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釧路地裁、死亡事故で無罪判決 検審議決で起訴の男性

北海道釧路市で2005年に起きた交通死亡事故で、検察審査会から不起訴不当と議決され、業務上過失致死罪で在宅起訴された同市の男性会社員(57)の判決が24日、釧路地裁であり、金子大作裁判官は「証拠が十分ではない」として、無罪を言い渡した。求刑は禁錮1年6月だった。

男性は05年10月、釧路市阿寒町の駐車場で、乗用車を後退させた際、女性=当時(90)=をはね、出血性ショックで死亡させたとして、起訴された。

公判で検察側は男性の車の底に残された衣類をこするなどした痕跡が被害者のものだと主張したが、判決は「車両と被害者との結び付きの可能性を示すが、大きな証明力があるとは評価できない」と退けた。

男性は業務上過失致死の疑いで書類送検され、いったん不起訴処分となったが、不起訴不当の議決を受け、釧路地検が再捜査し、10年4月に在宅起訴していた。

釧路地検の渋谷博之次席検事は「判決の内容を精査して適切に対応したい」とコメントした。

東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011032401000731.html

被災死亡者 警鐘鳴らし弔い(釧路新聞 読者の広場から転載)

 油断していた。まさに晴天のへきれきだった。海に従事している我々は津波の怖さを海技士の卵たる学生時代から多くの事例と共に学んでいたはずなのに、我々は常日頃から周囲へ警鐘を鳴らさなかった。
 当時、あの大津波の映像を見た瞬間に私はインターネットを駆使してブログや電子掲示板、Eメールなどで警鐘を後から鳴らした。
 見た後に警鐘を鳴らすなんて私は愚かである。我々は津波の破壊力を知っていたのだ。被災死亡者の方々へ我々は海のプロなどとは胸を張り決して言えない。
 行政が、学者が、我々が常日頃から警鐘を鳴らしていれば避難率6%なんて数字では無かったはずだ。10%や20%は軽く超える数字であったはずだ。申し訳ない、何度も申し訳ないと言おうが足りない。読者の広場へ投稿しようと思い立った当初は良い格好をして警鐘を鳴らそうとも考えたが、論理的に考えれば警鐘を鳴らさなかった我々へ責任があるのだと気付いた。
 行政よ、学者よ、同業の海技士よ、謝罪しようではないか。そして新たに学んだこの事例を忘れず今後は警鐘を鳴らそうではないか。それこそ我々がしなければならない弔いなのだから。

 海技士 寝虎 24歳(釧路市)


※当エントリーは釧路新聞本紙「読者の広場」から書き起こし転載をしました。
筆者は当ブログ「くしろぐ」管理人の寝虎です。

150円突破/釧路市内のガソリン

釧路市が今月17日現在でまとめた燃料価格調査によると、市内のレギュラーガソリン1㍑当たりの平均小売価格は、今月10日の調査に比べ5・5円高の150・2円と2008年10月以来、およそ2年半ぶりに150円の大台を突破した。この価格は昨年3月期に比べ19・86円高い。この調査は市内41店舗を対象に、毎月10日に実施されているが、3月に入ってからガソリン価格が高値で推移している状況や東日本大震災後の動向を調べるため、臨時調査を実施。臨時調査はガソリン税などの暫定税率が失効した08年4月以来という。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110323/201103235.html

防災フロート 福島へ 室蘭港

■灯油や日用品載せ

北海道開発局は22日、室蘭港(室蘭市)に係留している浮桟橋「広域防災フロート」を、東日本大震災で大きな被害を受けた福島県相馬市の相馬港に派遣した。同港で灯油などの支援物資を下ろした後、臨時係留施設として活用する。2003年の建造以来、防災フロートが災害で出動したのは初めて。

防災フロートは全長80メートル、幅24メートル、高さ4メートル。ヘリポートや貨物室を備え、1千トン級の船舶の接岸や車両の乗り入れも可能で、住民の避難や物資輸送、災害復旧活動の支援施設として活用できる。

支援物資は、陸上自衛隊や開発局が用意した灯油など200リットル入りドラム缶810本(灯油600本、軽油110本、A重油100本)をはじめ、室蘭市や釧路市などが提供した4トントラック約8台分の飲料水や食品、トイレットペーパーなどの日用品。22日夕、大型のタグボートに引航されて相馬港に向かい、25日夜に到着する予定。

防災フロートは00年の有珠山噴火を機に、室蘭市が国の補助を受けて11億3500万円で建造。昨年、国が8億4千万円で同市から取得した。これまでに訓練以外で使われたことはなかった。

朝日新聞
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001103230005

広尾沖に丸太20本、津波で漂流 海保が注意呼びかけ

【広尾】22日午前11時ごろ、十勝管内広尾町の十勝港の東35キロ沖に丸太約20本が漂流しているのを第1管区海上保安本部(1管本部)千歳航空基地の小型飛行機が発見、現場付近を航行する漁船や貨物船に注意を呼びかけている。

丸太は同管内大樹、豊頃両町の海岸にも約350本が漂着しており、いずれも東日本大震災による津波で同港から流出したものとみられる。

広尾海保などによると、流出した丸太は約1万8千本に上るという。15日から22日までの間に、釧路市音別から日高管内えりも町にかけての沖合と海岸で、約2千本が確認され、一部は地元漁協や道などが回収した。

同海保は流出した丸太の大半は海中に沈んだ可能性が高いとみている。

北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/280357.html

バスケコート使用不可/釧路の湿原アリーナ

供用開始から3年目を迎える総合体育館「湿原の風アリーナ釧路」(釧路大規模運動公園内)について、釧路市は今年11│12月にかけ、バスケットボールコートの大幅な規格変更に伴う床面の塗り替え作業を実施することとなった。これに伴い、期間中はメーン・サブ両アリーナが使用できなくなるため、他施設へのしわ寄せが及ぶなどの影響が予想される。国際競技規則の変更に伴う必要な措置のため、市は理解を求めながら今後広く周知していく方針だ。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110323/201103236.html

被災者受け入れ/釧路市内ホテル

東日本大震災の被災者や福島原発事故の避難者を受け入れる支援態勢が釧路市内のホテルなどで整い始めている。釧路プリンスホテルは、1日3部屋限定でツインルーム1泊6000円(1人3000円)の格安素泊まりプランを17日から始めた。連泊日数などは制限されておらず、「被災者のために」と4月末まで続ける予定だ。また、市内の各ホテルも「ホテルグループ内で情報を共有し、その中で方向性を決めたい」(釧路全日空ホテル)。「ご相談があれば対応する。臨機応変に考えていきたい」(釧路キャッスルホテル)と柔軟な対応をする方針。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110323/201103231.html

ホッキョクグマ繁殖史 写真で 釧路

【釧路】釧路市動物園のホッキョクグマ繁殖の歴史を振り返る写真パネル展が園内のレストハウスで開催されている。かわいい赤ちゃんグマなどの写真が楽しめる。(渡辺史哉)

同園を応援する市民グループ「ツヨシプロジェクト」と同園の主催。ホッキョクグマのクルミ(雌・14歳)が秋田県の男鹿水族館GAOへ繁殖のために貸し出されるのを前に実施した。

クルミをはじめ、1990年に誕生した雄のアイス(現・名古屋市東山動植物園)とボウラー(91年死亡)、雌のオーロラ(現・神戸市王子動物園)の三つ子が小さいころの様子や、男鹿水族館でクルミのパートナーとなる豪太(雄・7歳)の写真など約40枚が展示されている。

同園の千葉雅敏ふれあい主幹は「かわいらしいクマの姿を楽しんでもらい、動物園の歴史も感じてもらえれば」と話している。4月24日まで。

北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/280484.html

津波の遡上距離 新釧路川で約11キロ チリ地震時上回る 北海道開発

北海道開発局は22日、東日本大震災で発生した津波が太平洋側の5河川でどれぐらい遡上(そじょう)していたかの調査結果を発表した。新釧路川では河口から約11キロもさかのぼり、約7・4キロだった昨年2月28日のチリ地震と比べ大規模だったことが分かった。

同局では14日、大津波警報が発令された地域の河川を対象に、逆流で川岸に残された土砂やごみなどの痕跡から、津波到達時の遡上距離を調査。新釧路川以外は、十勝川(約13・2キロ)▽鵡川(約5キロ)▽浦幌十勝川(約4・5キロ)▽沙流川(約3・9キロ)だった。

また、津波到達時の水位観測所での最大水位上昇は、十勝川で河口から3・2キロ上流地点で2・4メートル、新釧路川は同1・1キロ上流地点で2メートルを計測。昨年のチリ地震はそれぞれ15センチ、30センチだった。同局は「太平洋を挟んだチリ地震と異なり、震源域がはるかに近かったことから今回は大きな津波になったのではないか」と話していた。【山田泰雄】

毎日新聞
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20110323hog00m040002000c.html

小畑さんの人気漫画 映画化へ 釧路

【釧路】釧路市在住の漫画家小畑友紀さんの人気作「僕等(ぼくら)がいた」が、映画化されることになった。原作では舞台として釧路も登場するだけに、漫画ファンだけでなく市内の観光関係者からも「釧路を全国にアピールし、人を呼び込むチャンス」と期待が膨らんでいる。

映画化は、作品連載中の月刊少女漫画雑誌「ベツコミ」を発行している小学館(東京)が発表した。全国東宝系で2012年公開予定で「前編」「後編」の2部作になる。ロケ地は未発表だが、原作を生かして釧路や周辺地域が選ばれる可能性がある。

「僕等がいた」は2002年からの累計発行部数が1千万部目前の若者に大人気のラブストーリー。釧路の地名はないが、幣舞橋や釧路フィッシャーマンズワーフMOOなどの風景が登場する。

小学館は今月発売の「ベツコミ」4月号で、「田舎の自室で1人でちまちまと描いていた世界が、多くの方の手を借りて映画になるということが何とも感慨深いです」という小畑さんのコメントを掲載した。

釧路観光協会の袖中居広志専務理事(62)は「原作は、随所に釧路の風景が出てくる。読者も相当いるので釧路のPRにつながるのでは」と期待する。

昨夏、JR釧路駅で開かれた原画展に2度足を運んだ同市幣舞の会社員亀田祐香さん(28)は「映画化の朗報を待っていました。ロケはぜひ釧路でやってほしい。絶対に見に行きます」と喜んでいる。(小坂洋右)

北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/280208.html