前回の登壇者は8名に2名が加わり、10名のリレー講座となったタロット連合2。
タロット連合では、担当カードの解説前に、各自の正位置と逆位置についての考え方をお伝えします。
10名いれば、十人十色の正逆へのスタンスがあり、どうしてそうしているのかという理由を知ると、それぞれに「なるほど」と思え、個人的にも興味深い時間でした。
タイプとしては、下の2つに分かれますね。
①正逆をとる。
②正逆をとらない。
③状況にあわせて正逆をとり入れる。
LUAの正逆についての考え方は③です。
LUA的な正逆の考え方をまとめてみます。
<正逆の採用不採用について>
1枚引き(ワンオラクル)の場合は正逆をとらない
理由:きれいに重ねてあるカードの束から1枚引くか、テーブルに広げたカードから1枚選ぶことがあるので、どちら向きにカードをめくるかで正逆の判断が困難になるから。
複数枚のカードを展開する(スプレッド)の場合は正逆をとり入れる
理由:カード全体の勢いやニュアンスを受け止められるから。
<一般的な正逆の解釈の種類>
正位置:普通に解釈する
逆位置A:正位置の真逆の解釈 or ネガティブに解釈
逆位置B:まだ達していないと解釈(惜しい状態)
逆位置C:まだ定まらない状態
個人的には、逆位置Bを採用することが多く、スプレッド全体を見ながら、必要に応じて逆位置Cを用います。逆位置Aの解釈はしません。カードが逆で出ても、そのカードであることに違いはないからです。
各タロットの基本の意味を理解した上で、カードに向き合えるようになれば、自然と自分にとってしっくりとくるスタンスが生まれてくるでしょう。
そこに辿り着くには、それなりの期間が必要なので、焦らず、マイペースにタロットと向き合っていくことが大事です。
それをしないと、頭だけで正逆を判断するばかりになり、直観をいかせなくなるのではと思います。
以上のことから、人様が正逆を読まれる際に、「正逆は~」と口を挟み、水を差すことはしないようにしています。
ところで拙著では、正逆の解釈を分けて掲載していますが、それは、正逆の解釈ができるような本を作るというお題があったからです。
各タロットの解釈について、自分の頭の中で、正逆の意味合いをアレンジして考えようとすると、なかなかうまくいかないことがあるのではと思います。
そこを補填するのが拙著です。
<戦車>の正位置の”進む”という解釈で、逆位置が”止まる”や”後退”になるだろうということは、単純でわかりやすいでしょう。
でも、<ペンタクルの6>の正位置の”尽くすことに喜びを感じる”を逆位置で解釈したらどうでしょうか。
”尽くすことに喜びを感じない”では、逆位置解釈になっていても、日本語として不自然で通じにくくなります。
そこをさらに掘り下げて”尽くすことで見返りを求める”としたら、もう少し具体的にイメージできるようになるでしょう。
こうした思考のスイッチをスムーズに行えるような例文として、正逆の解釈を掲載しているのが拙著なのです。
当ブログの正逆についての記事もご参考に
<タロットの正逆>
【タロット】の正逆をとるかどうかはスタイルの問題
タロット連合2について、また投稿しますね
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マイカレさんからの潜入レポートはこちら
こちらは前回のタロット連合について書いたブログです。
マイカレさんのマイカレ潜入レポートもあります