番外編~台湾各地・日本人好みの麺が多くあります『台湾美食麺回顧録』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は番外編、ビーフカツからは離れます。テーマは、『台湾美食麺回顧録』です。台湾各地で頂いた美味しい麺をご紹介します。

 

まずは首都台北市から

 

台湾最大の都市は台北

そう勘違いされていることが多いのですが

一番人口が多いのは

台北の衛星都市である新北市で

台北は4番目なのです

 

とは言うものの

都市の繁栄度で見ると

台湾随一の大都会ですね

 

 

#01 牛肉炒麺

@欣葉

 

 

MRT文湖線『中山國小』駅近くの

老舗台湾料理店です

 

 

台湾そばの牛肉炒め煮

210元(約710円)

 

炒めた麺ですが

汁が少しあり

博多の焼きラーメンのような感じ

 

ほどよい醤油味

麺は少し柔らか目ですが

とても美味しいです

 

 

#02 蚵仔麺線

@『陳記腸蚵専業麺線

 

 

龍山寺の近くにある

市民に圧倒的な人気を誇る

麺線の専門店です

 

麺線は台湾の素麺

こちらの店では

牡蠣入りと大腸入り

その両方が入った3種類の麺線だけです

 

 

とろみのある

醤油味のスープと

麺線が絶妙にマッチします

 

半分ほど頂いたら

酢を少量加え

味変すると二度楽しめます

 

 

#03 海鮮そば

@北海魚翅羹

 

 

饒河街観光夜市にある

ローカルな食堂です

 

 

麺の正式な名前を失念しましたが

甘海老、イカなどの魚介類が入った

塩味のそばで

非常に美味しかったです

 

 

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台北から南西に約180㎞

彰化市に移動します

 

 

#04 猫鼠三寶麺

@猫鼠麺

 

 

彰化駅近くのローカルな麺屋

猫と鼠の麺

怪しげな名前ですが

先代店主のニックネームだった

『ねずみ』が由来で

猫の肉もねずみの肉も使われていません

・・・当たり前ですが

 

 

豚足、蛤などの出汁から作った

塩味のスープに平打ち縮れ麺

 

他では味わったことのない

奥深い味わいで

超絶な美味しさでした

 

 

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次は

彰化市の西10㎞

鹿港鎮へ

 

現在では

市の下の行政単位である鎮ですが

昔は台北を凌ぎ

台南に次ぐ

台湾で二番目の町でした

 

 

#05 平安壹號

@麺線研究所

 

 

メインストリート『中山路』にある

麺線の専門店で

研究機関ではありません

 

 

鰹出汁で醤油味

とろみのついたスープに

麺線がよく絡み

大半の日本人が好む味です

 

具は

豚の赤身、海老団子、干し貝柱など

 

 

#06 排骨麺

@阿賢

 

 

中山路と交差する

もう一つのメインストリート

『民権路』に面した

地元密着型の食堂です

 

台湾版のとんかつともいえる

排骨を乗せた麺

 

 

鶏ガラ出汁で醤油味のスープは

ニンニクが効いて超美味

 

麺はやや柔らかめで

ラーメンマニアからは

ダメ出しが出るかもしれませんが

私はこれくらいのほうが好きです

 

 

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40㎞ほど南にある

嘉義市に入ります

 

 

#07 招牌綜合鍋焼(讃岐)烏龍麺

@海老

 

 

『文化路夜市』近くにある

鍋焼麺の専門店です

 

鍋焼きうどんの台湾バージョンですが

小さなお釜で出てきます

 

招牌=店のお薦め

綜合=全部乗せ

 

烏龍麺が気になりました

・・・烏龍茶が練りこまれた麺?

 

 

出てきたのがこちら

『うどん』じゃないですか!

 

括弧書きでの(讃岐)に

注目すべきでした

 

烏龍はお茶ではなく

『うどん』の音訳でした

 

それはそれとして

和風のスープに

海老や豚肉が入った

『なべ焼きうどん』は超美味でした

 

 

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さらに南に下り

台南市に移動します

 

かつては台湾の首都だったこともあり

歴史的な建物が多く残る街です

 

 

#08 湯米粉

周氏蝦捲

 

 

市の中心から西に5㎞ほど

『安平古堡』などがある

安平の町の中心にある

『炸蝦捲』(台湾風海老の天ぷら)で有名な店です

 

 

鶏ガラ出汁で薄い醤油味のスープ

独特の触感の米粉とよく合います

 

シンプルですが

とても上品で味わい深い逸品です

 

 

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台南の南に隣接する

国際貿易港の高雄へ

 

 

#09 海鮮意麺

@聚堂

 

 

市の西部にあり

高雄発祥の地『哈瑪星』にある

ローカルな食堂です

 

 

中国本土で『意麺』というと

意大利麺の略で

スパゲティを意味しますが

台湾では玉子つなぎの縮れ麺の総称で

パスタではありません

 

こちらの意麺は

素揚げした麺

 

はじめはカリっとしていますが

次第にスープを吸い

別の食感になります

 

白濁したスープは海鮮塩味

生姜が効いて抜群の美味しさです

 

 

#10 坦仔麺

@台南坦仔麺

 

 

市中心部の商業地区

『三多商圏』近くの

『文横二路』にある屋台の店です

 

 

担仔麺といえば

台南の『度小月』が有名ですが

原点とも言える屋台で頂くものも

負けず劣らずの美味しさです

 

 

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西海岸を旅して来ましたが

これからは東海岸を北上します

 

高雄市から200㎞

花蓮市へ移動します

 

景勝『太魯閣』の観光基地として有名ですが

美食の都でもあります

 

 

#11 綜合扁食麺

@花蓮香扁食

 

 

市のメインストリートの一つ

『中山路』に面したワンタンの専門店です

 

台湾や中国の福建省では

ワンタンのことを扁または扁食と言います

 

こちらのワンタンは3種類

肉入りの『鮮肉』、海老入りの『鮮蝦』

ニラ入りの『水晶』

 

 

頂いたのは

3種類全部がのったワンタン麺

 

鶏ガラ出汁の薄い塩味のスープ

中太の麺はかん水が使われているのでしょうか

日本のラーメンに近い食感で

とても懐かしく美味しかったです

 

 

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最後はさらに北上し

台北の外港である

基隆市に行きます

 

 

#12 広東麺

@基隆廟口夜市18番

 

 

基隆廟口夜市は

市中心部『仁三路』の

『奠済宮』前にあります

 

夜市と言っても

ほとんどの店が

朝から営業しています

 

店名はなく

番号とメインのメニューだけが

パラペットに書かれています

 


 

スープは鶏ガラ出汁の清湯

薄い塩味です

 

麺は平打ち

スープによく絡み超美味

 

 

海外美食麺回顧録シリーズは

中国と台湾をコンプリートし

残るは韓国だけになりました

 

画像と資料を整理したうえで

近々アップする予定です

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、大阪府大阪市旭区です。