知ったかぶり編~人生に何の役にも立たない語学屋の独り言・インドネシア語『Bagero』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は、久々に『知ったかぶり編~人生に何の役にも立たない語学屋の独り言』と題して言葉に関する小ネタをご紹介します。第12回目の今日は、インドネシア語の『Bagero』をテーマにします。

 

インドネシア語はアルファベット表記され

その読み方は日本のローマ字とほぼ同じです。

 

Bagero』は、『バゲロ』と読みます。

 

実はこの単語

もともとは日本語なのです。

 

さて、なにから来ているでしょう。

 

語尾を少し伸ばして大きな声で『バゲロー』と叫ぶと

何となくお分かりになるかも知れません。

画像はネットからお借りしました

 

『馬鹿野郎』が訛った言葉で

インドネシアで最も定評のある国語辞典

『インドネシア語大辞典(Kamus Besar Bahasa Indonesia)』にも

収録されています。

 

意味もそのまま『馬鹿野郎』で

人を罵る時に使います。

 

何故このような日本語がインドネシア語となったのかは

第二次世界大戦まで遡ります。

 

インドネシアを侵略した日本の軍人たちが

現地の方々を罵倒し

『バカヤロー!』と怒鳴っていたのが由来です。

 

戦時中は

日本人のいないところで

日本人を馬鹿にして使われていたようですが

段々と日常会話にも取り入れられるようになり

終戦から80年近く経った現在でも

辞書に掲載されるくらいの常用語として残りました。

 

品のない日本の軍人が

どれだけ威張り散らしていたかが分かる

歴史的な単語ですが

日本人としては恥ずかしい限りですね。

 

知ったかぶり編

 

第1回 英語『hangry』

第2回 英語『in a jiffy』

第3回 日本語『十本』

第4回 英語『delumptious』

第5回 英語『foodporn』

第6回 英語『LOL』

第7回 韓国語『デブ』

第8回 英語『family tree』

第9回 英語『&』

第10回 英語『Ginkgo』

第11回 英語『Konjak』

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、神奈川県鎌倉市です。