腕と脚の交叉連結(「魔法型」) | ゴルフ直線打法

腕と脚の交叉連結(「魔法型」)

「魔法型」のスイングでは(「スイングの二分類」(07-07-12))、クラブを上げる腕の動きは、左右が交叉する形で脚に繋がります。アドレスの姿勢で両腕を下げた体勢から、右グリップを固めて上に引き上げると、左膝に荷重が掛かるように左脚が踏ん張ります。このことから、バックのスタートからトップに引き上げる動きの間は、左脚に体重が掛かることがわかります。

ここで左手を右手に繋ぎ、「深いトップ」に入れる動きで左腕を引き込むと、今度は右膝に荷重が掛かります。この体勢から、ダウンで一気に左腕を引き戻そうとすると、左肩を引く右脚の動きで右膝が引き込まれて踏ん張ります。ここからインパクトに向けて右腕を引き戻すには、左膝を引き込むように左脚が踏ん張ります。

こうして上体の動きを支えるピボット(回旋軸)が、左膝でバック、右膝で「深いトップ」、右膝でダウン、左膝でインパクトと逐次切り替わり、左右が交叉する形で腕が振られるわけです。これが脚の動きで腕を振るパワー発生機構の動きの仕組みです。この腕と脚の繋がりを「交叉連結」と呼ぶことにします。

脚腰が弱ると膝の力が抜け、重いクラブが振れなくなります。この場合、左右の交叉する脚と腕の動きの繋がりを意識すれば、地球をしっかり掴んでクラブを振ることができます。これを忘れてバックで右膝に乗ると、ダウンで一気に左膝に乗ることになり、引き下ろしの急加速はできなくなります。これが腰を回すスイングの形です。

腰を回す「反魔法型」と「魔法型」の違いは、左右の腕の使い方の差が生み出します。これにはクラブの特性も影響します。「反魔法型」の場合は、腕と脚が左右平行に繋がる「平行連結」になります。これについては次回に議論します。