…えー、気付けば12月もどん詰まりの29日。

 

「秋の観光シーズン」に、職場の年末進行とな…。

そんなこんなでふと気づけば立っている現在地に、まさに浦島太郎の心境でございます。

 

大変長らくお待たせしました。

ひと月半ぶりに、「広島蘖の会」後編の記事でございます~。

 

前編はこちら…って、すぐ前の記事です(^^;

 

千光寺山展望台

千光寺山へ向かうロープウェイはわずか3分の道のりですが、その高さ、なにより絶景の車窓からまさに空中散歩とも言えるほどにスリリング。

 

 

コンクリート造りの「山頂駅」改札横にあるエレベーターは展望台へ直結…。

扉が開いて…キタ - .∵・(゚∀゚)・∵. - ッ!!

 

 

…まさに言葉もない「絶景」であります…。

 

…しかしこの展望台、一部切り立った崖の上に建てられていましてね。

高所恐怖症の水瀬、かなーりビビっています(笑)

 

尾道の街を見下ろしつつ、語らいの時を過ごす…。

 

千光寺山の標高分だけ太陽に近くなったからなのでしょうか?

この日はほんとうにお天気良すぎでしてね。

もはやじりじりくるほどに暑い日差しに展望台を降りました。

 

降りた先に合った売店、「尾道市観光協会オリジナル」のソフトクリームにそそられてしまい、思わず購入。

 

みなせが選んだ「はっさくソフト」。

流石は尾道、はっさく独特のほのかな苦みもちゃんと再現されていて、大変に美味でありました♪

 

広島、京都いずれも、「参加者同士がゆっくりと、深いコミュニケーションができること」をいちばん大切にしている「蘖の会」。

尾道ならではのソフトクリームを味わいつつ、語らいの時間へ突入。

 

 

なんと「広島スタッフ」のNさんと今回ご参加くださった方とは一時期同郷、それも同じ「会衆」(=教会)だったことが判明!
本人同士は出逢っていないものの、(長老だった)Nさんのお父さまのことは良く存じていらっしゃると…。
思いがけない共通点に、ローカルな想い出話に花が咲くとか…!!

 

「ご縁」としか言いようのない、こうした思いがけない「つながり」。

「あの日々があればこそ」、参加者同士を強く濃くつなげる…。

それは、ほんとうに得難き「人生の宝もの」になるのだと思います。

 

下山、再び尾道市内へ


千光寺山頂からは徒歩で下山してゆきます。

 

道中の「文学のこみち」には、尾道ゆかりの女流作家である林芙美子はじめ、多くの文学者の碑が並んでいます。

 

千光寺の境内を通り過ぎると、石畳と階段に彩られた住宅地に入り、JR山陽本線を越えれば、再び尾道の市街地へと戻ります。

 

その後、Nさんのお勧めで「おのみち映画資料館」へ。

 

小津安二郎監督はじめとして、数多くの映画の舞台となった尾道。

休憩がてら、館内の「シアタールーム」でお座りして、尾道ゆかりの映像作品をゆっくり眺めたのでありました。

 

隣接する、「おのみち歴史博物館」受付のおじいさんが「(自身の)ボケ防止と、あなたの記念に」とくださった、お手製の「羽が動く鶴」。

 

 

 

…こんなささやかな、でも、こころ暖まる地元の人情、とってもとっても嬉しいですね♪

 

お開き、そして二次会

 

楽しい時間はあっという間。

秋の日はつるべ落とし。

 

ふと空を見上げれば、茜色に染まる尾道水道…。

 

極上の眺めを楽しめるこの場所、実は「尾道市役所」の屋上です。

曜日問わず一般公開とは、何とも太っ腹!!

 

この素晴らしい夕陽の中で、「広島蘖の会」本編は終わりを告げたのでありました。

 

…その後は、もちろん二次会へ!!

広島県下の美味しい居酒屋には最強の情報収集力を持つ、「現地スタッフ」Oさんイチオシ!
尾道駅前のアーケード街にある立ち飲み屋「おかめ」さんへ!

…まるで映画のセットかと見紛うようなたたずまいですが、ガチでホンモノな古店舗です。

 

ただでさえ昭和レトロな雰囲気漂う商店街の、とりわけレトロなたたずまいの立ち飲み屋。

こーゆーお店が、楽しくないはずがありません!

 

「…好きなおでん頼んで、楽しんで行きんさいや!」とニコニコ顔で語りかけてくださった、画像のおっちゃん(この時点でヘベレケの超ごきげんだった)とか。

 

地元尾道で農業をしつつ、大学で教鞭をとっていらっしゃるとゆーアメリカ人男性(ハロウィンとゆーこともあり、ジェイソンマスクかぶって「うえぇぇぇぇ~~~~い!!!」などと怪気炎上げながらも、しゃべっていることは至極まとも…つか、農業に関するアカデミックな内容だった)とか。

いきなり「スマホ貸せ」と言われて、自身のインスタページをフォローしたことになっているとか。

(…てか、お前もフォローせぇやww)

 

「こんなアホつれてやってまんねんw」と言わんばかりに恐縮して、めちゃくちゃ気を遣ってくれた彼の友人とか…。

 

そんなカオス極まる面々を、絶妙に味の沁みたおでんと一緒に上手くあしらう若女将さんとか…。

 

人情味あふれる暖かな笑い声の中、それはそれはもう楽しいひと時のうちに、尾道の晩が過ぎて行ったのでありました。

↑農業米国人「トーマス」氏がおごってくれたおでんw

 

できる時に、できる人が、できることを

翌日は、参加者の方のリクエストにお応えして、宮島と平和公園の「広島世界遺産ツアー」を…。

…頑張って着物持ってっただよw

 

宮島の鹿さんに大喜びな参加者の方。

 

宮島から平和公園へ向かう船の中にて。

 

…実はみなせさん、新幹線の都合で参加者の方より5時間早く帰ることを余儀なくされていて、その後どうしよう…と頭抱えていたところ、現地スタッフのOさんがお仕事を調整してくださいましてね。

平和資料館から広島の街歩き、そしてお帰りの新幹線のお見送りに至るまで、ガイド役を引き継いでくださいました。

 

いつもさまざまに力を貸してくださっている、3名の「広島現地スタッフ」。

 

片や、尾道市内の下見から当日の道案内をしてさるとか

片や、こころのこもったメッセージを添えたお土産を用意して託してくださるとか。

片や、翌日の観光案内を引き継いでくださるとか。

 

今回、スタッフ同士が直接顔を合わせることはありませんでしたが、それぞれが、それぞれの場所で、参加者のために「できること」をしてくださいました。

そうして、遠路九州よりお越しくださった参加者の方にとって、こころ満ちる「広島時間」を過ごしていただけたと思います。

 

「皆さんにおんぶにだっこでしたが、心から大満足の旅でした。
2日間、いろんなことをお話できて、私自身これから前向きになれました。
たくさんのお気遣いに感謝です。一生の思い出です」


吹けば飛んでしまうような小さな、それも「地方」開催の超絶ローカル、超絶マイナーな集まりではありますが。


「広島蘖の会に来て良かった」
「出会えて良かった」
「つながれて良かった」
「また行きたいな」以上に、「また会いたいな」…。
そうして、広島と広島の人々をうんと好きになっていただきたい…。

安心感と満足感はどこのオフ会にも、だれにも負けない。

「ご一緒する方ひとりひとりとのつながりを紡ぐ」ことが、「蘖の会」を貫くポリシーです。

 

それだけに、「蘖の会」に勇気を出して参加くださる「ひとり」との「ご縁」は宝ものだと。

「ひとり」との「つながり」を丁寧に、大切に育んで行きたいと…。

 

そうして、「あの日々があったからこそ出会えた」と、JWだった各自の過去にちょっとでも肯定的な意味付けを、今後の日々にちょっとでも「後押し」ができたら…。

 

そんな想いを胸に、素晴らしい仲間たちである「広島スタッフ」と「できる時に、できる人が、できることを」しつつ、「広島蘖の会」を今後も作って参ります。

 

そうして支えてくださった「広島現地スタッフ」ひとりひとりに、なにより「広島蘖の会」を選んで、ご参加くださった参加者の方へ、こころからの「ありがとう」と「大好き」を…。

 

次回「広島蘖の会」は、5月中旬~6月中旬ごろにかけて開催予定。

大体、3月ごろの拙ブログにて告知できれば…と考えております。

 

♪宮島さんの神主が おみくじ引いて申すには 今日もカープは勝~ち勝ち勝っち勝っち」 (しゃもじを叩く)

 

 

去る10月29日、広島県尾道市にて「広島蘖の会」を開催しました。

 

 

広島蘖の会とは?

 

広島県を舞台に、いわゆる「宗教二世」をはじめ「親や親族が信じる宗教や組織により自身の生活に多大な影響を受け、問題を抱えるすべての方々」を対象にした、少人数の自助的な集いです。

特に、下記の2点を最も大切にしています。

 

①瀬戸内海の美しい景色や美味しい味覚を楽しみながら、参加者同士が少人数でゆっくりコミュニケーションを取れること。

 

②東京圏にて数多く開催される「オフ会」への参加が困難な、中四国および九州沖縄エリアの方々が、可能な限り参加しやすいこと。

 

旅の始まり

 

6月に呉市にて開催予定だった「第2回広島蘖の会」は「お申込みゼロ」でしたが、今回は何ともありがたいことに九州方面より1名の方のお申込みをいただき、加えて道案内役を務めてくださる「広島現地スタッフ」1名の、計3名での道中となりました。

 

いわゆる一世二世(三世)、また所属していた宗派等関わりなく、「蘖の会」を選んでくださった「その人自身」と大切にかかわり、「つながり」を丁寧に育んでゆくのが「蘖の会」のポリシーです。

 

たとえ参加してくださる方がひとりであっても、その「ひとり」を大切に、こころをこめておもてなしします。

 

当日朝一番の新幹線で広島入りしてくださる参加者の方をホームでお出迎えします。

 

 

ご宿泊予定の宿に荷物預け&軽く駅前散策の後に、「こだま」号で尾道を目指します。

(※当初「オプションツアー」として観光列車「エトセトラ」で尾道を目指す予定だったのですが、さすが人気列車。

早々に満席となってしまったために、やむなく代替コースを取ることにしました)

 

先に尾道入りしてくださっていた現地スタッフのNさんと尾道駅改札で合流して、「広島蘖の会」始まりです!

 

 

向島渡船

 

尾道市街と対岸の向島(むかいじま)に挟まれた瀬戸内海はその幅200m程度であり、その気になれば泳いででも対岸に着くことができるほどです。
(実際、数年前に向島の造船作業に携わっていた脱獄囚が泳いで本土に逃走している)

 

その川のような眺めもあり、「尾道水道」と呼ばれています。

 

この尾道水道を渡る「新尾道大橋」を含む7つの橋で、瀬戸内の島々を結んで愛媛県今治市へ至る、全長約60kmの「瀬戸内しまなみ海道」が始まり、自動車はもちろんのこと、自転車でも走破することができ、多くのサイクリストたちの人気を集めています。

 

海峡を渡る橋が整備されると、それまで機能していた船は衰退するものですが、この尾道水道を渡る渡し舟は、現在も複数の航路で頻繁に行き来しており、尾道市民の欠かせない足となっています。

その内の1本、ちょっと竜宮城っぽいデザインの、駅前桟橋から出港する渡し舟に乗り込みます。


 

乗船代はワンコイン¥100。

出港後、船内を回られる料金係のおじさんに渡します。

 

青空と海面を渡る心地よい潮風の中、おしゃべりを楽しんでいるうち、あっという間に対岸へ。

 

 

後藤飲料水工業所

 

下船後、Nさんの道案内で(事前に下見してくださっていたのだ!)20分ほど歩いてたどり着いた「後藤飲料水工業所(後藤鉱泉所)」は、昭和5年創業のレトロなたたずまい。

 

ここでは、オリジナルブランドの「マルゴサイダー」はじめ、昔懐かしい瓶入りの清涼飲料水を楽しむことができます。

 

とても気さくなお店のご主人さんは、元・公務員。

後継者不在、経営危機にあったこのお店を自ら引き継ぐために脱サラされて、お店を盛り上げるべく日々奮闘されているとのこと。

 

「写真いっぱい撮ってくださいね!」と、撮影用のミニチュア看板をご用意くださったり、シャッターを押してくださったり。

サービス精神豊かで素敵なご主人さんでした!

 

…しかし、「栓抜き」とか何十年ぶりに使いましたわ(^^;

(空きびん回収の関係上、店内で飲む必要がある)

 

 

ランチ

 

後藤飲料水工業所から徒歩5分ほどのところにある「兼吉桟橋」から、再び渡し舟に。

ちなみにこの桟橋は、大林宣彦監督の映画「あした」のロケ地になっています。

 

乗船時間はわずか3分。

「日本一短い渡し舟」として知られているそうです。

 

…この日はほんとうに気持ちの良い秋晴れになりましてね。

瀬戸内の「やーおい」(「穏やか」を意味する広島弁)波に陽ざしがキラキラ輝いて、それはそれはきれいでした。

「九州の内陸育ち」とおっしゃる参加者の方も、尾道の美しい海の眺めに大変喜んでくださいました。
 

当日みなせが着ていたワンピースに、参加者の方がお持ちだった日傘がぶち(「めっちゃ」を意味する広島弁)合いましてね。

道中ほぼ強奪状態で過ごしとったとか(笑)

 

ランチ

 

庶民的なお店が建ち並ぶ尾道。

中でも、瀬戸内の小魚でだしを取った醤油スープに背脂ミンチが特徴の「尾道ラーメン」は全国的に有名で、どのお店も大行列が出来ています。

 

そんな行列を横目に見ながら、牡蠣と海鮮の専門店「かき左右衛門」さまへ。

 

瀬戸内海の新鮮な恵みを存分に味わうことができる名店です。

 

ここの売りは何と言っても「かき」!

メニューの「時価」の表記にビビりながらも、ここはやはり注文せにゃあいけんじゃろう!!…と、生牡蠣をオーダー!

(なお、¥300でホッと胸をなでおろしました)

 

そのままでも食べてしまえそうなマイルドな酸味の瀬戸田名産のレモンを絞って、つるりといただきます。


普段、牡蠣はフライ専門、生食はあまり好まない身のみなせでしたが、そんな事情など問答無用で吹き飛ばしてくれるほどの美味しさでありました!

 

併せて注文したカキフライも、普段スーパーの総菜売り場で買っているものの倍以上は身が詰まっていんじゃないかと思うほどプリップリ!

 

「牡蠣が好物」と仰る参加者の方も、本場の牡蠣に舌鼓、大満足していただきました!

 

その他、瀬戸内の味わい、香ばしい「あなご丼」。

 

とれたての海の幸いっぱいの海鮮丼!

 

レトロなドリンクに、瀬戸内の海の幸でお腹もココロも満足!

 

腹ごしらえもできたところで、いよいよ尾道旅の本番。

「千光寺山ロープウェイ」乗り場へ向かいます。

 

 

…と、ここまで書いただけでも、けっこうなボリュームになりました。

 

まだまだ書きたいこと、上げたい写真は山ほどありますのでね。

いったんここまでにして、「後編」へと続きたいと思います。

 

※「京都(滋賀)観光ガイド」として活動中のみなせさん。

尾道はじめとした広島県のプライベートガイド(個人ガイド)も対応しておりますのでね。

広島観光にご興味のある方、ぜひお問い合わせくださいませ

 

 

 

赤川次郎の小説「午前0時のわすれもの」を基にしたこの作品。

原作ではバスでしたが、尾道らしく「船」にアレンジ。

ダイジェストだけでも問答無用で泣きました(TT)

 

(叡山電車HPより)

 

…と、ゆーわけでお待たせしました。

「錦秋の京都蘖の会」のお知らせでございます~。

 

~「京都蘖(ひこばえ)の会」とは?~

 

京都(時々滋賀)を舞台に、各季節2回ずつ年8回開催する、いわゆる「宗教二世」をはじめ「親や親族が信じる宗教や組織により、自身の生活に多大な影響を受け、問題を抱えるすべての方々」を対象にした、少人数の自助的な集いです。

特に、下記の2点を最も大切にしています。
①古都京都、湖国滋賀の美しい景色や美味しい味覚を楽しみながら、参加者同士が少人数でゆっくりコミュニケーションを取れること。
②必要とされる方々がそれほど待たされることなく、かつ必要以上の負担無く参加できる、「交流のインフラ」の役割を果たすこと。

コンセプト等、詳細はこちらの記事参照。

昨年開催の「錦秋の京都蘖の会」はこちら

前編

後編


前々回(初夏)の記事はこちら
※前回(初秋)は、両回とも「参加者無し」のため開催せず…(涙)
 

~実施要綱~
開催日:
1回目:2023年(令和5年)11月25日(土曜日)
2回目:2023年(令和5年)12月3日(日曜日)
※両日とも雨天決行

募集人数:
3名/回(「世話役」みなせを含めて1卓を囲める人数)
※最小催行人数:1名
 
集合場所:
JR京都駅烏丸口、中央改札前(駅ビル正面、0番ホーム向かいの改札)に10時半。
(参加者、その日の状況により変更有。お申込みいただいたみなさまに個別に連絡いたします)

今回のコース:洛北修学院、比叡の懐で過ごす「とっておきな」時間

京都市の北東、比叡山の懐に広がる修学院地域。
(厳密には、「しゅうがくいん」ではなく、「しゅがくいん」と呼ぶ)

 

平安時代より比叡山を目指す登山道として、源氏物語にも名前のある「雲母(きらら)坂」が現在も残っています。
また、江戸時代初期には後水尾天皇(第108代天皇、昭和天皇に次いで長寿の天皇→84歳)が、退位後の自身の隠棲の地として修学院離宮を自ら造営されました。

Wikipediaより引用

 

京都市内を見下ろす風光明媚な土地。
その地勢と気候のゆえ、こと秋の紅葉は素晴らしく、修学院離宮の参詣予約は早い時期より予約が埋まり、地元京都市民でもなかなか予約できない「プラチナチケット」となっております。

毎年、みなせ的「とっておきの京都の紅葉」へご案内する「錦秋の京都蘖の会」。
今年はこの修学院地域を舞台として選ばせていただきました。

 

…ちなみに、2020年錦秋にご案内した「一乗寺」地域は、修学院のすぐ南隣になりましてね。

翌21年の「錦秋」舞台として、今回の修学院を計画していたのですが、コロナ騒動のためにままならず。

実に3年越しの実現となった次第です。


今回ご案内するのが曼殊院(まんしゅいん)。

 

現在地に移転、建立されたのは、現在から約370年前の1656(明暦2)年のことですが、曼殊院自体は平安時代、比叡山内の一寺院として最澄(伝教大師)が建立したところまで遡ります。

 

加えて、曼殊院は明治時代まで、皇族が代々の門主(≒住職)を務める、格式の高い「門跡(もんぜき)寺院」でもありました。

 

曼殊院の造営を行なった良尚(りょうしょう)法親王(ほっしんのう=出家した皇族をさす呼称)は、父親である八条宮智仁親王が造営した「桂離宮」をお手本にしたため、曼殊院は「小さな桂離宮」とも呼ばれています。

※ちなみに、20世紀初頭に活躍したドイツ人建築家ブルーノ・タウトは、桂離宮を「日本建築の世界的奇跡」、「永遠なるもの」と絶賛しています。

 

それゆえ、この曼殊院も桂離宮に劣らない、美しく調和の取れた庭園。

いずれも重要文化財に指定されている、庫裡、大書院、小書院。

欄間の透かし彫りや、ヒョウタンや富士山をかたどった引手、くぎ隠しのデザインなど、細かな調度品に至るまで皇室文化の粋を感じ取る建築様式。

 

さらには、「日本最初のおみくじ」や、江戸時代初期に活躍した絵師、狩野探幽による「幽霊画の掛け軸」等、とても見どころの多い寺院です。

 

(国の名勝に指定されている枯山水庭園)

 

最寄りのバス停から徒歩20分(それも上り坂)と、やや不便な地域にあるために一見の外国人団体客等は寄り付きにくく、ピーク時でも比較的落ちついて時間を過ごせるかな…と考えております。

 

2006年盛秋「そうだ、京都行こう」CM

 

曼殊院拝観の後は、日頃お世話になっている着付け教室つながりの「姉さま」にご協力をいただきまして、静かに過ごすことのできる「とっておきの場所」へご案内させていただこうと思っております。

(前回「姉さま」にご案内いただいた、2019年11月のもの)

 

いわゆる「5類引き下げ」後、インバウンドも解禁され、京都には外国人観光客が殺到しています。

「オーバーツーリズム」の言葉を出すまでも無く、街中ですれ違う人々や同じ電車の車輛に乗車しているのは、日本人よりも外国人の方が間違いなく多いと感じるほどでしてね…。

 

バスや電車の混雑、道路渋滞に日常的に巻き込まれる度、江戸時代末期に跋扈した、尊王攘夷派の武士たちの心境が何となくわかる気がするかも…などと感じるこの頃です(ぉぃ

 

…そんな中で迎える、みやこ京都の紅葉。

 

殺人的な混雑をいかにかいくぐって、ご参加くださる方に安心して楽しい時間を過ごしていただくか…。

 

色々知恵を絞りーの。

自らのガイド予定と紅葉情報と首っ引きで、ピークをびみょーにずらしーの。

「姉さま」にご協力を仰ぎーの…。

 

そんな中で本日の告知となったのです…などとちょっぴり言い訳してみたり(^^;

 

何はともあれ、京都ガイドとして、「蘖の会世話人」として、散々知恵を絞った挙句に作り上げた今回のコース。

例年以上にこころをこめてご案内させていただきます!

 

~当日のスケジュール~(当日の進行具合により、若干前後します)

10時半:集合、地下鉄国際会館駅へ移動。
11時半:ランチ
13時:バスで「一乗寺清水町」へ移動、徒歩で曼殊院へ(20分)
※当日の天候、および参加者の希望に応じてタクシー利用
13時半:曼殊院門跡拝観
15時:「とっておきの場所」散策&ティータイム
16時半:「修学院道」バス停へ徒歩移動
17時:地下鉄国際会館駅から京都駅へ。
17時半:解散、希望者は二次会へ

~会費について~
現地での実費のみ(飲食代、交通費、拝観料等)

※大体の目安

ランチ代:¥3,000前後
地下鉄料金(京都~国際会館往復):¥580
バス料金(岩倉大鷺町~一乗寺清水町往復):¥460
曼殊院拝観料:¥600

~お申し込み方法~

10月7日(土曜日)午前10時より受付開始します(1回目、2回目共通)

 

アメブロ、twitter等SNS上のメッセージ、もしくはLINE、みなせ宛の個人メールにてお申し込みください。

お申し込みの際には、下記の3点を必ず含めてくださいませ。

1.参加ご希望の日(11月25日 or 12月3日)

2.京都駅までご利用の交通機関(例:JR、新幹線、地下鉄、私鉄等)
3.みなせと「はじめまして」の方は、お申込みの際に簡単な自己紹介(お住まいの地域、年代、所属教団歴等)もいただければ幸いです。
(オフ会、もしくはオンライン等ですでにみなせと面識のある方については必要ありません。)



 

※みなせのもとに届きさえすれば、どのアプリを使っていただいてもOKです)


※提携させていただいている(一社)「陽だまり」さまにご相談くださっているみなさまは、公式LINEアカウントより担当相談員を通したお申込みが可能です。

 

※「京都蘖の会」は、お住まいの地域にかかわらず、全国の方がお申込み可能です。

 

 

締め切り:定員になる、もしくは当日10日前締め切り

(「姉さま」のご協力をいただく関係上、普段より早めの締め切りとさせていただきます)

 

1回目(11月25日):11月15日(水曜日)

2回目(12月3日):11月23日(木曜日)

いずれも24時最終締め切り

 

お申込み状況

※受付終了しました。

 


~「やむを得ず中止」の判断基準について~
下記のいずれかに該当する「止むを得ない状況」になりました折には、大変申し訳ありませんが開催を中止いたします。




1.開催4日前(1回目:11月21日火曜日、2回目:11月29日水曜日)20時の時点で、国もしくは京都府知事、京都市長による「緊急事態宣言」 、「まん延防止等重点措置」 およびそれに類する宣言・指示が京都市下に発令されており、その制限の内容が「京都蘖の会」実施に著しい支障(例:移動ができない、食事ができない、拝観が出来ない等)をきたし、当日まで解除の見通しが立たないと判断される場合。



2.開催前日(1回目:11月24日金曜日、2回目:12月2日土曜日)20時の時点で、京都市内に何らかの気象警報が発令され、翌朝までに解除の見通しが立たないと判断される場合。



上記に該当する場合、(判断に迷う状況を含め)お申込みいただいた方々へ速やかに、個別に連絡させていただきます。


~注意事項~
※交通機関の都合上、待ち合わせ時間や場所の変更ご希望の方はその旨お申し出くださいませ。
可能な限り対応させていただきます。



※お子さま同伴での参加をご希望の方は、個人的にその旨ご相談くださいませ。都度対応させていただきます。

(文化財保護の観点より、施設によっては拝観に年齢制限を設けている場合があります。)



※「京都蘖の会」は、「完全事前お申し込み制」です。

世話人であるみなせが特定の個人に参加を依頼したり、特別に招待したりすることはありません。
必ず、記載されている時期と手順にてお申込みいただくようお願いいたします。

※お店の予約の都合上、および正規の手続きにてお申込みくださった方々を「守る」観点より、「アポなしの当日飛び入り」等、正規のお申し込み手続きを経ない方の参加は固くお断りします。

※やり取りの際に使用させていただいた個人情報は、当会に関する連絡のみに使用させていただき、(ご本人の希望がない限り)当会終了後に削除いたします。

※ 「京都蘖の会」は、参加者同士がゆっくりコミュニケーションを取るための場です。
よって「京都蘖の会」の場を利用したご自身のビジネスの宣伝や営業、商品の販売、勧誘、集客目的のSNS投稿を厳に禁止します。
(但し、別に定める「宣伝広告料」を、世話人みなせにお支払いいただくことで特別に許可します。ご希望の方は、みなせまで直接お問い合わせくださいませ。)

 

以上

 

「食、捜します。鴨川探偵事務所」…頼りはそんな一行広告だけ。

たとえ来る人は少なくても、「(一見不愛想に見える)一行広告でつながるご縁を大切にしたい」…。

「蘖の会世話人」として深く共感した言葉です。

看板ものれんもない食堂で作られる「思い出の味」にまつわる人間模様にこころ暖まる、連作「飯テロ」短編集。

ドラマ「水戸黄門」のように、パターン化したストーリー展開で、安心して「味」に集中できます(笑)

 

 

 

 

 

 

8月6日。

78年前、広島市の上空で原子爆弾が炸裂したこの日、広島は鎮魂と平和を願う祈りに包まれます。

 

広島県下のほぼすべての学校が登校日となり、映像や「語り部」を通して、平和の尊さ大切さを学ぶ一日を過ごします。

 

わたしみなせも6月に「平和記念資料館」を訪れ、想像を絶する原爆の惨禍と被爆者たちの苦しみを、

そして復興への道のりを歩んだ市民の逞しさを、

またその上で、市民球団「広島カープ」がどれだけ支えになったのかを改めて学びました。

(平和記念資料館から慰霊碑と原爆ドームを望む)

 

(爆心地である相生橋から原爆ドームを望む)

 

被爆70年の節目となった2015年には、広島カープの監督選手たち全員が「背番号86」を背負った「ピースユニフォーム」でプレーをしたこともありました。

 

普段は京都推し、鳥取推しのみなせですが、この広島はJW現役時代、それも全盛期を過ごした街。

曲りなりにも「現役信者」としての日々を精一杯過ごし、酸いも甘いもさまざまな想い出が詰まった、自身の人生における重要な街です。

(原爆ドーム前にて)

 

そんな「元・広島市民」としての想いを胸に、本日「第3回広島蘖の会」のお知らせをいたします~。

 

~広島蘖(ひこばえ)の会とは?~


広島県を舞台に、いわゆる「宗教二世」をはじめ、「親や親族が信じる宗教や組織により、自身の生活に多大な影響を受け、問題を抱えるすべての方々」を対象にした、少人数の自助的な集いです。

 

特に、下記の2点を最も大切にしています。

①瀬戸内海の美しい景色や美味しい味覚を楽しみながら、参加者同士が少人数でゆっくりコミュニケーションを取れること。

②東京圏にて数多く開催される「オフ会」への参加が困難な、中四国および九州沖縄エリアの方々が参加しやすいこと。

 

「蘖の会」コンセプトについてはこちら

前回(第1回)開催時はこちら


実施要項
開催日時:
2023年(令和5年)10月29日(日曜日)

 

募集人数:
4名
※世話人みなせに「現地スタッフ」3名を加えて、全員で最大8名(2卓を囲める人数)

 

集合場所および時間:

JR尾道駅改札に12時40分


 

今回のコース:備後尾道、坂と文学と映画の港町を歩く小さな旅(広島県尾道市)

広島県南東部に位置し、中国地方の2大都市である岡山市と広島市とのちょうど中間に位置する尾道市は、古来より海運の要所として栄えてきた港町です。

 

近年では、瀬戸内の島々を橋で結びつつ、愛媛県今治市へ至る「瀬戸内しまなみ海道」(1999年)
県北の三次市を経て島根県松江市へ至る「中国やまなみ街道」(2015年)がそれぞれ全通し、海路だけでなく陸路においても、中四国における「街道の結節点」として重要な役割を担うようになりました。

 

尾道市街と対岸の向島(むかいじま)に挟まれた瀬戸内海は「尾道水道」と呼ばれ、さながら「海の川」とも言うべき狭さです。

(実際に200~300mの幅しかない)

 

実際、南北朝時代(14世紀)の武将、今川了俊による紀行記「道ゆきぶり」に、当時の尾道がこのように記されています。

 

「この所のかたちは北にならびて、あさぢ深く岩ほこりしける山あり。

ふもとにそひて家々所せくならびつつ、あみほすほどの庭だにすくなし。

西よりひんがしに入うみとをく見えて、朝夕しほのみちひもいとはやりかなり。

風のきをひに従ひて、行くる舟のほかげもいとおもしろく、遥なるみちのくつくし路のふねも多くたゆたゐたるに、・・(略)」

 

(文化庁による意訳:笑)

尾道三山と尾道水道に囲まれた港町に網を干すほどの庭も少ないほどに家々が密集している。

尾道水道は潮の流れも速く、風の吹くまま行き交う船の帆影も面白く、遠く東北や九州への船も寄港している。

 

この尾道水道を中心に周囲の山々に貼りつくようにして寺院や住宅地が広がって、独特の風情ある街並みを形成しております。

(ついでに、ネコが多い!)

 

 

そうして2017(平成29)年には、尾道市は文化庁により「日本遺産」に認定されました!

※文化庁「日本遺産」HPはこちら

 

この豊かな自然の恵みと美しい街並みに魅せられた数々の文化人に愛され、歴史的名作の舞台になってきました。

 

たとえば…

 

●「文学の町」:

林芙美子「放浪記」志賀直哉「暗夜行路」などの作品の舞台となり、また作者自身も尾道に居を定めました。

 

(尾道市内にある、林芙美子像)

 

●「映画の町」:

古くは小津安二郎監督「東京物語」の撮影地として。

また、自らも尾道出身である大林宣彦監督による「尾道三部作」。(「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」

「新・尾道三部作」(「ふたり」「あした」「あの、夏の日」)は、我々の世代には特に馴染み深い作品かもしれませんね。

 

(「さびしんぼう」の1シーン)

(「ふたり」の1シーン)

 

(「転校生」で、小林聡美と尾美としのりが転げ落ちて身体が入れ替わった「御袖天満宮」の階段)

 

●アニメファンの「五大聖地」のひとつ

八百万の神の世界をかわいらしく描いたアニメ作品「かみちゅ!」の舞台「日の出町」は、尾道市をモデルにしている。

 

…ちなみに、残り4つの「聖地」は下記の通り。

 

鷲宮神社(埼玉県久喜市):「らき☆すた

木崎湖(長野県大町市):「おねがい」シリーズ

豊郷小学校旧校舎(滋賀県豊郷町):「けいおん!」

城端(富山県南砺市):"true tears"

 

…ふむ、勉強になるねぇ(^^;

 

小さいながら見所の詰まった尾道の美しい景色の中、楽しい語らいとつながりを紡ぐ時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか?

 

尾道グルメの代表格「尾道ラーメン」。

瀬戸内のいりこを使用した塩だれに、生口島原産のレモンを合わせた「瀬戸内塩レモンラーメン」

 

 

今回は特に、「備後」と呼ばれる広島県東部エリアにお住まいの方々には便利が良いと思いますので、ぜひこの機会にご参加いただければ幸いです。

 

オプションツアーについて
今回、広島駅から出発される方を対象に、観光列車「エトセトラ」を利用して尾道へ向かうオプションを用意しました。

 

 

日本屈指の美しい車窓で知られ、「瀬戸内さざなみ線」の愛称で呼ばれる呉線経由で尾道を目指す快速列車「エトセトラ」。

ラウンジ風に改装された、窓の大きな車内で、瀬戸内海の景色と味覚を楽しみながらのんびり尾道を目指します。

 

※乗車ご希望の方は、以下の条件を満たしていただきます。

①9月22日(金曜日)24時までにお申し込み

②当日は広島駅中央改札へ9時に集合(列車は9:32発)

③会費はプラス¥1,000(グリーン指定料金分)

 

※十分余裕を持った日程で予約手続きをすべく段取りしますが、人気列車のためにそれでも予約が取れない場合があります。

その場合は代替のコースをご用意いたしますので、その旨ご了承くださいませ。


当日の予定(進行状況により、若干前後します)

 

9時:JR広島駅中央改札集合(オプションツアー希望者のみ)

12時32分:「エトセトラ」尾道駅到着

12時40分:JR尾道駅改札にて待ち合わせ

13時:ランチ

14時:尾道市内プチ観光

15時半:ティータイム

※「広島蘖の会現地スタッフ」3名が、綿密な調査と下見の上、絶対ご満足いただけるコースを作ってくれますので、お楽しみに♪)
17時:JR尾道駅にて解散、希望者は二次会へ

 

会費について
「広島蘖の会」は、みなせが京都より「出張開催」の形になりますゆえ、会費を下記の通り設定させていただきます。

当日、現金にて現地スタッフへお渡しくださいませ。


¥3,000(ランチ代込み)

 

※オプションツアーを利用希望の方は¥4,000(「エトセトラ」グリーン指定券¥1,000分プラス)
※お酒等のドリンク代、尾道までの乗車券、お土産等は、別途各自精算。

※上記の他、当日の満足度、次回以降への期待に応じて、参加者からの「自発的な寄付」歓迎(笑)


お申込みについて
「広島蘖の会」は、中四国、九州沖縄地域における「宗教二世」はじめとした人々の「つながり」を紡ぐことを第一目的として開催します。
よって、お住まいの地域に応じ、お申込期間を以下の通り設定します。

 

一次募集:
8月11日(金)18時より受付開始
対象:中四国、および九州沖縄地域在住、もしくはこの地域で現役信者時代を過ごされた方

二次募集:
8月25日(金)18時より受付開始
対象:すべての地域の方

締め切り:(一次募集、二次募集共通)

10月15日(日)24時

 

※オプションツアーである「エトセトラ」乗車ご希望の方につきましては、予約手続きの関係上9月22日(金)24時締切といたします。

※二次募集開始前に満員になった場合は、大変申し訳ありませんが募集停止とさせていただきます。
「京都蘖の会」にてお待ちしております。

 

お申込み状況は、こちらの記事でチェック!

 

お申し込み方法

「世話人」みなせ宛への直メッセージ(アメブロ、旧Twitter”X”、インスタ、LINE等のSNS、もしくはEメール)で、下記の4点を含めてお申込みください。

 

①お名前(HN、仮名可)と、お住まいの地域
※みなせと「はじめまして」の方は、所属していた教団、現在の立ち位置など、簡単な自己紹介もいただければ幸いです。

②希望する待ち合わせ場所(広島駅、尾道駅、その他途中駅)

③オプションツアー希望の有無

④二次会参加希望の有無

 

※みなせのもとに確実に届けば、どのメディアを使用いただいてもOKです!
※提携をさせていただいている(一社)陽だまりさまへご相談されているみなさまは、「陽だまり」公式LINEから担当相談員を通してお申込みいただくことが可能です。

 

 

キャンセル料について
最終締め切り日(10月15日)まで無料。

オプションツアーについても、締め切り日(9月22日)まで無料。

※それ以後のキャンセルはランチ代相当、グリーン指定券相当のキャンセル料(詳細は個別連絡)を請求いたします。


「やむを得ず中止」の判断基準について
 下記のいずれかに該当する「止むを得ない状況」になりました折には、大変申し訳ありませんが開催を中止いたします。




1.開催4日前(10月25日水曜日)20時の時点で、国もしくは広島県知事、尾道市長による「緊急事態宣言」 、「まん延防止等重点措置」 およびそれに類する宣言・指示が尾道市下に発令されており、その制限の内容が「広島蘖の会」実施に著しい支障(例:移動ができない、食事ができない等)をきたし、当日まで解除の見通しが立たないと判断される場合。



2.開催前日(10月28日土曜日)20時の時点で、尾道市内に何らかの気象警報が発令され、翌朝までに解除の見通しが立たないと判断される場合。



上記に該当する場合、(判断に迷う状況を含め)お申込みいただいた方々へ速やかに、個別に連絡させていただきます。


その他注意事項
※「広島蘖の会」は、「京都蘖の会」同様「完全事前お申し込み制」です。

世話人であるみなせが特定の個人に参加を依頼したり、特別に招待したりすることはありません。

※お店の予約の都合、および正規の手続きにてお申込みくださった方々を「守る」観点より、「アポ無しの当日飛び入り」等、正規のお申し込み手続きを経ない方の参加は固くお断りします。

 

※ 「広島蘖の会」は、参加者同士がゆっくりコミュニケーションを取るための場です。

よって「広島蘖の会」の場を利用したご自身のビジネスの宣伝や営業、商品の販売、勧誘、集客目的のSNS投稿を厳に禁止します。

(但し、別に定める「宣伝広告料」を世話人みなせにお支払いいただくことで特別に許可します。ご希望の方は、世話人みなせまで直接お問い合わせくださいませ。)

 

※交通機関の都合上、指定した待ち合わせ時間や場所の変更をご希望の方はその旨お申し出くださいませ。
可能な限り対応させていただきます。



※お子さま同伴での参加をご希望の方は、個人的にその旨ご相談くださいませ。都度対応させていただきます。


※やり取りの際に使用させていただいた個人情報は、当会に関する連絡のみに使用させていただき、(ご本人の要望がない限り)当会終了後に削除いたします。

以上

 

「しまなみ海道」沿いの名産であるレモンを使ったスイーツは絶品です!

お土産にぜひっ!!(><)/

 

 

 

↑昨年6月、お着物つながりの、伊賀の「み」姉さま宅で開催した「姫茶会」での一枚。

フリルやリボンいっぱいのロリータファッション、なかなか楽しいです♪

着物の次はロリータやな…などと画策ちうw

 

かつて、とあるチャットルームにて、メンバーの男性からこんな質問をいただいたことがあります。

「女装は変態なの?

頭頂部の寂しい初老の男性が女子高生のセーラー服を着ているのを見たことがあるけど、確かに「んんんん?」となった。
でも、亡くなった桜塚やっくんとかは全然違和感ないし…、どうなんだろう?」

 

 

この質問をいただいたのが約2年前。

その際、みなせ含め、いわゆる「女装をする男性」と、社会一般に「変態」とされることについて「変態講座」よろしく私見をいろいろとでっち上げた結果、なんとも意外なことに得心いただくと共に、けっこう好評をいただいたのを思い出しました。

↑4月、エイプリルフールにかこつけて、セーラー服着てみたみなせさん。

ちなみに、Amazon内のちゃんとしたお店で購入していますのでご安心のほどを(^^;

 

…加えて、昨今世間を騒がせている「ススキノ首無し遺体殺人事件」。

 

 

 

被害者の首を切断して持ち去るという猟奇性のみならず、被害者の男性はどうやら「同業者」だったらしいと…。

 

逮捕された容疑者が、「女装・トランスジェンダー業界」(以下、「ギョーカイ」と表記)で言うところの「純女(じゅんめ)」(注:みなせ個人としては好まないものの、「ギョーカイ」では生身の女性のことをこのように呼ぶ)とゆーこともあり、色々と思うところがありましてですね…。


良い折?ですので、当時でっち上げたカキコミを加筆修正の上、ブログ記事として残しておきたいと思います。

~「女装をする男性」自身の意識と動機について~

 

「ひとりいたら、後ろに30人いると思え」

…などと、まるでゴキブリかネズミのように言われることもある女装者(苦笑)

 

それは大げさにしましても、実際、男性の4人に1人が「一度は女装してみたい」と思っているとゆー調査結果もあります。

…そう、つまり「女装者」、および「女装者予備軍」の男性は、あなたが思っている以上にはるかに多く、あなたの身近にいるのですっ!!m9(・∀・)ビシッ!!


少々乱暴ではありますが、みなせ個人の経験上、男性が「女装」をする動機は、以下の6つに分かれるかな…と感じています。

①自身の「性自認(=心の性)」が女性であり、その「心の性」に合わせるべく「女装」する人。

みなせ自身、常にこの思いである、ありたいと願っておりますし、なにより「女装」をしているとは、寸分たりとも思っておりません。


↓以下、5つのパターンは、いずれも自身の性自認が「男性」である前提です。

②職業上、また求められている社会的役割のために「女装」をする人
歌舞伎の女形、芸人、またNH等の「プロのおネエさん」。
質問にも挙げられた、故・桜塚やっくん氏はこの範疇と個人的に思っています。

稀代の女形として伝わる、芳澤あやめ(初代)

「常が大事」という彼(彼女)の教えは、なにげにみなせ自身の戒めにもなっています。

 

余談ながら、メイクアップアーティストやスタイリスト等、女性の顔や身体に直接触れたり、普段以上に近い距離で接することを生業とする男性は、女性の警戒心を極力下げるために意図的に「オネエ」を演じることもあるそうです。

…確かに、「押忍!パウダーはたくッス!!上向いてくださいッス!!!押忍!!」などとメイクしてくる男臭いメイクさんとか、ふつーに考えても嫌だもんね(笑)

③ファッション、自己表現の一環として女装をする人(「クロスドレッサー」とも呼ばれる)

④あこがれのキャラクターになりきるために女装をする人(いわゆる「コスプレ」)
※一部、「コスプレは女装とは認めん!」とゆー意見もあり

⑤自身の好奇心や変身願望、フェティシズムを満たすために(趣味の領域で)女装をする人。

 

※↓下記は論外
⑥「羊の皮を被ったオオカミ」よろしく、女性に近づき、性的欲求を満たす「手段」として女装をする人。

※みなせ自身を含め、実際には①~⑤の動機が複雑に絡み合っているのですが、その辺りをつつくとキリがないので、わかりやすくするためにバッサリ明確に分類しています)

~そもそも、「変態」とは?~

 

「広辞苑」で「変態」を引いてみると、

「(変態性欲の略)性的行為や性に対する関心が正常でないこと」と定義されています。

 

これに、みなせ自身の経験則を基にして、

「自分以外の周囲の人間に、(確信犯的に)不快感や違和感を与えること」

 

この2点をもって、ここでは「変態」と定義したいと思います。

 

ちなみに、日本製のアダルトコンテンツは、”Hentai”というブランドで、海外にてかなり高く評価(!)されていたりする。

…これぞ、まさに「クール・ジャパン!」ww

 

それはさておき、程度の差や方向性の違いはあれ、すべての男性は、女性や女性の身体、女性が身に着けるものに対して少なからぬ好奇心を抱くものです。

 

↑この作品、けっこう好きw

 

前述の①~⑤のパターンの方々でも、例えば初めてショーツやブラジャーを身に着けたり、スカートを履いたり、さらには「変身した」自身と向かい合う瞬間は少なからずドキドキしてしまうものです。

もっと言えば、男女の別なく、誰もが「変態」的性向を少なからず持っているわけですし、「そもそも『正常』って何よ!?」などと、プリミティブに問い返すことだってできるのであります。

~「女装」と「変態」の境界線~

 

この「ギョーカイ」は、ホンネを通り越して、(良くも悪くも)「欲望」の部分で接する世界です。

 

経験上、いわゆる「女装する男性」の9割が⑤のパターンであり、その大多数の方々が(家庭的、社会的役割を含めて)「男性」としての自分自身とのバランスを取りつつ、「趣味の範囲内」で「女装」を楽しんでいらっしゃる、極めて良識ある人たちばかりです。

 

その中には高い社会的立場を持ち、かつ人生経験も豊かな人々も多く、わたしみなせも、そうした良識ある「お姉さま方」の薫陶をいただいて今日に至っており、そのご縁には感謝しても仕切れません。

…とはいえ、「自身の好奇心や欲求を満たすこと」を、なによりもだれよりも最優先してしまう残念な人が一定数おります。
 

特に問題になるのが、そうした好奇心や性的志向は、(多くの場合、ゑろ本やAV等で育てた)自身の「妄想」、さらにはその人独特の(時に奇異にさえ見える)「欲求」(「フェティシズム」などとも言いますが)と合体し、「衝動」に結びつきやすく、そこへ思慮の浅さ、社会性の欠如、無駄に旺盛な行動力との結果が、時々報道されるニュースになり、結果として「女装者=変態=危険」の図式が強化されるのでは…と思います。

 

~羊の皮を被ったオオカミ~


なにより最悪なのが、⑥のパターン。

「羊の皮を被ったオオカミ」よろしく、一般女性に近づいて「喰う」ために「女装」を隠れ蓑にする、至って性質の悪い男性。

加えて「女装レズ」などと言いまして、「女装した男性」に近づいて「喰う」べく女装する(こうなるともうわかんねーなw)方も、かなりの程度いらっしゃいます。

 

…そもそも「皮」被ってるのはそこだけじゃなかろう…などとツッコミ入れたくなるシモネタ野郎みなせww

 

冗談はさておき、一部の報道によると、ススキノの事件で被害者となった男性も、実はこの部類だったのでは…と言われています。

 

俗に言う「死人に口なし」。

また、「容疑者の供述が全面的に事実だとすれば」という仮定のもとではありますが、わたし個人としては一片の同情の余地も無し、「女装者」の風上にも置けない最悪最低な輩だと思っています。

 

 

年齢を重ねる中で、「ギョーカイ」での立ち回り方もかなりの程度身に付いた現在ではほぼ無くなりましたが、「くみこさん」駆け出しの頃には、この手の輩にけっこう悩まされたものです。

 

たとえば、「女の子同士なんだから、もっとくっついてもいいでしょ?ここ触ってもいいでしょ?(;´Д`)ハァハァ」…などと、鼻息荒く迫られるとか。


「ギョーカイ」のお泊りオフ会にて、「写真を撮ってあげる」などと、わたしに色々なポーズを取らせて何十枚と撮影をする中、「足舐めさせて」とか「今履いてるストッキングちょうだい」などと迫ってくるとか、しまいには「(撮影)場所を変えよう」などと、無人の奥の部屋まで導かれそうになるとか。

 

…一度などは、見ず知らずの相手より「15万円払うからお前でぬきたい」などと、直メをもらったこともありましたっけ。


教訓:
「女(の子)同士だから」などと、必要以上に距離を詰めてくる「女装者」は
極めて危険! 性犯罪者と思って速攻逃げろ!!

内輪同士でやっているならまだしも、エスカレートして「外」、つまり一般の男女や子どもたちへ至り、ついに警察沙汰へ…。

そうしてニュースに取り上げられ、結果として「女装=変態」とのレッテルが強化されてしまうわけです。

…で、こうしたニュースの毎に、「こんなのがいるから、私たち『女装子』の評判が下がるのよ!ホンっト迷惑だわ!!」などと、憤懣やるかたない大声を上げる「同業者」が毎回湧いて出てくるのですが、そんな人ほど「そーゆーアンタらもぉ、陰じゃずいぶんとヘンなことしてはんのんとちゃいますかぁ~~~???」などとツッコミたくなる、腹黒みなせさんだったりしますw

~カテゴリよりも、その人自身~

 

「 ギョーカイ」専門のSNSから、mixiやFacebookやTwitter(現・”X”)へ。

(堂山や新宿三丁目のような)「夜の街」から、昼間の一般社会へ。

内輪の交流から、一般の男女へ…。

 

「みなせくみこ」が誕生した当時よりも、「多様性」への社会的理解が進み、良くも悪くも「女装者やトランスジェンダー」はじめとする、いわゆる"LGBTQ"がごく普通の存在として認知されるようになりました。

 

その恩恵を受けて、わたしみなせ自身も、男女、カテゴリ問わず、様々な分野の方々とのご縁をいただいており、何にもましてありがたいと感じる次第です。

 

それと同時に、一つの問いかけが、常に自身に投げかけられているように感じています。

 

つまり、

 

「あなたが女性であることはわかりました。
では、女性であるあなたは、どんな人ですか?

 

前述の通り、「多様性」への理解が進む中、「女性である」自分自身のことは、以前よりもはるかに認めてもらいやすくなっています。
でも、「男が男である」だけで、「女が女である」だけで、社会や周囲の人々とのつながりができるわけでは決してありません。

「男」、「女」は、社会におけるその人自身を表わす「記号」(それもごくごく基本的な)に過ぎない。

大切なのは、「記号」の向こう側にある、「その人自身」の人間性であり、その部分をもって、その人自身の価値が測られるのです。

 

そんなわけで、「女装は変態なの?」という冒頭の質問に戻れば、

 

1.その人が「女」を「装う」動機は何なのか?
2.その人が「女装」をして、何をする(している)のか?


…その上で(今回定義した)「変態」かどうか、
もっと言えば、「避けるべき危険な存在」なのか、「自身の知見や枠組みを拡げてくれる得難き存在」なのかが判断できるのかと思います。
 

これは、性別に限らず、例えば「宗教二世」、「JW二世」etc…という点でも同じなのではと思っており、実際にみなせ自身の理念となっているところです。


…ついでに言えば、わたしみなせは、世間一般のいわゆる”LGBTQ”ムーブメントからは距離を置いています。

 

"LGBTQ"を前面に出して真剣に発信し、また社会に働きかけている人はわたしの周囲にもたくさんいらっしゃり、そうした方々とその活動には深い敬意を表します。

 

しかし、みなせ自身としては、”LGBTQ”にカテゴリ分けされることはもちろん、自ら”LGBTQ”を名乗ったり、自身の在り方の象徴としてレインボーフラッグを掲げることなどは決してしたくない…と、個人的に思っております。

 

それは、「男」、「女」、「真ん中」、さらには"LGBTQ"などではなく、ただ「ひとりの人間である『みなせくみこ』」としてのみ社会に現れ、人生を全うしてゆきたいと願っているゆえです。

↑それぞれの色にこーゆー意味があったのだと、今回初めて勉強になりました。

「自分自身は掲げない」としても、学び、知っておくことはとても大切です。

静岡県富士市の公式HPより)


~追記:「変態」も振り切れると、その人の魅力になる~

 

「ホンネ」を通り越して「欲望」の部分で接する、「ギョーカイ」に関わって20年近く。

その間、愛すべき、尊敬すべき「変態ども(←誉め言葉)」と関わり、数多くの薫陶をいただきました。

…そのせいか、ひとたびみなせがシモネタぶっ放すと、それはそれはもうエゲツナイ…と一部では評判らしくてですね(笑)

じゃあ具体的に、どんな「変態ども」だったのか…?

 

その辺は「著作権肖像権」とも言えるほどに各自のオリジナリティ溢れる、かつぶっ飛び具合溢れる内容ですのでね。

とてもここじゃあ書けませんわw

追々、リアルに飲みながらでもお話ししましょうかねww


大体、後ろめたさを抱えてコソコソやっているから、「変態」などと呼ばれてしまうのです。
むしろ思い切り、かつクレバーに(←ここ重要!)振り切れてしまえば、もうだれも「変態」とは言わなくなるばかりか、かえってその人にとって唯一無二の魅力にさえなるものです。

 

…そのあたりのごく一部を、かつて「非公開講演」で語らせていただきましたっけ。

 

↑これ、1回きりで終わらせるのもかなーりもったいないのでね。何か活用できないか考えてみたいと思います。


…とゆーわけで、

変態談義を肴に みなせと 飲める人、常時募集ちう!!

(↑そーゆーオチなんかーいっ!!ww)

 

↓「大先輩」、「お手本」という言葉でも足りない、まさに「神」レベルのこの方。

シビアな人生経験に裏打ちされた「ひとりの人間」としての在り方は、みなせ自身究極の目標です。

 

 

※地元「野宮(ののみや)神社」の黒木鳥居に設けられた、「茅の輪」

(ネット上より拝借の画像)

 

早いもので、2023年も折り返し。

京都市内の神社にも「茅の輪」が設けられ、和菓子屋やお土産店には「水無月」が並び、今年も後半戦なのだなぁ…と、いやが上にも感じる昨今です。


水無月の 夏越のはらえする人は 千年(ちとせ)の命 延ぶといふなり

-読み人知らず(拾位和歌集より)

 

 

それから忘れちゃいけない!

「祇園祭」の始まりを告げる「吉符入り(=神事はじめ)」
「宵山」や「山鉾巡行」を中心に、1か月にわたる京都町衆のお祭りが始まります。

 

今年は4年ぶりにフルサイズでの開催に加え、移転してきた文化庁の長官も参加なさるとかで、例年以上に賑やかにアツい夏になりそうであります。
(なお、ガチの京都市民はKBS京都の「祇園祭中継」を、冷房の効いた部屋で眺めるのが定番w)

 

忌まわしき「コロナ騒動」を超えて、しばらくぶりにアツい夏となりそうな中、「初秋の京都蘖(ひこばえ)の会」のお知らせです♪

 

~京都蘖(ひこばえ)の会とは?~


京都(時々滋賀)を舞台に、いわゆる「宗教二世」をはじめ、「親や親族が信じる宗教や組織により、自身の生活に多大な影響を受け、問題を抱えるすべての方々」のための少人数の集いです。

千年のみやこ京都、並びに湖国滋賀ならではの、美しい景色や美味しいお料理を楽しみつつ、なにより参加者同士が少人数で、ゆっくりと深いコミュニケーションを取れることをいちばん大切にしています。



コンセプト等、詳細はこちらの記事参照。


前回(初夏)開催時はこんな感じです…って、すぐ前の記事だなや(^^;

~実施要項~

開催日:
1回目:2023年(令和5年)8月27日(日曜日)
2回目:2023年(令和5年)9月9日(土曜日)
※いずれの日も雨天決行

募集人数:
3名/回(「世話人」みなせを含め、一卓を囲める人数)
※最小実施人数:1名

集合場所:
京阪電鉄三条駅改札に13時
(1回目、2回目共通。参加者のご都合に合わせて変更有)

※今回の集合場所は、京阪電鉄三条駅(=京都市営地下鉄「三条京阪」駅)になります。

地上に出ると三条大橋が目の前にありますので、比較的わかりやすいかと思います。

特に遠方からお越しの方など不安な方は、みなせまでお申し出くださいませ。
丁寧にナビさせていただきます。

 

~今回のコース~
洛中東山、悠久の歴史を見下ろす京の夏


奈良の平城京から長岡京(10年間)を経て、794年、当時の桓武天皇により「日本のみやこ」と定められた京都。

 

三方を山に囲まれ、鴨川、高野川、桂川の三川が流れる京都盆地は、当時の「地相」に鑑み、「四神相応の地」として選ばれました。

 

すなわち、
北に玄武(大岩=船岡山)
南に朱雀(大池=巨椋池)
東に青龍(大河=鴨川)
西に白虎(大道=山陰道)

 

↑いくつか探した中で、いちばん分かりやすかった画像。

元ネタであるこちらのブログも、たいへん興味深いですよ!


桓武天皇が臣下である和気清麻呂と共に、この将軍塚で京都盆地を見下ろし、新たなみやことすることを決定したのです。

 

この際、都の鎮護のために、高さ2.5メートル程の将軍の像を土で作り、鎧甲を着せ鉄の弓矢を持たせ、太刀を帯させ、塚に埋めるよう命じられました。

これが、この地を「将軍塚」と呼ぶ由来です。(公式HPより)

以来「将軍塚」は、みやこ京都における歴史を見守り続け、また激動の舞台ともなりました。

たとえば南北朝争乱の際、南朝方の新田義貞がここ将軍塚に陣を敷き、北朝足利尊氏の軍を敗走させており、また太平洋戦争中には高射砲の陣地ともなりました。

 

また、「源平盛衰記」や「太平記」によれば、日本の国家の大事があるとこの将軍塚が鳴動したという伝説さえ残されています。

近代でも東郷平八郎(帝国海軍元帥)、黒木為楨(帝国陸軍大将)、大隈重信(第8代、17代内閣総理大臣)等の著名な軍人、政治家たちが訪れ、お手植えの松と石柱を残し、ここから京の都を一望して日本の将来に思いを馳せたのでした。

平成26年10月に東山のふもとにある「青蓮院(しょうれんいん)門跡」の「別院」として新築された際に、京都市内を一望できる「大舞台」も設置され、新たな観光名所として人気を集めています。

 


※画像は2016年12月撮影

 

今回の「京都蘖の会」は、桓武天皇はじめ、歴史の要人たちが見下ろしたであろうみやこの景色を眺め、夕には鴨川納涼床でのディナーを楽しみつつ、語らいの時間を過ごしたいと考えております

 

 

※画像は2021年初秋のもの

 

悠久の歴史を体験し、鴨川の涼風の中ちょっとゼータクな京の半日を過ごしてみるのはいかがでしょうか?

 

当日のスケジュール(若干前後します)

13:00 京阪三条駅改札集合。
13:30 三条界隈でランチ代わりの冷たいスイーツ
14:30 循環バスで将軍塚清涼殿へ
15:00 将軍塚清涼殿拝観
17:00 鴨川納涼床にて京料理のディナー
20:00 解散

会費について
現地での実費のみ(交通費、飲食代、拝観料)

※大まかな目安

交通費:¥460(三条京阪~将軍塚清涼殿間往復、ICカード使用可)

将軍塚清涼殿拝観料:¥600
冷たいスイーツ:¥1,000前後

ディナー代:¥6,000前後(税、サ込み、ドリンクは別)

~お申込みについて~
受付開始:
7月8日(土曜日)18時より受付開始(1回目、2回目共通)

締め切り:
定員に達するか、開催当日1週間前。
1回目:8月20日(日曜日)
2回目:9月2日(土曜日)
※両日とも24時最終締め切り

お申し込み方法

①アメブロ、twitter等SNS上のメッセージ、もしくはLINE、みなせ宛の個人メールにてお申し込みください。

 

※みなせのもとに届きさえすれば、どのアプリを使っていただいてもOKです)



※「陽だまり」さまとつながってくださっているみなさまは、公式LINEアカウントからのお申込みが可能です。

※お住まいの地域にかかわらず、全国の方がお申込み可能です。

 

なお、お申し込みの際には、下記の3点を必ず含めてくださいませ。
1.参加ご希望の日(8月27日 or 9月9日)

2.三条駅(三条京阪駅)までご利用の交通機関(例:JR、新幹線、地下鉄、私鉄等)
3.みなせと「はじめまして」の方は、お申込みの際に簡単な自己紹介(お住まいの地域、年代、宗教歴等)もいただければ幸いです。

(オフ会、もしくはオンライン等ですでにみなせと面識のある方については必要ありません。)


 

②世話人みなせより「お約束事項」を、折り返しお送りいたしますので、ご一読の上、了承いただける場合はその旨ご返信ください。
ご了承の返信をもちまして、お申し込み完了といたします。
(一度ご了承くださった方の次回以降のお申し込みにつきましては、この手続きは省略いたします。)

 

お申込み状況は、こちらの記事でチェック!

 

「やむを得ず中止」の判断基準について
下記のいずれかに該当する「止むを得ない状況」になりました折には、大変申し訳ありませんが開催を中止いたします。




1.開催4日前(1回目:8月23日水曜日、2回目:9月5日火曜日)20時の時点で、国もしくは京都府知事、京都市長による「緊急事態宣言」 、「まん延防止等重点措置」 およびそれに類する宣言・指示が京都市下に発令されており、その制限の内容が「京都蘖の会」実施に著しい支障(例:移動ができない、食事ができない、拝観が出来ない等)をきたし、当日まで解除の見通しが立たないと判断される場合。



2.開催前日(1回目:8月26日土曜日、2回目:9月8日金曜日)20時の時点で、京都市内に何らかの気象警報が発令され、翌朝までに解除の見通しが立たないと判断される場合。



上記に該当する場合、(判断に迷う状況を含め)お申込みいただいた方々へ速やかに、個別に連絡させていただきます。


 

注意事項

※交通機関の都合上、待ち合わせ時間や場所の変更ご希望の方はその旨お申し出くださいませ。
可能な限り対応させていただきます。



 

※お子さま同伴での参加をご希望の方は、個人的にその旨ご相談くださいませ。都度対応させていただきます。

(文化財保護の観点より、施設によっては拝観に年齢制限を設けている場合があります。)



 

※「京都蘖の会」は、「完全事前お申し込み制」です。

世話人であるみなせが特定の個人に参加を依頼したり、特別に招待したりすることはありません。
必ず、記載されている時期と手順にてお申込みいただくようお願いいたします。


※お店の予約の都合上、および正規の手続きにてお申込みくださった方々を「守る」観点より、「アポなしの当日飛び入り」等、正規のお申し込み手続きを経ない方の参加は固くお断りします。

 

※やり取りの際に使用させていただいた個人情報は、当会に関する連絡のみに使用させていただき、(ご本人の要望がない限り)当会終了後に削除いたします。

※ 「京都蘖の会」は、参加者同士がゆっくりコミュニケーションを取るための場です。
よって「京都蘖の会」の場を利用したご自身のビジネスの宣伝や営業、商品の販売、勧誘、集客目的のSNS投稿を厳に禁止します。
(但し、別に定める「宣伝広告料」を、世話人みなせにお支払いいただくことで特別に許可します。ご希望の方は、みなせまで直接お問い合わせくださいませ。)

 

重要なお知らせ
わたしみなせが世話人を務める「蘖の会」は、今回の「初秋の京都蘖の会」より、一般社団法人「宗教2世支援センター陽だまり(略称:陽だまり)」さまと連携をさせていただくことになりました。

 

 

今後、「京都(広島)蘖の会」は「陽だまり」内の「自助支援グループ」の一翼としての役割をも担い、「JW関係者」のみならず他宗の「宗教二世」、さらには「親や親族が信じる宗教や組織により、自身の生活に多大な影響を受け、問題を抱えるすべての方々」へ対象を広げて活動して参ります。

 

~連携に至る経緯~
安倍元首相銃撃事件よりもうすぐ1年。

 

この事件を契機に、「宗教二世」の存在はこれまでになかったほどに社会的な注目を集め、「二世」当人たちが次々と声を上げ、また国会での審議や、いわゆる「カルト」とされる教団への法規制や監視の強化等、社会を大きく動かしてきました。

 

この大きな流れの中で、2018年の発足以来6年目を迎えた「京都蘖の会」へご参加くださる方々の裾野も広がり、(良くも悪くも)わたしみなせひとりの手に余ると感じることが多くなりました。

これまで同様に、これまで以上に活動を続けてゆく上で何ができるか…。
常々、力と知恵を貸してくださっている、「広島蘖の会スタッフ」と一緒に考え続けました。

その結果、「二世支援」の団体のひとつである「陽だまり」会員のひとりとして、また「蘖の会世話人」として、「陽だまり」さまと連携させていただくことを決定した次第です。

 

数多ある団体の中から、特に「陽だまり」さまを選んだ理由として、


①理事長である秋本弘毅氏著「エビのしっぽ」座談会や、同氏主催「町田オフ会」への参加が、わたしみなせの「元JW活動」の「起点」であること。

②過去20年間に渉り、「宗教二世」たちのサポート活動をしてきた実績。

③いわゆる「一世」の人をも「主要メンバー」として快く受け入れ、共に活動しておられること。

 

④「オフ会はインフラ、参加者が主役で運営は影」(「エビのしっぽ」より引用)という考え方を、「蘖の会」の基本理念としていること

 

⑤「いろいろな心のある方が、求められている活動ができるプラットフォームを作り、『突出した人物』は潤滑剤、手足、縁の下の力持ち、問題が起きた時の矢面に立つ」(秋本氏のTwitterより)という考え方

理事長秋本氏との個人的なつながりもさることながら、特にこうした点に賛同、共感したからであります。

もとより「(一世、二世、宗派等)カテゴリではなく、『その人自身を大切にかかわってゆく』ことを」最重要としている「蘖の会」です。

「親や親族が信じる宗教や組織により、自身の生活に多大な影響を受け」た結果、抱えている問題は、宗派の別を問わず共通である…そう実感しています。

 

カテゴリや背景に必要以上にとらわれることなく、目の前にいる「その人自身」を大切に…。
「陽だまり」と関わられる方々とつながりを育みつつ、今後も「蘖の会」として活動の輪を広げて参ります。

 

↓みなせの原点となった「座談会」が収録されていると共に、「蘖の会」の基本理念もここを土台にしています。

 

 

 

去る5月27日土曜日、初夏の京都蘖の会を開催しました。

 

「京都蘖(ひこばえ)の会」とは?

京都(時々滋賀)を舞台にした、主にJW関係者のための少人数の集いです。
(いわゆる「一世」、「二世」、「元」、「現役」等々、カテゴリ問わず歓迎!)

京都(時々滋賀)ならではの、ちょっと贅沢なランチとプチガイドツアー。
何よりも、参加者同士がゆっくり深いコミュニケーションを取れることをいちばん大切にしています。

 

コンセプト等、詳細はこちらの記事参照。
前回「早春」開催時は、こちらの記事参照

今回は西方面より1名のご参加。
一対一でじっくりと旅路をご一緒させていただきました。

 

京都駅からひと駅隣の山科駅が、今回の出発点。

 

…なお、みなせさんは、「蘖の会」始めガイド前に「勝負飯」よろしく、モーニングをいただくのが常であります。

この日は「志津屋JR山科駅前店」さまでいただきました。

 

 

「京都市民のソウルフード」と呼ばれる「カルネ」に、オリジナルのカレーパンをコーヒーでいただくのがみなせ好み。

パンを暖めてくれるサービスが嬉しいのだけれど、がっつり暖めてくれてアチアチ、少々食べるのに苦労しました(笑)

 

京阪山科駅から京阪電車に乗車。

琵琶湖を正面に望む、「びわ湖浜大津」駅から「坂本比叡山口」駅を目指します。

 

やってきた電車は、やはり京阪沿線である宇治市を舞台にしたアニメ作品「響け!ユーフォニアム」のラッピング電車。

 

帰路にはコスプレ姿のアニキもおりまして(笑)、あとで調べたら「緑輝(サファイア)」ちゃんとのこと。

 

…ある意味「同業者」の身でもありますのでね。

完成度はさておいても、「好きを振り切れる」のは大切なこと。

あんじょうおきばりやす…などと、少々生暖かい心持ちでお見送りした次第です(笑)

 

 比叡の門前町、坂本を歩く。

 

びわ湖浜大津駅から20分弱。

おしゃべりをしているとあっという間に到着してしまう終点、坂本比叡山口駅。

 

公式キャラ「しょうぐうさん」がお迎えしてくれます。

 

琵琶湖を望む坂本の町は、古来より比叡山延暦寺の門前町として、また延暦寺を引退した老僧が余生を暮らす「里坊」の町として栄えてきました。

 

加えて、この地に鎮座する日吉大社は、みやこ京都の鬼門を守護する役割をも担っておりまして、

実際、京都御所の「鬼門」にあたる北東の角は、(魔物に「角」と悟られぬよう)切り欠きが設けられ、木彫りの猿(日吉大社の使い)が祀ってあります。

 

さらに、この坂本の町は、美しい石垣の町としても知られております。

 

 

自然の岩石をほとんど加工することなく、大きさや形に応じて積み上げてゆく「野面(のづら)積み」を得意とした職人集団「穴太衆(あのおしゅう)」。

 

「石の声を聴き、石の行きたいところに行かせてやる」というのが彼らの奥義。

 

彼らが築き上げた石垣は、時の経過の中雨風に晒される中で、次第に堅牢さを増してゆきます。

 

 

1571(元亀2)年、織田信長による「比叡山焼き討ち」の際にも、この石垣だけはどうしても崩すことができず、その報告を受けた信長はかえって惚れ込み、自身の居城である安土城の石垣に採用、後代の戦国武将たちも競って穴太衆を召し抱えた…という逸話を残すほどに、その技術力は広く知られるものとなりました。

 

現代、その技術を受け継ぐのが「粟田建設」。

滋賀県内の新名神高速道路の擁壁、さらには海外にまで進出しているのです。

 

 比叡山坂本ケーブル

 

新緑輝く坂本をそぞろ歩きつつ15分、ケーブル坂本駅へ到着します。

 

昭和2年開通と、長い歴史を持つ比叡山ケーブル。

全長2,625メートルは日本一の長さを誇り、さらに「もたて山」、「ほうらい丘」2つの途中駅を持つのも全国で唯一であります。

 

車窓からは、雄大な琵琶湖の眺めが広がります

 

乗車時間は11分。

ケーブル比叡山駅到着。

駅前から観る見事な展望!!

 

駅から延暦寺山門までは徒歩約10分。

 

時折聞こえる鐘の音は、来山を歓迎するかのようなBGM。

今回ご参加くださった方、普段はかなりの都市部にお住まいの方でしてね。

「…空気がすごく美味しい!」と、繰り返しおっしゃっていたのがとても印象的でした。

(実際、素人にも分かるくらいに美味しい空気でした!)

 

 精進料理のランチ

 

この時点で時刻は12時半。

比叡山の宿坊、「延暦寺会館」内のレストラン「望湖」さまにてランチ。

 

 

 予約不可ではあるものの、知る人ぞ知る?食事処のせいか、5分ほどの待ち時間で席に通してもらえました。

 

席からの眺め。

滋賀県もまた「源氏物語」ゆかりの地!

来年の大河ドラマへ向けて、盛り上がっているようです♪

 

精進料理が並んだ「比叡御膳」。

肉類を一切使っていないながら、お出汁等々工夫を凝らした料理の数々に、けっこうお腹がいっぱいになりましてですね。

なるほど、比叡山の修行僧の方々は、こうしてパワーを得ているのね…などと納得をした次第です。

 

 

 東搭、根本中堂

 

お腹もいっぱいになったところで、延暦寺の拝観へ参りましょう。

 

まずは、延暦寺会館の正面にそびえる「文殊楼」へ。

 

急な階段に、ビビります。

 

文殊楼を超えた先にあるのが、比叡山の中心をなす「根本中堂」。

平成28年より10年間の予定で続く大改装工事のため、巨大な建屋で覆われています。

 

建屋内には見学用の足場も組まれ、国宝建築の修復現場を自由に、間近で観ることができます。

なぜか展示されている、滋賀県内の書道入選作品。

 

…ちなみに、滋賀県の書道は、「上手」以上に「大きくて、元気が良い」字が高評価をあるようでして…。

この画像では「山」とかですね(^^;

 

修復中の本堂内には、788(延暦7)年、最澄による開山以来、1200年に渉って灯され続けている「不滅の法灯」を間近で観ることができます。

(「不滅の法灯」始め、堂内は撮影禁止の為、ネットより拝借)

 

案内をしてくださったお坊さんによると、特に割り当てもないにもかかわらず、僧侶たち各自が自発的に油を継ぎ足して、この灯を護っており、これが「油断」の語源になっているとのこと。

 

しかし、1200年もの長い期間、ほんとうに消されたことは無かったのか…?

特に、織田信長による比叡山焼き討ちの際とか…?

そんな疑問をぶつけてみました。

 

お坊さんの回答:

信長の叡山焼き討ちでは確かに消えた。

しかし、山形県の山寺にある「立石寺」と、鹿児島県の民家に「分灯」がされており、このおかげで途切れずに済んだとのことでした。

 

1987年、世界中の宗教指導者たちがこの比叡山に会して世界平和を祈った「世界宗教者サミット」の記念碑。

そー言えば、当時の「ものみの塔」(JWの機関紙)では「比叡山ではなくエホバの山に登れ」などと、この集まりをけちょんけちょんにクサしていましたっけw

 

比叡山全体を寺域とする延暦寺は、この「東搭(とうどう)」だけでなく、「西塔(さいとう)」、「横川(よかわ)」の3つのエリアがあります。

 

残り時間を利用して、山内を往復するシャトルバスで横川を目指しました。

 

横川中堂の朱色は、青もみじと見事なコントラストです。

 

 

 ティータイム

 

横川からの帰り道にある、「峰道(みねみち)展望レストラン」でティータイムにしました、

 

参加くださった方は「比叡ぜんざい」(お餅の代わりにもっちりした胡麻豆腐をいただく)を。

わたしみなせは、比叡の湧き水で淹れたコーヒーに、モンブランのセットをいただきました。

 

 

止まることのないおしゃべりの中、青もみじを揺らす夕風が吹く頃には、小さな旅の時間も終わりを告げます。

シャトルバスもケーブルカーも最終便は早い。

 

「美味しい空気」の味わいを惜しみつつ、楽しい一日を振り返りながら、徐々に高度を下げてゆくケーブルカーの車窓を眺めていたのでありました。

 

 ひとりひとりとの「つながりの時間」を大切に…

 

「小さい」ことを最大の強みにした「京都蘖の会」も、この「2023年初夏」の会をもって6年目のスタートとなりました。

 

今回1回目(5月14日)は「参加者ゼロによる中止(=みなせさんやけ酒ふて寝w)」、そして今回27日の開催でした。

 

もとより、参加者の人数はあまり関係なくてですね。

一人でも、ご参加いただければ、その「一人」との「つながりの時間」を大切に、

 

「来て良かった」

「会えて良かった」

 

そんな時間をこころをこめて作って行けたら…そんな風に願っております。

 

(いわゆる「一世」、「二世」関わらず)トンデモな教団の教えに踊らされて、人生まで無駄にしてしまったとすら感じる過去。

でも、そんな日々があればこそ出会えて、こんな満ち足りた時間を過ごせた…。

…もしかしたら、「あの日々」も、ちょっとだけ悪くなかったかも…。

 

そんな風に、ちょっとでも感じていただくことができたら。

そうして、「脱・宗教」の日々を彩ることができたならば、「蘖の会世話人」として、とても嬉しいです。

 

ひとり来てくだされば泣いて喜ぶくらいの、小さな小さな集まり。

それだけに、「つながり」の大切さは身に沁みております。

 

まだまだ騒々しさが続きそうな?「宗教二世」界隈の中で、細く長く…。

今後も「京都蘖の会」を続けて参ります。

 

※次回「初秋の京都蘖の会」は8月下旬~9月上旬にかけての土、日曜日に開催予定。

7月1日(土曜日)に拙ブログにて告知予定、15日(土曜日)午前10時より受付開始いたします。

 

 

 

 

 

なにやらヘボいアニソンか、売れないアイドルの歌にありがちなタイトルではありますが、ふつーの、しかし間違いなくヘボくて売れない…、それ以前にまるでオモんないみなせのブログですw

 

元来遅筆の性質でありまして、ふと気づけばこのブログも「蘖の会」告知板状態な昨今。

こらアカン、たまには真面目にブログ綴ったろ…などと、キーボードに向かった次第。

(…ぃぁ、「蘖の会」も至って真面目なんですけどねw

 

「『かいのしょうただおと』の『よこぐし』」

 

と、初めて耳にしたのは今年初め、出勤途中の深夜ラジオ。

(注:みなせさんは毎朝4時半に自宅から職場へ向かう)

 

いつもなら聞き流すのに、みょーに引っかかって、早速検索してみた。


…ご覧になったみなさまも、好き嫌いがはっきり分かれる絵画かと思います。

 

近年ではホラー小説「ぼっけぇ、きょうてぇ」(岩井志麻子著)の表紙として、また「あやしい絵展」(東京国立近代美術館)のメインとしても取り上げられました。

 

実際、当時の日本画壇においても「穢い絵」(土田麦僊)、「デロリとした絵」(岸田劉生)などと酷評されたこの作品。

 

美の中の醜さ。

醜さの中の美。

 

そんな両極端の要素を丸呑みしたかのような、独特な画風が妙に刺さったのでした。

 

 

それから数ヶ月。

そんなことも忘れかけていた4月最初の週末。

春の陽気に誘われて、京都の桜も見納めかな…などと、ふらりと外出。

 

自宅近くの、民家の軒先

 

花見客でにぎわう渡月橋から嵐山公園を通って阪急電車に乗車。

 

 

 

烏丸駅で下車後、四条通り沿いのATMをハシゴしてお金絡みの用事を済ませつつ、「さて、これからどこへ行こう?…」と思案する。

 

円山公園のしだれ桜と周辺の花見客の波を横目に、清水寺へ上るのも良し。

祇園の切通しから白川沿いをそぞろ歩くのも良し。

はたまた地下鉄に乗り換えて、山科やびわ湖を目指すのも良し…。

「気ままなぶらぶら歩き」に、これだけの贅沢極まる選択肢で悩めるのは、京都暮らしならではの楽しみであります。

 

…ふと、街角で目についたこのポスター。

 

…あの深夜ラジオの記憶が蘇る。

残り僅かな会期も手伝って、まるで呼ばれたかのようにして、会場へ向かったのでした。

 

岡崎、平安神宮の大鳥居の足元にある、京都国立近代美術館。

 

すぐ脇を流れる琵琶湖疏水には、花筏と遊覧船が…。

 

¥1,800の入場料は決して安くありませんが、これもご縁とゆーもの。

「ご縁を感じたものには、時間も手間もお金も惜しむな」で、あります。

 

甲斐荘楠音。

1894(明治27)年、京都市生まれ。

古くは楠木正成の末裔、江戸時代の旗本の系譜を引き、生家は京都御所の東南と、いわゆる「京都カースト」の最上位に位置するという恵まれた家系に生まれる。

 

Wikipediaより)

 

1915(大正4)年、現在の京都市立芸術大学卒業後、女性の官能美を描く前衛的な日本画家として活動を始める。

 

「肌香(はだか)、匂いが溶けてゆく。流れる匂い」

ひとりのモデルに対して、表情やポーズなどバリエーション変えて何枚もスケッチをするなど、女性の肉体美へ強烈にこだわっていた。

 

彼の生涯を紐解くキーワード。

 

「越境」

…他の全てについては、至極真っ当に「アホ」とゆー言葉ががっつり似合うほど鈍感極まるみなせですが、この件については異常にピンとくる。

 

…やっぱりそうか…。

 

 

 

「加えてこの展覧会(「あやしい絵展」)は、彼が「あやしい」、つまりは異端の画家であるとの従来の評価を追認し強化するものとなった。加えてこの(今回の)展覧会においても、その「あやしさ」や異端の理由は、彼の作品が描く女性像の生々しいまでの存在感のみならず、これまでもつねにそうであったように、彼のマイノリティとしての性自認や自ら女装してのポートレートに帰せられた。

(図録内解説「さまざまに越境し混淆する個性:池田祐子・著」より)

 

…そう、彼自身が「女装者」であったのだ。

実際、幼少期よりから歌舞伎や芝居に足しげく通い、時に素人芝居で女形を演じることもしばしばだったとか。

 

後年、彼の作品を初めて見たベルギーの美術史家クリス・デルコン(カルティエ財団館長)は、会場で英語の詳細な説明が無かったにもかかわらず、作者がセクシャルマイノリティであることをすぐさま看破したとのこと。

 

どれだけ化粧を重ね、着飾っても。

男性的な顔立ちとか、青々としたヒゲの剃り跡とか。

全体的な骨格とか身体の大きさとか…。

隠しきれない「男」の部分に、どうあがいても「女性」にはなり切れない自らを思い知らされるのが「女装者」の現実。

 

彼の描く、美醜併せ呑む「デロリとした」女性像は、そんな彼自身の葛藤も内包していたのかもしれません、

 

後年彼は日本画壇のドロドロした人間関係を嫌い、東映太秦撮影所にて映画の世界に身を投じるようになる。

衣装考証として彼がデザインした衣装は、市川右太衛門演じる「旗本退屈男」はじめ、数々の時代劇で使用されました。

 

 

 

 

監督である溝口健二が「アカデミー賞」に、甲斐荘楠音が「衣装デザイン賞」にノミネートされた「雨月物語」。

 

「絵画」と「映画」の間を、「表現の越境」を。

「男性」と「女性」の間を、「性別の越境」を…。

 

「越境」をする者同士は、言葉を介さずとも、ある場合には時代さえも超えて、何か共鳴し合うようなものがあるのかもしれません。

 

ご縁にはお金を惜しまず(笑)

図鑑ほどの大きさと厚みの図録、¥3,200もしたけど買っちゃいました(笑)

 


…ふと気づけば、残りも少なくなりつつある我が人生。

 

人生の前半はトンデモな「神様」に振り回されたとはいえ、後半は素敵なご縁に恵まれ、「わたしらしさ」を存分に楽しむことができているのは、何ともありがたい次第です。

そろそろ、「あちら」で会うであろう人々とのご縁に備えて、今から色々と備えておくのも一興かもしれません。

 

思いもよらない「ご縁」に恵まれた惜春の日曜日。

春の陽ざしに輝く散り桜が美しい、ガラス張りの美術館のロビーで独り座り、ご縁の不思議と展覧会の余韻を噛み締めながら、ぼんやりとそんなことを考えていたのでありました。

 

↓先に紹介した作品の映画版…ですが、まぁとんでもなくぶっ飛んだ作品です。

特に、痛いのが苦手な方は絶対止めといた方が良いですw

 

※昨年「初夏の京都蘖の会」(宇治市)にて

 

現在お申込み受付中の京都、ならびに広島「蘖の会」のお申込み状況をこの記事にまとめました。

 

詳細は、各リンク先の記事をご参照くださいませ。

 

京都(広島)蘖の会とは?

 

~以下、お申込み状況~

 

初夏の京都蘖の会

1回目:5月14日(日曜日)10時半~

2回目:5月27日(土曜日)10時半~

※すべての地域のJW関係者(一世、二世、三世、元、現役問わず)の方対象、ならびに他宗の方も歓迎いたします。

 

1回目:5月14日(日曜日)

※締め切りました。

 

2回目:5月27日(土曜日)

※締め切りました。

 

第2回広島蘖の会

6月11日(日曜日)10時半~

すべての地域の方がお申込み可能です!

 

※締め切りました

 

ぷち蘖の会広島

6月12日(月曜日)11時~15時

※平日の日中に開催のため、ご家族がいらっしゃる方、主婦の立場の方などにおススメです!

 

※締め切りました

 

お申込み方法、並びにお問い合わせ先:

 

アメブロ、Twitter、Messennger等のメッセージツール、もしくは電子メールにて、みなせくみこまで。

 

折り返し、受信確認の旨と「お約束事項(ごくごく常識的かつ基本的ルールですが、昨今は色々な方がいらっしゃいますのでね…)」をお送りいたしますので、ご一読の上、ご了承いただける場合はその旨返信くださいませ。

ご了承の返信をもって、お申込み完了となります。

 

以上

 

「蘖の会」には、(「元JW界隈」の)いわゆる「有名人」や「大御所」などとして扱われるような人はいません。

 

●「一世・二世(三世)」、「元・現役」のカテゴリにとらわれず、「その人自身」を大切にご一緒すること。

(JWオフ会が数多く開催されている)東京圏以外の地域の方々が参加しやすいこと。

●少人数で、参加者同士がじっくり深いコミュニケーションを取れること。

 

「蘖の会」は、この3点をいちばん大切にしています。


規模や華やかさ賑やかさの点では「大規模オフ会」には到底かないませんが、「安心感」と「満足感」は何処にも、誰にも負けない。

 

それぞれの戦いの日々の中の「止まり木」となれるよう。

「独りじゃない」こと、「いつもつながっていること」を実感できる時間になるよう…。

「世話人」みなせ、「広島スタッフ」としてさまざまに力を貸してくださっている大切な仲間と共に常に知恵を絞っております。

 

じっくりご検討の上でのみなさまのご参加、こころよりお待ちしております♪

 

こころをこめて…

みなせくみこ

 

 

…昨日1日(土曜日)より、「中四国、九州沖縄在住の方、並びにこの地域で現役時代を過ごされた方」対象に、以下お申込み受付スタートしています。

 

6月11日(日曜日)開催「広島蘖の会」

 

6月12日(月曜日)開催「ぷち蘖の会広島」

※平日のランチタイム(11~15時)開催ですので、ご家族をお持ちの方には特におススメです!

 

以下、「現地スタッフ」として様々にご尽力くださっている方からのメッセージです。

 

「元JW1世、2世、3世、または苦しんでいる現役の方でも、悩みを話せず困っておられたり、誰かに聞いてほしかったり。

でも(オフ会が開催されている)東京からは遠いので機会がなかった。そんな方に来ていただきたい❗❗❗」

 

※ちなみに、広島から東京までの片道新幹線代(自由席)は、¥18,360かかります!

 

5月20日(土曜日)までは、「該当地域(中四国、九州沖縄)優先」ですのでね。

どうぞゆっくりとご検討くださいませ♪

 

お申込み方法:
①アメブロ、twitter等SNS上のメッセージ、もしくはLINE、みなせ宛の 個人メール にてお申し込みください。
(みなせのもとに届きさえすれば、どのアプリを使っていただいてもOKです)



 なお、お申し込みの際には、下記の2点を必ず含めてくださいませ。
1.ご希望の待ち合わせ場所(広島駅、呉駅、その間の途中駅)
2.みなせと「はじめまして」の方は、お申込みの際に簡単な自己紹介(お住まいの地域、年代、JW歴等)もいただければ幸いです。

(オフ会、もしくはオンライン等で、すでにみなせと面識のある方については必要ありません。)



②世話人みなせより「お約束事項」をお送りいたしますので、ご一読の上、了承いただける場合はその旨ご返信ください。
ご了承の返信をもちまして、お申し込み完了といたします。
(ご了承くださった方の次回以降のお申し込みにつきましては、この手続きは省略いたします。)

 

定員は5名。

(世話人みなせと、現地スタッフ2名を加えた8名=2卓を囲める人数)

 

以上、たくさんの…と言うほどでもないですが、じっくり検討くださった上でのお申込みをお待ちしております。