ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は、久々に『知ったかぶり編~人生に何の役にも立たない語学屋の独り言』と題して言葉に関する小ネタをご紹介します。第13回目の今日は、英語の『Twice-cooked pork』をテーマにします。
『Twice-cooked Pork』
直訳すれば『二度調理された豚肉』になります。
日本でも人気のある中華料理で
家庭で調理されることも多い一品です。
味や見た目では絶対に分かりませんが
中華料理の本格的なレシピにお詳しい方であれば
『ひょっとしてアレ?』と思われるかもしれません。
『回鍋肉』なのです。
何故『回鍋肉』が『Twice-cooked pork』なのか
その理由は調理方法にあります。
本格的な『回鍋肉』は
次のように調理します。
茹でた薄切りの豚肉をフライパンで炒め
火が通ったら一度取り出します。
フライパンに残った油に少量の油を足し
豆板醬を炒めて香りを引き出します。
フライパンに豚肉を戻しキャベツを加え
豆鼓、砂糖、紹興酒を
その都度混ぜながら順に加え
手早く炒めます。
実は
『回鍋肉』の『回』は
中国語で『戻す』という意味があり
『回鍋』は『鍋を回す』ではなく
『鍋に戻す』ということになります。
このように
二度にわたって豚肉を調理することから
英語に訳す際に直訳で
『Twice-cooked pork』になったわけです。
今日もまた
人生に何の役にも立たない情報でした。
知ったかぶり編
次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、東京都台東区浅草です。