いきなりですが、ちょっとトルコに関して、、、
ブシュラによると、トルコではイスラム教が大半を占めるが、オスマン帝国滅亡トルコ建国後に政教分離のムーブメントが広がると、一時イスラム教のイメージが悪くなり、無宗教になる人が居たそうです。現在の首相エルドガンは宗教色を強めているとで有名ですが、国内は二分化していて無宗教の人も増えています。お互いに住む地域がザックリ別れているので、普段はあまり関わることがないそう。イスタンブールなどの大都市や大学進学などで初めて出会うこともあるそうです。
さて、11/2ブシュラは大学でテストがありましたが、友達が私に会いたいと言っているそうで、一緒についていきました。トルコではどこでも日本人は大人気です。ありがたや。可愛らしい子達でした〜。が、そこは宗教学科、つまりイスラム教学科です。ブシュラは日本に留学していたけど、友達3人は外国に行ったことないし、英語話せないし、トルコで増えている無宗教の人々と関わることは少ないそう。その無宗教の人とはあまり友達になれないとも言っていました。
うーん。。。
まじか。。。。。
ブシュラの場合はよく勉強していて、色んな宗教や外国人のことも学び、その上でイスラム教と向き合い、現在さらに突き進めているところです。しかし、それしか知らないし疑問もないし唯一無二と信じきっている信徒も多いのかも。。。それを否定するわけではないが、彼女らは他の人と共生できるのだろうか不安に感じました。百歩譲ってずっと他と関わらずに済むならいい。でも、例えば彼女らのような人が難民として祖国を離れなければならず行った先が全く異なる宗教と文化の国の場合、、、または受け入れる側となった場合、、、それはそれは困難に違いない。。。それこそが難民問題の一つ。
友達と別れたあと、ブシュラとも価値観の違いにぶつかる。それは私が南アフリカはマンデラの話をした時。昨日の敵を許し共生することで平和を実現し、今も残る課題に関しては教育が重要であるってこと。それに対しブシュラは、、、
#イスラムでは、何かをされたら復讐をしていい。その権利がある。それこそが正義。相手に復讐せずに許せたらその方がいいことは確か。けれど、そういった”平和”よりも、”正義”の方が大切と考える。
#過去を学んでなにになるの？先祖の何に反省すればいい？例えばヨーロッパの人は何か反省しているの？無駄な教育も多い。。。
これが日本の考えなのかどうか確信できませんが、少なくとも日本教育の中で育ち培った私の意見はこう。
#やり返えすと相手と同類になる。相手が憎いなら、相手が悪いと思うなら、その時こそ復讐してはいけない。
#互いに暴力でやり返す、それは負の連鎖しか生まない。それを断つには許し復讐をやめる。そして、過去から学び反省し未来に活かす。
繰り返しですが彼女は勉強家で日本の考え方も知っています。その上で、それは理解し難い、自分の考えは日本では悪い人かしら？とも言う。
うーむ。。。。。
難しい。。。。。
ザ 価値観の違い。。。。。
どっちが良い悪い、正しい正しくない、私にはジャッジできるあれじゃあないんでしませんが。。。なかなかの衝撃でした。
でも、どこか、なるほどこれでは世界から争いも戦争もなくならない訳だと妙に納得。また価値観の違うもの同士、何を持って正義とし行動していくのか。これで言葉まで違ったら。エイドワーカーになりたいのなら、異なるもの双方の間に立って、変化を生み出せるのか。自分に問いかけ、難しさを痛感。
まぁ、何度も書いているように、今できることは私が学び、自分で思う方へ行動していくしかない。ブシュラとは正直に考えを話せたことだけでも嬉しい。それにね、例えそこの考えが違っても、私たちは同じ考えもいっぱいあるし、幸せを共有できる良い友達なのです！
気を取り直して！そのあとの話。
ブシュラパパの運転でブルサからイスタンブールへ、今夜はブシュラの親友家族のお宅に一泊させていただきます。そのご家族のお父さんは船乗りで、日本にも来たことがあるそう。人生で100ヵ国以上行ったことがあるけど、日本が一番いい国だと(昔から)言ってくださっているそうで。ブシュラの親友もお兄さんも日本のゲームやアニメが好き。なので、私をちょー暖かく迎えてくださいました。ありがとうございます〜！ご飯の量が半端なくて、お腹いっぱいすぎました。3日分くらい食べたw 私も折り紙を折ってプレゼントするw
翌日は遂にイスタンブールを観光します！有名なブルーモスク、アヤソフィアモスク、お散歩、、、綺麗〜ご飯も美味しい〜が、大して歴史とか調べてなかったアホな自分に反省w
夜は、また親友家族のおもてなし。夜景の綺麗な丘に連れて行ってくれて、ディナー。
ブシュラの徹底的なプランのおかげで、１万円分しかおろしてないのに全然余ってるw なんで両家族にお礼を買えました。夜はイスタンブールからアイワルクまで、長距離バスで6時間移動です。バスターミナルでは両家族計8人が私を見送ってくださるという、、、なんと光栄なことか！みんな何度もまた遊びに来てねって言ってくれて、抱きしめてくれて、本当に暖かい。。。ありがとうございました〜！！
次は、アイワルクから船でギリシャ レスボス島へ向かいます！
スバーナラ
アルハムドゥリラー
アッラーアクバル
ブシュラ、ありがとう。
また会おうね。インシャアッラー