子供の頃に観ていた時代劇の主題歌で、忘れられない一曲があります。郷ひろみの「暗闇のディーン」という歌です。確か、郷ひろみ主演の『流れ星佐吉』というドラマのエンディングで使われていました。

作詞が阿久悠、作曲がなんとフリオ・イグレシアス。これ、地味な楽曲だけどすごく好きだったんです。

《傷つきたい、嫌われたい、ひとりになるよりは》

やや自虐的な歌詞はジェームス・ディーンのイメージでしょうか。この歌が聴きたいがために毎週ドラマエンディングを楽しみにしてましたっけ。肝心のドラマの内容はぜーんぜん覚えてないですけど、この歌だけは何年経ったあともずっと覚えていて、時々鼻歌で歌っていました。

あまりに好きだったので、弾き語りをするようになってから、何度か人前で歌ったことがあります。よく歌詞を覚えていたものです。歌って気持ち良い楽曲なので、また機会があれば歌ってみたいと思う。機会があれば。


この曲が収録されたアルバムは未だにCD化されていないようなのです。
アルバム全曲フリオ・イグレシアスの日本語詞カバー。なかなか渋い企画です。

今現在「暗闇のディーン」はどのベスト盤にも未収録。これを今CDで聴けるのはオムニバスCD『ちょんまげ紅白歌合戦』のみとか。
一曲目に収録されてます。
Amazonで先日キャンセルしたCDのポイントがあったので、今回ポチっとしたのが今日届きまして。早速「暗闇のディーン」を休日に聴いてました。好きな歌をこうして、CDでいつでも聴けるようになったのは嬉しい。ヒットスタジオでの歌唱映像は最後転調して半音上がってたのに、オリジナルレコーディングは転調してないのですね。それがちょっと驚きでした。

この一曲のためだけに買ったCDだけど、他の曲も結構面白く聴けました。伊藤つかさの「夕暮れ物語」とかスゲー懐かしい。草刈正雄主演の鞍馬天狗ですよ。覚えている人いますかね。

あと気になったのが、和田アキ子の「愛して」。作詞作曲がなんと浜田省吾。省吾が作ったと思って聴けば、なるほど省吾だわ、という曲。省吾がブレイク前に他の歌手へ書き下ろした提供曲を聴けたのは、とても興味深かったです。

ちなみに時代劇はカッコいい曲がよく使われてますが、僕が一番カッコいいと思うOPは、なんといっても「大江戸捜査網のテーマ」。玉木宏樹作曲の痛快な楽曲です。

《隠密同心、心得の条》。死して屍、拾うもの無し!懐かしい!カッコいい。


余談。『流れ星佐吉』は全く話を覚えてないけど、同じ時間帯に放送されてた『暴れ九庵』は結構好きでした。
風間杜夫演じる正義感の強い町医者の九庵先生は、毎週クライマックスで悪党の元に単身で殴り込みにいくのだけど(下駄が武器)、たいてい多勢に無勢でボコボコにされる。主人公なのに敵をバッタバッタと薙ぎ倒さない時代劇?って驚きました。

九庵先生は自分のことじゃなく、弱者のために怒るんですね。弱者を虐げる悪党に対して、勝ち負け度外視で殴り込んじゃう。そんな主人公が観ていて危なっかしくて、やめときなよーとハラハラしつつも愛おしかった(余談ですが、ピンチに毎回駆け付ける謎の男のおかげで先生は生還できる。その男の正体は?)。乗り込む道すがら、風間杜夫の怒りに震える啖呵が痛快でした。連続ドラマってぜんぜん観なくなっちゃったけど、暴れ九庵はちょっとまた観てみたいですね。


何年ぶりか、ロッキンオンジャパンを購入して、渋谷陽一の佐野元春インタビューを楽しみました。
最新アルバム『今、何処』を渋谷陽一が絶賛してくれて、読んでいて嬉しかった。渋谷陽一がここまで手放しで褒めてくれると、そうだろう!そうでしょう!って。

しかしロッキンオンジャパン、久しぶりに読んだら最近のミュージシャンほとんど知らなかった。ヤベェ、誰も知らねぇ、と、ちょっと愕然としたけど、でも、それは音楽雑誌として健全なことだよなとも思いました。音楽雑誌は、特にロックの雑誌ならば、ロートルの懐古主義で紙面を埋めちゃいけない。今バリバリ活動している、もしくは新しい知られてない才能をどんどん載せて然るべきです。でも、佐野元春も忘れないでね。

親父の畑でオクラがいっぱい採れて、一年ぶりにオクラ水、再開しました。

これを飲んで、この夏を乗り切ります。効果があるかは知らない。


マシス