロールの未来じゃなく、過去じゃないか、とちょっと思ってしまった(一昨年の新譜『レター・ユー』は大好きだったな)。
 
折坂悠太の新譜『心理』は、正に現在進行形のパワーに満ちていて、すごく未来を向いてると思うのです。これがロックンロールか?と言われたら苦しいけど、いや、このエネルギーこそロックだろ、と言いたくもなる。
これ、現代の音楽に慣れた耳には、なかなか癖の強い音楽ですから、折坂悠太はどうも楽しめない、って人も、ひょっとしたらいるかもしれません。でも、僕はこのアルバムをおそらく一生手放さない。

あと、買った新譜で最高だったのはビリー・アイリッシュと、

ライアン・アダムスの『ウエンズデイ』

そしてヴァン・モリスン!これに尽きます。

他、個人的に買ったCDで一番嬉しかったのは、トニー・コジネクの『コンシダー・ザ・ハート』でした。
まさか手に入ると思わなかったアルバムが、手に入ってしまった。こんなに嬉しかったことってちょっとなかったですよ。
 
 

第177回フリーダムフォーク集会
【日時】2022年1月15日(土)
    19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle
袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440
http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】
一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)
・砂風金
・ハートウォームカンパニー
・てぃあーず
・Akisa
・小栗祐司朗
・楳津洋行(初)


感染が拡大しつつあって気がかりですが、皆さんどうか気をつけて。よろしくお願いいたします。

 
マシス

 

 

 

  

  

 

 

 

 

 

大晦日の夜、我が家の魔法瓶が壊れて、元旦に電気屋さんに新しいのを買いに行きました。新しい魔法瓶はまだお湯がプラスチックの臭いが少しします。2022年の正月です。明けましておめでとうございます。

暮れに観た紅白では、まふまふ、YOASOBI、中村佳穂、藤井風、東京事変を楽しみました。おふくろは演歌が少ないと言ってましたが、その数少ない演歌勢のパワーはとても見応えあった。石川さゆりには思わず拍手しちゃいましたよ。なんだかんだ、さすがは演歌だなぁと思いました。

僕以外の家族はいま、ニューイヤー駅伝に夢中(娘は勉強中)。僕はひとり別室で、昨夜みんなで鑑賞した『ヴァイオレット・エバーガーデン劇場版』をもう一度観返しています。

テレビシリーズから大好きなアニメで、冬休みにみんなで観ようねと言ってたのです。ようやく観れました。大いに楽しませてもらいました。終わったあとは全員、映画の余韻でその場を動けず、あーだこーだと感想を言い合いました。

しびれた台詞のひとつ。お金の足りないユリス君にお子さまプランを説明するヴァイオレット。《任務を遂行するために、有事における特別規定を設けたのです》に、一呼吸置いて、

《エマージェンシー・プロビジョンです》

かっけぇー。僕も思わず親指を上げたくなりました。


二回目を観ていると、一回目で見過ごした伏線があちこちに浮かび上がって見えて、おおーっと思っているところです。近年観た数少ないアニメ映画の中でもかなり楽しめた。もしテレビで放送されたら絶対録画しよう。


休日にはレンタルコミックを借りに行きます。一週間に一度、我が家の近年の習慣になっています。週末にマンガを借りて、一週間の間に読み、次の休みに返却してまた続きを借りる、というルーティーン。そのついでに映画も時々、借りてきているのです。


アニメ映画だと、最近では『映画大好きポンポさん』が素敵に面白かったです。レンタルして返すまでに四回観ました。物を創る人への愛がいっぱいで、これも手元に置いて時々見返したいと思わせてくれた映画でした。これはあまりに気に入って、原作マンガも買ってしまいました(ブックオフに出てた)。

映画になってない原作ストーリーで、ポンポさんがシナリオの書き方をジーン君に指導する場面があります。ここで教授されるシナリオの書き方が、実は(僭越ながら)僕の作詞方法ととても通じていて、だよねー!と膝を打つ想いでした。

《行き詰まったらスタートからやり直せばいいのよ。簡単でしょ?》

そうです、たったひとつの正解が見えるまでやり直す、不器用な人間にはそう書くしかないのですよ。

映画の難を敢えて挙げるなら、ナタリー役の方の演技が大根だったことくらい。新人女優の役だからこその起用だったのかも知れませんが、だとしてもー、ですね。それでもなおまた観たいと思わせてくれる。僕の好きなアニメ映画の中では『ペンギン・ハイウェイ』とベストを競うほどに好きです。

いま挙げた『ペンギン・ハイウェイ』は原作の小説も素晴らしく面白いのですが、映画もホントに素敵でした。

これはWOWOWで放送してくれたおかげで、録画できました。もう何度も楽しませてもらってます。コーラの缶がペンギンになる、というすっ頓狂な話なのに、隅から隅までどこを切ってもとびきり面白い。清々しく楽しくてグイグイ引き込まれてしまう。お姉さん役の蒼井優の演技が素晴らしくて、物語終盤の《ヤバイよヤバイよ突っ込むよ!》の台詞回しを聞くだけで痛快な気持ちになります。


午後からレンタルを返しに行って、また何かを借りてきます。ルーティーンとは儀式のようなものだと感じます。


2022年、今年は昨年よりお外で歌う機会を持てますように。そして、娘の受験が上手くいくことを願います。


本年もよろしくお願いいたします


マシス

2021年ももうすぐ終わり、という暮れのこの時期に、一曲、駆け込みで歌が出来ました。「物語を待っている」「駱駝」に続き、この「ほしくず」で、2021年は合計三曲、新しい歌を作れたことになります(昨年は四曲で今年は三曲、まずまずの創作ペースだったと思います)。

「ほしくず」はマシスにしては珍しく、曲から歌詞まで二ヶ月足らずで書けました。たいていは曲が浮かんでからも歌詞が出来なくて、何日も何ヵ月も(時に何年も)かかったりするのに、曲が今年の11月に浮かんで、12月に歌詞が付いた。

「駱駝」も「物語を待っている」も、曲は一年以上前に作ってあったもので、「ほしくず」は曲も歌詞も、ちゃんと作りたてホヤホヤ。すごく新鮮です。新曲だって実感がある。

いつもは新曲は歌詞だけの紹介ですけど、とりあえず出来てすぐ、タブレットに向かって歌ってみたのを録画したので、そちらも添付します。マイクなしアンプなしの完全生音演奏。ホヤホヤすぎて演奏も歌もぎこちないですけど、おーこんな曲か、と思ってもらえたら幸い。

歌詞はやはりそれなりに難産しました。内容はシリアスではあるけど、楽しい歌にしたかったので、あまり重たく聞こえないように苦心したつもりです。どうでしょうか。

「ほしくず」


落ちるだけ落ちてゆく

星屑が生まれては

いつまでも

何も見えない空を

見る


紙くずを投げてみる

外れたら拾いに行く

僕たちはただ

隣に座って、笑って

眠る


鳥かごに鳥を入れて

エサ箱は日に一度きれいに

愛で食えない時は

霞を食べてようか


欲しいだけ取ればいい

汚しても構わない

いつだって

ありもしない夢を

喋って


鳥かごに鳥を入れて

エサ箱は日に一度きれいに

誰が見ていなくとも

灯りを絶やさないよ

灯りは点けてあるよ


落ちるだけ落ちてゆけ

星屑は燃え尽きて

あとはもう

ジョウロの水をかけて

それで、おしまい


部屋に戻って

隣に座って

笑って、おしまい


2021/11/17 1:06

~2021/12/30 5:50


2022年もよろしくお願いいたします。皆さん良いお年を!



マシス



ずいぶん前の話になりますが、今年の3月のフリーダムフォーク集会の時、マムゼルに震災復興の募金箱を置かせてもらいました。
当日集まった義援金¥3650。それを先ほど(昨日、12月25日)、袋井市のシンガーソングライター橋本薫さんに渡すことができました。本当に遅くなりましたが、募金にご協力していただいた皆さんありがとうございました。

掛川駅の連絡道にて10年以上も歌いながら募金活動を行い、自らの足で南三陸町に赴いてお金を寄付してきた橋本薫さんに、フリーダムで集まった募金も託すのがいい、との話になり、薫さんにも連絡して了承をもらっていました。ところが、そこから今日までが長かった。

薫さんとイベントでお会いした時にでも渡せばいいや、と思っていたところ、コロナの影響で薫さんがライブ活動を休止されて、ずーっと会えずじまいだったのです。もちろん、義援金を渡したいので会ってくれ、と言えば快く会ってくれてたでしょうけど、コロナもあったし、こちらが勝手に薫さんに託すと決めて、それで時間を作ってくれと言うのはどうも気が引けたのですね。それでなんだかんだ僕がずっと持ってました。早く薫さんライブ再開しないかな、と思いながら。

で、12月25日です。イベントのフライヤに薫さんの名前を見つけて、チャンス到来と思いました。イベント参加自粛中の僕ですが、こういう事情だからこれは行かせてくれ、と家族に言って出掛けて来ました。

久しぶりにフリーダム以外のイベントを観ました。企画はフリーダムでもお馴染みの黒岩さん。PAはこれまたフリーダムでお馴染みのよしひろさんです。





寒空の下、たくさんの人が足を止めて聴き入ってました。

本番前の薫さんにご挨拶して、無事に義援金を託すことができました。薫さんは《何に使ってもらおうか、子どもたちの為が良いね》と言いながら預かってくれました。薫さんありがとう。黒岩さん、よしひろさん、皆さんお疲れ様でした。最後まで聴けなくてごめんなさい。


これは個人的なことですが、その3月フリーダム義援金の額¥3650にプラスして、一昨年に作ったマシスのCDの売り上げを(微々たる額ですが)加算させてもらいました。これは《自分のCDを作って売る》と決めた時から考えてました。自分の音楽で稼げた“最初のお金”は、ちょっとでも世の困ってる人に寄付しよう、と。で、これも託すとしたらやはり薫さんにしようと思ってました。

本当なら、連絡道で歌ってる薫さんの募金箱に《僕のCDの売り上げです!》とドヤ顔で入れたかった。これもコロナのせいでこんなに遅くなったわけですけど。しかも、コロナで影響を受けたライブハウスの支援金として、既にあちこちにCD売り上げを使ってしまって、今回渡せたのはその残り。額は減りましたが、どちらも困ってる人への寄付なので、良しとしたい。
(本日以降のCD売り上げはようやく経費回収にあてます。在庫はずいぶん減りましたが)

イベント参加は自粛すると言いつつ、久しぶりに出掛けてしまった。でも、年の瀬に音楽仲間にご挨拶できて、義援金も渡せて良かったです。今年の心残りがひとつ消えました。来年はもうちょい外に遊びに行けるようになりたいものですね。メリークリスマス。

マシス


押し入れの奥から古い写真が出てきました。
20代の時に、北海道へ行った際に撮ったものです。やぁ若い。懐かしい。

自由行動の時間に一人でブラブラ歩いていて、通りすがりのどなたかに頼んで撮ってもらったんだと思います。よく覚えてないけど。

これらの写真、アルバムに貼られることなく、いきなりガサッと出てきた。この時のカメラは使い捨てのやつです。自分用に持ってった物で、テレビ塔の上から撮った風景写真もある。

変わらない帽子をかぶってます。この帽子のかぶり方して札幌を堂々と歩いてた、と、今思うとちょっと気恥ずかしい。ここ数年は歌う時しかキャップ斜めかぶりはしてませんが、当時は僕、日常でもこれをやってた証拠です。

最近はコロナでぜんぜん遊びに出掛けられてないですから、ここ一、二年の自分の写真が少ないです。ぜんぜん撮られる機会がない。カメラを向けてもらえる場所にそもそも行けてないですから、仕方ない。
(自分一人だけでの自撮りってやつはどうも難がある)
↑僕のもっとも近影はこれ。今年10月の配信の時のスクショです。ここ一年、特に大きな変化もなく(太りも痩せもせず)、マシスは元気にしております。職場での上司との面談はかなり気が重くて、その時はかなり具合が悪くなりますが、他は基本平和で元気な毎日を送っています。ああ、面談やだな。


寝がけに歌詞を書いていたら目が冴えてしまい、こうして日記を書いている次第ですが、どんなに言葉が出てこなくて、こりゃダメかもと思っても、諦めずに1日ちょっとずつ、ちょっとずつ、と考えてると、ある日突破口ができる。「駱駝」の時もそうでした。

諦めなければ絶対に最後まで作ることができる、と信じてるから、諦めずに考える。今回の歌は、一度は完成したと思ったけど、もっと良くなる気がして、考えるのが止められない。でも、もう寝なくては。

ビリー・アイリッシュが今年出したセカンドアルバムは、ここへ来て再び面白い。今年の新譜は折坂悠太とビリー・アイリッシュが聴けたってことにかぎるでしょう。

ビリー・アイリッシュの今作は、聴くとまるで鬱蒼と繁る深い密林を散策してるような気になります。出口もわからずどこまでも続く美しい森のようなアルバム。そして、1stの時も書きましたが、ビリー・アイリッシュは若干二十歳にも関わらず、現代音楽シーンの中で稀有なメロディメイカーです。曲がとにかくいい。そして、相変わらず暗い。

メジャーな音でも鬱々してて、聴いてスカッとはしないのだけど、ポソポソと気だるげに唄う一曲一曲が、どれもこれもとびきりの美メロときてる。よくこんなポンポンとキレイなメロディが出てくるもんだ。とりあえずこの美しいメロディに酔えばいいと思う。きっと本作も何年も聴き次がれるであろう作品となる。きっとそうなる。

コロナになって、音楽活動を控えていた方から、またフリーダムフォーク集会に出たいですと連絡を頂きまして、嬉しかったです。大歓迎ですと答えました。こうやって少しずつ、自粛してた皆さんが音楽へ戻ってくるといいなと思う。




マシス
来年1月のフリーダムフォーク集会の出演者が決まりました。

第177回フリーダムフォーク集会
【日時】2022年1月15日(土)
    19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle
袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440
http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】
一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)
・砂風金
・ハートウォームカンパニー
・てぃあーず
・Akisa
・小栗祐司朗
・楳津洋行(初)


以上六組の演者さんがエントリーしてくれました。1月は、実は僕が家の都合でフリーダム欠席なのです。行けなくて聴けなくてスミマセンが、みなさんよろしくお願いします。ハートウォームの夢華さんに当日の進行をお願いしてあります。哲也さんや大石さんには転換のお手伝いをお願いしてます。みなさん夢華さんのゆーことをよく聞いてくださいね。

それと、まだ先の話ですが、この次の3月のフリーダム、第二土曜日の開催となります。2022年3月12日(土)開催予定です。こちらはマシスもきっと伺います。また期日が近づいたらアナウンスしますが、来年3月フリーダムは第2土曜日とご承知くださいませ。


年末です。この季節、僕はシュトーレンというパン(お菓子)が好物で、毎年楽しみにしています。これが僕にとって一番のクリスマスイベントかもしれない。
シュトーレン、うちの家族も食べますけど、僕は自分用にひとつ買っておくぐらい好きでして、毎年一人でバクバク食ってます。お酒は弱いけど、お酒を使ったお菓子は大好き。ラムレーズンのアイスとかチョコとか最高。

シュトーレンって、日を置くほどに味が変化するお菓子ということですが、でも僕はその変化は分かった試しがない。たいていクリスマス前に食べ終えてしまいます。美味しいので手が止まらないから、変化を待ち切れないのです。


めったに行かない街のCD屋さんで、CD(旧譜)の20%オフセールをやってた。自分への早めのクリスマスプレゼントにと、とりあえず持ってないCDを掴んでみました。
三枚トータルで1300円なり。

ドクターフィールグッド、恥ずかしながら実は聴いたことなかったけど、聴いてみたらオイオイ何これ最高なのか。僕はブルースロックはあまり聴いてこなかったけど、3コードでもぜんぜん曲が退屈じゃないし、オリジナル曲がリズムが跳ねてなくて、前に前にグイグイ来るのがご機嫌。これは有名なアルバム『殺人病棟』も聴いてみなければならんと思いました。

マディ・ウォーターズはタイトルの『フォーク・シンガー』を見て、マディがフォーク?と思って手に取りましたが、聴けば普っ通にマディ・ウォーターズでした。どこを切ってもマディのブルースです。

ボスのファーストアルバムは今さらというか、本当にようやく聴けた、って感じです。今がきっと聴くタイミングだった、と思おう。リマスタリングされたこのCD、噂に聞いていたほどにボスの他のアルバムと比べて特にダメだとは思いませんでした。リマスタリングする前の音は聴いていないので比べようもないですけど、セカンドの『青春の叫び』と音が似てるかなって印象。安く買えて良い音を聴けて良かったですよ。

違うジャンル三枚を掴んだつもりが、ブルース三枚(?)と言えなくもないセレクトでした。あの20%オフは年内にもう一回くらいのぞいてみたい。


追記。今夜は家でWOWOWの矢沢永吉武道館を観ようか、と思いながら、クリスマスの約束2019の再放送を観てます。昨年中止だったクリスマスの約束も今年は放送されるそうで、楽しみです。


マシス
昨日12月8日はジョン・レノンの命日でした。とはいっても、命日ということは今年はすっかり忘れていました。情の薄いファンです。近いうちにビートルズかジョンのソロをしっぽり聴きたい。

でも、今は折坂悠太のアルバムがプレイヤーから出せません。新しいアルバム『心理』が気に入ってしまって、ここのところずっとエンドレスでリピート中なのです。
前作のアルバム『平成』が音楽雑誌の年間ベストアルバムのランキングに入るなどと話題になり、近年ではドラマ主題歌「朝顔」で注目を浴びた折坂悠太の、待望の新譜です。

前作の『平成』はとても楽しませてもらったので、さて新作は、と期待したけど、軽く越えてきましたね。僕の好みでは『心理』は『平成』より好きです。おそらくは2021年度に出たアルバムの中で、個人的にナンバーワンになりそう。そもそも新譜って(昔に比べて)ぜんぜん買わなくなったったけど、こんなにシビレた新譜は七尾旅人の『ストレイ・ドッグス』以来かも。

(こんなにハマるんなら特典映像付きの初回盤を買えば良かったと後悔中)


『心理』折坂悠太
1. 爆発
2. 心
3. トーチ
4. 悪魔
5. nyunen
6. 春
7. 鯱
8. 荼毘
9. 炎 feat. Sam Gendel
10. 星屑
11. kohei
12. 윤슬(ユンスル) feat. イ・ラン
13. 鯨

一曲目の「爆発」から「心」へ、そして「トーチ」への並びが堪りません。「悪魔」「鯱」の不穏な躍動感と歪んだギター、「春」「荼毘」「炎」のねっとりした歌いっぷりも堪らん。どの歌も、ちょっとしたフレーズが耳に残って離れません。

윤슬(ユンスル)」の韓国語の朗読詞《もしもし、聞こえますか / 私はよく悲しくなる人ですが / 悲しくない人が好きです / 私は悲しくない人になりたいです》この寂寥感がまた堪らない。ちなみにユンスルとは水面に光がキラキラ反射してる様子のことだそうです。

どこか懐かしくて、でも、何にも似ていない。

別に不思議なことをしてるでもないのに、この得体の知れなさはなんだろう。聴くほどに、僕には折坂悠太がある種の化け物に見えてしまう。若者だけど化け物。

ドラマでヒットした「朝顔」だけを取り上げれば、なーんかちょっといい感じなバラードを歌う人、って思えなくもない。「朝顔」の《ここにー、ねがうー、ねがうー》のキャッチーさは、折坂悠太の化け物感を薄めて一般人に浸透させる戦略だったのでは、とさえ思えてきます。

「朝顔」で興味を持った一般の音楽ファンが、アルバム出たじゃーんって『心理』を聴くと、あれ、なんか思ってたのと違うぞ、こんな音楽聴いたことない、と戸惑いつつも折坂ワールドにハマっていく図式が想像できます。


折坂悠太はとにかく《歌声》の人。削ぎ落としてスカスカな音のアレンジでも、意味不可思議な歌詞も、あの声あってこそ成立してるってところがある。本人もそれをよく判ってて、確信犯で自分の音楽をやってると思います。

《目がイッチャッてる》という表現を借りれば、彼はまさに歌声がイッチャッてる。うかつにちょっかいかけたら危なそう。うわ、コイツやばいぞ、何やらかすかわからんぞって、歌を聴けばすぐそれと伝わってくる。

例えば、「朝顔」を誰かが弾き語りでカバーしようとしても、《良い歌だから歌ってみました》って上澄み解釈でしか演れないでしょうね。いくら歌が上手い人が歌おうが、あの歌の味(狂気)は本人じゃなきゃ微塵もにじみ出てこないと思います。


僕は『平成』をジャケット買いして折坂悠太を知ったクチですが、その時は《なんだこれは》と訳も分からず聴いてました。当時の日記で確か、《久しぶりに一緒に大声で歌いたくなる音楽を見つけた》と感想を書いたような覚えがあります。
この面構えを見て、ジャケット買いしました。不敵な目付きしてますね。

なんか折坂悠太って、若いのにチャラチャラせず、不思議な風格があります。音楽なら私、誰にも負けませんよと言わんばかりに、横綱相撲の貫禄というか、最初っから老成してる印象です。若いのに不思議ですね。


折坂悠太の音楽はジャンル分けすると何でしょう。まぁポップスでしょうけど、いわゆる普通のJポップとか、洋楽を土台に発展進化した邦楽に馴染んでしまってる人には、折坂悠太はものすごくキワモノに聴こえるんじゃないかしら。

僕の第一印象では、日本語なのに異国感があるところとか、沖縄音楽を聴いた時の異質感にちょっと通じるかなーとも思ったのですけどね。『平成』を聴いた時は、もしかして戦後のレトロな昭和歌謡がルーツかしら、とも思ったけど、『心理』を聴いてると、もう、ジャンルとかどうでもいいやって気になってきます。

それと、打ち込みの音が一切入っていない音楽って、最近は珍しい。人が身体を使って鳴らした音100%で作られた音楽って、聴いてて身体が音に自然と反応しますね。耳が喜んでるのが判りますよ。


ボスのノーニュークス・コンサートも折坂悠太と一緒に買えました。躍動感というなら、ステージの上を疲れ知らずに弾け飛んで叫ぶボスは躍動感そのもの。あまりに痛快で見てるだけでこっちもエネルギーがチャージされそうです。



マシス
《来年の3月までマシスはお外でのイベント参加を遠慮させてもらってます(フリーダムフォーク集会を別として)》とアナウンスさせてもらってきて今現在なのですが、先日、来年の4月のイベントへのお誘いメッセージを頂きました。嬉しい。4月なら出る気満々です。ありがたく承諾のメッセージを返しました。

来年の4月、まだまだ先の話です。先の話でも、外に出る予定を入れられたってのは嬉しい。本当に嬉しい。ようやくだ。あと4ヶ月ほど引きこもれば、外へのお誘いにOKと答えられる日々が戻ってくる(かもしれない)。

オミクロン株とやらがまた世界で流行り出していて、まったく油断ならないのですけど、4月からは少しずつ外でのイベントにも行けるようになると信じたい。僕自身、休んでいて鈍ってる身体を徐々に慣らしていくよう、少しずつ、と考えています。少しずつで十分だよ。

僕は元々がインドア派ですので、自粛と言いつつも家での自粛を楽しんでたところもあります。しがらみの面倒くさい付き合いをやらずに家に居れたのはラッキーだったし、コロナ以前の日常が帰ってきたら、おそらく自粛期間を懐かしく思うに違いないのです。早く自粛は明けて欲しいけれども。


そんな中、いくつかお誘いは頂いてまして、観たいライブ、出たいイベントはここ二年でたくさんありました。どれも本当に行きたかったし観たかった。行けなかったイベントは二度と取り返せないけれど、参加しないと決めたのは自分だから、潔く、くよくよしない。未来に期待します。自粛中は歌も何曲か作れたし、配信ライブも経験できた。どんな時間も無駄なものはないと思おう。


あと4ヶ月、4月になれば。

April She Comes Well、の動画をここに貼ろうとしたけど、出来なかった。


この二年の間に、佐野元春が40周年ライブをやってくれました。通常ならば名古屋公演にきっと行っていたでしょう。佐藤奈々子さんのエスケリータ公演も観たかった。伊藤銀次のビスケットタイムも行きたかった。みんなコロナの中、頑張って活動してくれてて、とても逞しいことです。


先週、佐野元春がWOWOWの番組【invitation】に出てたのが放送されたのですけど、それがとても格好良くって、何度も観返しています。
先月は武道館公演の模様も放送されましたが、この番組は別の意味で興奮しました。すごくカメラワークが丁寧で、ギターソロに加え、ドラムとかピアノとかベースとか、演奏の聞き処に合わせてプレイヤーをバシッと追ってくれてた。主役の元春は近年のテレビ出演にないほど格好良く撮ってもらえてたと思う。ファンとしては満足な番組でした。

久しぶりのテレビ出演で、テレビ的には「サムデイ」や「約束の橋」をやってくれませんかって言われそうなものを、新しい曲中心の選曲を受け入れた番組サイドの懐は深い。サザンの桑田佳祐とかなら新曲ばかり歌うのも許されそうですが、こういった新しい曲を当たり前に演奏する姿勢こそ、この世代の他のミュージシャンと元春が決定的に違うところでしょう。たいていはみんな懐メロ大会になっちゃいますものね。

「愛が分母」を歌う元春のなんと楽しそうなこと。両手を腰に当てる決めポーズがチャーミングで、そこのフレーズをつい待ち望んでしまう。元春は自分を演出することに長けてます。スカパラホーンズが吹くリフがご機嫌なこの歌は、聴くほどに好きになっていきます。

イントロのホーンのリフがとにかくキャッチーなのですが、このフレーズは元春が考えたらしい。このセンスはもっともっと評価されていいと思う。


それと、元春には珍しくカバー曲も披露してくれて、この「コリーナ・コリーナ」の演奏が出色。元春のヴォーカルが色っぽいこと。ブルースは僕はあまり詳しくないですが、歳を経てこそ味が深まる音楽ってあるのです。


「銀の月」は一番新しい新曲。モーグのフレーズがTHE WHOみたいで格好良かった。聴けて嬉しい。早くライブで生で聴きたい。

司会進行の古舘伊知郎って、《その人のスゴイところを挙げて感心する》ってあの芸風、どうも太鼓持ちに見えちゃうのですけど(それこそ夜ヒットの頃から)、こういう具合に丁寧に《偉業!》って挙げてくれると、元春ビギナーのためにはとても親切なんだろうなって思います。

この番組を観て、佐野元春カッコイイって思う視聴者がいっぱい出てくれたらいいなと願いますよ。

余談 : BSのテレビで、小説の一説を入力すると、AIがそこから続きのストーリーを新たに書いてくれるって技術を放送していまして、すげぇなと思いました。それを観て、そのうち《メロディに勝手に歌詞を付けてくれるAI技術とかできるんじゃないか》と思ったりしました。今作っている歌詞がなかなか煮詰まっているもので。人頼みしたくなります。でも、出来はどうなんでしょう。結局は自分でやらないものは納得できないってオチでしょうね。



マシス

少し前に受けた人間ドックの結果、便に血がついてましたよー、とのことで(ビロウな話ですみません)、悲しいかな要再検査となりまして、今日、仕事をお休みして病院に行って来ました。


大腸検査です。数年前にも一度やりました。お医者さんが言うには《五年に一度、大腸カメラでチェックすると大病予防に万全です》との話ですけど、前にやってから五年も経ってない。なら、大したことなかろうと思いつつ、念のためお願いすることにしたのです。



予約をする際に、病院側より二日前にPCR検査を受けてくださいと言われまして、検査の二日前、唾液を病院に提出してきました。

巷で噂のPCR検査です。オレもいよいよ受ける時がきたか、と思いましたね。唾液を集めるのは特に苦労することもなくて、なんだ楽勝じゃんと安心しました。口に棒を突っ込まれる方の検査はツライと聞くので、こちらで良かった。

もしPCRが陽性となると再検査は受けられなくなるところでしたが、今日無事に診てもらえたので、陰性だったようです。良かった良かった。

ワクチン受けたからといって、どこでウイルスをもらってきてもおかしくないご時世。とりあえず今現在は自分はコロナに感染していない、とハッキリ判ったのは嬉しいですね。


肝心の大腸ですが、診た感じはポリープとか癌はなかったようで、ホッとしました。じゃあ、なんで血が?と思ったけど、入り口の近くの壁で一ヶ所、赤くなった箇所があった。これは何だ?

お医者さん曰く

《痔かな》


切れ痔でした。


《痛みが出るようなら肛門科に相談してください》


まぁ、痔くらいで済んで良かったですよ。


今回が人生二回目の大腸検査でした。前日よりの食事制限はわりと平気。午前中はひたすら下剤飲んでお腹を空にするのですが、これも初めての時よりは今回ぜんぜん余裕でした。ただ、何回もトイレに行くので、終盤はお尻が痛くて参った。ティッシュをあてがうのも激痛だし、椅子に座るのもツライ。これは慣れませんね。肝心のカメラも、腸のカーブをカメラが通過する時がなかなか苦しい。これも慣れるものじゃありません。

でも今回、カメラされながら大腸カメラの映像を自分でもモニターで視るように意識してました。自分の腹の中はめったに視れないだろう、という思いと、気をまぎらわせる思い半々で、結構キレイじゃんと思いながら視てました。

緊張したけど、大事なく終って良かった。これで大腸は少なくとも五年は大丈夫そうです。検査でヘトヘトですが、健康が一番。元気に音楽していくためにも、身体には気をつけねばなりませんね。


前日は食事制限、おやつはカステラならOKというので買ってきたけど、食べきれなかった。

今日の検査中、時間潰しに本を二冊持っていったけど、午前に下剤が終ってからカメラまで二時間近く待って、おかげで二冊ともほぼ読んでしまいました(しまいには待ち疲れて居眠りしてた)。
ノーナリーヴスの西寺郷太著「プリンス論」と、ニック・ホーンビィ著「ソング・ブック」です。音楽への愛に溢れた著書を読む時間ほど早く過ぎるもので、どちらも素晴らしい時間潰しとなりました。

ニック・ホーンビィは人生で最も聴いた曲として、ブルース・スプリングスティーンの「涙のサンダー・ロード」を挙げていて、初めて聴いた時から25年、1500回以上は聴いている、と書いてます。僕は一曲をそんなに繰り返し聴いたって経験はあるだろうか、と自問したけど、とても思いつきません。

友部正人はまさにこの本を読んだ感想で、自分は人生で一番聴いたのはボブ・ディランの「ライク・ア・ローリングストーン」だと書いてました(それでも「サンダーロード」の1500回にはとても及ばないとも)。

何度も繰り返し聴けば、普通は飽きてしまうものです。それはニック・ホーンビィもそう書いてます。聴いて隅々まで覚えてしまえば、その曲をもっと知りたいという新鮮味は無くなってしまうと。それでも自分が「サンダーロード」を聴いてしまう理由を筆者は本書で分析しています。

この分析を踏まえたなら、僕が一番繰り返し聴いた一曲は、佐野元春の「ヤングブラッズ」がそうかなって気がしました。ニック・ホーンビィにとっての「サンダーロード」同様、僕にとって「ヤングブラッズ」における元春のヴォーカルのビブラートの神々しさ(日本人と思えない気品と逞しさがある)、メロディと歌詞の妙、楽器の音やコーラスの胸踊るインパクトは、いまだ魔法を含んでいると感じるのです。

そういえば、ブルース・スプリングスティーンの今月出たノーニュークスのライブアルバムを欲しいと思ってたのですが、病院の後に寄ったCD屋さんには売ってなくてガッカリしました。検査に頑張った自分へのご褒美と思ってたのに。なら折坂悠太の新譜を、と思ったけど、それも置いてなくて、このお店ダメじゃん、と気落ちしながら帰路に着いたのです。


帰ってテレビをチェックしたら、今日WOWOWで映画「カセットテープ・ダイアリーズ」がやってたのに録画し忘れたのに気づいた。スプリングスティーンに振られ放しな一日です。再放送に期待。

今週末はWOWOWの音楽番組「invitation」のゲストが佐野元春なので、そちらは絶対観る。観逃すものか。


マシス




昨夜、11月20日は袋井市のライブ喫茶【マムゼル】にて、奇数月第三土曜日恒例のフリーダムフォーク集会が開催されました。
7月以来のフリーダムです。9月はコロナの影響で残念ながら中止とさせてもらいましたが、今回、9月にエントリーしてくれた演者さんが全員再エントリーしてくださった。ありがたや。皆さんお待たせしました。

飛沫防止シートにマスクカバーの使用、そしてお客さんのマスク姿と、感染対策をしつつの進行です。最初の頃は煩しく思った感染対策も、もう皆さん自然にスッとやってくれる。換気の時は近くの人がササッと窓を開けてくれたりして、大変助かります。

この夜の演者さんは以下の通りです。

【ぷらっとふぉーむ】
毎回いろいろなタイプの曲を演奏してくれる、ぷらっとふぉーむのお二人。この日は「さらばシベリア鉄道」「遠くで汽笛を聞きながら」「俺たちの旅」etc、旅にまつわる選曲で客席を楽しませてくれました。

【高田要比古】
前日の19日がユニット【ランコントル】でのワンマンライブだった高田さん、二日連チャンのライブとなったこの日はソロで登場。足元のギターシンセサイザーという機材を駆使しての演奏にみんな釘付けでした。映画「ひまわり」のテーマのマァ素敵なこと。

【Setha & Joey】
山本(砂風金)先生のお子さん達が久しぶりに出てくれました。今回シャーナはお休みで、ジョーイとセサのデュエット。ジョーイ君の歌は初めて聴けたけど、初ステージと思えぬほど堂々としてて、とても良い声をしてた。お姉ちゃんのセサは相変わらずギター上手いし声も抜群。今度は三人の演奏も聴いてみたい。

二人の演奏をほんのちょっとだけ動画でどうぞ。

余談。ステージ後にセサに《今の誰の曲?》って聞いたんですが、セサの発音が良すぎて聞き取れなんだ(聞き返す勇気はなかった)。


ここで前半三組を終え、換気休憩。後半は大川さんから。

【大川忠人】
7月に引き続きエントリーしてくれた大川さん。かぐや姫の「この秋に」は僕初めて聴いたけど、とても良い曲ですね。チューリップ「青春の影」にアリス「秋止符」と、相変わらずの良い声と落ち着いた演奏で名曲を披露してくれました。

【HASSY】
HASSYはフリーダム初期からの常連さん。《ぜんぜん練習してない》って言いながら何を仰る素晴らしい演奏。この日のステージはMCも含めてあまりに良くって、聞きながらジーンとしてしまいました。オリジナル曲「マイフレンド」が聴けて嬉しかった。

【砂風金】
この夜のトリはお馴染み砂風金。この日も前回と同じくギブソンとマーティンのギターを使い分けて、音の違いを楽しませてくれました。阿呆鳥「物語」の熱唱。最後はGAROの「時の魔法」(カッコいい曲)で盛り上がりました。



この夜は、PAのよしひろさんが急に来れなくなって、マシスがPAをやりました。準備から本番、片付けまで、皆さんのご協力を頂き、なんとか大きなトラブルもなく終えることが出来た。ああ緊張した。次にもし僕がPAやる時があったら、もうちょい落ち着いてやりたい。良い経験をさせてもらいました。

準備していた時、僕の持ってったシールドが状態が良くないのに気づいて、そしたらHASSYが《僕のを使う?》ってスッと貸してくれました。HASSYありがとう。シールドはマメに確認しなきゃダメだ。新しいヤツを買って準備しときます。


演者の皆さん、お客さん、そしてマムゼルの皆さん、ありがとうございました!

次回のフリーダムフォーク集会は来年、2022年1月15日(土)です。ありがたいことに出演希望も来はじめてます。皆さん次回(来年)もフリーダムをよろしくお願いいたします。


この日、テーブルに瓦版の100号記念盤を置かせてもらいました。
アンケート内容は9月の時点でSNSで公開しましたが、ちゃんと印刷したヤツを頑張ってせっせと作りました。アンケートにご協力頂いた皆さん、改めまして、ありがとうございました。

刷って、閉じて、出来たーと思ったフリーダム当日に印刷ミスを見つけて、家を出る直前に急いで紙を貼って修正たりして。やー慌てた。PAの件もいきなり聞いたから、ツープラトンで慌てて動揺しまくりました。膝が震えましたもの。無事終って良かったですよ。
昨夜のフリーダムの時にいらした皆さんに配らせてもらいました。

本来なら、アンケートに回答してくださった皆さん全員には、印刷した瓦版をお渡するべきですけど、瓦版を手に取るのはフリーダムフォーク集会の参加者特権としたく、そこは何卒ご理解くださいませ。内容は以前日記で公開したものと同じですので、読みたい方はマシスの9月の日記をチェックしてみてくださいね。



100号記念盤は今後も持って行くようにしますので、欲しい方はフリーダムの時にマシスにお声かけください。できれば、数がちゃんと足りるよう、前もってお取り置き願いの連絡を僕にしてもらえたら助かります。欲しいって人があまりに多い場合は、増刷もちょっと考えてみます(今度はミスプリントのないように)。



マシス