ボランティアの一貫で国内避難民キャンプに訪問しましたことと、読み聞かせイベントに関して紹介します。

 

FBに書いたのもののコピペに一部補足しました。

ボランティア先のNPO団体に関するFBページはこちら

Peace Cell Project (以下PCP)

https://www.facebook.com/peacecellproject/

 

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4/13は、PCPの初イベント「Storytelling Party」でした。これはPCPの読書習慣を育むことで表現力や共感力などを培うことを目的としたプロジェクトで、地元の図書館をお借りして開催しました。

準備段階では、日本とは異なる文化圏ともあって色々と苦戦しましたし、当日の集客も心配でした。しかし!当日はなんと50名以上の子どもたちが集まってくれました!保護者も入れると100人近く!急いで椅子を用意する嬉しい悲鳴😂

イベント開始の挨拶後、トップバッターは私まるこ。「Where is Japan?」と題した日本紹介と「いないないばあ」の読み聞かせしました。子どもたちは元気いっぱいの反応を見せてくれ、いないないばぁでは復唱してくれました。可愛い〜!!!

 

まるこ謎の才能開花!笑 童心社さん、高遠さんありがとうございます! 噂の動画はこちらから笑https://www.facebook.com/335463987244598/posts/408258313298498/

 

そのあとは、アラブとクルドの学生ボランティアさんが交互で読み聞かせをしてくれました。子どもたちは身を乗り出して聞き入っていました。保護者の方々もこの地では珍しい読み聞かせの風景に興味津々、動画撮影していました。

 

 

 


パーティーと言うこともあって、読み聞かせだけでなく、お菓子やジュースを食べたり、高遠さんのダンスを一緒に踊ったり、まるこによる習字のお名前プレゼントがあったりと、子どもたちから保護者、学生ボランティアさん、図書館スタッフ初め関係者の大人たちもみんな楽しんでいました。

 

 

 

 

今後PCPでは、まずは数校に絞って学校での読み聞かせを始める次第です。また、他のプロジェクトも始動しています!乞うご期待です!

 

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4月15日はKhanke campの子ども達を支援するアフタースクール「ハルマン」と、孤児院を訪問しました。

まず、Khanke camp は2014年に建設された、ヤジディ教徒のIDP(国内避難民)のためのキャンプです。約16,000人がいるとされていて、就学対象の子どもたちは約8,600人ほどです(参考B.R.H.A. http://www.brha-duhok.org/camp-details-2)。しかし、キャンプ外にも多くのテントがあり、1,000家族、概算で5,000人ほどが住んでいると言われています。今回キャンプ内には入っていませんが、キャンプ外に住んでいる方々の生活状況を見るだけでも、困難さが伺えます。以前訪問した他のキャンプよりも状態が悪かったです。

 

そこで、ここに住む子どもたちを教育の形で支援しているのが、ドイツのNGO Our Bridge(https://www.facebook.com/OurBridge1/)です。アフタースクール「ハルマン」には、4,5歳〜17歳くらいまでの子どもたち約320人がいて、ベーシックな教育を受けています。歯磨きやシャワーなど、キャンプの生活では失われがちな衛生面に関してのサポートも受けられます。おやつの時間には、ステンレスの食器に入った軽食とステンレスのマイボトルに入った飲み物がもらえます。ここには、プラスチックの使用削減という環境への配慮が込められていて、ドイツの団体ならではです。また、女性の職業訓練として裁縫教室も設けられていました。購入したお花をあしらったペン!可愛いです。

 

 

学校の外では子どもたちが元気いっぱいに遊んでいました。

 

 

 

 

この学校の隣には孤児院があり、11人の子ども達と夫を失ってしまった女性3名が暮しており、サポートを受けていました。

 


子どもたちの教育に関してスタッフの方々と意見を交わしていると、やはりここでも読み聞かせの重要性を感じました。実は、ドホーク以外の地域や様々な専門家の方々からも問い合わせを多く頂いています。当初の計画より拡大しそうです!しかし、まだ本自体の課題があります。著作権、本の内容、そもそもクルド語では絵本の絶対量が少なすぎる!それに対処して活動を広めるべく、頑張ります〜