ゴルフ直線打法 -44ページ目

「魔法型」と「反魔法型」のスイング面

1968年に公表された英国ゴルフ協会の研究成果の報告には、スイングの高速写真記録に基づいて、右側面から見た四人のプロのクラブ・ヘッドとグリップの動きが描き出されています(Alastair Cochran & John Stobbs, Search for the Perfect Swing, Triumph Books, 1999)。これを見ると、二組の明瞭に異なるスイングの型が認められます。

二人のプロの場合は、グリップが低い軌道を通ってトップに上がり、ダウンではこのバックの軌道より遙かに上を通ってボールに向けて引き下ろされ、残りの二人の場合は、より急な角度でトップに上がり、この軌道を逆に辿る形で引き下ろされています。これまでの動きの検討結果から見れば、始めの二人のスイングは「魔法型」、後の二人のスイングは「反魔法型」です。

両者のグリップの上げ下げの動きの違いは極めて明確で、当時からスイングには二種類の型があったものと考えることができます。このことは、スイングのヘッドの動きの面にほぼ垂直な位置に置かれたカメラによる、別の三人のスイングの高速写真の解析結果にも明瞭に現れています。

ここで気になるのは、「魔法型」と「反魔法型」のスイング面の違いです。ところがここで更に問題があります。そもそもスイング面とは何だろうということです。セイモア・ダンは、「モダン・ゴルフ」より遙か以前の1922年に、スイングではボールと目標を結ぶ目標線線と肩の中心を含む斜めの平面内でヘッドを振ると書いています。

スイング面を有名にしたのは、ホーガンの「モダン・ゴルフ」の肩に掛かる硝子板のイメージですが、ホーガンはバックとダウンでスイング面は異なるとしています。このことから、当然そのスイングは「魔法型」と思われるのですが、ホーガンの説明ではダウンスイング面はバックスイング面より傾斜が弱く、水平軸がボールから外方向に向いているとしています。

ところが始めに紹介したグリップの軌道の観察結果からは、「魔法型」ではダウンの動きの方が急角度でボールに向かいます。ホーガンの説明が正しいとすれば、バックで高い位置に上がったグリップを、一旦引き下ろしてインパクトに向かうことになり、スイングの第三の型が登場するわけです。

ホーガンの説明が納得しがたいことについては、以前にも指摘してあります(「螺旋」を生かす脚の動き(07-05-22))。実はここにホーガンの固有の癖が生む、動きの型があったのです。これについては検討することにします。

「交叉連結」ですっきり歩く

踵を中心に足先に内側回りの力が掛かる、足の「螺旋」の動きに関連して、ホテルのロビーで目の前を通り過ぎる人の歩き方を眺めた話を書いたことがあります(「歩行動作と脚の使い方:強力なダウンの前提」(07-06-10))。

そこでは歩行動作の仕組みに触れ、右足が地面に下りる時に左腕の引き下ろし、左足が地面に下りる時に右腕の引き下ろしを確認しながら歩くと、「意外に馴染めない感じがするかもしれない」と書かれています。

ところがこれを、左の脚腰の動きが右肩に、右の脚腰の動きが左肩に背中を通して交叉する形で繋がる、「交叉連結」の動きと意識すると、ごく自然に感じられるのです。

この「交叉連結」を意識して歩いてみて下さい。ごく自然に背骨がすっきり伸びる体勢になります。正しい姿勢の作り方をあれこれ考えて動きを作るよりも、この方が遙かに簡単です。

ここで念のため「平行連結」の意識で歩くことを考えてみます。これが自然に現れるのは、腰から上を前傾した、前屈みのおばあさんの歩き姿です。この姿勢で腕を振って歩くと、自然に「平行連結」の動きが現れます。右腕に注目すると、右胸の前に下がった腕を、右脚の踏ん張りで右脇外側後方に振り出す動きになります。

「交叉連結」ですっきり歩く意識が身に付けば、腕と脚の「交叉連結」で振るスイング動作もごく自然な動きに感じられるようになります。これで「交叉連結」の感覚に馴染み(なじみ)が生まれ、「魔法型」のスイングが楽になります。

「魔法型」の左サイドの動きを確認

前回の(「魔法型」は完全スクエア打法(07-07-18))右腕に注目した「魔法型」の動きの確認法は、左腕を振る体の左サイドの動きの確認にも利用できます。

この場合、「魔法の動き」は、左腕は左右、右腕は上下という、「革命的イメージ」の実現を目指したものであることを考え、右グリップの上下の動きの完全な実行で、逐次バック、トップ、深いトップ、ダウン、インパクトの動きを作ります。

この右腕の動きの完全実行に伴い、対応する左腕の動きが現れるものと考えれば、左腕を完全に脱力したまま右腕の動きを実行することで、左腕を振る体の左サイドの動きが確認できると予想されます。

実際にこの動きを実行してみると、左腕が一貫して外側に回り、左手の平内側が上を向くように腕を左に引く左腕のインパクトの動きが自然に現れます。一貫する右手の上下の動きで、インパクトでも右手首は背側に反る動きを保って左へ引かれます。この左右の手の動きが固いグリップを確保し、方向性の良いインパクトを実現するわけです。

左は左右、右は上下の動きで一貫しながら、直線的なインパクトが実現するところが、「魔法型」のスイングの妙味です。

ここで、以前にも何回か紹介した、右腕使いの名手戸田藤一郎プロのパンチショットの話が思い出されます(杉山悟 プロの極意 名手直伝 白馬出版 1987年 106-8頁)。そこには、左手を残したまま右手を上げ、戻してきた右手で左手を叩くという動きの説明があります。今回の「魔法型」の左サイドの動きの確認で、この動きの内容が具体的になったわけです。

ボクシングのパンチの要領で打つパンチショットを考案した時に、戸田プロのドライバーの飛距離が従来打法での200ヤードから300ヤードに伸び、米国遠征時にドラコン2位に入ったと書かれています(浜伸吾編著 ゴルフ日本のテクニック ベースボール・マガジン社 1986年 47頁)。これもまた「魔法型」スイングの有利性を示す証言と言えるでしょう。

「魔法型」は完全スクエア打法

ヘッドをボールに向けて振る意識と、腕の動きとがどのように対応するかを確認してみましょう。感覚の鋭い右腕で動きを試してみます。アドレスの構えで右手をボールに向けてスクエア(打球方向に直角)に構え、そこからバック、トップ、深いトップへの動き、ダウン、インパクトの振り抜きという、一連の動きを試します。

この場合、右手の平内側が一貫してボールを狙うように、腕と体の動きを作ります。これだけで、右の肩と腕の「魔法の動き」が現れ、これでボールが打てるような体の動きが現れます。当然ダウンからインパクトの振り抜きにかけては、両脚の踏ん張りで背骨が伸びるように動きます。これが「上体を右に回す」動きを生みます。

これに左手を添えれば、「魔法型」のスイングの動きが出来上がります。こうしてみると、「魔法型」のスイングは「完全スクエア」打法ということになります。インパクトの方向性確保に有利な動きであることが分かります。

これに対して。「反魔法型」の動きは、バックのスタートでフェースを開き、インパクトでスクエアに戻す形の動きになります。この場合、打球の方向性はインパクトのタイミングに微妙に依存することが分かります。安定なショットの確保には、十分な練習と慣れが必要であることが予想できます。

「反魔法型」の動きは、スタートとインパクト以外には腕の動きの方向転換がなく、スイングの一連の動きの転換点で方向転換をする「魔法型」に比べ、動きが納得しやすいのです。しかし「楽あれば苦あり」で、インパクトの動きの確保が難しく、両脚で地球を押して背骨を伸ばす動きが使えないために、インパクトのパワーの確保も難しいのです。

右腕でスイングの動きを作り、グリップの動きを詳しく検討すれば、それだけでスイングの全貌が明らかになります

「反魔法型」はアップライト、「魔法型」はフラット

以前は腕が高く上がるアップライトか低く上がるフラットかで、スイングを分類する話がさかんでした。最近はこの話はあまり聞かれないようです。しかし実際のスイングを見ると、確かにスイングはこの二つの型に分類されます。

この場合の着眼点は、バックのスタートの動きです。左腕が上下、右腕が左右の動きをする「反魔法型」では、バックのスタートで左グリップが右前に引き出され、左グリップが背側に反る形(背屈型)に入ります。左腕が左右、右腕が上下の「魔法型」では、バックのスタートで左グリップは右横に引かれ、左グリップが手の平側に巻き込まれる形(掌屈型)に入ります。

左腕が上下の動きをする「反魔法型」では、当然左腕はすんなりと高く上がります。これに対し、左腕が左右の「魔法型」では、左腕は体に巻き付くようにして引き上げられ、「深いトップ」への動きがなくては、グリップは十分に上がりません。

アップライトなスイングは、如何にもすっきり腕とクラブが上がり、フラットなスイングではグリップが体に巻き付く形で、見た目は不自由な動きになります。しかし、このフラットなスイングでしっかり「深いトップ」に入れれば両腕が体にしっかり繋がり、脚の動きで強力なダウンの動きが実現します。

アップライトな動きでは、トップでグリップが体から遠ざかるために、バックとダウンを体の回転で実行せざるを得なくなります。これも如何にも自然な動きですが、繰り返し書いて来ているように、脚で地球を押し下げ、背骨を伸ばして「上体を右に回す」動きを利用する、「魔法型」のダウンの動きは不可能です。

体の中では脚腰周りの筋群が一番大きいことは明らかです。これを有効利用しないと、体力の低下に逆らえなくなります。体が弱り始めてから気が付くのでは遅いのです。元気な中に十分考える必要があると思います。バックのスタートの腕の動きを検討してみて下さい。

「あうん」の呼吸

左右の脚と腕の動きが交叉して繋がる「交叉連結」と、平行に繋がる「平行連結」との違いについてこれまで見て来ました。実はこの繋がりの違いは呼吸にも影響するのです。

左手でクラブを握ってヘッドを机の脚に当て、真っ直ぐ左へ引くと、左グリップから右足先に繋がる「交叉連結」が現れます。この時、臍の上辺りが縦に緊張するのが感じられます。この時、「う」と発音すると、緊張が強まります。

ここで「あ」と発音すると、腹の力が抜けて腰が左に回り、「平行連結」の動きになって左腕がヘッドを左に引く力が消えます。

「あ」も「う」も息を吐いて発音しますが、腹の動きが違います。両腕をぶら下げた状態で、「あー」と息を吐くと背中が丸まりますが、「うー」の場合は背中が反ります。「あ」の場合は普通の呼気になり、「う」の場合は腹に力が入る腹式呼吸型の呼気になります。「あうん(阿吽)」の違いです。

ダウンスイングでは、「魔法型」「反魔法型」のいずれでも息を吐きながら振りますが、「交叉連結」では、脚と肩を交叉して繋ぐ背中の筋群の緊張に拮抗する動きで腹に力が入り、「うー」型の呼気になるものと考えられます。「交叉連結」の「魔法型」では、バックもダウンも腹が緊張し、「平行連結」の「反魔法型」では、腹は緊張しない呼吸になるように見えます。

日頃気が付かない微妙な動きの違いですが、呼吸法は健康維持にも関係があるようですから、検討してみる価値があると思います。

どちらを選ぶか

このブログでは、強力で方向性の良い「直線打法」を追求して来ました。その実現の鍵は、肩と腕の「魔法の動き」でした。ところが「直線打法」を追求する中に、腰を回して打つ意識が大きな妨げになっていることを痛感させられました。腰を回して打つ友人は、直線的に打つ動きの説明を納得しても、腰を回す動きを止めないのです。

当時の動画の記録を眺めると、これらの友人の場合、例外なくインパクトで左腕を体側に引き込む打ち方になっています。アドレスの構えを見ると、左腕とクラブが直線状に繋がる、いわゆる逆K型になっています。

腰を回しても結果がよければ問題はないのですが、打球の方向が一定しないのです。今になって思えば、これらの友人は「反魔法型」の「平行連結」で振っていたのです。「平行連結」ではインパクトで左腕の左への引きがなく、インパクトの一点だけでフェースがスクエアに戻ります。ヘッドの直線的な引きの動きが安定に実現しなかったのは当然です。

左手でクラブを握り、ヘッドを机の脚などに当て、真っ直ぐ左へ引く動きを作ってみて下さい。左グリップから右足先に繋がる緊張が生まれる筈です。「交叉連結」です。ここで左腰を後ろに引くと「平行連結」の動きになり、左腕がヘッドを左に引く力は消えてしまいます。

次ぎに右手でクラブを握り、同じようにヘッドを机の脚に当てて左に引いてみます。左脚が強く踏ん張る筈です。「交叉連結」です。ここで、右脚でヘッドを引くように「平行連結」の動きを作ると、左腰が後ろに引かれてヘッドを押す力が消えてしまいます。

これらの実験で、「平行連結」で振る「反魔法型」の動きでは、インパクトを惰性的な動きで振ることになるのが分かります。いわゆる「遠心力で振る」と言われる動きです。これでは深いラフなどでは力不足になるのは当然です。

結局、スイングを「魔法型」と「反魔法型」に二分するのは、左右の腕の使い方の違いで、左腕を横、右腕を縦に使えば「魔法型」、左腕を縦、右腕を横に使えば「反魔法型」になります。この「反魔法型」のバックは、フライング・エルボーを生みます。

これで両者の構造の違いと同時に、その得失も明らかになりました。どちらを選ぶかは貴方の判断次第です。

腕と脚の平行連結(「反魔法型」)

左右の腕で安定にクラブを振るには、左右と上下の二方向で安定なグリップの動きが必要です。これはヘッドをインパクトに向けて引き戻す動きを考えれば明らかです。たとえば、左腕が真っ直ぐ左にヘッドを引いても、右腕が前後に不安定に動けばインパクトは安定しません。

「魔法の動き」では、左腕が左右、右腕が上下の動きを受け持ちます。したがって、「反魔法の動き」では、左腕が上下、右腕が左右の動きを受け持つと予想されます。

実際に右腕を右の遠くに振り、そこから引き戻せば、右腕の左右の動きが現れます。この右腕の動きに左手を繋いで引くと、左腕が体の前で引き上げられる動きが現れ、右腕を引き戻せば左腕が引き下ろされます。これで、右腕が左右、左腕が上下という、「反魔法の動き」の仕組みが確認できます。

この動きの面白い点は、アドレスの位置で両手をグリップの形に繋ぎ、右から上に振ってから引き戻すと、インパクトのところでもとの両腕の体勢に戻り、フェースがボールに直面する形になることです。これが「左の壁」の原型で、捻れの多いヒッコリーのシャフトの付いたクラブ(バックでフェースが開く)を振る時の動きです。

このことから、バックでフェースの開く傾向の強いクラブでゴルフを習うと、「反魔法型」が身に付くものと推測できます。この場合、アドレスでは左腕とフェースがまっすぐ繋がる、いわゆる逆K型に構え、インパクトでこの構えに戻すように振る筈です。実際に、ヒッコリー時代の名手、ハリー・バードンの写真にはこの構えが見られます(Harry Vardon, THE COMPLETE GOLFER, A Golf Digest Classic Book 1984)。

これと対照的に、現代のゴルファーの典型、タイガー・ウッヅのアドレスの場合は、左右の腕の形がほぼ対称的な、いわゆるY型の構えが見られます。「魔法型」の場合は、左腕を右に引き、右腕を上に引く動きでバックに入れるために、当然この構えになります

「反魔法型」では、右腕が右脚の上で大きく右に引かれ、これに引かれる左腕は体の左サイドと共に右に引かれます。これで脚と腕の「平行連結」が生まれ、樽の中で回る形のバックが出来上がります。これを引き戻してボールを打つと、インパクトでは左腕が後ろに引き込まれます。これが「腰を回す」動きを生むわけです。

どの型のスイングでも名手にはなれるでしょうが、現代風の特徴を備えたクラブを振るには「魔法型」の方が圧倒的に有利であると見るのが自然でしょう。

腕と脚の交叉連結(「魔法型」)

「魔法型」のスイングでは(「スイングの二分類」(07-07-12))、クラブを上げる腕の動きは、左右が交叉する形で脚に繋がります。アドレスの姿勢で両腕を下げた体勢から、右グリップを固めて上に引き上げると、左膝に荷重が掛かるように左脚が踏ん張ります。このことから、バックのスタートからトップに引き上げる動きの間は、左脚に体重が掛かることがわかります。

ここで左手を右手に繋ぎ、「深いトップ」に入れる動きで左腕を引き込むと、今度は右膝に荷重が掛かります。この体勢から、ダウンで一気に左腕を引き戻そうとすると、左肩を引く右脚の動きで右膝が引き込まれて踏ん張ります。ここからインパクトに向けて右腕を引き戻すには、左膝を引き込むように左脚が踏ん張ります。

こうして上体の動きを支えるピボット(回旋軸)が、左膝でバック、右膝で「深いトップ」、右膝でダウン、左膝でインパクトと逐次切り替わり、左右が交叉する形で腕が振られるわけです。これが脚の動きで腕を振るパワー発生機構の動きの仕組みです。この腕と脚の繋がりを「交叉連結」と呼ぶことにします。

脚腰が弱ると膝の力が抜け、重いクラブが振れなくなります。この場合、左右の交叉する脚と腕の動きの繋がりを意識すれば、地球をしっかり掴んでクラブを振ることができます。これを忘れてバックで右膝に乗ると、ダウンで一気に左膝に乗ることになり、引き下ろしの急加速はできなくなります。これが腰を回すスイングの形です。

腰を回す「反魔法型」と「魔法型」の違いは、左右の腕の使い方の差が生み出します。これにはクラブの特性も影響します。「反魔法型」の場合は、腕と脚が左右平行に繋がる「平行連結」になります。これについては次回に議論します。

スイングの二分類

先日知り合いの一人が家に来ました。例の右脚で左腕を引き下ろしてダウン、左脚の踏ん張りで右腕の振り抜きの話をすると、動きを試しはするのですが、右膝は外側に張り出したまま、左脚は曲がったままになっています。グリップは、インパクト圏の直線的な動きなしに、左肩の上まで振り上げられます。

この動きは何回繰り返しても変わりません。そこで左脚の踏ん張りを加えるように勧めると、左腕が伸びたままグリップが直線的に左脇前まで引かれるようになりました。もちろん、これだけでは右脚による引き下ろしはできません。さらに右足の「螺旋」の動きが必要なわけです。

一旦体が覚えてしまった動きは、簡単には変わりません。頭の中のイメージに描かれていない動きがあるからです。これを直すには、問題の動きの構造を明確に理解し、そのイメージに添って動きを細かく確認する必要があります。

これまで腰の回転で打つスイングの欠点を繰り返し指摘してきました。実際上、スイングの動きは、インパクトの腕の動きが「魔法型」か「反魔法型」かで二分類されます。インパクトで尻の先端部が正面向きに固定されれば「魔法型」、左前方向きに回転すれば「反魔法型」になります。この後者が腰を回すスイングということになります。これらの動きを再検討してみます。

尻の先端部分が左に回ると肩も左に回ります。右側から見れば、背骨が右に傾くようにして、上体が左に回るのです。これは正面向きの体勢から腰を左に回してみればすぐ分かります。これが「反魔法型」です。これに対して尻の先端を左に引くように両脚を踏ん張ると、上体は正面向きのままで踏ん張ります。これが「魔法型」です。確認してみて下さい。

クラブを持ってこの二つの動きを作り、インパクトのヘッドの動きを眺めると、「魔法型」ではフェ-スがやや閉じ気味になる動きで直線的に引かれ、「反魔法型」では、フェースが開く、掬い打ち型の動きになることが確認できます。方向性と飛距離の点では、「魔法型」が有利になります。

「魔法型」のインパクトを確保する動きの簡単なイメージは、インパクトで「背中を右に引く」です。自分のインパクトのイメージと比べてみて下さい。