謝らないフランス人 どこにプライドを持つか。 | 子供と暮らすウィーン便り 〜美しいもの探し&文化の違いに思いを巡らせて〜

子供と暮らすウィーン便り 〜美しいもの探し&文化の違いに思いを巡らせて〜

イギリス、パリ、東京、現在ウィーンに暮らす駐在妻です。
「美しき青きドナウ」を見ながら子供とドタバタ暮らす
「忙しきクスミBBA」(笑)がウィーンで美しいものを探し、
新たなる価値観や文化の違いに興味を持ちながら暮らしています。
英仏回顧録、旅行記、収納等も♡

おはようございます。

素敵な1週間となりますように。

 

***

 

 さて。

フランス、光も影もありました!


秩序があり、他の人のことを

考えることのできる日本と言う国から

フランスへ行くと

正直、なんて自分勝手なのかしら?

と思う場面に遭遇することも多々ありました。

 

先日記事にしたこんな記事や

 

フランスを嫌いになりそうだった

 

パリ駐在妻の憂鬱

〜実は私アフリカに住んでいた?〜

 

☆駐在妻の憂鬱
〜日本人として矢面に立って〜

 

(嫌いになりそうだった、と書くと、好きなんだね、

と理解されそうですが未だに嫌いな部分もあります。)

 

他にもパリの理不尽なできごとは

文化比較やパリのダークサイドのカテゴリーで

たくさん記事にしてきましたが、

 

(→例えば。
時には愚痴。麗しくないパリとフランス人。
そして不信感)

 

 

 

数回我が家がバトルをした事件があります。

今日はその出来事をご紹介。

日本人の皆さんには

信じられないかもしれません。

 

もしみなさん自身がこんな風なことに

遭遇したらどんな風に感じられるでしょう?

 

 

 

車を購入し不動産屋で駐車場の契約をした日。

 

我が家近くのアパルトマンの地下、

B2Fにあるその駐車場。

 

フランスではアパルトマンの駐車場などを

在住者以外にも貸し出すことも多いのですが

我が家の場所であるべきところに

ミニクーパーが停まっていました。

 

不動産屋にその旨電話をすると

そのアパルトマンの管理人に

電話してくれ、結果は、

 

「駐車場は地下1〜3階までなのだけど

間違って地下3Fの人が

地下2Fの同じ場所に停めたみたい」

 

と。

(今思うと適当な言い訳だったのです。)

 

 

注意を促したにもかかわらず

行く度にそのクーパーは、他の色々な方の

スペースに停まっているのを見て

この車は要注意とは思っていたのですが

何しろ持ち主に会ったことがないので

注意もできないし、アパルトマンの他の住人も、甘んじているなんて、危険な人

もしくは相当の権力を持った人かも

しれないから、安全な気の確かな人かどうか

相手を確認しない限り

出方を考えなければ、とも

思ったりしていました。

 

 

 

ある日曜日の夜に帰宅した日、

我が家がお金を払って契約している場所に

注意したはずのクーパーがまた・・


翌日から夫は仕事ですし、

疲れているところの事件なので、本当に

勘弁して、というのが正直なところでした。

 

 

すでにそのクーパーは色々な人の場所に

停めているのを見ていた私たちは

確信犯だと知っているので、怒り心頭。

 

我がスペースが占領されているからと言って

他の方の場所に止めてご迷惑をかけるわけにもいかないので、敢えて

そのクーパーを封じる感じで駐車し

 

「他の車の移動に迷惑になったら申し訳ないが、この車が停まっているせいで

我が家はこうするしかない」

 

 

と、他の車にも迷惑がかかったとしたら

この車のせいだと敢えてアピールした紙を書き

連絡先を加えて、車に張り紙をして帰宅。

 

 

さて、その数時間後の夜12時近く。

出られずに困ったらしいクーパーの持ち主から

連絡が来て、怒りとともに夫が出向くと

そのクーパーの鍵を持っていたのは

なんとアパルトマンの管理人。

 

夫が激しく抗議するも、

全く謝らなかったそうで。

夫は怒りとともに帰宅しました。

 

 

なんて言うことなのかしら。

アパルトマンの管理人が、空いている駐車場に

適当に停めていたってこと?

 

 

万が一、百歩譲って管理人なら空いているところに停めていい、となっていたとしても

もしくは誰かの車の鍵を管理人が預かっていたとしても、

 

我が家が連絡を受けて車を動かしに行くにも

また疲れている日曜の夜中、

わざわざ歩いていかなければ

ならなかったわけなのだけれど

その手数についても全く謝らない。

 

むしろ、なんでそんなに怒っているの?

そんなに怒るなんてと

こっちが悪いくらいの開き直った雰囲気。

 

やむにやまれず駐車してしまった場合

があったとしても、私だったら菓子折り持って

謝りに行くところです。

 

当然フランス人にそんな対応を求めるはずもありませんが、そう言う風に対応をするであろう私たちにとっては不愉快極まりない出来事で。


フランスがどうあろうと

治してほしいという権利はありませんが

私たちは日本人なので

「不愉快に感じる」ことは多々あります。

 

 

 

 

同様のことがその後もう一回あって。

 

さらにその次に起こったのはまた週末の夜。

今度はクーパーではなかったのだけれど、

管理人に連絡をすると、管理人が出て来て、

「持ち主を知らないからどうしようもない」

としらを切ってすぐに帰ろうとしたのです。

 

夫が

 

「何回も警告したはずだ。

いづれにしても我が家はここのスペースに

お金を払って契約をしている。

警察を呼ばせてもらう。」

 

と(半ば脅しのために)伝えてみると、

 

「ちょっと待って。」と家の中に。

 

 

すると、なんと「すぐに」車の持ち主が

出て来たではありませんか!

 

 

持ち主が出て来たあの速さからすると、管理人の家に遊びに来ていた方だったようです。

やっぱり管理人は関係していたのね。

(そんな人が管理人って大丈夫かしらん?)

 

 

そうでなかったとしても、

本気でさがしたらすぐに出てくる持ち主を

探そうともしなかった管理人。

 

警察を呼ぶぞ、と言われて

焦って自分の来客である車の持ち主を

呼びにいくと言うこの不始末。

 

 

その上事情をわかった車の持ち主ですら

最後の最後まで謝らずに消えて行く。

 

なんと言うマナーの悪さでしょう。

 

 

 

 

警察を呼ぶぞとまで言わないと

物事が動かないことも多いこの国。

 

 

何をするにも、

相当の怒りを持って抗議しない限り

何一つ進まない。

 

だから、エネルギーを

相当消耗するのだと皆口を揃えます。

 

 

 

様々な場面での私の経験でも

謝らないフランス人がほとんどです。

 

 

一度だけ悲しそうに謝ってきた女性がいて

 

「あなたフランス人よね、大丈夫?

具合悪いの?」

 

と内心むしろ心配してしまったほどです笑。

 

しかもその方が謝る問題ではなかったので。

 

 

 

 

フランス人はプライドが高いと

言われていますが。

 

 

かっこよくありたい、美しく見せたい、

その場を負けで終わらせたくない、

 

そういった、「表面」についてのプライドが

高い人が日本より断然多いように感じます。

(当然フランス人にも内面も外も美しい方も

たくさんおられますが。)

 

ラデュレのバーにて。

素敵でした。

 

日本人は、心のあり方、マナー、

そういう面に、よりプライドを

持つような気がしています。

それは日本人の美徳ですよね。

(時代世代が変わっても

変わらないでいてほしい!)

 

 

どんなに見た目が素敵でも、

心のあり方が悪かったり謝るべきところで

謝れないのはかっこ悪いことだと思う方は

日本人には多いのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

駐車場の件は、我が家が疲れマックスのところに何度も起こった出来事だっただけに

強烈に印象に残った出来事ですが、

 

我が身に関係のないひどい事例なら、

まだまだいくらでも目にするパリでの暮らし。

 

 

信号無視をしてクラクションを鳴らされた

美しいマダムが、腹立ち紛れに

その車に蹴りを入れに行ったり、

車の窓を開けながら罵り合う

30代と思しきフランスマダムたち二人。

 

二人ともとっても美しいのですけれどね、

あんなに美しい人でもあんなに激しく

しかもあんなにくだらない理由で

喧嘩をするなんて。笑

(理由省略!)

 

 

友人は「野蛮」と言う言葉

で表現しましたが。

 

 

フランスでは、理不尽で

私達には信じられないようなことも

日本とは比較にならない頻度で

起きていました。

 

そこで暮らして行くのは大変!

 

 

パンチをどこから入れられても

カウンターパンチを出せるように

いつでも拳を握って生活するのが

必要なのよ、と言った在パリ歴の長い

日本人マダムもいましたっけ。

 

 

そして、私の周りの仏人ママたち自身も

 

「本当にひどいサービスばかりで頭にくるわ、

今日来るはずの工事の人がこないのよ。

待ちぼうけだわ。日本ではこんなこと

起きないんでしょうね」

 

と朝のプチカフェにプンプン

頭から湯気が出そうな

勢いで登場したことも笑。

 

 

いつも書いていますが、

日本人にもフランス人にも色々いて、

一括りにできないのは当然の事ですが、

日本とは比較にならない頻度と数で

そのような人たちが存在するのも

確かです。

 


 

だから、日本人の私からすると、

やっぱり「フランス人って!」

と思ってしまうんですね〜。

 

 

フランスにただただ憧れている方は

がっかりされてしまうかもしれませんが、パリ症候群なんて言葉があるくらいですものね。

 


一時期私が、フランス人って〜!と

フランスを嫌いになりそうだった時期の

最後に起こった強烈な出来事。

 

花咲舞がだまってない、よろしく、

Paris Maman GRACEが黙ってない!

 

続きはまた記事にさせてくださいね。

 


私たち日本人は世界に誇ることのできる

日本人の美徳にプライドをもって

心に花を携えて生きていきたいものですね!



文化の違いって面白い、

やっぱり完璧な国はないですね!

 

***

 

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***

 

素敵な1週間となりますように。

気持ちの良いエネルギーで

過ごしたいと思います。

 

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