なんとまたやってくるとは…
ギリシャレスボス島…

 

 

 

でも、今回はボランティアをしていません。会いたい人がいるから戻ってきました。なんて、ドラマチックなあれじゃあないのです。それはもう壮絶でございました笑

会いたい人って誰?
イエメン家族
友達

そして、親愛なる人(恥ずっ)

でもね、この人がまぁダメ男なんです。
私はダメ男に当たりやすい苦笑

このダメ男は私の大好きなイエメン家族の3男くん。
私じゃない、彼が私に恋をしたんです。
そして私もうれしかったから、向きあおうと思ったけど、難民という状況下なもので、それはそれは気分の振れ幅大きい。さらには20歳という若さもあって、友達との若気の至りは目に余る…

昨年の12月にあったときは本当に可愛い少年だった。私を頼ってよく話してくれたしメッセージもくれた。2月に会ったら煙草を吸い始め、たまにドラックやアルコールも。。。でもまだマシだった。そして、私のことを本気で好きだと言ってくれた。しかし、私がイラクにいる間に段々連絡が減りなんか言動もおかしい。ポイっと捨てることもできるけど、自分の過去を振り返るとできないよね。私にもゲロまみで頭のおかしい時期があった、14年間も。一番苦しいときに離れていく人なんて、本物じゃないもの。一番苦しくておかしくなってしまった自分をみて判断する人なんて、本物じゃないもの。だから、家族とも連絡をとりながら近況をキャッチアップしていました。そして今回、面と向かって見てみないと、と思ってやってきました。やっぱりおかしい。たばこの量が増え、完全昼夜逆転生活。どうやら眠れないらしい。終始避けられ、約束もなんどかすっぽかされた。自分のことをゴミだとも言う。

とはいっても、超絶悪なわけではないんです。犯罪とかには手を出してないから。よくあるあるのティーンエイジャーですよ。家族と居たくない、絶望感と焦燥感、年上の友達がたばこやお酒をやるもんだから手を出す。軽度の鬱も入ってくる。これは難民あるあるでもある。

でもね、ダメなもんはダメ。どんな状況化であっても、自分を見失っちゃダメ。生き抜いてきたんだから、自分の命を大切にして、最大限に人生を活かさなきゃ。そりゃ前向きになんてなれない気分の時もある。ただ、彼にとって今が休憩のタイミングあり、また前を向いて歩き出せるよう、私はちょっと背中を押してあげたい一心です。

だから、踏んだり蹴ったりされても、とことん追っかけてぶつかってやりました。友達の前でも家族の前でもキレたし、ビンダした苦笑 でも、結局は私優しいですよ笑

あなたには力がある、自分を変えられる力がある、あなたが願う限りそれができる。私はあなたの全てを知らないけれど、少なくとも数か月前のあなたを知っている。私に言ってくれた言葉を覚えているし信じている。今のあなたはあなたじゃない。あなたじゃない今を見て判断して捨てたりはしない。100人が別れた方が良いといっても私はしない。つらいときは一人になろうとせず、何でも正直に言ってほしい。未来はあなたのこれから次第。

これは自分の経験で知っているから言えるのです。でも、ちっとも効果なくって。私の友達には呆れられています。私もクレイジージャパニーズ~♪って歌って歩いてますよ苦笑 

だって、今私はボランティアすらやっていない。外国の難民キャンプで外国人が、怒って、泣いて、夜中のキャンプを彷徨って、途方に暮れて、難民の友達に心配されて、悩み聞いてもらって、難民の家族に助けてもらって、一緒にご飯食べて、でも笑って、愛を感じている。

いやはや全く私は何やってるんだ。
明らかに変人です。

でも、未来なんて知らんけど、損とか得とか知らんけど、今を精いっぱいやりたいだけです。日本に帰ったら終わる恋なんだろうけど、その可能性は99%なんだけど、彼はすっかり忘れてしまうかもしれないけど、一人間としてやりたいんで、やらせてください。

一個だけ前進したかなと思えたのは、おととい家族全員を招待してランチをしました。期待してなかったけど彼も来て、その日はごきけん。自分のことをおかしかったと言って、学校について調べ、私と一緒に何件か問い合わせメールを送りました。天気も良く、家族みんなでいい時を過ごせて、私は本当に幸せでした。

ただ、一応ね、私と彼とが恋愛関係にあることは誰にも内緒です。兄弟としてということでほかの人には徹しております、もちろん彼の家族にも。ムスリムなので、ハラームなことは互いに極力したくないしね。

もうあと3日かぁ。。。
日本、帰りたくないな。。。

 

写真はギリシャ レスボス島のモリア難民キャンプ

▼キャンプ外 オリーブ畑と呼ばれるエリアはテント暮らし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼キャンプ内はコンテナ

 

▼友達が作ってくれたイエメン料理メンディ