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心理セラピスト たなだ かつひこ公式ブログ
こんにちは、心理セラピストのたなだかつひこです。
昨年の9月から今年の1月にかけて約半年間にわたって東京と大阪で開催された「ビリーフチェンジ・プロセラピスト養成講座」が、先月終了しました。
今、そこから約一ヶ月が経ち、講座を修了された受講生の皆さまから私の元へ体験談が届き始めています。
それは、新たな人生を歩み始めた4人のストーリーです。
どうぞ、ご覧ください。
【体験談】「ビリーフチェンジ・プロセラピスト養成講座」
【お名前】 I.S.さん(女性)
【受講期】 東京第24期
それまで、転職を繰り返すことが最大のネックとなっていました。
それをなんとかしたくて、2~3年前に短期集中講座を受講し、その後、不定期になりますがカウンセリングを受けていました。
カウンセリングを受けるたび、少しずつ、生きづらさからの改善が見られ、カウンセリングって効果がある、と初めて実感していました。
それでも何となく生きづらい思いを常に抱えていました。
夜眠ることに罪悪感を感じる。
ふとした瞬間に「死」を思う。
シングルマザー子育てをしているので、常にこれでいいのか、私は子供達に自分と同じ思いをさせてしまうのではないかと考えていました。
事あるごとに、自分では分からない何かが出てきて、体や心を重くする、そんな感じでした。
講座の存在を知ってから、2、3年迷いました。
理由は二つです。
ひとつに受講料。シングルマザーなので、お金の余裕は全く無く、また、受講したからといって自分の何がどう解決するかの道筋も全く見えなかったためです。
また、教育費が掛かる子育て真っ最中、自分のためにお金を使うことに対する、強い罪悪感がありました。
ふたつ目に、以前、別の心理カウンセラー養成講座を受講した経験があり、その時は可も不可もなく終えていた、という経験も持っていたためです。
今回も同じことが起こるのではないかと思っていました。
最終的に申し込みを決めた理由は3つあります。
ひとつに、それまで不定期に受けていたカウンセリングが、一回うけるだけでも、少しずつ、でも確実に効果が出ていたため。
ふたつに、短期集中講座を受けたとき、講師だった宮岡先生と個人で少しお話しさせてもらいその場で「すぐにカウンセリングにおいで」と声をかけてもらえた事。(この一言にすごく救われました)。
講師の先生方はきっと信頼できる人だと、確信できていたためでしょうか。
みっつに、プラスアルファのオプションがたくさんあったこと。
特に棚田先生のセッションと、ビジネス講座もあったこと。
このみっつに至る以前には、なんども考えに考えました。
この金額が手元に残れば、すぐ先に発生する子供達の教育費はだいぶ助かると思うと、本当に躊躇しました。
ですが、決定的だったのは、以下の考えでした。
このまま、生きづらさを抱えて子育てにも自信を持てず、死ぬために生きてゆくのか?
何も行動しなかったら、そうなるのは確実でわかっていること。
だけど、少しずつでも確実に良い方向へ向かうとわかっている方法が目の前にあるのに、今、行動しないといつできるのだろう。
で、えいやっと、ボタンを押しました。
嬉しいことに子どもたちは、快く、勉強に行く母の背中を押してくれました。
期待していた以上でした。
正直、受講する前までは講座を受けるだけでは知識は増えても、自分自身は何も変わらない、
結局は、別途でカウンセリングを受け続けるしかないんだろうなと思っていました。
が、実際は違いました。
講座の中で、オープンカウンセリングを受けること。
皆でビリーフを知ること、勉強すること。
他の人が受けるセッションを見ること。
(あまり参加できなくて残念でしたが)アルセラに行くこと。
普段と違うことをする、と自分で決心して、いつもは『ざわざわ』して行くことのないランチに皆で行くこと。
自分の気持ちを一番に大切にしながら授業をうけること・・・などなど。
全てが自分にとって少しずつ変化をもたらすきっかけとなるものでした。
学び続けることが出来る環境と、仲間ができたこともとても励みになりました。
講師の先生方もとても楽しく面白く、なにより受け入れ態勢万全で安心安全が得られる環境での学びは、これまで教育機関で学んでいたどの授業よりも深かったように思います。
2019年はそれは、それは、大きな転機があった、と自分の人生を最後に振り返った時に胸を張って言えると思います。
幸せになることが人生のデフォルト、と心から思えます。
人が変わるときは、ドッカーン(違うセラピストの方の言葉を借りるなら、パッカーンですか)と突然大きな変化はあろうはずがないのではないでしょうか。
少しずつ、ゆっくりと自分に許可を出せるようになる。
人から受け入れられて、楽しみながら、自分で自分に投資をしてゆくことができはじめる。
ちょっとずつセッションを受けて、必要のないビリーフを手放してゆく。
文章を読んで知識を増やすだけではなく、自ら少しずつ行動をし続ける。
そしてふと、今の自分から最初のころの自分を振り返ってみてみると、びっくりするほど美しい人生を歩き始めている。
そんなことを思えるようになったことが、講座を受けてよかったことでしょうか。
勉強、続けてゆきます。
セラピストになりたい気持ちはありますが、まだまだ、自分の解決すべき課題が先でしょうか・・・
が、私が得意でかつ、楽にできるやり方で、同じように悩んでいる方を手助けできる方法があれば、それも同時に考えてゆきたいと考えています。
できうる限り、いろんな勉強会に参加してゆきたいと考えています。
まだまだ自由になるお金と時間を捻出するには時間がかかりますが…。
勉強会に顔を出した時、「うぇいっ」と迎えてもらえると嬉しいです。
今後もどうぞよろしくお願いいたします 。
【お名前】 A.T.さん(女性)
【受講期】 大阪第13期
他人への怒りが抑えられず、自分でも怖いくらいイライラしていました。自分から攻撃することはないにしても、他人に与えられる些細な攻撃に過剰に反応。
ぶつかってこられたら、頭より先に体がぶつかり返していました。そのためトラブルに巻き込まれることも多くありました。
やられたらやり返すことが出来ないとそのイライラを一日引きずるくらいイライラして疲弊する毎日でした。
過食に悩んでいました。
食べて、食べて、たまに吐いて、太って。
4年に一度くらいに食べなくなって痩せて。
そんな周期でした。
消えたい衝動が定期的にありました。
とにかくしんどくて、もし養成講座で何も得るものがなければ人生を諦めようと思っていました。
入門講座の後、すぐに短期集中とその特典でセラピーを受講しました。
短期集中とセラピーではあまり変化や改善はなく、転職で自分の事に時間をかける余裕がなくビリチェンから足が遠のきました。
2年後、色んな事が悪化してたタイミングで棚田先生のフェイスブックが目にとまり、養成講座の案内があったのを覚えています。
思い返せばになるのですが、入門講座を受講した時に棚田先生のオープンカウンセリングに当たったことが大きかったです。
その時はイライラが止まらないことを相談しました。
質問されたこと対してほぼ覚えておらず、何も感じていないと思っている私とは反して、足はガタガタ震えていました。
棚田先生が他の受講者へ解説しているのが聞こえてきて、「あの人は死にたがっている」と言っていた時は、「一言も何も言ってないのにバレた!」という衝撃。
そして何がなんだからわからないセッションで足が震えたという体感。
この2つの違和感の正体がずっと気になっていて、2年越しで養成講座の受講を決めました。
受講前半は何も感じず、動かず、周りの変化が眩しくて、内心とても焦っていました。
受講後半からは、少しずつ感情が動くようになり、そこからは怒涛のしんどさのオンパレードでした。
頭痛、めまい、耳鳴り、倦怠感…身体的なしんどさが何よりもつらかった。でも、講座に行くとそんなどん底私でも受け入れてもらえ、何度も大丈夫と声をかけてくれる先生と仲間の存在がそこにありました。
養成講座の最後で仕事の退職を決意しました。
これは、自分を大切にする事なので今まで決意出来なかった事なんだと、受講したから気づく事ができました。
退職を気に、ひとまず過剰な食欲はなくなりました。
身体的なしんどさも激減しているので、しばらく自分の心の声に耳を傾けてゆっくり生活をしようと思っています。
そして、怒りの感情も現在勉強中です。
体感としてはイライラが減っていて、やり返してしまう衝動も少し抑えられるようになりました。
嫌だった、怖かったと感情を感じる事に意識することを努めています。
ゆっくり生活する事も、怒りの勉強も、これらの変化は私にとって、ビリチェンを受講したから得た大きな成果です。
養成講座で悩みオールクリアではなく、やっと解決へのスタートラインに立った気がします。
これからもセッションや講座の準備を通して、いつか「生きていて良かった、幸せだ」と、そんな世界をいつかみてみたい。
そして、ビリチェンで受け取ったバトンを誰かに渡せるようになる事が私の目標です。
棚田先生へ
個人セッション、ありがとうございました。
棚田先生の「大丈夫」はとても心強く感じました。
加藤先生へ
加藤先生のやさしいあたたかい雰囲気は、私の支えでした。
個人セッションでめちゃくちゃになった私を受け止めていただいた事、親身に寄り添ってもらった事がとても大きかったです。
ありがとうございました。
宮岡先生へ
宮岡先生の笑顔と力強さに引っ張ってもらって、私の進む道へ導いて頂いたと思っています。
自分の気持ちを無視して間違ったらこっちだよと笑顔で引き戻してもらう感覚でした。
ありがとうございました。
先生方や受講者の皆さんに、張り詰めた時には必ず誰かが休憩時間に声をかけて下さりました。
風船が割れる前に適度に空気を抜いてもらった感覚でした。
支えてもらって、助けてもらって、なんとか10日間を終えることができた事、とても感謝しています。
受講すると覚悟して良かったです。
【お名前】 K.I.さん(女性)
【受講期】 東京第24期
今まで、がむしゃらに走りつづけるばかりだった自分の人生を、少し余裕が出てきたので、自分の為に時間をとり、じっくり、ゆっくり振り返り、見つめ直し、人生のお手入れ、心のお手入れをしたいと思ったので、参加してみたいと思いました。
すぐには申し込みはしませんでした。
自分に向き合う為には、それなりに、助走というか、準備、心構えをする必要がありました。
先生の本を読んで、自学自習をして、充分に基礎知識を蓄積し、理解を深め、セルフワークもし、自己理解を深めた上で参加した方がいい、それからでも遅くはない! と思っておりました。
今回の受講にあたっては、特典がたくさんあったことが私の背中を押しました。
特に、棚田先生からのカウンセリング特典はダメ押しになりました。
講座についてですが、学び終えて、じっくり学ぶことができたなと思っております。
それは、講座の内容が、ビリーフチェンジセラピーの概要とやり方に特化されていたからだと思います。
それらが分かりやすく解説されており、内容がとても頭に入りやすかったです。
また、ビリーフチェンジセラピーのやり方がとてもシンプルに整えられていて、公式のようになっていたところも、私にはとても魅力的でした。
公式を覚えてセルフセラピーに活かし、自分を整えて、人間関係において、良い効果を波及させていくことができたら本望というか、とても嬉しいです。
(セルフセラピーで敵わない時は、素直にセラピストさんの力を借りていきたいと思っておりますm(_ _)m。)
棚田先生はじめ、宮岡先生、加藤先生、村松先生には、やわらかな雰囲気を作って下さったことに感謝しております(講座自体がセラピーの場であったような気がしております)。
そのような中において、思い切り安らぎながら講座を受講することができました。
本当にありがとうございましたm(_ _)m。
【お名前】 H.M.さん(女性)
【受講期】 大阪第13期
参加する前は、生きていることに喜びを感じられませんでした。
再受講で申し込むか新規受講で申し込むか迷いましたが、棚田先生のセッションが受けられることと講座内セッションが受けられることから新規受講にしました。
得られたものは、ぼんやりとですが、「幸せかも・・・」って感じられる時間ができたこと。
自分の本当の気持ちに少しは気づけるようになったこと。
何もしなくてもいいと思える時間ができたこと。
自分を肯定できるようになってきたこと。
一番大きな得られたものは安心感です。
棚田先生、宮岡先生、恵美先生
10日間本当にありがとうございました。
今回は2回目の受講ということで、自分の中の問題解決を進めて、内面から湧き上がる動機に出会うことが目的でした。
初回受講した富山一期より人数も少なく、より中身の濃い時間を過ごせたような気がしますし、自分や人と深く繋がれる安心安全の場を作ってくださった先生方に心から感謝しています。
本当にありがとうございました。
10日間を終えてみて今の正直な気持ちは、「穏やか・・・時々よくわからない涙・・・」そんな感じです(笑)
絶対的な安心感に包まれる感覚や、感情と繋がることの優しさ、そして誰かの気持ちに寄り添うことの嬉しさや人の変容を目の当たりにする喜び、それらを再度体験できたことはこの上ない幸せでした。
ですが、だからといって、セラピストに・・・ということについては二の足を踏んでしまう私がいることも事実です。
生きることの苦しみを感じているからこそ、その重みに過敏になってしまうのかもしれませんし、もしかすると、もう「責任」は・・・と感じているのかもしれません。
本当は・・・きっとまだまだ怖いのでしょうね。
まだまだ変化の途中ですし、これから先のことはわかりませんが、多分生きている限り癒し続けていくのだろうと思っていますし、学びを続けながらなんらかの形で自分を表現していくのだろうとも思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
今回はありがとうございました。
★総額62万円分の無料特典付き★『新版ビリーフチェンジ・プロセラピスト養成講座』の受講生募集は、明日2/7(金)24:00が締切です。
→ https://www.tanada-katsuhiko.com/lp/pt/
心理セラピスト たなだかつひこ
こんにちは、心理セラピストのたなだかつひこです。
2/3(月)20時より、【たなだかつひこのFacebookライブ】『“つらい子ども時代”を経験した人が、ココロとカラダの健康と幸福を取り戻すための心理学(その4)』を開催します。
「“つらい子ども時代”の記憶がないとき(思い出せないとき)、どうやってトラウマを解消するか?」というテーマでお話しします。
2/3(月)の回は、リアルタイム視聴者限定の特典もご用意していますので、お楽しみに!
前々々回(1/23)、前々回(1/28)、前回(1/30)のFacebookライブを見逃した方は、アーカイブ(録画)でご覧になれます。
①前々々回の録画
②前々回の録画
③前回の録画
では、次回、2/3のFacebookライブでお待ちしています。
心理セラピスト 棚田克彦
こんにちは、心理セラピストのたなだかつひこです。
“つらい子ども時代”を経験した人の中には、大人になった現在も自分の親に対して「怒り」の感情を持ち続けている人がいます。
その「怒り」は、子ども時代に自分の欲求やニーズを大切にして、満たしてもらえなかったことへの「怒り」であり、自分の子ども時代を台無しにされたことへの「怒り」です。
しかし、その「怒り」は本物の感情ではないために、どれほど親に腹を立てようとも、気持ちがスッキリして癒しが起きることも、ましてや問題が解決することもありません。
それどころか、「怒り」がどんどん増長して「憎しみ」のレベルにまでなってくると、いずれは自分自身に跳ね返ってきて、最悪の場合には健康状態にまで悪影響をおよぼし始めるようになります。
それはまるで、「自分の親を親として受け入れるくらいなら、病気になって死んだ方がまだマシだ!」と主張しているかのような状態です。
そして実際に、親に「怒り」や「憎しみ」「恨み」を持ち続けている女性の何割かが、乳がんや子宮筋腫等、婦人科系の病気を経験します(不思議です・・・・・)。
そういう人の中で何が起きているのかというと、偽物の「怒り」が本物の「悲しみ」の核を覆い隠している状態になっています。
なので、ただ「怒り」を感じて表出するだけでは、癒しが起きることはありませんし、問題が解決することもありません。
癒しが起きて、問題が解決するためには、「怒り」の下に覆い隠された本物の感情に触れて、純粋に心から「悲しむ」必要があります。
まずは「怒り」を表現しましょう。
“つらい子ども時代”を経験した人が親に対して持ち続けている「怒り」は、大人になった今のあなたのものではなく、子どもの○○ちゃんの魂の叫びであり悲鳴です。
その子どもの○○ちゃんの「怒り」を出しましょう。
ただし、「怒り」を表現するためには、安全な場所と環境を選ばなくてはなりません。
「怒り」を親に直接ぶつけたい衝動にかられるかもしれませんが、そうすることは状況を悪化させるだけです。
「怒り」で親や周囲の人たちを傷つけてしまうと、あなたは新たな「悲しみ」を背負い込むことになります。
それは、あなたの親が子どものあなたを「怒り」で傷つけたときに経験したことの二の舞です。
あなたは親と同じことをやってはいけません。
あなたの心の中にいる○○ちゃんの「怒り」や「悲しみ」に心から共感し、その辛さを一緒に分かち合ってくれるセラピストか安全なグループを見つけて、そこで「怒り」を表現するようにしましょう。
「怒り」を表現することができると、その下に覆い隠されていた「悲しみ」が現れてきます。
「悲しみ」が現れてきたら、思い存分泣きましょう。
思い存分です。
どれくらい泣いたらよいかは、あなたのココロとカラダが教えてくれます。
十分に悲しむことができると、ココロとカラダがフッと軽くなります。
涙があなたの“つらい子ども時代”を癒してくれます。
このときも、○○ちゃんの「悲しみ」をセラピストか安心できるグループの仲間たちと一緒に分かち合いましょう。
もしも、つらい子ども時代にかけて欲しかった言葉があるならば、セラピストや仲間にお願いして、かけてもらいましょう。
「つらかったね」「よくがんばったね」「家族のためにがまんしてくれて偉かったね」「でも、もうだいじょうぶだよ」「もう、がまんしなくてもいいんだよ」「つらいときは泣いてもいいんだよ」・・・・・等など。
子どもの頃に自分の親から受け取れなかったものは、信頼のできる仲間や、そして何よりも自分自身から受け取ることができます。
あなたの中にいる傷ついた○○ちゃんの「悲しみ」を十分に出してあげてください。
そうやって思い存分に「悲しむ」ことができる頃には、気が付いてみるとココロもカラダも軽くなって、“つらい子ども時代”の影響から解放されているはずです。
それは、積年の「怒り」や「憎しみ」から解放された<新しい自分>との出会いを意味します。
1/30(木)20時より、Facebookライブで無料心理学セミナー『“つらい子ども時代”を経験した人が、ココロとカラダの健康と幸福を取り戻すための心理学(その3)』を開催します。
※メールアドレスを登録しても案内が届かない場合は、こちらからFacebookグループに直接申請をお願いします。
→ https://www.facebook.com/groups/tsuraikodomo/
心理セラピスト 棚田克彦
こんにちは、心理セラピストのたなだかつひこです。
“つらい子ども時代”について話をする際、虐待について触れないわけにはいきません。
私のところでセラピーを受けたり、心理学の勉強をされている方の中で、決して少数とは言えない割合の方が子ども時代に身体的な虐待や性的虐待を経験しています。
ネグレクト(無視・無関心、育児放棄)を経験された方もいます。
小さい子どもにとって、親による虐待はあまりにも耐えがたい体験です。
なぜならば、子どもの立場からすると、親というのは本来であれば自分のことをさまざまな危険や不安などから守ってくれるはずの存在だからです。
その親から暴力を受けるのが虐待です。
それは信じがたい「恐怖」であり、「怒り」であり、「悲しみ」です。
自分の親から虐待を受けた子どもは、他者への安心と信頼を失い、自分の生きている世界に対して安心と信頼を失い、自分自身への安心と信頼を失います。
それはあまりにも大きなショックなので、通常、子どもがそのような大きなショックを適切に取り扱うことはできません。
そのため、ココロやカラダを凍り付かせて、虐待の体験そのものを冷凍保存して記憶の底へと追いやり、固く封印します。
自分が虐待を受けていた体験を最初からセラピストに話したり、虐待の問題を最初からカウンセリングで取り上げて解決しようとする人が少ないのはそのためです。
そこには、抑圧や否認といった防衛機制のメカニズムが働くという理由だけでなく、「自分の親を悪者にしたくない」という親をかばう気持ちもあります。
親から虐待を受けていたことを認めてしまうと、自分を育ててくれた親の人格や人間性を否定してしまうことになるのではないかと恐れるのです。
「家族の中で起きていることは、絶対に誰にも話してはならない」という「無言のファミリー・ビリーフ(暗黙の家族内ルール)」も影響しています。
たとえ暴力を振るう親であったとしても、小さい子どもが親のもとから逃げ出して、自分一人の力で生きていくことはできません。
何があっても親は親、子どもにとっては自分が生きていくための命のよりどころであり、何としても親を頼って生きていくより他ありません。
そのために、親から虐待を受けている子どもが、「私(僕)が悪い子だから、こんな目にあうのだ」と思い込んで、自分のことを悪く思う場合があります。
「親が自分に暴力を振るうのは、自分が悪い子だから」
「私がいい子じゃないから、お母さんは私を叩くんだ。お母さんは悪くない。悪いのは私」
「だから、自分がもっといい子にさえなれば、もうこんなひどい目にあわないはず。お母(父)さんはもっと私のことを愛してくれるはず」
と考えるのです。
実際に親が子どもに対して、「お母(父)さんは、お前が悪い子だから叩くのだ」「これはお前のためなんだ」と言い聞かせている場合もあります。
子どもの頃に親から虐待を受けていたという方に、知っておいて欲しいことがあります。
それは、
「あなたは悪くない!」
という紛れもない事実です。
あなたがひどい目にあったのは、決して、あなたが悪い子だからではありません。
あなたが、「悪い子かどうか(誰にとって?)」ということと、あなたの身に起きたこととの間には、何ら正当な因果関係はありません。
では、客観的な事実は何かというと、
・ あなたのお母(父)さんは、人生を生きる上で何らかの悩みや苦しみを抱えていた(例えば、「お父さんとの夫婦仲が良くない」「誰も私に優しくしてくれない」など)。
・ あなたのお母(父)さんは、自分の衝動をコントロールできない人だった(おそらく、お母さんの成育歴に原因がある)。
・ だから、あなたのお母(父)さんは、子どものあなたを叩くことで、あなたをストレスのはけ口にした(なぜなら、「子どもが親の自分を見捨てるわけがない」のを知っているから)。
・ 当時の子どものあなたは、そんなお母(父)さんを悩みや苦しみから何とかして救い出してあげたかった。
・ だから、あなたは自分が犠牲になることで少しでもお母(父)さんが救われるのであれば、喜んで暴力を受け入れようとさえ思った(「神さま、私はどうなってもいいから、どうかお母さんを助けてください(祈)」)。
・ しかし、小さい子どものあなたに大人のお母(父)さんを救うことはできなかった(そもそも、やる前から不可能だとわかっていたこと。お母さんを救えるのは、お母さん自身だけ)。
以上が、子どもの頃のあなたとあなたの家族の身に起きていたことの真相です。
続く・・・・・
本日(1/28)20時より、Facebookライブで無料心理学セミナー『“つらい子ども時代”を経験した人が、ココロとカラダの健康と幸福を取り戻すための心理学(その2)』を開催します。
※メールアドレスを登録しても案内が届かない場合は、こちらからFacebookグループに直接申請をお願いします。
→ https://www.facebook.com/groups/tsuraikodomo/
心理セラピスト 棚田克彦
こんにちは、心理セラピストのたなだかつひこです。
メルマガ読者の方から感想をいただきました。
※ご本人の許可を得て掲載しています。
“つらい子ども時代”の影響を解消するためには、自分の成育歴や子ども時代の家族を客観的に振り返ります。
それは、家族の中から犯人探しをするためでも、親を非難して責任追及するためでもありません。
ときおり、自分の親を毒親と呼んだり、自分の家族を悪く言う人がいますが、そんなことをしても自分の中で憎しみが増長して余計に苦しくなったり、そのせいで病気になったりするだけで、何も得るところがありません。
感傷的になって自己憐憫をするためでもありません。
では、何のために自分や家族の過去を振り返るのかというと、そうすることで、現在のあなたを苦しめている「思考」「感情」「行動」のパターンや、うまくいかない「人間関係」のパターンのルーツを発見するためです。
大人のあなたが現在、抱えている悩みや“生きづらさ”がどこから来ているのかを特定し、現在と過去を線でつなげるためです。
そして、現在のあなたを苦しめているパターンの元になっている原因(=ビリーフ)が見つかったら、自分のペースで変えていけばよいのです。
1/28(火)20:00より、Facebookライブで無料心理学セミナー『“つらい子ども時代”を経験した人が、ココロとカラダの健康と幸福を取り戻すための心理学(その2)』を開催します。
心理セラピスト 棚田克彦
こんにちは、心理セラピストのたなだかつひこです。
「自」分を「信」じると書いて「自信」ですね。
「自信のない人」というのは、「自分を信じていない人」「自分を信じられない人」です。
じゃあ、自分を信じられない人は、一体、誰のことを信じているのか?
「自信のない人」というのは、自分を信じないで、「他人の言う事を信じる人」です。
仕事の場面だと、「これでいいですが?」「本当にいいですか?」「間違ってないですか?」と、他人からの過剰な保証が欲しくなる人です。
しかし、他人というのは誰に相談するかによって言う事が全く違っていたりするので、人に相談すればするほど、ますます正解が分からなくなって、結局、他人に相談することで自分に自信を持つことはできません。
「自信のない人」は、「子どもを否定ばかりする親」「子どもをホメない親」「過保護で過干渉な親」によって作られます。
「自分で考えて」「自分で決めて」「自分で行動して」「結果を受け入れる」というプロセスを繰り返すことで、自信と自立性をもった人間ができあがります。
ところが、親から「こうしなさい」「ああしなさい」「それは間違ってる」「お母(父)さんの言う通りにしなかったら、失敗しても知らないよ」みたいな育て方をされると、子どもは次第に自分の考えることや自分のすることが信じられなくなってきます。
すると、失敗したときに怖いものだから、親や周囲の反応を見て自分が間違っていないかどうかを確認してからでないと、自分の考えだけで物事を決めたり、行動に移すことができない人間に育ってしまうのです。
それが、「自信のない人」の人生で起きていることです。
自分の子どもを「自信のある人間」に育ててあげたいと思ったら、「自分の考えや自分の決断、自分の行動を信じられる人間」にしてあげましょう。
そのためには、「できるだけ子どもの考えで好きなようにやらせる。その際、親は余計な手出しや口出しをしない。温かい目で見守りながら応援する」のが一番です。
もし、子どもが最初の一歩で躊躇(ちゅうちょ)していたら、「失敗してもいいから、うまくいかなくてもいいから、自分の好きなやり方で自由にやってごらんよ」と軽く背中を押してあげてください。
もしも、残念なことに、あなた自身が子どもの頃に自分の親からそうしてもらえなかったとしても、今からでも全然遅くはないですよ。
「失敗してもいいから、間違っていてもいいから、私は自分のやりたいようにやる(自分の人生を生きる)。その代わりに、何があっても誰のせいにもしない。結果はすべて自分で受け入れる」という生き方をスモールステップで(無理のない範囲で少しづつ)練習してみてください。
そうやって、人目や他人の顔色を気にし過ぎるのを止めて、成功も失敗も全部ひっくるめて自分が作り出したものとして受け入れる毎日を繰り返していくと、あら不思議、ある日気がつくと、そこには以前よりも自分を信じられるようになっているあなたがいるはずです。
1/28(火)20:00より、Facebookライブで無料心理学セミナー『“つらい子ども時代”を経験した人が、ココロとカラダの健康と幸福を取り戻すための心理学(その2)』を開催します。
心理セラピスト 棚田克彦
こんにちは、心理セラピストのたなだかつひこです。
「恋愛・結婚は相手選びで9割決まる」って、なんか書籍のタイトルみたいですが・・・・・。
こんなことを言ってしまうと身も蓋もないですが、恋愛・結婚は相手選びの時点で間違うと、その後でどんなに努力をしたとしても、正直、そこからリカバリーできる程度にはかなりの限界があります。
もちろん、誰にとっても絶対的に素晴らしい異性のタイプなんてないし、逆に、誰にとっても絶対的にダメな異性のタイプなんてものも存在しません。
大事なのは、「組み合わせ(相性)」です。
一つ、確実に言えるのは、「いつも同じタイプの相手を選ぶと、いつも同じ結果になる」ということです。
ここでやっかいなのは、「今度こそ、今までとは違うタイプの男(女)性を!」と頭では思っていても、実際にお付き合いを始めてみると(結婚してみると)、「やっぱり、今までと同じタイプだった」、そして、「いつもと同じ状況に陥って、いつもと同じ結末で終わった(悲)」という、よく慣れ親しんだ想定内のパターンが繰り返されてしまうことです。
なぜ、そういうことになってしまうのかというと、当たり前と言えば当たり前ですが、恋愛・結婚における相手選びは、頭だけで行う理性的な作業ではないからです。
私たち人間は、恋愛・結婚の相手をアタマ(理性)ではなくココロ(本能や直感)で選びます。
「運命の出逢い」とか、「一目惚れ」「ビビビ婚(←古いっ!)」を考えてみればわかりますよね。
「私は恋愛・結婚がうまくいかない、失敗を繰り返している」という人がいたら、「いつも自分がココロを惹かれる(選んでしまう)異性の傾向」を調べると、解決の糸口が見つかります。
たとえば、女性の場合で例を挙げると、
・ 俺様彼氏(オラオラ系)
・ 高収入男
・ 高ステータス男(高学歴、有名企業)
・ ダメンズ
・ ヒモ男
・ モラハラ夫
・ DV男
・ 浮気・不倫男
・ お騒がせ男
こうして例に挙げたような特定のタイプの男性ばかりを選んで(求めて)しまう女性は、当然の帰結として、毎回、毎回、同じパターンの過ちを繰り返します。
そこには、「一方的に尽くす/尽くされる」「支配/服従」「監視・束縛」「過保護・過干渉」「寄生」といった対等性を欠いた偏った男女関係を求めてしまう自分や、そういう関係性を求める異性を相手として選んでしまう自分が存在します。
つまり、そういう女性が恋愛・結婚でうまくいかなかったり、失敗を繰り返してしまうのは、男女関係において共依存の関係に陥ってしまうことに原因があります。
また同様に、
・ イケメン男子
・ アイドル、芸能人の男性
・ 問題を抱えている男性
・ かわいそうな状態の男性
・ 不幸な境遇で育った男性
・ 病気の男性
・ 極端な年の差の男性
のように、極端に完璧な男性や、逆に、何らかの問題を持った男性を恋愛・結婚相手として好きになり、不釣り合いな関係性に陥ってしまうのも、その背景には未解決の共依存が存在します。
そして、さらに、そういう女性が共依存関係にある男性と恋愛・結婚をはじめると、“つらい子ども時代”に繰り返し経験していた感情が刺激されるので、子どもの頃からずっと満たされないままで持ち越している「見捨てられ不安」や「寂しさ」「怒り」「嫉妬心」等のつらい気持ちが大きく揺さぶられて、ココロがとても不安定になります。
すると、相手の男性のことが好きであればあるほど、その男性に強く依存してしまい、相手の男性から嫌われないように一生懸命努力することで(例えば、エステに行ったりとか、整形したりとか、セクシーな格好をしたりとか)、かえって残念なパターン(結果)を繰り返してしまうのです。
これが、恋愛・結婚に限らず、共依存の人が繰り返し経験する出逢いと別れの人間関係のパターンです。
この問題を解決するためには、問題の根本原因を正しく特定して取り除くこと、すなわち、幼少期の満たされない気持ちや傷付いたココロを癒すことで両親や家族との共依存関係から脱して精神的に自立し、健全で対等な男女関係を築けるようになる必要があります。
1/23(木)20:00より、Facebookライブで無料心理学セミナー『“つらい子ども時代”を経験した人が、ココロとカラダの健康と幸福を取り戻すための心理学』を開催します。
心理セラピスト 棚田克彦
こんにちは、心理セラピストのたなだかつひこです。
2011年の東日本大震災以降、日本はたびたび地震、台風、大雨洪水などの自然災害を経験しており、その傾向に合わせて近年、増えているような気がしているのですが、ちょっとしたことでも、すぐに、「どうしよう? どうしよう?」ってなりやすい人はいませんか?
たとえば、仕事で予定していなかった変更が急に生じたときや、些細な問題が起きた場合など、頭がパニックを起こして真っ白になり、何も考えられなくなってしまう・・・・・
現実的にありえないことまでアレコレと心配をして、「もし思い通りにならなかったらどうしよう?」「もしこうなったらどうしよう?」「もしああなったらどうしよう?」と想像がどんどん膨らんで、不安が治まらなくなってしまう・・・・・
すると、失敗を恐れて、「本当に大丈夫かどうか?」を何度も何度も確認してしまう・・・・・
その他にも、
少しのことですごくビックリしやすい・・・・・
不安で楽しめない・・・・・
取り越し苦労で疲れる・・・・・
ちょっとしたことで癇癪を起こす・・・・・
気が小さいのにキレてすごく怒る・・・・・等など。
もっとひどくなると、不眠、パニック障害、強迫観念、強迫行動、潔癖症なども・・・・・
仕事、恋愛・結婚、子育て等、人生の各場面において、すぐに、「どうしよう? どうしよう?」という心理状態に陥りやすいあなたは、もしかすると、子どもの頃、親から怒られたり、馬鹿にされたり、揚げ足をとられてからかわれたりしないように、常にビクビクしながら警戒していたのではないですか?
もしかすると、子どもの頃、いつも良い子を演じて、自分自身や家族が抱えている悩みや問題を人に知られることがないように、いつも周囲の目を気にして安心できていなかったのではありませんか?
あなたがちょっとしたことでもすぐに、「どうしよう? どうしよう?」「どうしていいかわからない!」と焦ってしまうのは、“つらい子ども時代”に家族や学校の中でよく感じていた、「怒られたくない」「嫌われたくない」「馬鹿にされたくない」「失敗したくない」といった気持ちに由来しています。
すなわち、大人のあなたが「どうしよう? どうしよう?」とパニックになっているとき、心の中では何十年も前の子ども時代の自分に戻って、当時と同じ状況をリプレイ(再演)しているのです。
解決したくなったときは、ご相談ください。
お力になれると思います。
1/23(木)20:00より、Facebookライブで無料心理学セミナー『“つらい子ども時代”を経験した人が、ココロとカラダの健康と幸福を取り戻すための心理学』を開催します。
心理セラピスト 棚田克彦
こんにちは、心理セラピストのたなだかつひこです。
「月曜日の朝、会社に行かなくちゃいけないのに、身体が重くて起きられない・・・」
「週末はいつも家で一日中寝て過ごしている・・・」
「寝ても疲れがとれない・・・」
「今まで全力でがんばってきたのに、もう気力も体力も尽きてしまった・・・」
「自分は一体、何のためにがまんしてここまでやってきたのだろうと思うと、なんだか虚しくなってきた・・・」
「人の面倒ばかりみるのは嫌だっ! もう我慢できない!!」
・・・・・等など。
もしかして、あなたはいつも“疲れて”いませんか?
そんなとき、決してあなたの力が不足しているわけではありません。
あなたのがんばりが足りないのでも、年齢のせいでもありません。
もう、十分すぎるほどがんばったから、
限界を超えて我慢を続けてきたから、
身体や心に「もう限界だ!」という警告サインが出ているのです。
あなたがいつも“疲れて”いるのは、もしかすると、“燃え尽き”の症状によるものかもしれません。
なかなか受け入れがたい事実かもしれませんが・・・・・
人は何もしていないのに、“燃え尽きる”ことはありません。
“燃え尽き”やすい人に共通するのは、大変な頑張り屋さんであることです。
そして、“燃え尽き”てしまう程の大変な頑張り屋さんに共通するのは、“つらい子ども時代”を経験していることです。
“つらい子ども時代”を経験した人に共通するのは、
■自分の責任でないことまで引き受けて、一生けんめいやってしまう。
■周囲の期待に応えようとして、限界を超えてがんばり過ぎてしまう。
■「人の期待に応えたい」「困っている人を助けたい」と思っている。
■つらい状況でも弱音を吐かずに耐えるのが良いことだと思っている。
といった性格上の特徴です。
「人の期待に応えたい」「困っている人を助けたい」と一生けんめいがんばるうちに、いつのまにか自分自身が疲弊して、“燃え尽き”が起きてしまうのです。
“燃え尽き”が起きているときに必要なのは、「早く元気に戻らないと!」と急ぐことではありません。
「この程度のことで弱音を吐いてはいけない!」と自分に厳しくすることでもありません。
大切なのは、進行しつつある“燃え尽き”のプロセスをストップして、うつ病や心身症(注:心のストレスが身体症状として表現された病気)を未然に防ぐことです。
“燃え尽き”が進んでくると、人と関わるのがだんだんと面倒になってきて、すると、孤立しがちになります。
今まで好きだったことや楽しかったことにも興味が持てなくなり、だんだんと生きているのがしんどくなったり、虚しくなってきます。
それらは、うつの初期症状です。
ちなみに、過労(働き過ぎ)だけが原因でうつ病になったりはしません。
もしそうだったら、創業期のベンチャー企業の社長達は皆、うつ病にならなくてはいけませんが、実際にはそうなってはいません。
「過労が原因でうつ病になった」という人のうつ病の本当の原因は、<もし、人から認めてもらえなければ、自分には存在する価値がない>という恐れを抱えながら、何とかして恐れている状況が現実化しないようにと、自己の限度を超えて無理のある働き方を続けたことにあります。
言い換えると、自らが欲した理由で自己一致した働き方ができている場合には、多少の過労が続いたとしても、それだけの理由でうつ病になることはありません(内因性のものは除く)。
だからと言って、働き過ぎは健康と家族の幸せに良くないですから、気をつけて下さいね。
“燃え尽き”の進行をストップさせるためには、まず、“燃え尽き”が起きていることに気づくことです。
しかし、ここでも「否認」の壁に直面します。
「この程度のことで弱音を吐いてはダメだ」と自分を責めたり、自分を周囲と比べて焦りを感じていたり、周りへの不平・不満や怒りを募らせているときに、自分の限界を認めて休みをとることや、人に助けを求めることは、決して容易なことではありません。
しかし、いくら問題を否認したとしても、身体はとても正直なので、「週末を一日中寝て過ごしている」「一晩寝ても疲れがとれない」「首や肩がひどく凝っている」「原因不明の頭痛や症状に悩まされている」といったときは、“燃え尽き”が起きている証拠です。
さらに、“燃え尽き”の問題を根本から解決するためには、その隠れた本当の原因である「共依存」の問題に取り組まなければなりません。
「自分を犠牲にしてまで他人のために尽くしてしまう」「周囲に合わせて『いい人』を演じる」「人の期待に一生けんめい応えることで、ようやく『自分はOK』だと思える」・・・等など、それらは典型的な共依存のパターンです。
一生けんめい努力することや人の役に立つことは素晴らしいことですが、その動機が「自分のことをOKだと思えるために」「もし、できなかったら自分はダメ」というのでは、いつか無理のあるがんばり方に圧し潰されて、心と身体が悲鳴をあげ始めます。
“燃え尽き”から回復するため、“燃え尽き”を予防するためには、「共依存」の問題を解決する必要があります。
それは、すなわち、「人生を自分自身の手に取り戻す」ことを意味します。
あなたは“自分の人生”を生きていますか?
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心理セラピスト 棚田克彦