働くことは価値を提供すること
お金の為だけに働くことは、苦行でしかない。営業マン時代、お金の為だけに働いてたと思える時期があった。なかなか数字を上げることができず、とにかく、時間が早く過ぎてほしい。そう願いながら、過ごす日々。惰性で働く日々がいかに苦痛だったか。周りの方からたくさんサポートしてもらってやり直したい、って思って精一杯やっていたつもりだったけどなかなか成果出せず、そのまま転勤に。そこから環境が変わり、マネージャーになって初めて仕事のやりがいを見出すことができた。島根で初めて仕事のやりがいを見出すことができたのは当時の支社長と、配属を決めてくれた人たち、仲間たちみんなのおかげ。働くことは、価値を提供すること。それを改めて意識することができたのは、島根への転勤を機だったかもしれない。お金をもらっている以上、価値を提供したい。それは、お客様に対してもそうだし、チームのメンバーや会社に対してもそう。私自身、お客様に対して価値が提供できたかというと正直自信が無い。私の努力が足りなかったから。それはめちゃくちゃ感じる。努力次第で変えられるところはたくさんあったもん。でも、価値提供する為に、努力した自分もいた。その努力に答えてくれた部下たちがいた。もっと自分らしく、働ける仕事がしたい。そう思い、退職を決めた。少し名残惜しく感じたけど、私にできることはやりきった。自分自身に自信がもてる仕事がしたい。個人でも生きていけるようになりたい。そう思った。そのとき思ったことを、気づけば忘れてしまっていた。お金の為だけに働くことがいかに、もったいない時間か。分かっていたはずなのに。お金の為に仕事を選ぶことはしない。自分の心が揺れるほうへ、お客様へ価値が提供できることを真心こめてやる。今、目の前のことを行うことで価値を提供できるか今まで私は消費する側でしかなかったけど、創造する側になると決めたのだ。たくさん本を読んでいくうちにそんなことを思い出して身が引き締まった。