夏休み明けに多くなる不登校 子どもの心のメカニズムとは | 不登校・ひきこもりを根本解決する方法

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不登校・ひきこもり、ゲーム依存、暴言、暴力、昼夜逆転、不眠、起立性調節障害などの心身の不調は、様々な原因があります。

親御さんとのカウンセリングで、潜在意識にある根本原因(メンタルブロック)を特定し、
お子さんに合った改善方法をお伝えしています。

● 夏休み明けに多くなる不登校 子どもの心のメカニズムとは

 

 

 

こんにちは^^ 野田祐佳里です。

 

 

夏休み明けに多くなる不登校や子どもの自殺、

 

夏休み中に子ども達の心の中では、どのようなことが起こっているのでしょうか。

 

 

 

不登校は人生の“詰み”ではない。『不登校新聞』編集長が伝えたいこと

 

という記事の中で、学校に行くのがしんどい子ども達が、

 

夏休みになってからの心の動きが、分かりやすく詳しく書かれていたので、

 

紹介させてもらいますね。

 

 

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夏休みに入ると、子どもは大きな解放感を得ます。

 

それは学校に苦しさを感じていない子も同じだと思います。

 

 

学校へ行くのが苦しい子の場合、夏休みに入った直後、長い睡眠時間をとったり、強い倦怠感に襲われたりします。

 

学校へ通っていたころの緊張と疲労が一気に噴き出すからです。

 

こうした「休息」が充分にとれると「学校での苦しさ」を自覚します。毎日、がんばって学校へ通っている時は必死なので、「苦しさ」を感じないことが多いのです。

 

「苦しさ」の中身は、いじめや、いじめとは言えなくても教室内の人間関係でついた心の傷、勉強への重圧、部活や先生についての悩み、親からの期待に応えられなかったという自責の念などです。

 

子どもがそうした「苦しさ」を感じ始めるのが、お盆明けごろです。

 

俗に「学校へのカウントダウン」とも呼ばれていますが、苦しさを感じていた学校へ「あと〇日で戻ってしまう」という気持ちが芽生えるからです(東北や北海道では、より早く休みが明けるのでお盆前にカウントダウンが始まります)。 

 

学校への不安感、恐怖感がしだいに募っていく感覚を「地獄が迫ってくる感じ」「ジェットコースターが落ちる前の感覚」だと表現していた子どもたちもいました。 

 

そして、緊張感や不安感が最も高まるのは夏休み明けの前夜です。

 

じつは子どもの自殺も夏休み明けの前夜がもっとも多くなります。

 

「9月1日」が多いと言われていますが、本当に多いのは「8月31日の深夜」。深夜のため統計上は日付が変わって、「9月1日」が突出しているように見えるのです。 

 

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不登校を経験した方のお話を聞くと、

 

夏休みに入り、学校のしんどさから開放されると、

 

ぼーっとしてしまって、宿題が手につかない、たくさん寝てしまう

 

そんなお話を耳にします。

 

 

そして、宿題が手につかない、思うように勉強できない自分を責めてしまう

 

と言います。

 

 

そこに、勉強や宿題のことで、やったの?などと言われると、

 

親の方は当たり前のことを言っているだけかもしれませんが、

 

子どもの方は、崖っぷちに追い詰められたというように感じてしまいます。

 

 

 

 

子どもからのSOSとして、記事中には以下のように書かれています。

 

 

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・体調不良を訴える(頭痛/腹痛/体の痛みなど)

 

・食欲不振

 

・不眠

 

・これまでやれていたことができない(夏休みの宿題など)

 

・大好きだったものが楽しめなくなる(本を読む、絵を描くなど)

・理由を言わずに「死にたい」「人生をやめたい」と訴える。 

 

 

「死にたい」と訴えてきた場合は別ですが、その他の理由は「夏休みだから」という理由で、つい見落としがちです。

 

食欲不振や不眠などは「夏バテかな」と思いますし、夏休みの宿題ができないことなどは「恒例だ」と思う人も少なくないでしょう。

 

私も上記のことがすべて「SOS」に該当するとは思いません。

 

しかし、夏休みに入った直後と夏休み明けが近づいてきた時期とを比べ、上記のようなことが目立つ場合は注意が必要です。 

 

SOSかどうかの指針として、あるお母さんは「親の直感を信じていい」と話していました。

 

ただ、不登校やひきこもりなどの「将来への不安」が先行すると、その直感は鈍ります。

 

心を落ち着かせて、小さいころから見てきたわが子の様子を思い出し、「今」異変を感じるかどうか。

 

その問いに対する親の直感は「そうそう外れない」と言っていました。

 

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この部分を読んで感じたのは、

 

親の不安が先行すると、子どものSOSがキャッチできない

 

というのは、これまで皆さんのお話を伺ったり、自分自身を振り返ると、

 

まさにその通りだと思います。

 

 

子どもの気持ちよりも、自分自身の心の奥にある不安にフォーカスしているのですね。

 

 

ですが、自分の心にフタをして必死に頑張ってきた親御さんの場合、

 

私だって辛くたって頑張ってきたんだから、子どもだって頑張るべきでしょ。

 

と、子どもの心の辛さに意識を向けることができずに、

 

事態をこじらせてしまいがちです。

 

 

UMIのカウンセリングや講座では、お子さんのSOSをキャッチできるように、

 

親御さんの心の奥にある不安に向き合うということに取り組んでいます。

 

 

 

 

 

 

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応援ありがとうございました^^

 

 

 

 

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