Mの西田さんはギターのチューンアップもされてます。Mチューンを施したギターはてきめんに《鳴る》ようになるそうで。来る時にギターを持ってくれば見るよ、と西田さんが言ってくれたので、じゃあそちらも、と、お願いすることにしました。
でも、はたして、僕のギターに改善の余地があるのか?とドキドキしながら、西田さんにギターを渡すと、西田さんちょちょっと弾いて《うん、鳴るようになるね》と仰り、作業するねー、とスタジオの奥に消えてゆきました。
数十分後、《だいぶ変わったと思うよ》と返してもらったギターを弾くと、なんじゃこりゃー、ってくらい、音が大きくなってた。ボーンと弾いた弦の音にギターのネックや胴が震えてるのが手に伝わってくる。
いや正直、僕、普段そんなにギター弾いてない怠け者だから、ギターのチューンアップなんて猫に小判、音の違いなんてわからないかも、と思っていたけど、音の違いとかゆう前に、音がデカい。ジャンと弾くとドゥワンと鳴る(ように感じる)。ビックリ。
そういえば以前に、ヤマハのギター弾き倒しイベントで数十本のギターを試し弾きしたことがあったけど、どのギターも個体差があって、鳴るコに当たると超楽しかった。お腹に抱えたギターの胴がドゥオンドゥオンと響いて、気持ち良くていっつまでも弾いてたくなった。その時のことを思い出しましたね。帰宅して、夜勤前に寝なきゃいかんのに、ジャンジャカとずっと弾いてしまいました。
どうして鳴るようになるのか。チューン方法は秘密だそうですけど、理屈は説明してもらいました。Mチューンはクチコミで広まりつつあって、お店には遠方からも依頼の電話が来てるそうです。チューンアップもギタースタンドも、気になった方は音楽食堂Mまでお問い合わせあれ。
僕のギターはラインで使うことが多いけど、生の鳴りが変わればきっとラインの音も違うと思う。何より弾いてて気持ちいいのは楽しいです。西田さんお世話になりましたありがとう。
ぜんぜん余談。先週の引きこもり期間中、ギルバート・オサリバンの新譜が来る前に、ひとりの部屋で唯一、僕の耳が受け付けた音楽がこれ。

アラバマ・シェイクスのヴォーカル、ブリタニーハワードのソロアルバムです。今回初めて《こんなに良いアルバムだったか》と思った。アラバマ・シェイクスの1st、2ndはご機嫌で超お気に入りだけど、部屋で一人ボーッと聴くのならこれ、悪くない。
マシス