音楽評論家の渋谷陽一氏は以前、今流行りの曲を聴こうともせず、ああ昔は良かった、と愚痴をこぼす輩(音楽ファン)が大嫌いだ、と著書に書いていました。正確な文章ではないですが、内容はそんな感じで。
その意見は、僕もほぼ賛成です。
僕自身、最近流行りの音楽はあまり聴いてないのですけど、たいして聴きもしないで《わからん》とは言いたくない。自分がわかんないことを《最近の歌には心がない》なーんて言ってしまうのは、あまりに偏狭な意見だなと思います。
(愚痴をこぼしたくなる気持ちもわかります)
で、年明けくらいからふと思い立って、いま人気のあるミュージシャンのアルバムを5~6枚レンタルで借りてきてみたのです。当たりがあれば儲けものだと。
結構ワクワクしながら聴き始めたのですが、これが、見事なまでにつまらなかった。アルバムの頭から終わりまで、ほぼ全滅。もう清々しいほどに、ダメなアルバムはとことんツマラナかった。
アーティスト名は伏せますが、最近話題の人気のある方たちのアルバムもダメ。それでも一応《次の曲はマシなんじゃないか?》と最後までしっかり聴いて、一旦クールダウンして、繰り返しかけてれば好きになるかともう一回聴いた。
そんな風に、レンタル期間中は頑張って何度か聴いて、その上で、ホントにツマラナイと思った。これだけ聴いてダメだったら聴かず嫌いじゃなくて、仕方ないでしょう。
ちなみに、この日借りたCDのうち、楽しめたのはヴァウンディ一枚だけでした。
もちろん、僕がつまんないと思った音楽も、ちゃんと人気があるから売れてる訳で、僕の好みじゃないだけで駄作なんて言うつもりはないです。ケナす以前に、嫌なら聴かなければいいだけ。今回つまんなかった音楽は、僕は今後キッパリ無視していいと分かって安心しました。
いまの若者の音楽でも、ちゃんと探して聴いてみれば、おじさんの心にピタッと来て心を震わしてくれる才能は絶対にいるはずで、それを探すことは諦めたくないと思う。それは心からそう思っていて、期待しているのです。
ちなみに、今年の正月は車でYOASOBIがヘビーローテーションでした。今は先週借りたAdoちゃんを聴いています。

「踊」と「阿修羅ちゃん」が頭から離れない。今のところはその二曲がお気に入りです。まふまふの書いた曲もいかにもまふまふって感じでカッコいい。「うっせぇわ」もようやくちゃんと聴けた。他の収録曲は、、今のところ普通。そのうちにもっと気に入ってくるかも知れません。まぁ十二曲中、四曲当たりなら、借りて正解。この間の全滅を思えばね。
今日、久しぶりに町内会の役員の会合に出席しました。こういう集まりは約二年ぶりくらいでしたけど、行ってみたらサクッと終わりました。しがらみの役付きが来年度は気が重いですが、きっとなんとかなるでしょう。なって欲しい。
感染者の数がなかなか減りませんね。3月のフリーダムが心配です。胃が痛いことです。開催、ホントどうしよう。
胃は痛くとも、曲はポツポツ浮かんできてます。3月は掛川の野外イベントにお呼ばれしてます。久しぶりのフリーダム以外のイベントです。人前で歌うための練習もせな。
そういえば、近頃は冬季オリンピックのおかげか、SNSにおける世の中の不平不満の声が、ほんの少ぅしだけ小さい気がします。僕はスポーツ観戦はしませんけれども、それでも、みんながスポーツの話題に一喜一憂することで、世の重苦しいムードを少しだけ軽くしてくれてるなら、開催してくれて嬉しいなと思います。
マシス