津波の遡上距離 新釧路川で約11キロ チリ地震時上回る 北海道開発
北海道開発局は22日、東日本大震災で発生した津波が太平洋側の5河川でどれぐらい遡上(そじょう)していたかの調査結果を発表した。新釧路川では河口から約11キロもさかのぼり、約7・4キロだった昨年2月28日のチリ地震と比べ大規模だったことが分かった。
同局では14日、大津波警報が発令された地域の河川を対象に、逆流で川岸に残された土砂やごみなどの痕跡から、津波到達時の遡上距離を調査。新釧路川以外は、十勝川(約13・2キロ)▽鵡川(約5キロ)▽浦幌十勝川(約4・5キロ)▽沙流川(約3・9キロ)だった。
また、津波到達時の水位観測所での最大水位上昇は、十勝川で河口から3・2キロ上流地点で2・4メートル、新釧路川は同1・1キロ上流地点で2メートルを計測。昨年のチリ地震はそれぞれ15センチ、30センチだった。同局は「太平洋を挟んだチリ地震と異なり、震源域がはるかに近かったことから今回は大きな津波になったのではないか」と話していた。【山田泰雄】
毎日新聞
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20110323hog00m040002000c.html
同局では14日、大津波警報が発令された地域の河川を対象に、逆流で川岸に残された土砂やごみなどの痕跡から、津波到達時の遡上距離を調査。新釧路川以外は、十勝川(約13・2キロ)▽鵡川(約5キロ)▽浦幌十勝川(約4・5キロ)▽沙流川(約3・9キロ)だった。
また、津波到達時の水位観測所での最大水位上昇は、十勝川で河口から3・2キロ上流地点で2・4メートル、新釧路川は同1・1キロ上流地点で2メートルを計測。昨年のチリ地震はそれぞれ15センチ、30センチだった。同局は「太平洋を挟んだチリ地震と異なり、震源域がはるかに近かったことから今回は大きな津波になったのではないか」と話していた。【山田泰雄】
毎日新聞
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20110323hog00m040002000c.html