



6月には達郎と拓郎、そして7月に元春と今回のオサリバンで、僕がこの初夏に楽しみにしていた《ベテラン新譜4連発》は完結。四組とも無事に手元に来ました。そのどれもが素敵なアルバムだったことが驚きと喜び。やってくれると信じてたよベテラン勢。
マシス


お客さんはもちろんのこと、歩道を歩く人が何組も足を留めて聴いてくれて嬉しかったです。楽しくて舞い上がっていっぱい失敗しました。終わってすぐハルさんが《良かった》と言ってくれたのでホッとした。




奇数月第三土曜日の恒例、袋井市のライブ喫茶マムゼルにてフリーダムフォーク集会、昨夜7月16日は通算179回目のフリーダムが無事開催されました。






ずいぶん昔に山下達郎が自身のラジオ番組で、リスナーから《達郎さんの嫌いな音楽を特集してくれ》というリクエストハガキを読んだ時に、《やりません》と一蹴したことがありました。
《僕はそういうネガティブな特集はやりたくないです》と達郎さんキッパリ仰って。その事が僕はとても印象的で、よく覚えているのです。
僕は嫌いな音楽、明確にあります。僕は好き嫌いはとてもハッキリしていて、嫌いな音楽はとことん苦手です。でも、達郎さんも言う通り、公の場ではそれを誰とは書きません。当たり前ですが、インターネットへの書き込みは第三者に読まれてしまう媒体だから。
仮に、僕が苦手と思ったって、それを心より愛しているファンは居るわけで、その音楽で幸せな気持ちになれているファンに、わざわざ悪口を読ませることはないのです。その人は幸せで救われているのだから、それに水を差すのは野暮。愚の骨頂です。
実際、インターネットなんて悪口中傷のルツボですから、ネットを始めた当初は僕も、自分の好きなミュージシャンをクソミソに貶してる書き込みを読んで、ハラワタの煮えくり返る思いをよくしたものです。
それで思ったのは、自分は絶対にこれ(悪口)をやめよう、自分がされてイヤだと思ったことは、他人にしないよう気をつけよう、と。自分の書いたもので誰かが不快になっていないか、そこは最低限、書き込む時に注意しよう、と思いました。
【書かないこと】
・嫌いな音楽を名指しした文章
・ライブ、音源への悪口感想
・しつこい愚痴、泣き言、恨み言
・高圧的に相手を威嚇、恫喝する文章
・思わせ振り、独りよがりと読まれる文章
・自慢話が鼻につく文章
・政治に関する意見
・明け透けな性的発言
・周囲に考えを強要したり扇動する文章
・自分自身を必要以上に卑下した文章
・特定の個人、団体を攻撃する文章
要は、ネット上で自分が読まされてイヤだったこと、内容を避ければいいワケで、だいたい上記のことには触れないようにして、楽しいことだけを抽出して書くようにしています。
時に、時事問題に関して《こんな時に何も意見を言わないなんて》と騒ぐ方もいますが、時事に関心がないわけじゃなく、自分の日記にそれを僕は書き残したくない、って意味の、書かないこと、です。
いろいろ良かれと思って投稿する人は、どうなんでしょうかね。考えてますかね。自分の書いたもので誰かが不快になってないか、って。書いたものは残りますからね。
自分の書いたもので誰か不快になってないかって?
そう、今回の日記を読んで、不快に思った方がもしいたらごめんなさいね。僕だって怒ればつい当て擦りを書きます。誰にもエラソー言えないのです。
その手の思いはネットの日記でなく、然るべき場所で自分の口で云おうと思います。自分のSNSの場所とフリーダムフォーク集会の場くらいは楽しいことだけで占めていたいです。自分の目の届く場所くらいは、です。
マシス
佐野元春 & THE COYOTE BANDの新作、『今、何処(WHERE ARE YOU NOW)』を聴いています。発売日の前日7月5日に届いて、現在、部屋で五回、車の中で二回聴いたところです。











生々しく、穏やかで、現在の吉田拓郎がまんま真空パックされてます。70歳を過ぎて、これが最後のアルバム、と心して作った歌たちの中に、吉田拓郎その人がいる。
先週より、カーステでは山下達郎の『Softly』をエンドレスで聴いていて、昨日から部屋で『ahー面白かった』をリピートしています。どちらも初聴きの時よりも、再聴するほどに発見があって、どんどん好きになってきた。
来週はここに、佐野元春の新作『今、何処』が加わります。元春は聴く前から絶対傑作と決まってますので、どれを聴こうか迷う嬉しい夏になりそう。



