ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は『知ったかぶり編~人生に何の役にも立たない語学屋の独り言』と題して言葉に関する小ネタをご紹介します。第3回目の今日は、日本語の『十本』をテーマにします。
皆さん
1本、2本、3本と数え
本来の正しい日本語の発音で
10本まで数えられますか?
1本=イッポン・・・正解
2本=ニホン・・・正解
3本=サンボン・・・正解
4本=ヨンホン・・・正解
5本=ゴホン・・・正解
『なにくだらないことをやらせるのよ。
こんなの幼稚園児でもできるでしょう!』
お怒りかもしれませんが続けてみてください。
画像はネットからお借りしました。
6本=ロッポン・・・正解
7本=ナナホン・・・正解
8本=ハッポン・・・正解
9本=キュウホン・・・正解
10本=ジュッポン・・・ブー!
『ジュッポン』は誤った発音で
本来の正しい日本語では『ジッポン』になります。
『十』の本来の音である『ジュウ』が
後ろにくる子音の導かれ促音になる時は
『ジュッ』ではなく『ジッ』になります。
同様の例としては
時代劇の捕り物に使われる『十手』。
『ジュッテ』ではなく『ジッテ』が
正しい発音です。
10階・・・×ジュッカイ 〇ジッカイ
10色・・・×ジュッショク 〇ジッショク
20世紀・・・×ニジュッセイキ 〇ニジッセイキ
しかし、近年では
『ジュッポン』、『ニジュッセイキ』
そう発音する人が圧倒的に多く
『ジッポン』、『ニジッセイキ』と発音しているのは
NHKのアナウンサー(・・・年長の)くらいです。
言葉は『生き物』
絶えず変化しています。
『ジュッポン』、『ニジュッセイキ』も
大半の人が発音していることで市民権を得ており
正しい日本語になろうとしています。
頭の硬い年寄りたちは
『最近の若いものの日本語は乱れている』と批判しつつ
自らも『ジュッポン』、『ニジュッセイキ』と発音しています。
声を大にして再び訴えます
言葉は『生き物』で絶えず変化しています。
毎度毎度
人生に何の役にも立たない情報でした。
次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、北海道函館市です。