前回、振り返りシリーズは最終回だ!
と宣言したのですが、その舌の根も乾かないうちにまたまた振り返っちゃいます。
昨年一年間は、これまでの人生において最もインパクトがあった期間なので、
これは仕方ないですね(笑)
ちょうど一年前に、NHKの朝の連ドラ「半分、青い。」のことを書いています。
退院して家で療養している時、毎日これを見ていました。
朝の連ドラなんて、子供の時以来まともに見たことはなかったのですが、この「半分、青い。」だけは特別でした。
(ちなみに、今やっている「なつぞら」は、スピッツのテーマ曲ぐらいしか知りません。)
なぜ特別だったかと言うと、このドラマのヒロインが「片耳」の女の子だったからです。
彼女は、その時正に「片耳」になったばかりの自分とリアルに重なりあう存在でした。
そして、「一側性難聴」という用語を知ったのもこの時でした。
ヒロインはおたふくかぜの後遺症である「ムンプス難聴」という設定でしたが、このドラマの脚本を書いていた北川悦吏子さんが私と同じ「聴神経腫瘍」を患っていたことを知り、ますます入れ込んでしまったわけです。
”一側性難聴”の描写が非常にリアルだったのもうなづけます。
北川さんが自分と同じ聴神経腫瘍としなかったのは、この病気があまり一般的ではないためだったと思います。”おたふくかぜ”なら誰でもわかりますよね。
原因はともかく、”片耳”になってしまったのには変わりありません。
それまで、恥ずかしながら「障害」ということを主観的な意味で考えたことがなかったのですが、自分がそういう状態に置かれて初めて問題意識として捉えるようになったのです。
詳しくは昨年書いたブログを読んでいただきたいのですが、長文でそのことを書いていますね。その時自分が感じていたことを何か書き残しておきたくて、稚拙な表現ではありますが...。
この時の思いは、今でも少しも変っていません。
◇記事の参照 〜 以下からも過去記事を探せます 〜
<2018年>